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カカシと万華鏡写輪眼の疑問:カカシは何故、謎の仮面男(トビ)をマダラだと思い込んだのか、という話。

カカシと万華鏡写輪眼の疑問:カカシは何故、謎の仮面男(トビ)をマダラだと思い込んだのか、という話。

忍連合側の人物で、今までトビと顔を合わせた回数の多さで言えば、ナルトがダントツに多いような気がするのですが・・・実はカカシも同じだけ顔を合わせているんですよね。 トビとカカシは今回で合計4回目の顔合わせ。
 
3回も顔を合わせていたのに、カカシは今までずーっとトビの事を「うちはマダラ本人」と思っていたんですよ、それもまったく疑いもせずに(おぃおぃ・・)。 52巻あたりを読んでいると、他の人達は仮面のことをマダラとは断定していない・・・アンコ小隊の1人は「マダラと名乗っている“暁”の男」なんて慎重に呼んでるんです。
なのに、カカシだけはず――っと「マダラ」と断定してる・・・。
 
しかも、カカシが「マダラ」と判断したことはサイ経由でダンゾウに報告され、さらに五影会談でその情報はダンゾウから五影達に伝えられることになります。 そして、その事前情報のおかげもあったのか・・・五影達は突然現れた怪しげな仮面男を「うちはマダラ本人」だと あっさり信じちゃったのです。 極端に言えばカカシの誤認が、五影会談にまで影響しちゃったという事です。
 
カカシはトビと一番多く顔を合わせているし、写輪眼でトビを観察しているし、慎重に判断する男でもあります。
なのに、そのカカシが《一番騙されてた》ってのは一体どういうことなんだろう・・・・?
 
「・・・・人は誰もが己の知識や認識に頼り 縛られ生きている それを現実という名で呼んでな」
 
これは私がメチャクチャ気になってるイタチの言葉なんですが、カカシの誤認もこういうことなんじゃないだろうか。
 
忍世界に限ったことじゃありませんが、「情報の収集と分析、活用」ってのは重要ですよね。それを最大限に生かしてるのが あのカブト(彼は「初登場」の時から自分の情報収集力を自慢しているんですよ・・)。
カカシも暗部での経験があるせいなのか、情報収集と分析に関しちゃあ優秀なんです。 でもその自信、いや過信が「あいつはうちはマダラ本人に違いない」という誤認につながった可能性がある・・・。
 
カカシは自来也からの情報、ミナトからの情報、そして自分自身の目で確かめた情報・・・この3つから「マダラ」という判断を導き出しているんです。
 
49巻での話ですが、四代目に会ったナルトが、カカシに《九尾事件は暁の面してる奴がやったと四代目が言っていた》と報告し、カカシはこう答えているんです、『自来也様が危惧していた通りだ』・・・と。さらに、
『…そいつは写輪眼を持っていた 里に恨みを持ち 里を抜けたうちは一族で 九尾を口寄せできるのは マダラぐらいだ』とも言っていた・・・。
 
トビとの最初の対戦(43巻)で、カカシ自らが発見した「トビの写輪眼」。
それに加え、自来也からの《極めて信頼性の高い情報》から導き出された《暁の仮面をしている男はうちはマダラ》という仮説。カカシの「仮説」は四代目の言葉によって「ほぼ確実な情報」となり、サイ経由でダンゾウに伝えられた・・・(もっとも、四代目はマダラとは言ってないんですけどね;)
 
でもカカシって人は慎重だから、いくら信憑性の高い情報が揃っていたとしても それだけでは確信に至らないと思うんですよ。・・・「五影会談に出発する火影に報告出来る内容」と判断したからには、もっと「うちはマダラ本人に間違いない」と思えるような、個人を特定できる《証拠》に近いものをカカシは握っていたのではないか・・とも思うんですよね。
 
「確実に個人を識別することが出来るもの」といったら「チャクラ」を思いつくんですが、カカシは(チャクラ)感知系ではないし、マダラ本人のチャクラも知らないはず。 その他で個人特定できるものと言ったら・・・うちは一族の場合「瞳術」だと思うんです。
 
うちは一族の万華鏡瞳術・・・それは個人特有ですよね。天照だったり、別天神だったり、神威だったり・・・
しかも万華鏡開眼者は「うちはの中でもほんの数人の、伝説的なもの」という(フガクの話によれば)。
万華鏡の瞳術は限られているんですよね、人数的にも、瞳術の種類も。
 
カカシは万華鏡を開眼するために かなり研究していたみたいだし情報を集めていた形跡があります。
第二部のカカシは天照も須佐能乎も知っていたし・・・・過去の万華鏡開眼者の瞳術も全て調べ上げたに違いないんです。つまり・・・カカシは「うちはマダラ」の個人特有の万華鏡瞳術も、当然どんなものか調べて知っていたと思うんです。
 
トビの「ズズズ・・・」と吸い込む術が、万華鏡写輪眼の能力であることは ほぼ間違いないと思ってるんですが・・・(万華鏡になった眼の模様は読者には「まだ」見せてはくれませんけどね)、 カカシはトビのあの術を、もう3回も目の前で見ているんです。 で、そのうえで「トビはうちはマダラ」と判断している・・・

でもね。あの術って、カカシの万華鏡のズズズと飛ばす瞳術にそっくりなんですよね。その事カカシはつっこまない・・・それも「トビはマダラ」と思い込んでいるからじゃないか。 それともう1つ、カカシがトビのズズズを見ても「マダラ」と思い込んでいるのは、うちはマダラも同じような時空間系の瞳術を使ったのではないか・・とも思えるんです。
 
(ちなみに同じく「かつてのマダラを知っている」オオノキも、五影会談でトビの時空間系の術を見ているんですよね、それでも何とも言っていない・・・・。ということは、オオノキもあの術はマダラの術と同じと思ったんじゃないだろうか)。
 
もしトビの術とマダラの瞳術が似ているとしたら、カカシが『仮面男はマダラに違いない』と確信してしまってもおかしくないような気がするんですよね。 
カカシが誰よりも「騙されてしまった」のは、トビの「瞳術」があまりにもマダラと似ているせいじゃないかと・・・。
 
ただし、まだ今のところ、かつてのマダラとイズナの「万華鏡写輪眼の瞳術」は明らかにされていないんですよね;だからこの話はまだ「推測」でしかありません。(もしかしたらマダラが使っていたのは「天照・月読系」かもしれないので)。 


(次回「カカシはなぜ万華鏡を“開発”しようと思ったのか、という話」に続けます・・・)
 
 
☆長駄文読んでくださって感謝。
 
 
 
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