ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 第570話:九喇嘛!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ08号) ・・・その1

NARUTO №570 九喇嘛!! (その1)

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『さぁ 行こうぜ!!!』
 
長い長い時を越え・・・ 九尾、ついに出陣!!!
 
九喇嘛―――!(叫んでしまいましたよ、) ついに、ついに来ましたね~!
九尾・・・いや九喇嘛とナルトの「共闘」。
 
もうどれだけ待っただろう・・・
NARUTOという物語は九尾とナルトの物語であって、九尾無しのナルトはナルトじゃない・・・ナルトがやっと『本物のナルト』になったというか(何を言っているw)、とにかくよかった。よくやったナルト、よくぞやった九喇嘛・・・!!
ナルト連載開始から12年以上・・・《やっとここまで辿り着いた》感があります。久しぶりにゾクゾクです。
 
今週の感想はとにかく「九喇嘛!」に尽きちゃうのですが、とりあえずは順番にいきたいと思います(すみません今週も2記事です)。
 
・さて、仙人ナルト×九尾チャクラナルトで見せた「本気」。 
 
引き抜いた杭を螺旋丸で粉砕する機転を利かせるところなんて、いやぁ~こういう細かいところでも成長してますね~ナルト。で、九喇嘛のほうは《そう・・・ それがお前だ!!》なんて「やっと」重い腰を上げましたね(やっと、ですね)。さすがは九喇嘛・・・冷静にじっくりとナルトの本心を見定めていると思ってたんですが、『実は』ナルトのほうこそ《九喇嘛の本心》をしっかり見抜いていた・・というのが後に分かるのです。
 
でもせっかく杭を抜いたってのに、孫を縛っているチャクラの鎖は消えなかったんですね・・・なんだ、あの杭はエドテン人柱力に尾獣チャクラを一時的にくっつけたモノでしかなかったのか・・。しかも孫はそれを知っていたのに、あえて「自分を止める方法」でしかない杭を抜く事をナルトに「助け方」として教えていた・・・・。
 
『これじゃお前助けたことになんねーだろーが!!』 (ナルト)
『お前・・それ本当に本気で言って・・・』 (孫悟空
『ったりめーだ!!』 (ナルト)
(こいつ・・ これも・・本気か・・) (孫悟空
 
孫悟空は、ど~やらナルトが自分を本気で「助けようとする」とまでは思わなかったみたいですね; 
ま、それも仕方ない・・・今までの人間は「相容れないモノ」尾獣を止めようとはしても、助けようなんて発想は無かったんでしょうから。だけどナルトは違う・・・ナルトはいつだってそれを実行してきてるんですよね。自分の利益の為ではなく、ただ純粋に本心から助けたいと思う。再不斬の時は彼の本心を引出し、我愛羅の心を救い、長門に希望を再び与え・・・敵を止めるだけではなく「敵を助ける為に」闘う・・・それがナルトです。
 
だから尾獣の事だって本気で「お友達になりてェ」なんて言えてしまうわけだし、本気で助けたいと思う。でも、これも敵のことが「好きだった」なんて言えちゃうナルトならではのことであって、なかなか出来るもんじゃあない。
 
『・・・その前にお前に渡してーもんがある』
『いいものだ・・・ そのうち役に立つぜ』
 
孫悟空が突きだした『拳』。
 
あれ、「拳」は尾獣のあいさつのスタイルなのかもしれないですね。・・・拳と拳で会話したナルトは最初はビックリしたみたいですが、そのうち「ニィ」と笑っている・・・何を貰ったんだろう、すっごい気になるなぁ・・・ 
孫悟空の力なのかチャクラなのか、あるいは言葉のようなものなのか。
 
「拳と拳の会話」ですが、ナルトとビーの場合を見ていると 映像と言葉の両方が瞬時に伝わってる感じですよね。影分身が術を解いて経験値が蓄積されるのと似ているというか、赤外線送受信みたいというか・・・
瞬時にデータが送信されるイメージなんです。 ビリビリと地下茎を通して情報の伝達をしているゼツも、似たような伝達方法なんでしょうか(電気信号・・・?)
 
孫悟空は、杭が抜かれちゃったら再び魔像に戻されるって分かってたんでしょうね。だからその前にナルトに大切なものを託したのかな・・・。 ん~気になる「そのうち役に立つもの」・・・六道仙人から託された何かなんだろうとは思うんですが、いずれ仙人の「封印」を解くための鍵になる一部なのかな・・とも思ったりしますが(はて)
 
(杭が抜けて人柱力から離されてしまった孫は、トビが口寄せした外道魔像に「チャクラの鎖」でズオオ・・と引き込まれる・・・)
 
《チャクラはチャクラでしか捕まえられねェ・・これ常識♪》と以前ビーが言ってましたが、尾獣チャクラを引きずり込むためには魔像のチャクラで捕まえるしかないってことなんですね。 で・・・このズオオ・・と尾獣が吸い込まれる姿を見てると、なんだかなぁ・・・トビが己の眼の中にズズズっと吸い込むのに似てるような気がするんですよ。
 
先週の第569話で、トビはこんな言い方をしているんですよね、『捕えたぞ・・九尾 このまま四尾ごとオレの中に引きずり込んでやると。 《オレの中に》って言ってるんです。「オレの中」というと、例の「トビの出入りしている空間」を思うんですが・・・今週彼がやったのは「四尾を魔像の中に引きずり込む」ことなんですよね。ってことは、「オレの中」=「外道魔像の中」ってことになるんじゃないだろうか? 
 
