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NARUTO-ナルト- 603:リハビリ 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ44号) その1 マダラと人造人間

NARUTO 603:リハビリ その1、マダラと人造人間

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「強がって傷を隠してもダメ」
「ちゃんと見てんだから!!」
 
このオビトの回想に出てくるリン、ちょっとコワいかな・・。 心配もあるんだろうけど、もういい加減にしてよ!みたいな・・軽い怒りがあるような。 よっぽど「いつも」オビトは強がってばかりの印象があったんだろうけれど・・・・口調もかなり厳しすぎだってばよ・・。
 
今週は書きたいことがまとめきらず、4記事になってしまいました。長くってホントすみません。
 
今週もユーモアあり、オビトの真っ直ぐさに心をうたれたりの「ちょっとイイ話」的な回想だったんですが、伏線がテンコ盛りの回でもありました。隠されたテーマが随所に見え隠れしてるようで、とにかく今週は難解とも言える・・。
だいたい「お笑い話の回」だとか あまり話が進まない時ってのは、伏線だのテーマってのが忍ばせてあることが多いですが、今回はまさにそんな感じ。で、今週の話の中で気になったテーマは「3つ」ほど(って、勝手に自分がそう思っただけですが)。 「ありがとう」と、「名前」、そして「ちゃんと見てる」。
これらが今後、どういう形で話に関わっていくのかまだ分からないのですが、とりあえず この3つの言葉を「鍵」としながら、今週話をおさらいしていきたいと思ってます。・・まずは、
 
 
・《ありがとう》から。
 
先週のタイトルが「生きている」で、今週が「リハビリ」・・・とまぁ流れ的に「そのまんま」なんですが、でもこのリハビリ、単純にオビトの体機能回復訓練ってだけじゃなさそうです。ど~やらコレは、マダラの『シナリオ』に予め予定されていた「オビトのリハビリプログラム=オビト洗脳プログラム」じゃないかと思えるんです。。
 
そしてその「リハビリプログラム」ですが、休眠に入ったマダラに代わって 担当してるのは怪しい二人組「白ゼツと、グルグルの人造人間」 (先週魔像にぶる下がっていた「トビ」仮面の中身が空っぽの人造人間)。 
 
彼等は「感情がある」人造人間ってことらしいですが、マダラが魔像から陰陽遁で造りだしたのでしょうか。それに対して、オビトの右半身を埋めているのはただの「人造体」・・・いわゆる素材にすぎないってことですね。
 
しかし、オビト・・この柱間人造体のおかげで「飲まず食わずで生きてられる」って・・・これ、かなりのビックリでした。 なら、オビトは十数年ずっと飲まず食わずで生きてきたの???…ってことは、まさか「出口無い」ってことじゃあ… (・ω・lll)色々考えてしまう。
 
白ゼツ達は「食事をしなくても大丈夫」と言ってますけど、黒ゼツは「食事ノ時間ダ」と言って白ゼツと合体して(死体とか)食べてましたよね。 つまり、黒ゼツ「だけが」食事が必要とする。黒ゼツと白ゼツは根本的に違う存在だという事ですね(しかし、黒ゼツが見当たらない・・・どこにいるのだろう)。
 
「お前らとオレを一緒にするなよ」というオビトに、
「そのおかげで君も飲まず食わずで生きてられるんだよ 逆にありがとうって感謝してほしいくらいだよと言ってる白ゼツ。
 
ここで白ゼツが《ありがとうって感謝してほしい》とポロっと言ってますが、むむ・・・白ゼツ達がマダラに依頼された「オビトのリハビリ計画の最終目標」は、“オビトにありがとうと言わせる事”なんじゃないだろーか。
つまり、オビトに完全に信頼される事・・・それが『リハビリ(という名のオビト洗脳プログラム)の目標』なんじゃないかと思うんです。
オビトは、マダラくそ爺には最初こそ「ありがとう」と素直に感謝の言葉を述べてましたが、その後は疑心暗鬼になってますから・・この段階では、とにかくマダラも白ゼツも信頼してない。つまりまだ彼らのコントロール下には無いんです。だけど、この後少しずつ、オビトはゼツ達を信頼し感謝していくことになってしまう・・。
 
