ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO ナルト  579話:兄弟、共闘!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ17号) ・・・その1

NARUTO 579:兄弟、共闘!! (その1)

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『龍地洞、白蛇仙人』
 
今年の劇場版NARUTO、岸本先生がストーリーからデザインまで初参戦なんですね!
「ついに劇場に“本物”がやってくる――!!」って書いてありますが、本物って・・・(笑)
今まで「アニメはちょっとなぁ」と思ってたガチガチの原作派の方も、これは必見ですぞ!
・・・って私も今年は絶対観に行きます、行きたい。 
 
それに巻頭の岸本先生描き下ろし「メインビジュアル」の絵、これがまた・・・・
 
ミナトがやたらとイケメンなのですがw
 
さらにヒナタの露出がなぜか高い;・・・そしてトビは『昔の仮面』で出てる。
むむっ、トビが出てくるってことは こりゃ映画公開前にトビの正体バレは無さそうですねぇ。
 
そして見開きのカラー絵は『木ノ葉の里で居睡する九喇嘛』。
九喇嘛の趣味って昼寝なの?(特技は狸寝入りかな)。 九喇嘛の図太い感じがまたムカつくぐらい可愛らしい。
 
だけどナルトと九喇嘛が『別々に居る』ってことは現状では不可能なんですよね;これはナルトの夢の絵なのかな。
・・・それとも九喇嘛の「夢の中の世界」なのだろうか。
 
 
さてさて、 今週のNARUTOには驚きました!
 
先週末あたりから『もう読んだ』という方から、気持フライング気味(笑)になりたくもなるコメントも入ってたので 何だろうと思ってたんですが、もう吃驚というか いや~気持ち悪いというか。 
 
想像もしてなかった「カブトの仙人モード」・・・・そう来たかぁぁ!でした 
 
しかしカブトが イタチとサスケを前にして《やたらと余裕》だった理由、納得しました。
さすがは意外性の漫画家・岸本先生、読者の「第3の答え」期待に応えてくださいます。面白くなってきましたね、この戦場も。
 
・『ボクみたいなインテリはじっと見つめられるのに慣れてなくてね・・』
 
カブト、この戦争中 やたらと自分のことを《インテリ》って言ってますよね。
 
インテリ、つまり前線に立つ役割じゃない忍達。 
私達の世界で「インテリ」といえば、学歴があって頭が良くって『いいイメージ』ですよね。だけど、ど~も「忍世界のインテリ」ってのは いい意味だけじゃなさそうなんですよね・・。
昔、綱手自来也の事を「インテリエロ助」って呼んでましたけどwあれも「本ばっかり」で忍術は今一つという「からかい」だったのかな?という気がしてきました。忍の世界では忍者は忍術をどれだけ扱えるかで評価が決まる・・・我々が考えるほど非戦闘的能力「インテリ」は評価されていなかったのではないかと思えるんです。
 
忍世界では「戦闘能力が全て」・・・
マダラなんて医療忍者(医者ですよね)ですら「下っ端」呼ばわりだったし、私達の価値観とは『かなり違う』のは確かです。
 
たとえば54巻、鬼鮫の記憶に出てきた「霧隠れの暗号部と 護衛に付いた鬼鮫ノお話。
暗号部は自分達の事を「インテリ」と呼び肉体派の鬼鮫をバカにしてましたが、イザとなったら『すぐに口を割る弱い暗号部』は「捨てゴマ」として処理される・・・これが忍世界の現実、お荷物となればすぐに捨てられる運命なんですよね;
 
今までそうやって忍世界で「使い捨てのコマ」にされそうだった「インテリ」カブトが 今度はゲーム盤に「エリート忍達」をコマとして並べているわけで、やはり《インテリ派(下っ端、時にはひきこもり)による肉体派(エリート)への逆襲》的要素がカブトの意識(無意識かも知れないけれど)にはあるような気がします。
特に、イタチとサスケという「血統と才能に恵まれた忍」を前にすると カブトの「下っ端インテリの逆襲意識」がメラメラと燃えて来ちゃうのだろうか・・・・?
 