それが『オレ=魔像』という意味になるかは分からないですが「オレの中(時空間)=外道魔像の吸い込み先」ということにはなるんじゃないだろうか・・・。トビが万華鏡写輪眼で吸い込む空間と、外道魔像が吸い込む先の空間。そこは同じ時空間なんじゃないだろうか・・・・?と。
 
48巻の小南の説明によれば、外道とは「生と死の存在する世界の外側に居ると言われている」。
 
外道魔像の口が吸いこむ先に在る世界は、外道の居る世界=生と死の狭間じゃないかと考えています。つまりそれは「あの世に行く手前」であり、輪廻転生の術でまだ「この世に逆戻りできる世界」でもあり(サクモがいた場所)、もしかしたらその空間は時が止まったような世界なんじゃないだろうか、と・・。
そしてその世界に出入り出来るトビの「写輪眼の瞳力」・・・それは生と死の概念の外にある神の領域の術とも言えます。トビが大事に使い続けている右眼の写輪眼は、まさに「神の威力」(神威)なんじゃないだろうか・・・なんて思ったりするんですけどね・・。
 
『一匹止めるだけでくたばりそうだな』
『しかし出し惜しみは無しだ』
 
『お前らの大切なオレのモノ・・・これでいただく』
 
さて、トビは「一匹止めるだけで・・」と言ってますが、彼は絶妙なタイミングを見計らって四尾をナルトにぶつけ、そして魔像に戻してるんです。
 
ナルトが杭を引き抜いた瞬間にトビは「・・・・!」と即察知し、すぐに外道魔像を口寄せして四尾を戻す準備をしています。 早過ぎず遅すぎず・・・・ナルトが四尾の杭を引き抜くタイミングを待っていたような気がするんですよね。 もっと早く四尾を魔像の中に戻すことも出来たと思うんですが、それをしなかったのは あくまでもトビの目的が《ナルトと九尾の和解》にあるからなんじゃないか・・・と思うのであります。
 
で、ちょい気になるのは『お前らの大切な《オレのモノ》』と言っているところなんです。
『オレのモノ』って・・・・ナルトとは違った意味でですが、トビもまた「オレ」意識が結構強いなぁと・・。
 
トビが言うところの「オレ」。
 
尾獣はオレのモノだといい、そして五影会談では「全てがオレと一つになる」なんて言っているし、「今のオレに力は無い」と言ってみたりする。それに長門の輪廻眼の事を「アレは元々オレのものだ」とも発言している・・・何でも「元々はオレのモノ」みたいな言い方なんですよね。輪廻眼というものも尾獣という存在も、元々はオレの力の一部だといっているように聞こえるんです。
それって、なんだかなぁ・・・黒ゼツが言っていた《全テノ地ハオレソノモノダ》の感覚に近いような気がするんですよね。
 
黒ゼツが全ての大地、生命の源だとしたら・・・トビは全てのチャクラの源のようなもの、なんだろうか。
(だとしたら・・・トビは・・・・)
 
「誰でもいたくない」とか言いながら、これだけ「オレ」にこだわっているトビは、なんとかして本来の自分に戻りたいのかもしれないし、自分自身を取り戻したいのかもしれない・・・。いくつもの人格を感じさせるトビですが、ホント・・・彼は一体どうなってるんでしょうね(ますます謎だなぁ)。
 
そしてトビが言っている「お前らの大切な・・」という言葉。 
 
これは「お前らの、大切なオレのモノ」なのか「お前らの大切な、オレのモノ」なのかによって解釈が異なってきますが、ここは「お前らの大切な、オレのモノ」だと解釈しますと・・・
《尾獣がお前達にとって本当に大切なものなのかどうか》トビは試しているような気がします。《本心から本気で尾獣を大切だと思っているのか》・・・試そうとしているんじゃないかと。
 
そして、それを問う《出し惜しみ無しの最終試練》とも言うべきの、『総完全尾獣化』・・・・
 
いやぁ~来ましたね、これも。
 
二尾、三尾、五尾、六尾、七尾総完全尾獣化・・・とにかく壮観です、いつか怪獣大戦争っぽくなるんじゃないかと思ってたんですが作者のコメントでは「怪獣特撮のイメージ」だとか。
 
「一匹止めるだけでもくたばりそうだった」わけだから、5匹もまとめて止めるなんてのは さすがに今のままじゃ無理ですって・・・。トビは、ナルトが四尾を止めたことで「九尾が動き出す」ことを計算してますよね・・・その為「四尾と和解させたんだろうと思っています。
 
なんだかなぁ・・・今のところ、全てがトビのシナリオ通りに進んでいるような気がするんですよね・・・・・
 
 
 
☆コメント欄は、その2のほうに設けさせていただきます よろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
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