ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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サスケの「仙人」への道・・・重吾とサスケ(と大蛇丸)の「Road to Sennin」 (634話雑考追加)

重吾とサスケと(大蛇丸)の「Road to Sennin」 (634話雑考追加)

重吾って「・・・・・」が多くって、一体何を考えているのやら分からん事が多かった・・。 
うっかりすれば図体だけ大きな「デクノボウ」に見えてしまうけど、実は冷静に物事を見極めるタイプ。知識と情報から推測・分析するというよりは、鋭い感性で直感的に本質を見抜くタイプといったほうがいいでしょうか。
 
62巻の「サスケとのやり取り」を見ても、重吾はサスケの言葉をじっと聞き、サスケの考えを的確に読んでいるんですよね。 
例えば、サスケが水月・・お前・・大蛇丸をナメすぎだ」と言った時も、水月大蛇丸の怖さは知ってるよ!》的な反応をするんですが、重吾のほうは黙って「・・・・」とサスケを見つめている。サスケが言う「ナメすぎ」の意味を分かってる感じなんですよね・・・ サスケが言っていたのは大蛇丸という人物は、思っている以上に器の大きな、先を見据えた人物》という、どっちかといえば「誉める」意味での「ナメすぎ」だということを、重吾は見抜いている(と思われる)んです。
 
だから、このあと重吾は「サスケに言われたとおり」カブトの体の一部を抉ってアンコの呪印に貼りつけてやるんですが・・それは「サスケの真意を見抜き、それに納得して」の協力だったと思うんです。 
重吾自身は「サスケの意志は君麻呂の意志だから」とは言ってますが、だからと言ってサスケに盲従しているわけではなく、「サスケという忍」をシッカリと洞察したうえで己の意志でサスケに協力しているように思えるのです。
 
「とにかくあの三人(重吾、香燐、水月)を選んだ君はお目が高いよ・・」  (カブト)
「重吾と君麻呂は特に大蛇丸のお気に入りで人体実験としてこのアジトでずっと一緒にされていたからな・・」 (香燐)
 
大蛇丸のお気に入り・・つまり重要な実験体(呪印=仙術チャクラ実験体)であった「重吾」を選んだサスケのことを「お目が高い」と言ったカブト。 
自然エネルギーを体内に取り込むことが出来る「重吾の肉体」は、仙人の肉体として理想的な器だと思うんですが、大蛇丸はなぜ「重吾に転生」しようとは思わなかったのかな。 
イタチに君麻呂、サスケ・・ 大蛇丸が転生したかった器を見ると、どれも「美しい」・・・ 大蛇丸は、サスケの事を当初「美しくて私の世継ぎになれる器」と言ってたぐらいだから、美しさにもこだわりがあったんだろうか(笑) ・・というよりは、重吾は「Road to 仙人」の為の重要な実験体。 「器」にするよりも手元に置いて実験体として活用、研究する必要があったのでしょうか。
 
かつて「仙人(六道仙人化)」を目指していたと思われる大蛇丸の「Road to Ninja」ならぬ「Road to 仙人」・・・
 
龍地洞を突き止めた大蛇丸は、仙人修業を始めたものの、当時は「それに耐えうる体を持っていなかった」。 なのでオロちゃんは、仙人修業に耐えうる「器」に転生する事で、その問題を解決しようと考えてたのではないか・・と思ってるのですが、最初に白羽の矢を立てたのが「イタチ」、その次が「君麻呂」(重吾も君麻呂の事を「認めていた」)・・さらに「サスケ」と狙いを変えていったんじゃないかと・・。
 
サスケに狙いを定め、「理想的な仙人の器として育てた」経緯、そして「サスケが理想的な仙人の器に育った歓びに悶える?大蛇丸」については、1年ほど前の記事ではありますが(サスケの「麒麟」と大蛇丸)・・・だいたいそんな感じだったんじゃないかと推測しています(33~35巻あたりの、「サスケの体を求める」大蛇丸の悶えっぷりは、今読み返すと実に面白い)。
 
大蛇丸が追い求めた「仙人の体」・・・復活した大蛇丸は、こんな事を言ってましたっけ。

「未だに興味があるとすれば・・ サスケくん・・ アナタのその若い体ぐらいよ・・!」
「・・と言っても今の私にはそれを奪えるほどの力はないしね」
 
戦争には無関心でも、今でも《サスケくんの若い体》には興味アリなんですね(知らない人が聞いたら、思いっきり誤解しちゃいそうな危ないセリフだけど)。 だけど、《今の私には奪えない》と言ってる・・ 
「今の」大蛇丸の興味は、《サスケ自身が六道仙人化すること》に在るんだろうと思ってますが、だからなんでしょうか・・・サスケの願いを聞いやって、あんなにサスケに「協力してる」のは。 
 
