ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 604:再会、そして 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ45号) その1

NARUTO 604:再会、そして  その1

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交差する運命(瞳)・・・!!
 
カカシとオビト…キッシーは二人の顔を並べて描くことが多いですが、こうして見ると「2人とも写輪眼を持つほうの顔に、傷痕がある。 それも… 《お互いを守って受けた傷痕》を。
 
カカシはオビトを守るために、オビトはカカシを守るために。 互いに命を賭けて守り合ったその証拠がこの傷であり、友情の証が「写輪眼」なんです。二人の顔の傷痕は、大名から貰った勲章なんかよりもず~っと意味があり、何よりもカッコいいものだと思うんです。そして、この大切な友情の証は これから先も消える事は無い。
・・・それを確認してからじゃないと、今週号の内容を読むのは かなりしんどいなぁ(深呼吸)。
 
今週のラスト、しょ・・衝撃的でした。ショックというか、いや・・悲しすぎる。
カカシが背負ってきたもの。 その重さは相当なものだとは思ってましたが・・ まさか、ここまでとは。
 
そして、オビトがそれを『見ていた』…
 
《仲間を大切にすること》を忍道にしている少年達に、突き付けられた過酷な現実。
カカシが自分を一生許せず、オビトが現実を嘆くのも分からないでは無い・・・
オビトという、忍世界のダークな面を全く知らなかった少年と、カカシという幼少時から忍世界の闇を見てきた少年が、ここでまた「トドメ」を喰らうような体験をしていたとは。
 
カカシが リンを 千鳥で突いていた・・・
 
「“千鳥”は、お前に大切なものが出来たからこそ与えた力だ」
「その力は 仲間に向けるものでも 復讐に使うものでもない」
「何の為に使う力か お前なら分かってるハズだ」
(20巻177話、カカシがサスケに説教した言葉)
 
でも、オビトは『お前がリンを 見殺しにしたから・・・だろうな』と言い(600話)、
カカシは『リンを守れなかったオレだ』と言い(425話で)、
『(大事な人間は)もう… みんな殺されてる』と言っていた(177話)。
 
だから、目の前に見えている光景は、現実であっても真実では無い・・・ってことだと思います。
でもどうか・・夢であると言ってくれ・・!
 
そして、カカシがリンを千鳥で突いたのは 《仲間を守るため》・・・つまり、リンを守る為だったハズなんです。
なぜリンを千鳥で突くことがリンを守る為だったのか。でも、なぜオビトは「見殺し」と言う言葉を使ったのか。
 
 
51巻鉄の国で、《サスケくんは私が》とサクラが決意してる事をサイから聞いたカカシは、珍しく人前で一瞬苦悩の表情を見せた…(476話)
 
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そしてカカシがサクラに言った、
 
「そんな重荷を お前が背負うことはないんだよ」 (483話)。
 
カカシは、「お前が」を強調したかったんだろうな。 この言葉・・・思ってた以上に重たかった・・。
 
そして、この直後の「第七班再集結」。
 
サスケを自分の手で・・・と決意していたサクラとカカシを思いとどまらせたのは、ナルトだった。
そして、ナルトがカカシを止められたのも、その直前にオビトがナルトを訪ねて《イタチの真実》を語って聞かせたからだった・・・だからナルトは「サスケを理解し」、受け入れる決意をすることができたんだ・・という話は今まで(しつこく)申し上げてきたとおりです。あれは・・・オビトが「サスケの為にした事」だと思ってたんですが、本当はカカシの為でもあったのかな・・。
 
もしそうだったとしたら、オビトは・・今もカカシの事を大切に思っているハズです。
 
 
さて・・・とりあえず、最初から。
 
今週の600回越え記念表紙&巻頭カラー、色もキレイだしいい絵ですね、最近の595話、597話と続いてちょっとポスター調というか「対比」を表すような絵。 「成長していくナルト」、「ナルトとオビト」、そして「今のオビトと昔のオビト」。 これ・・・原画で見てみたい。
 
 
・『…ボクってやるもんでしょ?』
 
岩を破壊したグルグルの言葉、これデイダラとコンビを組んでたトビの《オレってやるもんでしょう!?》にそっくりですよね(三尾を仕留めた時のトビの言葉)。 違うのは《オレとボクの違い》ぐらい。
 
グルグル着ぐるみを着たオビト…というより、オビトを覆ったグルグル。
魔像からダイレクトに根をつないでパワーを得て岩を破壊しましたが、なんだかその後姿は「マフラーをしたヒーロー」みたいで、なかなかカッコいい。全面的にオビトに協力し、バカカシとリンのところへオビトを連れて行こうとするグルグル。でも…
 
グルグルは本心からオビトに協力してくれてんだろうか?
 
