サクラにとっての「デコトン」第700+8話:本物 感想にちょっとだけ「つけくわえ」
今週は、まだナルトのセリフに感動してその余韻に浸っております…ナルトはいい火影(里の父親)になったなぁと思う反面…でもボルトの事はどうするんだろう…とやや心配でもあったりして。
さて、700+8話の感想に「ちょこっとだけ」付け加えなのですが、サラダが「ママってさ パパとキスした?」と聞いた時、サクラは照れたような顔をして《キスよりいい事》として「デコトン」をして、そして「その話はまた今度だ♡」って言ってましたよね。そうか、あれはキスよりいい事だったんだ‥
699話で、サスケがサクラにした「デコトン」…
旅に出るサスケを見送るサクラが「私も…ついて行くって言ったら?」と聞いた時、サスケは「お前はオレの罪とは関係ない」と言ったものの…「また今度な」とサクラにデコトンし「ありがとう…」と言っていた…
あの時、確かにサクラは頬を紅くしてぽわ~っとしてましたが、サクラ…本当に嬉しかったんですね。
あの時、デコトンしているサスケの横顔は優しく微笑んでいましたが、そのあと「ありがとう」と言っている画は、顔の上半分が描かれていなくて「表情」が見えてないんです。 どんな顔をしていたのか分からない… でも、その直後にサクラが頬を紅くして何も言えなくなるほどぽわ~っとしているので、きっと…思うにですが…サスケは今まで見せた事が無いようないい笑顔で《ニコッ》としていたんじゃないだろうか…なんて想像しています。 かつて、イタチが最後に倒れながらデコトンし、サスケに見せたような笑顔だったんじゃないのかなと… う~ん、読者にも見せて欲しかったな。
あのあと、サクラはサスケを追いかける訳でもなく、門のところでサスケの背を静かに見送っている…まるで「余韻」に浸っているかのようでした。
もちろん『699話のあの時点では』サクラは「サスケのデコトンの意味」を知らないはずなんです。でも、それでもきっと「伝わる想い」ってのがあったんでしょうねぇ。そして…
サクラにとっても「おでこ」は特別。
元々「広すぎるおでこ」は彼女にとってコンプレックスで、だけど いのが「見せた方が可愛い」とアドバイスしてくれて、それからオデコを出すようになって… いまや額の「百豪の印」は彼女の強さの証でもありますが、サクラにとって「おでこ」はコンプレックスでもありチャームポイントでもある「彼女を象徴する部分」とでも言いましょうか。
第1巻第3話で、サクラは(「お前…チャーミングな広いオデコしてんな 思わずキスしたくなるぜ」…「そのための面積です♡」)なんて、サスケとのやり取りを妄想してましたっけ。 サクラのオデコは、昔は「いつかサスケにキスしてもらうための面積」だったのです。
…しかし、サスケがしてくれたのはキスではなく「デコトン」でした。
だけど…サクラには、あのデコトンのほうが「キスよりずっと嬉しかった」んですね。
かつて、イタチはサスケに《愛している》の言葉の代わりにデコトンをしていた… サスケがサクラに「デコトン」をしたのは、精一杯の「気持ちの表現」だったと思うんです。 そして…きっとそれはサクラにも「何となく伝わった」んだと思います。
キス以上に、想いが伝わったモノ… 改めて今、699話のサクラの表情を見てみると…本当に「幸せそう」に見えてきます。
ところで…699話サスケの《今度な…》の言葉は、サクラの「私も一緒に行くって言ったら‥?」への答えでもありました。 で…「今度」はあったんだろうか…? サスケの旅にサクラが「今度こそ」一緒に行ったことはあったんだろうか。
サスケがカグヤの時空間に出入りするにはかなりのチャクラが要るはずで、オビトはサクラの百豪のチャクラを借りていたけれど…サスケがサクラの百豪のチャクラを借りて一緒にカグヤの空間に行ったことはあったんだろうか…なんて考えたりもします。実際は、どうだったのかな…
(とりあえず今週は、サスケ、サクラ、サラダ親子も「これなら大丈夫」と安心できたのでした…)。
(ナルト好きブログ!2015/06/24)