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NARUTO-ナルト- 663:絶対に 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ11号)その2

NARUTO 663:絶対に その2

(その1の続きです)
 
《そして今週は何と言ってもチーム“鷹”の大活躍。というか…香燐強すぎでしょ》。
 
「ウチをなめんなぁ!!」
「サスケン所へ行くんだ!! どけェ!!コノヤロー!!」
 
やっぱり香燐はジッとしてませんでしたね。ダンゾウ戦の時だって、危険を顧みずにサスケを助けに飛び込んでいこうとしていたし… 
しかし水月じゃないけど、まさに「うそ…すっげーな香燐…!」。いやぁ驚きました、彼女が秘めていた凄まじいパワーには。やっぱり「うずまき一族」だなぁ…
 
うずまきクシナと同じ力…」 (今になってやっと…) 大蛇丸
 
「やっと…」ですと? どうやら大蛇丸は「香燐はクシナと同じようなタイプ」である事を前から察していたみたいですね(あの「チャクラ鎖」能力は、うずまき一族なら誰でも使えるという訳じゃなさそうですが。外道魔像と「トビ」も使いましたが…)。
香燐といえば、「感知」と「回復」能力は抜群だったけど、攻撃面は今一つなイメージがあったんですよね。だけど「サスケへの想い」が彼女を飛躍的に強くしたんですねぇ…《愛情の力が、秘められていた力を爆発的に解放させる》のは、写輪眼の開眼システムと同じかな。
 
そして、香燐はグルグルの「挿し木の術」で無残に突き抜かれても、自分の腕をかじって傷を回復させる… さすがカブトの「圧倒的な回復力」の源となっただけはあるけれど、でもなぜ「これほどの回復能力」を持っていながら、サスケに千鳥鋭槍で貫かれた時には自分で回復せず、倒れ込んだままだったのだろう…? 
 
あの時の香燐は、精神的なショックが強すぎて、己を回復する気力や余裕が無かったんだろうか。ホントだったらサクラに治療してもらうまでも無かったのかもしれないし、カカシに背負って貰わなくっても歩けたの「かも」しれない。だけど、やっぱり精神的に落ち込んで動けなかったんだろうか…。
 
でも香燐はサスケが「意図的に急所を避けた」のは分かっていただろうし、「なぜ自分を刺したのか」その理由も分かっていたと思うんです。香燐の怒りと悲しみは「サスケがウチを刺した」ことよりも、本当は「サスケがウチを置いて、一人で孤独な道を行こうとした」事だったんじゃないだろうか…? 本当にサスケが好きな香燐だからこそ、本当は「サスケに怒ってた」んじゃなくって、「サスケん事が心配でたまらなかった」のではないかな… 彼女の一途な想いを見ていると、そう思えてきます。
 
 
《続いて水月が「2丁水鉄砲」でグルグルの頭を撃ち、重吾が香燐をキャッチ、大蛇丸がグルグルの首にキス…いや呪印を与えて動きを止める》…
 
「あの大蛇丸」がすっかりチームプレイに徹しているのは、何だかやたらと新鮮に感じちゃいます。さすが大蛇丸、“鷹”のお母ちゃん…。
この前、大蛇丸水月が隠れて「タイミングを見計らっていた」のは、この攻撃の為だったみたいですね(香燐の飛び込み大暴れはおそらく想定外だったでしょうが)。水月が陽動で、大蛇丸が呪印で相手の動きを止める…うん、期待していたよりはちょっと「地味」だったかな(笑) でも大蛇丸には何か「違う目的」があったんじゃないかという気もします(これは後述)。
 
しかし水月の攻撃に「やるね」なんて言ったり、一方で香燐に容赦なく挿し木で刺す…無邪気で人懐っこそうな面と、ドライな残虐性を持ち合わせている「グルグル」…それは九尾事件の仮面の冷たさや「トビ」の無邪気さとも似ています。
 
そして、通常なら「撃たれたら即死」な鬼灯一族の水鉄砲を二丁も浴びて顔の一部分が破れただけの「グルグルの防御力」は実にハンパない…グルグルの表皮はかなり「丈夫」。
そして破れた部分からは髪の毛と耳が見えてますが、これはどうもヤマトっぽい(誰か早く救出してあげて…)。しかし、空洞状態でも存在できるハズのグルグルが、人間を利用するのはなぜなんだろうか。
 
そういえば604話では、グルグルは魔像に繋がってチャクラを供給してもらうことで頑丈な岩を砕いていましたっけ。グルグルは「どこかからチャクラをもらわないと本来の力を取り戻せない」のかもしれないですね。うーん、ますますグルグルとは「チャクラを失った魂」のようにも思えてくる…
それと、もし今の「グルグル」が誰かに覆っている状態であることが判明したら、連合側も「かつてのオビトも同じ状態だったこと」に気付き、そうすれば「九尾事件の真相」にも近づけるかもしれないし、オビトがまだ隠している謎も解けてくるかもしれない。
 
