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NARUTO-ナルト- 598:粉砕!!!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ39号) その3 (お前は誰だ!)

NARUTO 598:粉砕!!!! その3 (お前は誰だ!)

※その2(神威VS神威)の続きです。
 
トビが次に神威で飛ばしてきたのは『尾獣の力を拘束する呪印付きの杭』。
 
こんな巨大な忍具まで時(自)空間からピュンピュン飛ばせるなんて・・・神威って凄すぎだってばよ。
 
これほどの瞳力、そして呪印も扱え術にも長け、スピードも九尾チャクラモードのナルトについていけるほど速い。 体術もかなり出来るし、トビはとんでもなく優秀な忍といえそうですし、家系敵にもトンデモナイのだろうと思います。これだけ神威を使いこなせるのも『その眼に合う体』オビト本人だからだと思うし、オビトは元々類まれな才能の持ち主であって、周囲の期待も大きかったんじゃないかと思ってます。大器晩成の落ちこぼれ型天才なんですよね、その点もナルトと似てる。
 
カカシとガイが動き出したのをナルトは「!」と気づいて、早速カカシとの連係準備に出るんですが、今回は「シナリオ(相談)無しのぶっつけ本番」・・この「シナリオ無し」ってのが重要なトコなんですよ、これ。
前回の螺旋丸攻撃の時は、四人で集まって作戦会議して、カカシが細かく指示出してましたよね・・・「カカシのシナリオ」通りに動いていた(で、トビはそれをジッと見つめてた)。でも今回は台本無し。
尾獣モードのナルトは影分身して螺旋丸を持って突撃し、本体はビーに隠れて尾獣玉を作る・・・。
 
そして、影分身ナルトが「チラっ」とカカシを1回見ただけ・・・それだけです。
だけど、カカシはそれでナルトの作戦を読み取ったみたいですね。 こういうのこそ、『さすがカカシの理解力』っていういうべきなのですよ・・!きっと。
 
「神威!」 
 
(カカシの神威)VS(トビの神威・・杭飛ばし) 借り物と本家の《拳》のぶつけ合い。
 
(前と同じパターンだと思ったトビは、今回はすり抜けず、神威での杭飛ばしでナルトを攻撃する・・
杭攻撃を受けたナルトは《ボシュ》と消え、トビはナルトの影分身が「自分の神威(杭の攻撃)で消えた」と思い込む。)
 
『・・杭のほうが早かったな …カカシ』
『これで螺旋丸も飛ばしそこねた ・・・また神威の無駄遣いだな』
 
ってぇ、えぇカカシ・・・!?
 
倒れて、しかも写輪眼から血が流れているではないですか・・・!?
今まで神威で流血は無かったですよね、カカシの姿を見て、こっちまで血の気が失せました・・・・ペイン戦以来の悪夢が脳裏をかすめる・・ 私はてっきり、眼から血ってのは「天照」特有症状だと思っていたのですが、天照に限らず過多な負担がかかると流血になるのでしょうか。 カカシも今日これで4発目の神威なので(しかも「一体」を飛ばすのはチャクラが要るハズ)、カカシの体への負担も相当なはず。でもカカシは、命かけても友を救う覚悟したのかもしれません。今、ここでオビトの為に神威を使わなくてどうする!みたいな・・・
 
まるでこの時のために、神威を預かったように・・
 
今までカカシの視力は低下している描写が無く遠くまで見えていたので、カカシの場合は移植眼でカカシ×オビト2人分のチャクラが混ざり事実上永遠の万華鏡状態になっているんじゃないかと推測しておりました。 
それにもし視力低下する可能性があったら、カカシは万華鏡を開発するだろうかという疑問があったんです。大切なオビト眼ですからね・・。
 