しかし当のサスケは「今」、何を考えてるんでしょうねぇ。
サスケが何を目論んでいるのかは分かりませんが、しかし彼も「うちは一族」・・・
 
「うちは一族」の鋭い洞察眼・・・彼らは「先」が見えてしまうだけに「この先にある憂慮すべき事態」も見えてしまうんじゃないかと思うんです。 そして、これはうちは一族全体に言える傾向だと思うんですが、その事態を回避するために「自分で汚名役を引き受けて、先回りして行動を起こし」、さらに「自分が認めた大切な人をヒーローに仕立てて解決させようとする傾向」もあるんじゃないかと・・・。
それが彼らの「愛情表現」・・イタチ、マダラ、オビトに共通するものだと私は考えてます(そして、フガク達のクーデター計画の真相も、そういった類のモノだったのではないかと推測はしてるのですが)。
 
マダラは柱間を、イタチはサスケを、オビトはカカシ(あるいはミナト)をヒーローにしたかったんじゃないかと私には思えるし、その流れからいけば・・色々と知って「先が見えてしまった」サスケは、ナルトを英雄にしようと考えてるんじゃないか・・と色々と不安でして。  
 
うちは一族ってのは、実にメンドクサイと言いますか、何を考え、何をやらかすか分かったもんじゃないというか・・・ なので、サスケについても「表面的には」一度、敵にまわる可能性も出てきたかと思うんです。 でも、あくまでそれは「表面的」な、自己犠牲的なものであって・・本気で「オレが世界を無にしてやる」的なモノではないと思っているのですがね。 
それに、サスケの周りには、ナルト、重吾、さらには同期と・・「サスケを分かってくれそうな」人達が大勢いるので、最終j的には「大丈夫だろう」と、自分としては楽観はしちゃっております(もちろん、簡単にはいかないだろうけど)。 うちはの自己犠牲的な行動は「愛情深いから」なのだと周囲が「気づく」こと・・・それが、すべての「和解」に繋がってくれると信じております。
 
しかし昨日(月曜)、「サスケのそばに重吾がいるのは、サスケ大ダメージの予感」とのコメントを頂戴したのですが・・・それで気づいたのですが、いつでも重吾はサスケに細胞注入スタンバイOKなんですよね。。
 
サスケの体についていた「6体の白ゼツ」のうち、1体は重吾が吸収してましたよね・・・つまり、今の重吾は白ゼツ一体分の柱間細胞を持っている。 
 
もしサスケが怪我を負って、重吾が再び己の細胞をサスケに与えたりする事になれば・・間接的だけど、サスケに《柱間細胞》がいくことになるんかいな?と。 それは、かつてマダラが己の傷口に「柱間細胞の一部を移植した」のよりも、はるかにダイレクトに、ド派手に・・体内に柱間細胞が注入されることを意味します。
 
そうすれば、既に「永遠の万華鏡」を得ているサスケの眼は、輪廻眼開眼となるのか・・・あるいは究極の“鷹”の眼になるのか(サスケの輪廻眼は、個人的な“好み”の観点で「よろしくない」と思ってますけど)。 しかし、「重吾が白ゼツを吸収した」意味が、ますます気になるんですよね・・。 サスケとナルトの、「眼と獣」への道は、そのまま「Road to 仙人」にもなるような・・・
 
重吾の「暴走」は、ほんの小さなキッカケで起こりますよね。 普通の人間じゃ感知できないような、周囲の空気に潜む機微を敏感に感じ取り、それに“反応”する。 自分の暴走を止められず、「鎖でつないでくれ」と言っていた、かつての重吾は・・「仙人」というよりは、まるで「尾獣」… それだけに今、ジュウゴが「ジュウビ」に何を感じているのか・・・すごく気になるのです。  
重吾は、我々の想像以上に冷静に、かつ鋭く「サスケの意志」を見据え、確かめているのではないかと・・・そして《サスケが「どれほどの忍」なのか》・・しっかりと見定めているのでしょう。 
 
そして重吾が《サスケこそ》と確信できた時・・・彼はどういう行動に出るつもりなのでしょうか。
その時こそ、重吾「本人」の意志、今まで秘められてきた彼の想い(あるいは「計画」かな)が明らかにされるのではないかとも思っています。
 
 
 
 
 

☆もしオビトが、シスイの右眼をゲットして永遠の万華鏡になっていたら・・体半分柱間細胞を持っている彼も輪廻眼開眼はあったんだろうか・・ダンゾウがシスイの右眼を潰した事を、かなりオビトが悔しがっていた「理由」はあるのだろうと思っていますが。
 
☆次はサイの事を少々追加するつもりです。
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
(ナルト好きブログ!2013/06/18)