ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

607話雑考につけ加えて(オビトとカカシについて思うこと・・)

607話雑考につけ加えて(オビトとカカシについて思うこと・・)

 
ナルト好きブログ!に来てくださった皆様、コメントを書いてくださる方、いつも本当にありがとうございます。
 皆さんから頂くご意見、本当に有難く拝見しています。コメントのお返事を書かせていただきながら いつも感じていることなんですが・・・やっぱり私の書いてる事って、だいたい皆様の考えとズレてるな、と。
自分で言うのもナンですが;別にズレようと思ってズレてる訳じゃないんですけど、結果としてズレる(笑) 
特にトビとかオビトの話題の場合は。
 
長い事立ち寄ってくださる方ならご存知だと思いますが、私は「トビ」時代からトビには「かなり」好意的な解釈をしてます。 それも、かなり(笑) 今までかなりの数の「トビ」に関する記事書いてますが、ほとんどそういう視点での意見ばっかりです。別に贔屓してるって訳じゃあないんですけどねぇ・・思った事そのまま書いたら、そうなったというか。
 
なんつっても、オビトはエリートのカカシをぶん殴って眼を醒ませてくれた恩人であり、カカシが今でも大事にしている《仲間を大切にしない奴はクズだ》を教えてくれた奴であり、ナルトが憧れた「英雄」でもあります。その彼が、ただの救いようのないヘタレなクズだとは、ど~しても思えないんですよ。そして『リンを蘇らせたい』という彼女の意志も無視した身勝手な考えだけで動く「人の心が分からないおバカ」に見えないんです。 マダラをして「あいつのことだ・・・何か考えがあるんだろうが」と言わしめた人物でもあるし、人の心の痛みに涙するオビトは そこまでダメな奴ではないだろうと。 
 
なんていうのか・・・9割救いようのないクズに見えるように描かれてても、1割でも何か「いいと思える部分」があれば、そっちを信じたいんです。(これ、トビ(オビト)に限ってのことじゃあないんですけど;)
あんな犯罪者、悪を擁護するとはトンデモないというお叱りを今までも随分頂いてまいりましたが、たとえ敵キャラであろうと ちょっとは信じてみたいと思っちゃうんですよ。だから正直言って今週はかなり『辛い』。 あんな描写があったら、オビトに同情派だった方も見放すだろうなぁ・・と思いますからねぇ・・。 というわけで・・・今週はさすがに堪えております(苦笑) 
 
もっとも、オビトが実際に「見失っている大切なモノ」も多くあるわけで、そこんとこはカカシにシッカリと指摘してやってほしいのですよ。彼のためにもね。できれば拳で殴るぐらいの事をしてやってもいいと思うんですよ、かつてオビトがやってくれたみたいに。だけどなぁ・・今のカカシも自分に自信がないから(特にオビトには負い目がありすぎるし)何も言えそうにないし(しっかりしろ、カカシ!!)
 
一方でオビトは「お前に語るべきことなど何もない」と言ってますが、それは「なぜ自分がマダラと組んだのか、なぜ今、ここで敵として立っているのか」という説明はするつもりがないということ・・・《オビト自身のこと》は語るつもりがないんですよね。
だけど、カカシ個人に伝えたいこと《カカシの欠点》については、オビトは結構言いたいこと言ってますよね・・・ 口先だけの男に成り下がったとか・・・憐れに言い訳する英雄だとか。 なぜか十尾を復活させ始めてから、カカシにグサッとくるような皮肉を言い出してる。
 
オビトは「自分の事は一切語らず」なのに、だけどカカシの欠点だけは指摘して喋ってる・・・これは何故なんだろう。 なんだかなぁ、まるで遺言に聞こえるんですよね・・・オビトは今度こそ本当にこの世界から消える覚悟なんだろうなと。
 
でもオビトは、カカシにもう一度「本当の英雄」になってもらいたいんじゃないかと思うんです。だから、厳しい事を言ってる。 あんな言い方しかしないのは、あくまで今「カカシの敵」だから・・・。
そして自分の事は語らないまま、一切を秘密にして消えるつもりなんじゃないかと;
 
そして、もしオビトが本当にこの世界を「どうでもいい」と思ってんなら・・・カカシにあんなことは言わないと思うんです。だって、オビトが創る夢の世界のカカシを「口先だけじゃない理想的な英雄のカカシ」にすればいいのだから。 なのに十尾復活のこの時に あんな事を言い出すなんて、それは《現実世界で》あの頃のカカシに戻って欲しいからなんじゃないだろうか。
 
この世界は《どうでもいいんだよ》、たぶんオビトにとって「今の忍世界」は闇を抱え多くの犠牲の上に成り立った『虚構の平和』であり 虚の世界・・・・だから「どうでもいいほどの価値のない世界」なんだろうか。
(オビトと「虚」については、次回の雑考にて書かせて頂きたいと思ってますが・・・)
 
オビトは十尾(虚)復活と共に、己も虚として消える覚悟なんじゃないかと思ってるんですが・・消える前にカカシに どうしても「昔の口先だけじゃないカカシに戻って欲しいという願い」は伝えておきたかったのかなと思うんです。
 
そう考えると・・・オビトが本気で無限月読を果たそうとしているのか、やはり疑問が残るんですよ。
親友に伝えた「想い」は、彼の「本当の願い」を伝えてるような気がしてならないんです。遺言として。
 
でも、まずい・・・・もしオビトが「本当に死んだら」、カカシはもう立ち直れない。
今度こそ、カカシは「オビトを死なせてはいけない」と思うんです。 だから、カカシには、オビトにハッキリ言ってやって欲しいんです、「お前は生きている!」って。
 
グチャグチャと書きましたが・・・オビトについては、彼の「本当の気持ち」が分かるまで 最後の最後まで彼を信じて見守りたいと思うんです。 最後まで見届けて、それでもやっぱりクズだったら・・・
 
その時は私も怒るとします「ンゴラァァ!」とね(笑) そして、オビトという人物を見抜けなかった、自分にも。
 
 
 
 
☆駄文読んでくださって感謝。