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NARUTO-ナルト- 603:リハビリ 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ44号) その2  リンリンリンとバカカシ

NARUTO 603:リハビリ その2 リンリンリンとバカカシ

※その1の続きです。

・《リンリンリンとバカカシ・・・》
 
以下、ちょっと長い引用です。
 
「そもそも前からずっと“リンリンリン”寝ごと言ってますけど 外に鈴でも拾いに行きたいんすか?」
 
「たまに“バカバカバカバカ―――”」
 
「バカカシ…とも言うよね」
 
「ああ!そうそうたま~~にね」
「バカカシって何?」
「さぁ…直接聞いてみたら」
 
(ンなこと言ってんのか…オレ……)
 
(ヒソヒソヒソ)
 
「あの~ちょっと質問いいですか?」
便意!…つまりう○こをしたくなる気持ちってどんな感じ?例えて…」
 
「バカカシじゃねーのかよ!!? ○んこにどんだけ興味あんだお前ら!!」
「何もそんなに怒んなくても… じゃあ後でリンとバカカシについて聞くよ!」
 
「特にそっちのグルグル… お前は嫌!」 (名指しされたグルグルは中指をたてるw)
 
白ゼツが「鈴でも拾いに行きたいんすか」と言ってますけど、鈴っていうと最初の鈴取り合戦=第三演習場の慰霊碑(オビトのことを「英雄」としてカカシがナルトに話した場所)でもありますよね。。あの鈴がミナトの時代から受け継がれてきたモノなら、あの「鈴」がオビトとナルトをつなぐものにもなりそうなんですが・・・その話はさておき、オビトの寝言・・リンとカカシの事ばっかりなんですね。 やっぱり、オビトはホント仲間思い。
 
ちょっと長く一括りで引用しましたが、なぜかっていうと…ここまでの一区切り、リズムがある会話になっているからです。
 
「リンリンリン」 「バカバカバカ」 「ヒソヒソヒソ」 「グルグル」・・・
 
そして「リンリンリンって・・・鈴?」だとか、「バカカシって何?」とか、「便意ってどんな?」みたいな・・ようするに、「言葉(名前)をつなげて言う」こと、そして「その言葉(名前)にはどういう意味があるの?」ってことなんです。
 
・・・これが2つめの気になったテーマ“名前”です。
 
今まで「トビの正体」についてオビトなんじゃないか?という根拠として、かなりくだらないですけど1つには「名前」が理由にあったんです。 当初(もう4年以上前)は、まだ「十尾」は出てきてなかったので、「オビト=トオビ」という発想は出来なかったんですけど・・ローマ字に転換してTOBIをつなげて書くとOBITOになる・・・という、くだらないけど偶然にしちゃ出来すぎな理由が「トビ=オビト」を確信した最初の理由でした、書いた当時はくだらない!と批判をたくさん頂戴したのですが(詳細は※1)。
でも、今回ちょいと気になったんです。リンリンリン・・・とか、バカバカバカ(ってカカシの事ですよね)って『なぜか』繋げて言ってるのが・・・。 
 
で、この白ゼツ達の会話に「オビト」を無理やり当てはめてると、こうなるんです。
 
「オビトオビトオビト・・」 「トオビ・・・とも言うよね」 「トオビって何?」って・・。 
 
だいたいNARUTOの登場人物(主要登場人物)の名前には意味が有ることが多いですよね。ナルトもそうだったし、サスケもそうだったし。 「オビト」というちょっと変わった名前が付けられたのは、やはり『こだわりの理由』があると思うんです。
 
オビトの場合はやはり「トオビ=十尾(ジュウビ)」なんじゃないだろうか。
 
オビトの正体が十尾とかっていうんじゃなくって、オビトと十尾は「因縁」、関わりがある・・という意味です。
白ゼツとグルグルの会話は、一見「オビトの子供らしい寝言」についての微笑ましい会話に見えますが、意外と《オビトと十尾の関係》を暗示しているとも受け取れちゃうんですよね・・・。
 
(そして白ゼツ達は「地面の中を通って移動し外で情報収集できる」ってことを知らされ、オビトと白ゼツ達との距離が近づいていく・・・)
 
「訳わかんねー話をされ・・」とブツブツ言うオビトに「うん○の話してスンマセンッス!」といったグルグルのほうの敬礼のしかたと言葉遣い・・なんだか「デイダラと組んでいた時のトビ」っぽいですね。
これは「グルグル」にオビトが影響されているのか、それともオビトが意識してグルグルの言動をコピーしていたのか(オビトはマダラの言動もコピーしてますしね・・)。
 
で、やたらとグルグルが「うん○」の話をしてくるのは、話を「ガキレベル」に合わせてるってことなのかな。
次の、白ゼツの台詞が何とも面白いw
 
「ガキに合わせて話すほど人間できてないからマダラ」 
(チラっとマダラが寝てるのを確認しながら)
 
・・・人造人間白ゼツに『人間できてない』って言われちゃうマダラさんって(笑
 
いや~・・でも、これが「うちはマダラ」なんだと思います。
って、彼が本当の意味で「人間が出来てない」という意味ではなくって、「ガキに合わせて話をするような、器用な人じゃない」って意味です。
 