「蛇は体温感知と下で匂いを口内に送り嗅覚感知もする」 (サスケ)
「ずいぶん勉強したな・・・ まるで蛇博士だ」  (イタチ)
 
サスケとイタチの会話、なんだか10年前の会話みたいですけどw・・・・ホント極端にサスケは昔のサスケに戻ってる。 
 
兄弟共闘、「ぎこちなくなる」んじゃないかと余計な心配してましたが 何のことは無い・・・「全く自然」。
昨日まで一緒に生活していたような会話をしてる・・・これも「意外」でした。兄弟、親子「血のつながり」ってのは こういうモノなのかもしれませんね。
 
「調べたさ・・大蛇丸を倒すためにな」
 
・《大蛇丸を倒すため》・・・
 
先週も思ったのですが《サスケは大蛇丸を「倒す気満々」でいた》というのが改めてずいぶん強調されてるなぁ・・と。 これならサスケは《自ら木ノ葉の敵・大蛇丸を『倒すために』出向いていったのだ》なんて解釈も出来るんじゃないか?と・・。そうすればサスケは『里の英雄』とも言えるはずなんですよね。これもイタチの「道標」によって導かれたモノだったのでしょうか(少々危険な道標ではありましたが)。
《サスケなら大蛇丸を倒す》だろうと、イタチは信じていたのかもしれない・・。
 
「でもただの蛇博士じゃあこのボクは倒せないよ!ここはボクのフィールド… 自然がボクの味方をする」 (カブチョ)
 
・ボクのフィールド。
 
カブトがいた場所は洞窟みたいですが、あの気になっていた「小さな鳥居」・・・あれはもしかしたら「龍地洞」への入り口結界だったのでしょうか(龍地洞については後述)。
 
・そしてカブトの蛇攻撃をダブル須佐能乎で防御・・・・
 
って、イタチは『完全防御』で蛇を須佐能乎の手で抑え込んでますが、サスケはさっそく斬っちゃってますね。 
サスケの着ぐるみなしの須佐能乎(第1形態)も表情が今までより柔らかいように見えるんですが、思い込みかな(笑
 
だけど、どちらの須佐能乎も今度は手が4つありますねぇ(今までは3つしか見えていなかった)。
そしてサスケの永遠の万華鏡須佐能乎は顔はまだ1つ・・・マダラの須佐能乎のように「マダラ×イズナ」2つ顔を持った須佐能乎ではないですね。
 
「トラップでもあると見ておけよサスケ・・」
「手荒いぞサスケ!殺すなというのは分かってるな!」
「サスケ!」
「サスケ気をつけろ」
「サスケ焦るな!」
 
579話でイタチが《サスケに注意したセリフ》達ですが、イタチ「兄さんモード」全開ですな!
 
イタチとサスケ共闘のやり取り見ていると、カカシとナルトのやり取りを連想しちゃうんです。 
基本的に似てると思うんです、イタチとカカシって・・・ 
冷静だし、慎重に相手の出方を見て分析、それから作戦を練るタイプ。 あえて「後攻」を取る・・・頭脳派ならではというか、これも戦闘経験の豊富さからくる自信といいましょうか。 そして簡単には自分の手の内は見せない。
 
もっとも、インテリカブトだって本来は「写輪眼相手には簡単には手の内は見せない」タイプではあります(「うかつに手の内を見せるとコピーされちゃうのが関の山ですから」なんて言ってたことがある)。 
なのに平然と手の内を見せびらかし、ご丁寧に説明までしていく・・・これは《相当自信がある》証だし、かつ写輪眼に対抗できる能力があるという事になる。
・・・だからイタチは慎重すぎるほどに慎重になってるんですよね、「この自信の源は何だ?」と冷静に出方を見ている。自信満々で突っ込んでいくサスケとは このあたりにまだ「差」があるのでは・・・。
 
サスケ、『兄さんの戦い』を よく眼に焼き付けておくんだぞ・・・!
 
・しかし、カブトもこれほど自分の体を改造していたとは・・・・・!
 