 
・《ちゃんと見てる・・》
 
ボキャブラリーも頭のキレも君より上っスよ!」 (グルグル仮面みたいなほう)
 
「るっせ―-!…ならお前らがオレよりレベル上だって証明してみろよ!」
 
「ボクらが… 」
「君を… 」
 
『見張ってる!!』
 
「声揃えてんじゃねェ―- ムカツク!!」
 
白ゼツはいつもの白ゼツで「大勢のうちの一人」ですが、グルグル仮面風の人造人間・・・こいつはどうやら「これ一体だけ」。 彼は自分の事をオビトよりもボキャブラリーも頭のキレも上》と言ってますが、どうやら冗談じゃなくホントのようだし、気になるんですよね。
例えば、九尾事件の時の仮面・・・・彼はまだ15歳の少年とは思えぬ大人っぽいセリフを発していたり、「人柱力システム」を恨むような発言をしてましたよね。ミナトが施した「契約封印」を知っていたり…なんだか頭のキレも良かった。
 
そして、オビトに「オレよりレベルが上の証明をしろ」と言われ、彼らが言った《ボクらが君を見張ってる》ですが・・・つまりゼツ達はオビトをちゃんと見てる。 上の立場から・・見張られている、監視されてるんですよね。 
オビトは監禁され監視されてる状況なわけですが、ゼツ達は13歳の少年相手に「うん○ネタ連発」で心をしっかり掴み?《こいつらバカだなぁ~》と思わせて気を緩ませてる・・・ むむ、なかなか巧みなやり方ですな。
 
「リハビリを手伝ってるのはマダラが起きるまでに君を回復させて使えるようにって命令されてるからだしィ…」
 
「ケッ!」 「…こんな口先だけのデク人形共に見張らせて自分はおねむかよ!」
 
ん~オビトはまだ、この『木偶人形』もマダラくそ爺のことも甘く見てますよね。そして信頼もしていない。 
 
何よりもオビトは大の「口先男嫌い」だから、ベラベラ喋ってるだけの口先人形共は軽蔑の対象でしかないのかも(口先だけか、口先じゃないかがオビトの判断基準)。 でもマダラさんは、オビトのそういうところもよ~く分かっていて、それさえも上手く計算してリハビリプログラムを作成してるように見えるんですよね。 
つまりこのリハビリは「木偶人形たちが口先だけじゃない」事をオビトに証明してみせ、オビトの信頼を得るためのプログラム・・・《それがマダラによる、オビトのリハビリ》。
 
そしてもう1つ、このリハビリプログラムの目的は、オビトに「ここから出たい」と思わせる事。 「ぜってーこんなとこ抜け出してリンとカカシに会うんだ!!」というオビトの気持ちもうま~く利用してる気がするんです。
そうすればオビトはリハビリを頑張るし、ゼツ達の協力を必要とするし、外に出る為にはさらに「彼らの協力が不可欠となる」。
 
そして、ここでまた白ゼツが余計なひと言を言って「マダラの計画」をばらしちゃってるんですよね(でもオビトは気付いてないらしい・・)。
 
「マダラの命令で君をここへ運んだ後 マダラがでっかい岩でもうフタしちゃったから…」 (白ゼツ)
 
むむ・・「マダラの命令で君をここに運んだ」ってことは、オビトが(ここからかなり離れた)草隠れに「落ちてきた」のをマダラは知っていて、ゼツ達に命令して取りに行かせてるのだから…それこそ、マダラはオビトを「ちゃんと見てた」んですね。
オビトをあらかじめゼツに監視させていたのか、あるいはマダラ自身の能力でオビトを「監視していた」のかは不明ですが、オビトを連れてこさせてから岩で閉じ込め、ゼツ達には「リハビリプログラム」をあらかじめ伝えておく・・・周到な「計画」ですよねコレ。
 
リハビリプログラムの「計画性」も考えると、マダラによる《自分の直系子孫であるオビトを協力者に育て上げる計画》はずーっと前から考えられ、マダラは「時」を待っていたように思えるんです。
 
でも、マダラにとって「子孫」とは何なんだろう?
 