オビトの最期の言葉は、
 
「お前の目になって・・・ これから先を見てやるからよ」。
 
そしてオビトが《眼軸ごと移植してくれ》とリンに指示したのは、眼軸(眼の経絡系みたいなものかと)にはオビト自身のチャクラと意識が宿っているからだったと思ってます。 つまり《カカシの眼になって、これから先を見る為》に。
今までの雑考 (「中からずっと見ていた」についての雑考等でも触れましたが、トビがカカシの墓参やら言い訳やらを知ってるのは、《カカシの左眼に宿る、オビトのチャクラ=意識》がカカシの中から見ていたからで、カカシの中に在るオビト意識は本体のオビト(トビ)と共有していたのかとも考えています。593話の、大蛇丸の『アンコから見てた事件』やら、四代目がナルトの中から見てた・・ってのも、同じ現象かと。
ようするにカカシは《オビトの意識が宿る眼を失う訳にはいかなかった》・・・失明はオビトを二度死なせてしまうようなもんですから。 だから視力低下しない方法(チャクラ錬成など)を研究してたのかとも思ってたんですが、今回の流血惨事にちょいと「カカシ事実上の永万疑惑」も揺らいできちゃいました・・。
 
神威って強力な物理攻撃なので負担も大きいと思ったんですが、実は天照に比べたら負担が少ない瞳術だったのでしょうか。それでも回数を重ねて無理をすれば、眼にも負担が大きいということなのかなぁ(岸本先生、説明お願いしますw)。トビの場合は、柱間細胞(白ゼツ素材)などで負担を無くしている可能性はあるかと思ってますが・・。
 
でも、この「流血」は失明或いはカカシにとっての“限界”を意味する可能性もありだとは思ってます。
 
「いつかは」カカシも、写輪眼のカカシという「託された者」としての役割から解放される必要がある・・と思ってたんです。
写輪眼は彼の命や仲間の命を度々救ってきたのも事実です。だけど同時に、カカシは写輪眼を大事にするあまり、そして写輪眼に体力を取られるために本来のカカシ・・・「白い牙の息子」としてのカカシとしての戦い方は出来なくなってしまう。
 
あの神無毘橋の戦いは、カカシが「父サクモに託された意志を受け取った戦い」でもあるけれど、且つ白い牙の息子としての自分を「折れたチャクラ刀と共に捨ててきた戦い」でもあります。・・・写輪眼のカカシとして生まれ変わるために。
サクモ父さんが三忍を霞ませるほどの忍だったのだから、その息子のカカシはさらにそれを超えてもいいと思うんですよ。つまり大蛇丸自来也を超える能力をカカシも持ってる。 でもカカシは神無毘橋以降、オビトの代理人生を送っているのです。
 
だけど・・・・・もし。
 
死んだハズの親友が「生きていたとしたら」。 
 
これからは、彼の目になって代わりに将来を見据える必要もないし、共闘したければ「雷切」じゃなくっても実際に一緒に闘えばいいのだから。
 
オビトが生きているのなら・・・もう、カカシに託された写輪眼はその役割を閉じたのかもしれない、とも思います。
 
最後にオビト自身を闇から救い、「仲間を助ける」ことさえできれば、その役目も終わるのかもしれません。
 
(今度はナルト本体による巨大な尾獣玉攻撃、トビは全身ですり抜け時空間に逃げ込むのですが・・・ 
そこに居たのは、さっきの神威で飛ばされて時空間内で待機していた《ナルトの影分身》)。
 

『お お前は……ッ!!』

うずまきナルトだァ!!』
 
・・って トビの言葉への返事としてはちょっと違う気もしますがw、先週はカカシのズレた質問にトビがストレートに答えてましたが、今回はトビのズレた言葉にナルトがストレートな答えを言ってますね。
ついにお名前を訊ねる時間ですから覚悟したまえ、と。こういう時のトビは意外とパニくり、オロオロになるんですよね。「お、お前・・」とか「そ・・そうか」とか。

結局、カカシの神威のほうがトビの神威攻撃より一瞬早く、影分身ナルトを神威して時空間に飛ばしてたってことですよね。カカシが「タイミングは外せない」と言ってたのは、トビに影分身ナルトを時空間に飛ばしたのを気づかれないように、トビの神威より微妙な差で一瞬早く飛ばすという神業的なタイミングが必要になってくるため・・・速過ぎても遅すぎてもダメ。カカシはトビ以上の神威のスピードコントロールをやってのけたってことになる。
 
ここまで「うちはの至宝」である神威を使いこなすカカシってのは、メチャクチャ天才なのである(贔屓抜きw)。
 
『てめーは・・・・・』

(しまっ・・・)

『誰だァァァアア!!』

ついについに割れましたね――――!
 
