ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 598:粉砕!!!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ39号) その2 (神威VS神威)

NARUTO 598:粉砕!!!! その2 (神威VS神威)

 
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『・・・・・・・』
 
 
(その1の続きです。)

で・・・ナルトの『オレ一人で突っ込んでんじゃねーよ!九喇嘛を忘れんな!』 『それにビーのおっちゃんに八っつぁん ゲキマユ先生にカカシ先生も居る!!』 に反応してる、次のコマのトビのこの顔。 模写なんで表現できてませんが、ジャンプの絵を見て頂ければ・・・またナルトの発言に《ドキッ》とて何かを感じている表情なんです。 トビ本人もおそらく分かってないだろうと思うんですが、かつての自分を見てるんですよね・・・だから時々ドキッとしたような、ちょいと嬉しそうな反応をしちゃうんです。 
 
トビがナルトの発言に「ドキッ」としたような、ちょっと嬉しそうな表情を見せたのはこれで何度目かなぁ、把握してるだけで・・・

1回目(564話)、ナルトがトビの誰でもないに怒って「てめーはてめーだコノヤロー!」「ぜってーその面ひっぺがしてやる!」と宣言した直後。
2回目(594話)、ナルトが「それがオレの夢だ!!! バカヤロー!!!!」と叫んだ直後。

似てるんですよ・・・ナルトが挑発する発言と、かつてのオビトの口調が。
《お前にやるもんなんて な―――んもねーよ!》とか《いずれお前なんか追い越してやる!!》とかね・・。

本質的に似ていると思うんです、ナルトとトビって。今現在のトビが表面的にやってる事、目指してるモノはナルトが目指すモノと『逆さま』のように見えるけれど、願っているものは同じなんじゃないかと思うんですよね・・・誰もが争わない、憎しみが無い、悲しみが無い世界にしたいっていう意味では。 
ただしナルトは現実で仲間と共に実現可能だと思ってるけど、トビは誰も信じられないから自分一人でやるしかないと思っていそうな点では真逆。 でも、トビが分厚い仮面で隠す「熱くって優しい本質」は、ナルトにとっても似ている・・・とも思えるんです。

トビは頑なだけど、悲しいほどの優しさを感じてしまう・・・ってのは、やっぱりおかしいかなぁ?でも、理屈抜きに感じてしまうんです、なんだか守りたくなってしまうような・・・たまらない切なさがトビにはあるんです。

『オレとの勝負で勝ち越してるお前が…』
『この程度で老いぼれちゃいないハズだよな…!? カカシ』
 
(ナルト… お前がオレの部下でよかったよ)
 
『いくぞ・・・ ガイ!』
 
『我がライバル!!そうこなくては!!』
 
カカシ、強いな・・・。 かなり辛い状況だと思うんですが、覚悟決めたみたいですね。部下のナルトだって友達のサスケを引き受ける覚悟してるんだから・・。
 
いつのまにかカカシが勝ち越してたライバル勝負、・・って、半分ぐらいはジャンケンのような気もしないでは無いですが、でもガイが真面目に「写輪眼対策」なんてしてるところを見るとガチ勝負もあったんでしょうか(見たいなぁ)。ガイにとってカカシとの勝負が人生最大のイベントのような気がしてるんです、ガイが一番熱くなるのはカカシに勝つための努力であって、ガイはカカシ在っての自分のような気がしているのではないかと・・・(カカシ、多くの男に愛されてるな、変な意味ではなくw)。 
カカシに勝ち越せば「天才カカシに勝ち越している」と自慢できるし、カカシが勝ち越せば「さすが我がライバル」とこれもまた自慢・・。 いや、どっちかというとガイにとっては『カカシが勝ち越してくれてる状態』がベストなんだと思います。 ガイにとって、カカシは常に「先を行く」存在であってほしいんじゃないかな、自分を高めてくれる憧れの存在として。
 
ガイにとって、カカシは英雄(ヒーロー)なんじゃないのかな・・。
 
《残りのチャクラを考えても… できてあと数発… 》
 
「連発できない借り物の力など恐るるに足らん・・・」
 
おぃカカシィ、あと数発もいけるんですかい!?とちょっと驚きです。・・・今まで2発ぐらいが限界だったような・・・。ここにきて既に3連発で心配してるのに。 兵糧丸ってご意見もありましたが、何か強力な薬とか、バ・・強力兵糧丸でもあるのかな。 しかし、かなりチャクラコントロールに慣れたんでしょうけど、カカシの写輪眼に関する成長率は凄まじいものがあって、うちは一族に引けを取りません。
これは天才カカシならではのことであり、他の人物ならこうはいかなかった・・・と思ってます。そして何よりも、カカシには「意地」ってもんがあるのですよ。トビには「託したものを蔑ろにされた」ような事を言われたけど、カカシはどれだけオビトの眼を大切にしてきたか・・・・!
 
オビトが「生きてたら」これだけ使いこなしたハズだという思いから、カカシは必死に努力してきたハズなんですから・・・ 分かってるでしょーが、オビト!(殴)って気分なんですが、あの後、カカシとオビト(とリン)に何があったか分からないからなぁ・・・・。
 
そして、ついに二人は、「拳」を合わせることになる・・・
 
「眼」で。
 
 
『本当の神威の力… 思い知れ!!』 (スゥ・・)
 
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《この神威… 絶対にタイミングはハズせない!》 (スゥ・・・)
 
 
ぁあぁぁ・・・・・ついに来ちゃいましたね、この時が・・!
 