『流動的に肉体変化する能力だよ・・・ 体の体液を使って分離する… 脱皮に見えるのはそのせいだね』
『これは鬼灯一族の肉体変化能力を調べ応用し生まれた技術だ』
『君も知ってるだろ? 水月だよ 彼は人から水へ …水から人へと変化する』
 
鬼灯一族の「水化の術」、穢土転された満月兄ちゃんもドロドロ~っと水を滴らせながら水鉄砲の術使ってましたし、ご先祖の二代目水影の分身(蒸危暴威の子供分身)もズリュリュっと腕を刀状に変化させてましたよね。
物理攻撃を無効化出来たり どこでも侵入で来たり、おまけに形も自由自在に変えられるし(下半身を人魚にして泳いだり、腕を刀にしたり。) 己をアートに出来そうなぐらい肉体を自由に形作れる・・・便利な能力ですねコレ。
 
で、今回カブトが使った水化の術、その『ドロ~~』っとした溶け具合。
九尾事件時、仮面が四代目の攻撃を喰らって腕が簡単に《ズリュ・・・》と溶け落ちてましたが、溶け具合が似てるんですよね;
 
仮面が腕に使っている「ゼツ素材」は『柱間細胞』に『鬼灯一族の変化能力(変形能力というか)』を加えて出来上がった技術なのかな?なんてヘンな想像をしてしまいました。無様の分裂能力といい、水月の特殊能力といい、まだまだどこかで応用されていそう・・・。
特にマダラの協力者「あいつ」は医療忍者(下っ端)かもしれないので、霧隠れに潜みながら鬼灯一族を調べていた・・なんてこともあるかと想像してしまいましたが。
 
『そしてかねてよりボクが持ってる圧倒的回復力・・』
『と言ってもこれは元々うずまき一族の女の体を調べ得た回復技術・・・』
『君のよく知る香燐だよ』
 
えぇっ、あれは「香燐」の能力を取ってきたモノだったのか。
 
何度も「疑問」として取り上げてきた『カブトの圧倒的な回復能力』ですが・・
このブログでは「カブトは千手系か六道次男系の血統なのではないか」と書いてきたんですが、実はこの能力も「後天的に付けたもの」だったとはねぇ。
ちなみに、カブトが千手など六道次男系の血統とは『思えない』点もあったのは事実です。例えばカブトはそれほどスタミナを持っていなくて兵糧丸を欠かせなかったし、『圧倒的回復』をした後はチャクラを使い切って倒れていたりとか。・・・そういうところに「付け焼き刃」のリスクが出てたんですね;
 
・そして香燐ですが・・・やはり、うずまき一族でしたか;
 
彼女は完璧なうずまきレッドの赤髪だし、特殊な回復能力、そして特殊感知能力(嘘も感知、ナルトやミトの敵意感知に近い)。 なので今までずっと『香燐はうずまき一族』を前提で話をしちゃっていましたが、
・・・考えたら今まで「未公認」だったんだ(おぃ 
 
読者はあまり驚かなかったと思いますが、サスケにはコレ「衝撃の事実」だったと思います。
 
「・・香燐がうずまき一族だと?」
 
よりによって「ナルトと同じ一族」。 (ちょっと信じたくなかったかな、)
サスケが「自分に必要と思って選んだメンバー」が「ナルトと同じ一族」だったという事実に「複雑な気持ち」になったのではないでしょうか。
「ナルトを求めてしまう気持ち(ヘンな意味じゃなくて)」を断ち切って否定しようとしてるのに、それでも運命的に付いてくる「ナルトの影」(・・・って、悪いことじゃないのですが)・・・ 
今のサスケは毒気が抜けてますが、前みたいな闇状態だったら もっと『拒否反応』起こしてしまったかも。
 
カブトは「うずまき一族」の説明をするのに《香燐・長門・クシナ》を思い浮かべているようですが でも彼は長門とクシナは直接知らないですよね; しかし「生命力はゴキブリ並み」って・・・ もう少しマシな喩えをしなさいってばね!
あ、あと四尾の老紫も完璧うずまきレッドなのですが、彼については「不詳」のまま終わりそう・・・(うずまき長門、うずまき香燐にうずまき老紫?)
 
 
・『この忍世界で才能の無い者は存在すら否定されるけど… 才能が無いなら無いで ある所から奪い己に付け足していけばいい…』
 
このカブトの台詞 サスケは全く気にせずスルーしてますが、実はすごく凄く重たい言葉です(サスケは重吾の能力をカブトが持っているのかどうか・・・こればかり気にしている)。 
 
う~む・・・ナルトだったら この言葉をいい加減に聞き逃さなかったかもしれない、なんて思うんです。
 
サスケは敵の能力分析を優先する。
ナルトは敵の「心」を読もうとする。 
 
そういうところが、サスケとナルトの「戦いで重視するモノ」、「敵との向かい方の基本的スタンス」の違いなんですね。
 
 
 
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