ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

劇場版NARUTO-ナルト‐『THE LAST』観てまいりました

劇場版NARUTO-ナルト‐『THE LAST』観てまいりました。

 
ちょこっと感想を書こう思いますが、まずその前に…前の自由に語り場に新たにコメントを下さった方々、ありがとうございました。読ませていただきました!(一応閉じてしまったので、個々にお返事してませんがその点どうかご容赦を)。
 
映画は本日(12月6日)公開されたばかり… まだ観てない方にはネタバレになってしまいますので、どうか知りたくない方は「映画を観てから」ということで…ご了解を! (なお、あらすじ等は書いてません)。 ジャンプの感想と違って、長い間公開している映画の感想は、その点難しいんだなぁ…
 
 
さて…
 
 
 
 本日観に行って参りましたが…実は珍しくこの数日間、風邪をひき寝込んでいたので、なんとか気合で治しまして(笑) いや、幸いインフルではないし咳も熱もないので、他人様にうつす様な状態ではなかったのでご安心を…マスクもしてたし…そんなどうでもいい情報はさておき…まずは「面白かった」です!いや、よかった!
 まずは墨絵風の オープニングが美しくって、そこだけでもうワクワクしちゃいました。
 
 ストーリー的には、一部分ちょっとFF10を彷彿とさせるところがありましたけど(すみません)、でもストーリーの流れの中で自然にナルトが「自分の想いに気づいていく」過程がゆっくりとじっくりと伝わってきて… あれだけ長い間(699話までの間)気づかなかったのが「ほんの数日で」雪が解けるように気づいた…実際も意外とそういうものかもしれないですね、ある時「突然」って瞬間ってありますもんね。同じものが「今までとまるで違ったふうに」見える時ってのが。その瞬間、ちゃんと描かれてましたもんね…そこに至る「過程」と一緒に。 
今回の映画は、今までと違う『美しさ』と『温かさ』があったというのかな‥何だか新鮮。でもなぜだか自然。
 
それにしても、ナルト…今まで本っ当にヒナタの気持ちに気づいてなかったのね(驚き)… 「ラーメンが好き」なのと「ヒナタがナルトを好き」なのが同じような「好き」だと真面目に思ってたとはねぇ…ペインの前での、ヒナタの命がけの「告白」も、ナルトは…(汗) 
 
(話逸れますが、サクラちゃん…女の子らしくなりましたね。「チャーミングなおでこ」をちゃんと出してるのは、再びデコ遁してもらうための面積?)
 
 でも、ヒナタの今までの告白(あるいは告白的な行動)に気づかなかったのも、ナルト自身が本当の「恋愛感情」を体験してなかった…って事ですよね。 
「サクラちゃんの事が大好き」だったのも「ラーメンが大好き」なのと大差なかった…って事なんだろうか(いやちょっと違う)。 
 映画の中でも、サクラが「サスケくんに対するライバル意識からだったんでしょ」というような指摘をしてましたが、原作でも第1巻で「サスケくん一人に認められたくて必死」なサクラを見て「なぜサクラちゃんの事を好きなのか分かった」とナルトは言ってましたもんね。 
 
 それでも一応、ナルトにとってサクラが「初恋の人」だとは思うんだけど、まだ幼い頃からの想いだから…その「感情」は当然、本当の「恋愛感情」とは別のモノだったと思うんです。年齢と共に女性を見る目も変わり、想いも変わる。それはごく自然(…ですよね)。 特にナルトの場合は「家族愛」や「仲間愛(友情)」と「恋愛」…それらの「区別」があまりつかず、ごっちゃになっていた感は拭えませんな…
 
《オレ達は孤独で愛に飢え》とサスケが言っていたけど(699話で)、ナルトはとにかく《愛に飢えたガキ》だった。 ひたすら自分の存在を認めて欲しくって、繋がりが欲しくって… 愛を得る事に夢中で、愛の「区別」は曖昧になってたのかもしれない。
 たぶん、ナルトはそれでも無意識に(少し前から)ヒナタを意識してたと思うんですよね(例の「キバの嗅覚」の話。キバは見抜いていた)、でもその感情がそれが「他とは違う」事に気づかなかったのかな…。
もし、ナルトも皆と一緒に無限月読の夢を見ていたら、無意識の中に在った「ヒナタへの想い」が夢で見えていたのかも… 
  