 
顔はまだ見えないけど、後ろ姿は・・・やっぱり前のトビ、オビトですな(うん…と言っていく)。
 
尾獣モードの螺旋丸を喰らってやっと割れるとは、余程頑丈な仮面なんですねコレ・・。
体は薄い服しか着てないのに、顔だけは「超頑丈」な仮面してるってことは、それだけ顔を出したくなかった・・ってことですよね。 自分を見せたくなかった・・・ホントの自分を隠したかった。そしてこれが、事実上のゲームオーバーだろうと思ってます。 仮面を割られる=もう本心が隠せない・・これがトビの穴なのだから。
 
そしてトビは、口先で済まさ無かったナルトには心を開くんじゃないか・・とも思います。 
 
 
この仮面割り、チームワークの勝利ですよね。
仲間を信じていれば出来るんだ!って事をトビに教えてやったってことなんです。 
チームワークの証明であり、トビがこだわる「シナリオ」なんかいらないって事の証明であり、カカシが託された意志を行動で証明したってことなんです。

・・トビも分かったかい?綿密に書かれたシナリオなんて、必要ないのだよ。 
仲間と一緒に夢を実現する「ぶっつけ本番」の第三シナリオってことでどうだろう?
 
 
この「岩が舞い上がる舞台」で。
 
二人の英雄が向き合って・・・ガチで話して。
カカシはサクモから託された意志を再び取戻し、
オビトは自分自身の大切な意志を再び取戻して。
・・・・二人とも、あの日 神無毘橋に忘れてきたモノを拾って欲しいと切に願っています。
 
これからは・・・雷切は形を変えて、「眼と獣」、オビトの眼と、カカシの白い牙(獣)の共闘をして欲しい。 
千鳥は・・・サスケに受け継がれたのだから。

(どうせなら、ガイも入れて「三人」ってのはどうスか?)
 
でもその前に・・。
 
オビトを絶望の底に突き落としたものがあったとしたら、それはオビトが命懸けで守りたかった最愛の「リン」の死なのだろうと思います。 それが忍世界の闇によるものならば、忍世界をぶっ壊したくなるのは・・あのオビトの性格なら分かる気がするんです。そして純粋な彼を「導く」存在はあったはずで、その人物が彼をこの計画に引き入れたと思うんです。
オビトがトビならば・・・彼はただ、リンと一族を輪廻天生させて、カカシにも後悔しないで幸せになってほしかったのかなぁ・・・なんて思います。 オビトは優しい子ですから。
 
トビのここにきての焦り方、余裕のない必死さ、それに較べてやたらと強い意志を見ていると、なんだかなぁ・・・意志は強いけど泣き虫でおっちょこちょいのオビトと重なって仕方ないんです。
でも「世界を敵に回す」なんて、オビトにとってはとんでもなく辛いこと・・・それこそゴーグルよりも頑丈で分厚い仮面を被らなくちゃ出来ない事だったのだと思います。
 
登場人物の大切な初登場シーン。
「トビはいい子だ・・・」これは、その通りなんじゃないかな・・・。
 
いつかは・・・堂々と名乗って欲しいですね、あの時と同じように。
 
 
『オレは あのうちは一族の うちはオビトだぞ!』
『いずれお前なんか追い越してやる!!』

『オレのこの写輪眼が開眼したらな!!』
 
 

・・・十分、強くなったよ、
 
オビト・・・
(・・・・・だよね?と、わたしは思ってる。)
 
 
 
さて・・・お前は、本当に誰なんだってばよ。
 
 
 
 
・長駄文読んでくださって感謝。
 
・来週、時空間から出てきた時のトビ、右顔は岩の下敷きになって出来たケガ痕(シワ)、左顔は無傷と予想していますが・・
 
・トビの「しまっ・・・」ちょっと抜けてる感じ・・。九尾事件で四代目に螺旋丸喰らって「ぐはっ」と言ってたのを思い出してしまう・・・。
 
・四代目が授けた九喇嘛の力が必要な闘いは、「トビ戦後」かな。
 
・カカシは神威開発中、自分の影分身飛ばして試さなかったのかなぁ。
 
だ、誰かカカシにチャクラあげてぇ・・。
 

☆今週も記事、およびカカシ外伝からの雑考追加していく予定です。
 
 
 
☆次週、ついに「誰か」名前が判明すると思われます・・・ 当ブログはネタバレ書き込み厳禁です、どうかご了解ください。
 
 
 
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