604話時点でのグルグルは依然マダラの部下でありますから、オビト洗脳プログラムに沿って動いているだけの可能性も十分あると思うんです。リハビリプログラム完了の次は、洗脳プログラム・・とね。
 
で、オビトはグルグルの事をどう思っているのかと言うと、先週も述べたとおり グルグルがマダラの命令を無視してオビトに協力してくれたこと・・・つまりグルグルが《掟や命令より仲間を助ける事を優先した》ことで、すっかりグルグルを信用してるんです。 だいたいオビトってのは箱入り育ちだから人を疑う事があまり無い(その傾向は「トビ」になってからも変わらない)。
白ゼツの事は「白いの!」なんて呼んでいますけど、グルグルの事だけは「グルグル」と名前を付けて呼んでいる・・・すっかり信頼してるんです。 
 
そもそもグルグルはオビト用に造られた存在だと思われるし、他の白ゼツとは能力的にも全然違う。グルグルは、マダラから「オビト教育担当」というミッションを命じられていると思うんですがねぇ(グルグルについては、また後述)。
 
 
・マダラとオビト
 
『・・・行くか・・・』 (マダラ)
 
『助けてくれたことには感謝する …けどオレは行く!行かなきゃならねーから!』
 
・・・マダラさん、起きてた(笑 
 
っていうか、グーグーお寝んねしたわけじゃなく、意識がどこかへお出かけしていたんじゃないだろうか・・と思っております。それこそ霧隠れにでも行って様子を見ていたんじゃないか?とかね。そして「準備OK」になったから、白ゼツに命じて計画開始したんじゃないかとか・・。
「・・行くか・・」なんて言ってますけど、行かせようとしたんじゃないの?とも言いたくなっちゃいます。
 
早めに曾孫(?)オビトに忍世界の現実を教えて絶望させて、さっさと協力者に育て上げ、安心してあの世へ行く為にも、このタイミングが重要だったんじゃないのかなぁ。
 
にしても・・・決意の表情のロン毛オビト、そのまんま若マダラですね。 (多少目元が違うけど)
 
外見がそっくりなのもあるけど、性格的にも実は似てるんじゃないだろうか? 
マダラも、もしかしたら少年時代は真っ直ぐで熱い仲間思いの少年だったのかもしれない。 意外と『ジジババのアイドル』だったりして・・・。
第602話で、オビトが「これでもっと仲間を守れる!」といった時に、《仲間を守るか・・》とブツブツ言ってたマダラさん・・ オビトの姿がかつての自分と重なったんじゃないだろうか。
自分にそっくりな性格をした子孫…似てるから同じ発想をする、だから信頼できる。 小さい頃からオビトを観察して「これは」と思って、オビトに白羽の矢を立てたんだろうか。
 
 
・『お前は焦りすぎる・・・・・ 感謝はまだ早いかもしれんぞ…』
 
マダラの焦り“すぎる”という表現、おねむのフリをしながらオビトの焦ったリハビリを見ていたのか・・・それとも、遅刻して焦ってドジを踏むオビトのパターンをよく御存じなのだろうか(火遁使おうとして焦って飴玉呑み込んでしまったりとか)。 
計画性が無いというか、ジジババのお手伝いがお決まりコースなら、もっと早く出てくればいいでしょーよと思うのに(笑  いつも計画性が無くて焦って、遅刻して・・・失敗する。
 
だから第601話で、十尾復活を急いだオビトにマダラが「焦ったな…オビト」と言った時、オビトは「ウザいよ(くそじじい)」って顔をしてましたっけ。
 
焦りすぎで失敗・・・オビト本人もそれは自覚しているようで『オレにも計画ってものがある』みたいな言い方を時々してますが、それも「焦っちゃダメだ」と自分自身に言い聞かせてたのかもしれない。
 
 
『お前は…』
『ここへ帰って来る』
 
『その時こそ本当の礼をもらおう』
 
 
オビトは本来お行儀がいい子できちんと「ありがとうが言える子」なのに、命の恩人に「感謝する」というだけの言い方。 さすが「爺ちゃん孝行」オビトでも、バカバカしい計画の手助けまではしない。 
オビトってのは、ただ優しくて義理堅いだけではなく、自分の意志を貫くことを最優先する。オビトの優先順位は『仲間を守ること』が第一。 
 
マダラは『お前は焦りすぎ』とは言いながら、オビトをこのタイミングで出す必要があった・・というのは、まだオビトが「肉体的にまだグルグルに依存せざるを得ない状態」だからじゃないかとも思うんです。オビトは「グルグルに依存しなくちゃならない」・・・・そうすればオビトとグルグルの距離はさらに縮まり、オビトはグルグルの事実上コントロール下になる。 つまり・・・マダラの思う通りになる。
 
マダラはオビトの行く先に何が待ち構えているのかを知っていて「ここに帰って来る」ハズだと予測も出来るのだろうし、それにオビトの信頼を得たグルグルが上手く誘導してくれるだろうと考えてるんじゃないだろうか。
 
この時点でオビトは「まったく戻ってくる気ナシ」。 リンとカカシを助けたら、木ノ葉に帰るつもりなんですよね。 
だけど《お前は焦りすぎる・・・・》というマダラの忠告あるいは予言が現実化しちゃた場合、オビトの心には『お前は…』 『ここへ帰って来る』というマダラの言葉が呪文のように浮かんでジワ~っと効いてくると思うんです。 《焦りすぎる、だから・・お前は、帰って来る》の言葉がセットになっちゃってますから・・・・
 
 
(その2、のちほどアップいたします)。
 
 
 
 
 
 
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