あと…恋愛関係の話以外の事をちょっとだけ…
 
えっと…ナルト達の住んでいる星は「地球」だったんですね…と、とんでもなく基本的な事を今さら知りました(笑)。 それと、木ノ葉にも四季はちゃんとあったんだ…と(今さら)。 原作ではなにしろ四季を感じる描写は極端に少なかったですから(「桜の背景」「雪の背景」「花粉症」などは僅かにありましたが、極めて少なかった)。
 
そして、今回の劇場版を原作の続き(一部)として考えるのなら…ですが。
 
ハゴロモの弟ハムラが月に残り、子孫の眼を蓄えて「転生眼」とした』…という話。
 
 原作中で「残された謎」の1つ、オビトが写輪眼を集めていた話と少々似ているような気がしております。 結局、オビトが写輪眼を大量に集めていたのは「誰の指示によるものだったのか」も不明なままですが(マダラの指示なのか、黒(ゼツ)なのか、トビなのか、オビト自身の考えなのか…)、もしそれが「黒あるいはカグヤの意志」の指示(仕向け)だったとしたら… それはハムラ一族の「転生眼」への「対抗策」だった可能性もあるんだろうか…なんて想像しちゃいました。
 
 ハゴロモが地上でずっと「漂いながら」忍の行く末を見守り、ハムラの末裔が月にて外道魔像をずーっと守ってきたのなら… 「外道魔像がマダラにあっさりと口寄せされちゃった」事は、いかに大筒木兄弟にとって「とんでもない出来事」だったのか…容易に想像できます。「後世の忍が輪廻眼を開眼すること」だけは「絶対あっちゃならない事」だったハズ…ハゴロモが何とかそれを阻止しようと《うちはの石碑》を遺した気持ちはわかります。 ハゴロモにとってもハムラにとっても、それは絶対に阻止すべき事だったんですよね。そして、うまくマダラを唆して「外道魔像ゲット」は黒ゼツ側にとっちゃ「してやったり」の瞬間だったハズ…。
 
‥そこまで徹底的に《外道魔像封印》を目論んだ「大筒木兄弟」の意図…強い意志。
それを考えたら、「カグヤ、黒ゼツ(そして十尾)」側が「それに抗う策」を永い間計画的に練ってきた事も当然だろうと思えてくる…。
親子間の深い確執… 封印した側の強い意志と、封印された側の強い憎しみ。それはまだ全く解決されてないんだって事も…
 
大筒木兄弟の思惑と、カグヤ(黒)あるいは十尾の思惑… 彼らの「駆け引き」やら「計画」が、ずーっと忍世界の中で無気味にモゾモゾと蠢き続けている。原作中の「謎」と思っていた部分と、そこは何となく繋がり… そして、それは永遠に解けない「謎」として忍世界に相変わらず君臨し続けているのだと… サスケの「旅」は、それを解き明かす為でもあるんだと… 優しく温かい(そして熱い)恋愛ストーリーの中にも、そこの「続いていく謎」はちゃんと描かれておりました。
 
あんな「訳わからない」力が作用する中で、そこでもナルト達は「人間として」一番大切なモノを見つけ、それを守り続けていく。つないでいく。それが少しずつだけど…着実に「いい方向へ」世界を(自分たちの力で)逞しく動かしていってる。それが頼もしくもあり、心地よくもあり…
 
… あと、ナルトとヒナタが手を繋いでチャクラを繋げるところ。ナルトはオレンジ「陽」と、ヒナタの青、「陰」…サスケとの共闘とはまた違った陰・陽の共闘。これまたよかったですね。
うちはだけではない、日向にも残された「宿命」…それをまた違う形でナルトとヒナタが新しい形を「示してくれた」。ネジも見てただろうか…
 
ネジが死んだとき、ネジの死は…受けれ難かったんです。死んでしまったら日向を変えられないじゃないかって。でもネジがヒナタとナルトを結んだとも言えて…それが日向を「運命」から解き放つことにもなったのかな。だとしたら、ネジの死は、けして犬死なんかではない…日向を解き放つものにもなったんだろうか…なんてちょっとだけ思えました。
 
 
(そして、699話と700話が「繋がった」…)。
 
ナルトとヒナタが、息子に「ボルト」と名付けたのも、さらに深く感じられる…
 
 
最後、いきなり結婚式シーンまで飛ぶとは思いませんでしたが…作者は最後に「あの孤独だった」ナルトを幸せにしてあげたかったのかな。 そして、あの「もう1つのマフラー」が、クシナが編んだものだったとは…ほんわかしました。 同じ「愛」でも、母ちゃんの家族愛と…ヒナタの慕う愛と…違うけど同じように大切な「愛」。ナルトも、その「違い」と、そして「同じところ」…それがやっと分かっただろうか…なんて…最後にナルトは「家族の愛」と「ヒナタの愛」両方に包まれて…なんだか「安心」しちゃいました。幸せになれてよかったね、ナルト。
 