それにしても“鷹”の「夢のような力」… 香燐の圧倒的な回復力、重吾の仙人の力、水月の分離・くっつけ能力、サスケの眼…まさにドリームチームのような“鷹”の能力も、彼らのご先祖が神樹の実から得た能力なのだろうけれど、せっかくの彼らの能力も、かつてはロクな使い方されてなかったですよね…。
 
グルグルが香燐を刺した「木遁・挿し木の術」だって… 
挿し木って「生命を繋ぐ」ためのものであって…グルグルさんのは「刺し木」でしょ、すぐに刺すんだから…と言いたくなる。まさに「その使い方、違うんじゃないの?」と言いたくなるいい例です。でも、それが今まで忍達がやってきた事でもあるんですよね…
 
「チャクラ」も「忍術」も神樹から貰った恵みの力のハズなのに、人間ってばロクな使い方してこなかった。だから、グルグルの「挿し木」も「皮肉」に感じられるんです…人間達は「自然の恵み」を本来の「生命を繋ぐ」事に使わずに「殺戮の道具」にしてきたという事への皮肉じゃないだろうか? なにせ、「お前らは生きていることの実感(便意)を殺戮でしか感じられないんでしょ?」と皮肉を言ってきた「彼」ですからねぇ…。
 
忍術やチャクラは、本来あるべき姿、本来六道仙人が望んだ形とは程遠いものに変わってしまったのかもしれません。でも、ここにきて“鷹”のメンバーたちは、その能力を「本来」の形に使い始めている。守ったり、繋げたり…本当の意味でのドリームチームになりつつある…
 
 
《そして大蛇丸がグルグルに与えた「呪印」ですが…》
 
「呪印」と言っても色々あるのかもしれませんが、ダンゾウが“根”に与えた呪印や日向宗家が分家に与えた呪印は「死なないと消えないもの」でした。
《一度掛けてしまうと死なねば消えぬ呪印》…せっかくの力も呪いのような力となり、それこそ「死なないと解放されることはない」…
 
それを考えると、血霧時代の「マダラさん」が血継限界一族を排除しようとしたのは、もしかしたら忍世界に蔓延る「呪い」を解くのが目的だったんだろうか…? 九尾事件の「仮面」の異常なまでの「人柱力システムへの嫌悪」とか、「うずまき一族への嫌悪」。 そして「うちは一族抹殺」…これらも忍を「呪い」から解くために一度「掃除」しようとするものだったんだろうか。それこそ「うちはでも九尾の人柱力でもなくなって」みたいに、忍を「死なねば消えぬ呪印」から解放するための計画だったんだろうか…?
 
オロちゃんが滅亡しそうな一族の子供達を集めていたのは、「サンプル集め」というロクでもない目的もあっただろうけど、同時に「種の保存計画」でもあったんじゃないかと私は考えています。 もし「大蛇丸の種の保存計画」が「何者かによる血族淘汰計画」を察しての対抗策だったとしたら…大蛇丸、凄すぎる。
 
で…話を戻しますが(ズレていってすみません)、
 
大蛇丸水月のプレイは比較的地味ではありましたが(香燐の攻撃は派手だったけど)、とはいえ“鷹”はグルグルを一時的に「止めた」わけで、そこはそこらの忍(すみません)「す…すげェ…」と感嘆してしまうレベルなのでしょう。そしてそれをやったのが《かつて忍世界に悪名を轟かせていた大蛇丸》なのだから、面白い。忍達の《大蛇丸に対する認識》も、少しずつ変わっていくかもしれない…
 
そして大蛇丸のこの攻撃(呪印)の目的は、一時的に相手を止める為というよりは、もっと別の目的があったんじゃないだろうか。
大蛇丸が物陰からずっと「観察」していたのは「攻撃のタイミング」以上に「あの敵の正体」だと思うし(662話で「あの敵…」と観察してましたから)、呪印で何かを注入して相手の《反応》を見るのが目的だったんじゃないかとも思います。
 
結果として、グルグルの体に施した呪印は「ズズズ…と消えた」…
グルグルには大蛇丸の呪印を消してしまえる「理由」があるのかもしれません。
 
例えばですが、もし大蛇丸が与えた呪印が「大蛇丸の仙術チャクラを使ったモノ」だとしたら、グルグルには仙術は「効く」、だけど「消す」ことも出来てしまう事になる…。 最近よく出てくる「術の相殺(同じ術をぶつけて無効化)」やら「同じ術で止める(神威で神威を止める)」やら「印さえ知っていればリバースできる」とか…何やらそういう原理を踏まえたうえでの「お試し」だったのかもしれないし、あるいは呪印が「傷口方向にズズズと消える」事を予測したうえで、呪印をどこかに送り込んで試したのかもしれないし… いずれにせよ大蛇丸はグルグルを「観察」する為に呪印を試したのではないでしょうか。相手を見極める為に…。
 
 
 
 
☆すみません、もう1つ…その3まで続けます、遂に六道化しちゃったマダラの事等々。その3は11日中にアップするつもりです(11日は休みだし…)。
 
 
 
☆2月10日はイズナとオビトの誕生日ですね・・毎年恒例で記事を書いてますが、今回は日を改めて書きます。