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NARUTO-ナルト- 597:時空間忍術の秘密 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ38号) その1 「トビの時空間」

NARUTO 597:時空間忍術の秘密 その1 (トビの時空間)

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『奴の時空間忍術は・・・・・』
『オレの神威の時空間と繋がっている!』
 

カカシも確信しましたね、トビの右眼が「オビトの右眼」であることを。
 
さて、久々のNARUTOですが、カラー扉絵のナルト・・いいですね~。 まだちっこい「分身の術すらできなかった」ゴーグルナルトから始まって、今や颯爽とした九尾との共闘モードのナルト。
「積み重ねた年月はただ、“前”へと進む為に――!!」の文字が示す通り、ナルトには「前」しかない。後ろをグチグチと振り返ったりしない。
 
・・・これこそ、今のカカシにも学んでほしいことなんだよなぁ。

今週のタイトル《時空間忍術の秘密》――
 
ついに来たな!と、やや興奮気味です。これからは「時空間忍術の時代」になるだろうと待ち続け、やっと・・・来たかと。

これまた「カカシ外伝」なんですが、ミナトが時空間忍術である飛雷神の術”をはじめて披露して、その圧倒的な力の「差」を見せつけたのが とにかく衝撃でした。
あの時からいずれ「時空間忍術の時代」が来ると予告されていたようなものなのですが、370話で自来也が言っていた《いずれは あの術をナルトに完成させるのが あやつ(四代目)の意志だとワシは思う》・・・の、《あの術》とは飛雷神の術で間違いないだろう!と勝手に確信しております。
 
今週の《成長するナルト》の扉絵と合わせるかのような、タイトル《時空間忍術の秘密》。
 
「時空間」というと忍者の世界と少々かけ離れるようにも思いますが、バックトゥザフューチャーがお好きな岸本先生が、いかに忍術に時空間を採り込まれるか・・今からワクワクしております。
 
今思えば、「ミナト班」・・・ミナト、カカシ、オビト、リン。 あのまま彼らが存在し続けていたら、とんでもない最強の班になっていたんだろうなぁ~・・と思うんです。 ミナトとオビトという、時空間忍術を使いこなす忍が二人も存在したら・・見たかったなぁ。
オビトの眼が、もし血統的に「神威」の可能性を持つ眼だと予測されていたのだとしたら・・あの「ミナト班」というのは特別に選抜された班だったんだろうな・・と思わざるを得ないです。ミナトがオビトを担当させられたのも、分かる気がします。
 
さてさて。
 
前回、神威で飛ばされた螺旋丸を時空間内で右肩付近に喰らったトビ、それでも服が破れた程度ですねぇ・・どれだけ頑丈な腕してるんだか(腕はゴムみたいなゼツ素材だからかな。) ビリビリ服を破って見せた右腕は、小南戦後に付け替えた白ゼツ素材のハズですが(トビが右肩・右腕に攻撃を喰らうのはこれで3回目)・・白い部分と肌色部分があるのは、どうなってるんだろ。
 
そして・・・カカシが見抜いた「一つの術」とは。
結局、トビのズズッという吸い込み術も すり抜けて見える術もどっちも《同じ一つの時空間忍術》だってことです。 すり抜けと思われた術も、ズズズ吸い込み同様の“時空間忍術”だったという事は、さすがの小南ですら見抜けなかった点なんですね。さすが「分析力にかけてはお前の右に出る奴はいない」とガイに言われるカカシならでは(・・というか、カカシが同じ「神威」という時空間忍術を使うからこそ分かったって事でもあるかな)。

『よく分かんねーけど やっと攻撃が当たったってばよ!』

“よく分かんねーけど”で済ますナルトらしさには相変わらず和むけど、でもナルトォ・・時空間忍術については『よく分かんねーけど』で済ましちゃダメなんだってばよ;しっかりカカシ先生の話を聞かないと。
トビの時空間忍術の説明とはいえ、いずれは「父ちゃんが遺した飛雷神の術」を完成させるべきナルトにとって「時空間という認識」を知るための大切な講義なのです。時空間入門編、ってとこかな。
 
この後カカシによる丁寧な「術説明」は、イタチがサスケに説明した難しい「イザナミ」説明にくらべると、実に分かり易い(いかにもガイやナルト向けといった感じ)。 なんか毎回言ってて恐縮ですが《丁寧に術説明がされてるってことは 今後重要になる》ということ・・・今週のやたらと丁寧な「ナルトでも分かる時空間忍術の説明」は、今後ナルトにとって時空間がとても重要になる ということなんだと思います。
 
それに、もし、ナルトが今後《飛雷神の術》を覚えるのだとしたら。
 
時空間忍術を体感するこのトビ戦はナルトにとっても重要なものになるのだろうし、ナルトの先生であるカカシが「神威」という時空間忍術(瞳術)を持っていてナルトに時空間についての手ほどきが出来る・・ってことも大切になってくると思うんです。
今までカカシは、ナルトの師らしいことはあまりしておらず、螺旋丸指導とか美味しいところを自来也に持っていかれ(カカシも螺旋丸覚えていたのにね)、それもカカシの「オレってダメだ」的思いの原因の1つになっていたんです。ミナト先生への恩返しができていない思いから、未だにミナトとの差を感じ、ナルトの背中にミナトを見る始末・・。
 
だけど、もしここでカカシがナルトを時空間忍術に導くことができ、それが「ミナトがナルトに遺した術」の完成につながるのだとしたら…やっとカカシはナルトの「師」らしいことができる。そしてそれは・・カカシがやっとミナトに対して胸を張って報告できることにもなるんです。いろいろな意味で、この闘いはカカシにとっても、すごく重要なのですよ・・・・
 
頑張ってくれ、カカシ!
 