(サスケはほんのちょっとだけの登場だったけど、ちゃんと里を守りに帰ってきた。まさに自来也的…)。
 
それと火影カカシ…「何も役に立ってなかった」感もあるのだけど…「鋭い勘」は冴えてたし、相変わらず「ナルト達を信じてる」…写輪眼は無くっても、統率力でうまく里をまとめてナルト達を育て…きっといい火影なのでしょう(という事にしておく)。
 
それとお返事書きながら思い出したのですが、トネリの事をナルトが受け入れようとしたこと…そこはホッとしました。やっつけておしまい…じゃなかったこと。
 
 
 
とりあえず、ボーっと観てきた映画の感想をサラッだけ書いてみました。後で気まぐれに、思い出したら…追加するかもしれません;
 
 
劇場版を観た方、どうかご感想をお聞かせくださいませ…!
 
 
 
☆入場でもらえた「列の書」堪能しております。これ貰えただけでも、観に行ったかいがあったというもの! 
…ガイ先生、あの闘いの後、ずっと車椅子なんですねぇ… でも「青春」って書いてあるから、ホッとしました(笑) それと紅先生のお子さん、700話では名前が出てませんでしたが、ミライちゃんだったんですね。700話ではかなり美人になってましたけど…
  
☆一緒に映画を見に行った友いわく「二度目に太陽に突撃した時はゴーグルしてなかったのは何故?とツッコミたい」と言ってたんだけど…私はボーっとしてて全然気づきませんでした。 たぶん来週また観に行くので;その時確認してみようかと…
 
 
 
☆最後に…ちょっと映画の話題から離れますが…
 
 最近の色々なインタビューの中で、岸本先生は少年漫画としては色々と難しい課題にあえて挑戦されて《やはり相当苦労されていた》事を語られていますが… 
「人気が全て」のジャンプ連載に於いて、あえてターゲット層には冒険的な「難しすぎる」テーマに取り組み「でも分かってくれる読者もいる」と信じての挑戦… 安易な「人気取り」に走らず、ご自分の信念を曲げることなかった所…そこはホントにお見事!と感銘を受けました。やはり15年もの連載を成し遂げた方の肝っ玉と実行力は違う… 
いや、途中で時々「最近のナルトは…」「前までは…」とか「この部分要らない」というような意見をリアル世界でもちょいちょい聞いていたのですが、先生は考え抜かれてその上で「通された」…それを知って嬉しかったのです。やはり先生の描かれたものに無駄は無い…無駄な寄り道は無かったんだと、何だか嬉しくなりました。
 
 
☆関係ないですが… 最近雑誌などでちょいちょい拝見する岸本先生のお写真…
 
先生、ちょっと太ったかなぁ‥?(コソコソ)
 
(ゴらっ無礼だぞコレ;)
 
…いやその…「健康そうになられた」というか…前にジャンフェスで拝見していた時は、疲れてやつれられていた感じがあったので…連載地獄から解放され、少し栄養が行き届くようになったのかな‥ホッとしました(まだまだご多忙だろうけど)。
余計なひと言でスミマセン。岸本先生、まだまだ応援しております。健康第一で!
 
  
 
 
 
 
  
☆なお、今年も…というか最後の「ナルト好きブログ!恒例の年末行事」(今年印象に残った場面、セリフ、などなど)をいたします。これについては後ほど…
 
 
…だらだらとスミマセン。
 
 
 
(ナルト好きブログ! 2014/12/06)
 
 
※ちなみに、現在サイドバーの「最新のコメント一覧」は表示しておりません…ってのは、コメントの一部がTOP画面に表示されることで、映画を観てない方へのネタバレになってしまう事を防止する為です。
「劇場版の自由に語り場」はメニュー上部に来るように配置します。
 
 
 
 (12/24をもちましてここのコメント欄は閉じさせていただきますが、コメント一覧からコメントを見る事が出来ます)

※たくさんのコメント、ありがとうございました。なお、現在このコメント欄はクローズ中ですので、新規コメントは非公開(著者宛への内緒コメント)となりますことをご了解ください。