神威VS神威。・・・・・やはり、トビの右眼には、カカシと同じの『オビトの万華鏡写輪眼』模様。
 
この数年間「トビがカカシと同じ万華鏡写輪眼の模様を見せたら卒倒モン」なんて書いてたもので・・・ホント、この絵を見た瞬間は、時間が止まったような気がしちゃって、しばらく次が読めませんでした。
いつかは、この時・・・《二人の万華鏡が一致する日》が来るだろうと覚悟はしておりましたが、その時こそ事実上二人の「再会」の時になるのだとも思ってました。でも本当にこの時が来ちゃったのだと思うと、涙がドッと出てしまって。 
 
・・・・カカシと「オビト」の再会。
 
万華鏡写輪眼の模様が「一致する」ということは、紛れも無く同一人物の証拠です。
この日のこの演出のために、作者は万華鏡写輪眼は個人によって模様が違う=個人特定可能》設定をつくったんじゃないか・・・とすら思えてしまって。
 
そして、今までトビが頑なに万華鏡写輪眼の「模様」を見せなかったことも、読者に見られたら「正体が分かる」事を意味していたんです(※小南戦では仮面が割れて右眼が見えてましたが、神威を使う時は手で隠したり、後ろを向いたり)。 
そして、トビがうちは一族であるのは「うちは火炎陣」など使っていることからもほぼ確実だと思いますが、うちは一族の万華鏡ユーザーがオビトの眼を移植していたのなら「永遠の万華鏡模様」になっているハズなので、カカシと同じ模様になることもないのです。 もうこれは本人、という確率が上がったわけです・・。
 
ついに、最後で最大のヒントだと思う「トビの万華鏡模様」が出たことで・・・私もついに「現実」を突き付けられた気がしまして(って、なぜ今頃・・・)。やっぱりオビトだったんだね…と思いしらされたようで、涙が止まらなくって思考も停止しました;
 
神威VS神威・・・オビトVSカカシ。
 
ホンモノの神威VS借り物の神威。
 
考えたら、トビの瞳術名も「神威」だってのは、公式には今回初めて登場したんですね;そういえば。先走って勝手にトビの術も「神威」と呼んでましたが、ホントは今回初めてです。ただカカシのとトビのでは多少違うのは、カカシが本人じゃないからなのか、あるいは左右の眼で微妙に違いがあるのか。いずれにせよ、オビトの眼は両眼とも基本は「神威」ってことなのでしょう(万華鏡でもイタチ・サスケみたいに片方ずつ違う瞳術の場合は「須佐能乎」まで開眼できる稀な眼ということらしいので)。 
基本」って申し上げたのは、もしかしたらプラスして(本来なら十数年に一度の)別天神をオビト眼でも出来るんじゃないかと想像してるからです。トビが無限月読という強力な瞳術を使おうとしているという事と(本人が使うのかどうかは微妙ですが)、相変わらずシスイとオビトは兄弟じゃないかって疑ってるからです;
 
トビが「そんな術」といった理由は、自分の術を卑下していたのかと思いましたがそうじゃなさそう・・・トビは「うちは」にも「己の術」にも誇りを持っていそうですね。だけど、カカシの神威は「借り物」・・・だからそんな術。 
 
どっちがホンモノ?っていうけど、借り物神威が本家本元の神威を超える事だってできると思ってます。そりゃ、確かに「アナタ(カカシ)の体はその眼に合う体では無い」けれど、カカシにはぁ意地がある。
カカシの左眼には、オビトから託された大切な意志が在り、カカシはそれを忘れたことなんて一度だってないのだから。蔑ろだなんてとんでもない・・・それこそ大切に大切にしてきたじゃないか。神威を開発してからも、仲間を守る力としてしか使ってこなかった。
借り物ではあっても、その中に在るオビトの意志は本物。そして、少なくとも今のトビ(オビトって言っていいかな)よりも、純粋なあの頃の意志がカカシの眼には在る。だから・・・負けるはずがないのだ、負けちゃダメだ!と言いたい。

578話マダラが《オレの術でオレがやれるか・・》と呟いていたのが、ずっと気になってたんです。
神威でなら神威を征することができるのかもしれない。 
神威という瞳術によってというよりは、そこに宿る意志の力によって・・・
 
うちはの兄弟は互いのスペア、そしてうちはの瞳術は片方の眼の術をもう片方が止める(天照、神威)・・互いに寄り添い、助け合い、そして暴走を止める。「力」を誇示するために使う神威と、大切な友を「止める」為に使う神威では、どちらの意志が勝つかは明白です。
 
神無毘橋にカカシが置いてきたモノが、サクモの折れたチャクラ刀に宿るあの頃のカカシの意志であるのなら・・・ 神無毘橋にオビトが置いてきたモノが、カカシの眼に宿るオビトの意志なのかもしれない・・。
 
つまり、カカシの神威に宿る『神無毘橋にオビトが置いてきた、あのころのオビト自身の意志』こそが 今のオビトを制する事が出来るんじゃないだろうか?
今一度、あの時に精神だけでもワープして、お互いが忘れかけているものを「拾う」必要があるんじゃないだろうか・・・・。
 
舞い上がる岩の光景は、二人をその場所へ誘うためなのだろうか・・とも思ってます。
 
 
 
(って、3に続きます。いよいよ面が割れる・・・)