本当に狡猾で世渡りが巧い人だったら、目的の為なら「ガキ」に合わせてでもうま~く話をすると思うんです。
なのにマダラは、ガキンチョには分からない難しい話をいきなりしちゃうんですよね、「因果を切る」なんてオビトは「インガを切るだの何だのと…」とカタカナになっちゃってますから(ようするに意味が分かってない。たしかにボキャブラリーが乏しいかな)。そういうところがマダラさんの人間的にダメなところで、誤解されるってもんです。あの人は力でしか物語れず、言葉では上手く語れないらしい。
 
ホントは「愛だけの世界を造りたい」と思ってるくせに、五影の前でも「引き継がれるものがあるとすれば・・・憎しみだけだ」なんて可愛くないことを言ってしまうし。 それは「憎しみだけが引き継がれるのが現実だから、愛だけの世界が造りたい」という意味なんだろうけど・・・そうは伝わらないんですよね。 憎しみをぶつけて憎しみを求めてるかのように受け取られちゃって、「憎しみをばらまかないでくれ」なんて言われちゃうのです。巧く言葉で伝えられない分、力で語っちゃって「現実はこんなだ、だから諦めて夢の世界へ行くんだ」的な脅しをするから・・・さらに誤解されるのですよ。 
 
「…夢だから何だって思い通り… 死んだ人だって生きてることにできる」 (白ゼツ)
 
なるほど・・・これ、この夏の映画「ROAD TO NINJA」に出てきた「限定月読」と基本同じっぽいですね、映画の月読世界は死んだ筈のミナトとクシナが生きている世界でしたが、本家の「無限月読」でも死んだ人を生きてたことにできる。ならば、マダラは弟や柱間を復活させたいんだろうか・・?
マダラにとって、弟と切磋琢磨して修行していた時代や 柱間と命懸けの勝負をした頃が「幸せ」だったような気がします。 それに、うちは一族を理想郷で復活させる事も出来る。
 
でもイヤな予感もします・・・「下っ端」オビトを月の眼計画に賛同させるために最も効果的で手っ取り早い手段…それはオビトにとって一番大切な人達を「死なせる」事…そして死んだ者を生き返らせたいと願わせる事ですから。
 
オビトにとって一番大切な人達が「リンとバカカシ」である事を調べ、その二人を死なせる事…それがマダラ爺の「オビトを手懐けるシナリオ」なんじゃないだろうか。おぃおぃ、孫だか曾孫にそんな酷い事をするなんて、まさにクソじじいですよ。 
 
だけどなぁ・・これまたマダラの不器用さを感じるんですよね。 
他人じゃなくて子孫、つまり身内だからこそ究極の「自己犠牲」の巻き添えにするんだと思うんです。かなり歪んではいるけど、それがマダラの「自分達を犠牲にしてでも平和を造りたい」という願いなんじゃないだろうか。自分と自分の身内を犠牲にしてでも成し遂げたい、彼なりの意志の証明なのかもしれません。 
 
もし本当に「オビトの手懐け作戦」がマダラの策略ならば、やり方は非道だと思いますが・・・どうせこの現実は空しく夢の世界では死んだ者と幸せに暮らせるんだからいいだろう?ぐらいに考えていそうです。
 
そして、この時点のマダラについて「今は弱っててできないよ …だから色々と準備があんのさ」と説明するグルグル(仮名)。 これって、オビトがマダラを名乗っていた時の自分の説明「今のオレに力は無い」 「形骸化している」「元も自分に戻る為」…それらはマダラ本人の事を説明していたと考えてよさそうですね。
 
でもこの時の「冬眠中のマダラ」。 この状態ってどういう状況なんでしょうね…それこそ形骸化してるのなら、無理やり肉体を魔像の力で動かしていて魂はあの世に逝ってたりするんでしょうか。ここに在るのはマダラのチャクラと共に残した意識とか。 
あるいは生きてはいても、ここにマダラの意識は無くて・・・意識はもしかしたら別の場所にあったりする可能性はないでしょうか。…そして、どこかからか世界を『見ている』とか(霧隠れとか・・)。
 
そしてマダラが座っている「玉座」がある場所。 これ、第四次忍界大戦でトビが参戦前に座っていた場所と同じですね。かつてマダラが座っていた場所にトビは「マダラに託された団扇」を背負って 物思いに耽るように座っていた・・。それを考えると、オビトはやはりマダラの意志を大切にはしてると思うんです。その一方で、穢土転されたマダラには露骨に嫌な顔をし、違う「計画」が在ることを示していた・・・
 
オビトはいったい、何を考えているんだろう。《マダラじいちゃんを理解し、彼を想いながらも・・ マダラのためにもカカシ達のためにも、独自の計画を立てている》のだろうか。
 
でも、オビトは「バカバカしすぎて意味が分かんねーよ」とか「あっそ…興味ねェーな」とか、この段階では月の眼計画に全く興味がない。
 
「オレは絶対外へ出るからな!」
 
力強く宣言するオビトに、ゼツ達 は手ごたえを感じるような表情…
(オビトが外に出たくなるようにする事・・・これも、マダラの「リハビリプログラム」通りなんでしょうね・・)。
 
 
(その3へ続けます)
 
 
 
 
 
 
 
 
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