マダラは子孫のことを「下っ端」なんて言い方をしてますよね。柱間の子孫も下っ端、自分の子孫さえ下っ端。
ホントは可愛い曾孫とか玄孫だろうに、なぜこんな言い方をしちゃうんだろう・・・?マダラってやっぱり素直じゃないような・・・。
 
そういえば、穢土転マダラが柱間の子孫である綱手をやたらと目の敵にしている理由・・何かありそうなんですよね。 
 
(千手柱間の子孫だから)まずはお前からたたく」と言ったり、「柱間の子孫でありながらお前には何がある?」と言ってみたり。 何故そこまで、こだわるんだか・・・なんだか「子孫」ってモノに、強烈に恨みでもあるの?と言いたくなっちゃうんです。 マダラは自分の子孫(息子か娘)に裏切られたんだろうか? 
あるいは柱間の「死」に柱間の子供(息子か娘)が関わっていたりするのだろうか。だから・・裏切らない「人造人間」なんか造って、こんなとこに引き籠ってたんだろうか。
 
それなのに、なぜかマダラは「オビト」にこだわりを見せ、さらに「利用」しようとした・・・そしてマダラはオビトを「ずっと見ていた」・・・
それは、それでも断ち切り難い“血の繋がり”を確かめたいのだろうか。 それとも自分を裏切った子孫達への「復讐」でもあるのだろうか。それとも・・・
 
自分が「遺したモノ」を確かめたかったのだろうか。
 
でも、マダラの考えの根底に在るのは「下っ端(子孫)はオレを超えられない」という考えだと思うんです。
 
柱間の子孫は柱間を超えられるハズがないし、マダラの子孫はマダラを超えられない・・・。
千手もうちはも「柱間とマダラ」が最強にして最高、子孫は「成り下がっている」という思いがマダラを絶望へと導いているんじゃないだろうか。 
「マダラと柱間でさえ実現できなかった和解、平和の実現を下っ端どもに実現できるハズがない」という思いがね・・。
オレ様と柱間が実現できなかった平和は、現実では永遠に実現不可能…それでマダラは「現実世界での平和の実現」を諦めているのかもしれない。だから「月の眼計画」にこだわるんだろうか。
 
なんだかなぁ・・・マダラを納得させて昇天させる方法は「下っ端がマダラを超えてくれること」のような気がします。
 
オビトは自分でマダラを超えたかったのかもしれませんが、それが難しいと判断してサスケに「マダラを超えさせること」を考えたんじゃないだろうか。 オビトはナルトに「お前達二人は運命に選ばれた次の二人になるだろう」と言っていた…(これは49巻鉄の国で)。 オビトはナルトとサスケに「未来」を感じてるんですよね、現実に絶望してると言いながら、しっかり希望を託してる。
 
でも、もし「下っ端がマダラを超える」事に意味があるのだとしたら。もしかしたら・・マダラを超えるのは、オビト自身なの「かも」しれません。
 
マダラが言っていた《オレの術でオレをやれるか》…コレが気になってるんです。最終的にマダラを止められるのは、マダラ自身の術(マダラ固有の万華鏡瞳術)なんじゃないだろうか?と。今のところマダラの「万華鏡写輪眼の瞳術」が何だったのか不明なままですが、もしそれが「神威」だとしたら・・・マダラを止められるのは マダラを超える「神威」だけなのかもしれません。
 
「本来神威を止められるなんて聞いたこともない」と言っていたカカシ…神威を止められるのは神威だけ。
マダラを止められるのは、案外、オビトとカカシの「神威」共闘になるのかも…なんて考えたりもします。
 
 
 
(その2へ続けます)
 
 
 
 
 
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