で・・「時空」という概念については、アインシュタイン相対性理論とか理系アレルギーの私には「ジクウ??」になってしまうのでメンドクサイ事は抜きにしますが(笑)、三次元では無い四次元、時の流れが三次元とは異なる世界・・それゆえ一瞬にしての移動等が可能になるのか等と漠然と考えています(漠然・・・それが重要なのだw)。
 
そして、カカシ先生の丁寧な「分かり易い授業」によって明らかになった、以前の雑考での「間違い」を訂正しないといけません;まずは、トビが攻撃を避けるために移動させる体についてですが、体全体を時空間に移動させるわけじゃなくって、体の「攻撃を喰らった部分だけ」を時空間に移動させていた・・・「体の一部分だけを時空間に消していた」のでした。 すみません。
『体の一部分だけを時空間に飛ばす』なんて生身の実体で出来るのか・・その感覚が私にはど~も理解できなかったんですが、ようするに・・・時空間を「水」と仮定して考えて、体の一部分だけを水に浸すようなものなのか?と想像してやっとこさイメージできました(ハァ・・難しいな、時空間)。

そしてもう1つ。これ今までどっちか分からなくて悩んでいたんですが・・
時空間は「公共空間(パブリックスペース)」なのか、「私有空間(プライベートスペース)」なのか?という問題。
瞳術に関しては「私有空間」であることが判明しました。オビトの眼が持つ『時空間』は、オビトの眼専用スペース・・。
 
(つまり・・イメージとしてはこれでよかったのかなぁ;)
 
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「カカシめ・・」
 
時空間忍術といえば、神威だけじゃなくて飛雷神の術もあるし、口寄せの術もそうですよね。いずれも時空間を経由しての『移動』。 その空間は公共(共有)の空間なのか個別なのか迷ってたんですが、全てが術者の「個別の空間」だとしたら、そっか・・・時空間内で他人とばったり出会うことはないのかぁ(悩
以前、時空間とは「この世とあの世の狭間の神領域」で、サクモが焚火していた場所だろうと記事を書いたことがあったんですが、そうなるとカカシの時空間にサクモがいた事になってしまう。 あのサクモはカカシの意識内に仕込んだサクモの「チャクラと意識」だとしたら理解できますが・・・これについてはまだまだ考える余地がありそうです。
 
『奴の時空間忍術は・・・・・』
『オレの神威の時空間と繋がっている!』 

『ちょっ… ちょっと待て! どういう事だ?なぜ奴の瞳術とお前の瞳術が繋がってる!?』 

ガイが言っている『奴の瞳術』という言葉。 
 
トビの時空間忍術が「瞳術」、つまり右眼の“写輪眼の瞳術”であるという事・・・それは、今までの描写(右眼に吸い込んでいたり、神威にそっくりな事)からも確かではありましたが、公式に「瞳術」と言われたのはこれが初めてだったと思います。そして「万華鏡の瞳術」であることも勿論、確定なのでしょう(カカシと同じ神威なのだろうから)。 

こうなったら、う~ん早くトビの「万華鏡の模様」が見たいものです(カカシ=オビトの模様と一致するかどうか)。

トビは今まで瞳術を使う時、右目を見せてきませんでした。小南戦では面が割れたりしましたが、ズズズを使う時は必ず「眼を隠していたり」「後ろ向きだったり」。きっとカカシの模様と一致してたからなんですよね(この話は、当時の感想にも書いてます)。そして・・・
 
『そんなことより何でおれのパンチじゃなくて消したクナイが当たるんだってばよ!?』

“そんな事より”っていうのもナルトらしいんですが、それよりも《消したクナイ》が何で当たるんだ?というナルトの疑問・・・これは当然の疑問だと思うんです。ナルトの概念で「消える=視界から無くなる」というのは、「存在そのものが無くなる、消失する」という意味なんですよね。ナルトはカカシの神威を過去にも目撃してますし、「異空間に飛ばした」という説明も聞いています。だけど現実世界から消えたモノは「もう存在が無くなった」という感覚で受け取ってると思うんです。
でもそうじゃなくって、異空間(時空間)でクナイは「存在している」。 「消える」とは、必ずしも存在が全くなくなったとは限らない。・・・別の空間に存在している可能性もある、ってことです。その感覚は時空間という認識があって初めて、生まれるものです。

 
普通は眼の前から消えたら《存在を消した=もう存在しない》と思うんです。395話で、トビが「消えた」事についてヤマトが言ったひとこと・・・
 
《体全体を消した… 奴は存在を消せるってのか?》
 
でもトビは「時空間に存在した」。
 
これって、イタチが550話で語っていたシスイの最期に似てるんですよね・・
 
《(シスイは)己の眼を潰したように見せかけ 己の存在を消した》・ シスイも“存在を消した”んです。
 
やっぱり、この表現・・・気になりませんか? あれから約1年、ずーっとモヤモヤしたままです。
 
 
 
 
(その2、いよいよ・・・「カカシとトビ」、へ続けます;)