ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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カカシ復活!何故カカシは一度死ぬ必要があったの?

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今週の「今日のお題」は カカシのことです。一部、今週号の感想と言っていることが重なったりズレていたりしますが(おぃ)

では、カカシ「なんで一度死ぬ必要があったの?」?
答え①世代交代でカカシは用済みだから。
  ②呪印状態2に慣れるために仮死状態になる必要があった。
  ③回想を使って、万華鏡の秘密とか、九尾事件の真相を話すため
  ④キッシーのお気に入りキャラがシカマルに変わったから。

私は3番かと思っていたんですが・・正解は「サクモ父さんに会うためだけ」でしたね(だと思うけれど・・)

肝心の「長~い話」はぜんぶカットされちゃったし(長い話・・詳しくはNARUTO 1~46巻をご覧ください・・ってことかな)
しかしサクモに会うことは結構重要だったりします。

父との問題を解決すること。それはカカシが抱える「過去のトラウマ」を乗り越えて成長するための第一歩です。
カカシが自分自身を認め、「カカシらしく」生きるためには、避けて通れないことなんですよね。

今のカカシを縛り付けている「過去の出来事たち」。
サスケに復讐を諦めさせようとしてカカシが言った「オレもお前もあんまりラッキーなほうじゃない」。
確かにカカシは辛い過去を抱えています。母さんとは幼い頃死に別れ、父さんの自殺・・・親友の死・・・師の死・・・「いやってほど知っている」親しい人たちの死。
サスケの前では「もうみんな殺されてる」って微笑んで見せたりしていましたが・・・実はカカシ本人が立ち直れてはいないんですよね。親しい人の死は自分の責任だと思っているから。

カカシは自分を戒めることばかりにこだわり、「自分らしく」生きることを否定しちゃっています。
たとえば遅刻癖・・・あれはオビトの真似ですよね? 本来のカカシは遅刻などしませんが、ルールにこだわる自分を戒め「オビトのようにおおらかに」生きようとしてわざと遅刻しているのです・・。(時計を見て、きっかり3時間遅刻しようとか決めているに違いない)・・自分を否定しまくりです。

それに対して、ナルト達はどんどん自分を成長させていっています。自分の存在とは何か?自分がなすべきことは何か。自分は何を託されたのかを考えて自分なりの答えを出し、先輩を、師を、父を超えていこうとしています。

カカシだって自分を解放して、(オビトの代理じゃなくって)「はたけカカシ」として生きていく(自分を認める)必要は絶対あるはずなのになぁ。

「過去への旅」第一の任務。まずは
サクモに言いたかった言葉「父さんを誇りに思っているよ」を伝えること。

それには、サクモは死んでいるので・・・カカシ、一度死ななきゃならなかったのかなぁ。

カカシ、前々から?「死んだらあーしようこうしよう」とか思っていたんだと思いますが・・  まずは「オビトに謝らなくちゃ」。
死んで第一声?で言ったのが「オビト・・・」ですもん。
でも、出てきたのはオビトじゃなくてサクモだった。
順番からいったらまずはサクモから、ですかね。
(っていうか、オビトには会えませんでしたね、ここでは)

あのサクモですが、死んだカカシが見た「幻」のようなイメージなのかな?とも思います。
もし魂があるのだとしたら「魂」だけがそこに存在し、眼に見えている像(イメージ)は、見る者によって姿を変える幻のようなものなのか・・・と。

カカシが一方的に長い話とやらを喋っていたらしいし、サクモからは新しい情報や話を得なかった(らしい)ので、焚き火の「最後の情景」・・・カカシの夢のようなものなのかもしれませんね。

というのはですね、サクモさん・・死んでるはずなのに、まるで生きつづけていたかのように年取っていますよね。「オレもお前も早死にした」って言ってますので、若いときに死んでいるはずなんですが・・。
それに着ている服が、カカシと同じデザインの上忍服?なんですよね。
「もし父さんが生きてたら」という仮定で、カカシが想像した「現在のサクモ父さん像」なんじゃないかな、あれは。

おそらく・・・ですが、サクモが実際に昔着ていた服とは違う気がします。
今カカシたちが着ているベストには、巻物を入れる胸ポケットがあるんですが、どうもあのデザインは、第3次忍界大戦中に作られたみたいなんですよね。(私の解釈ですけど)それ以前のベストは、あのポケットが無い。
それにカカシ外伝で、カカシが一瞬思い出したサクモ父さんの着ている服・・・ちょっと古い(自来也が若いころ着ていたようなかんじの)デザインでした。。
で・・そのサクモさん、なんとも寂しそうな、悲しい背中なんです。後ろを向いているし。。
あの姿が、カカシの記憶にある「最後のサクモの姿」なのかもしれないです。

そして、「昔の父さん」の記憶は・・辛い過去のトラウマを思い出させるのかもしれないです。ど~もサクモの自殺の現場を見てしまったようですし(ミナトの回想話の絵によるとですが) 昔の父さんを思い出すのは辛いんだと思います。悲しい過去が重なって・・・

だから、「もし生きていたらこんなかんじ?」というイメージで、「今のサクモ」をイメージとして作っているのかもしれません。

過去の清算第一歩のため、わざわざ天国まで出向いたカカシ。
言おうと思っていた「父さんを誇りに思う」をちゃんといえました!
少しだけふっきれたはず!第一段階クリア。

でも、肝心の「父さんを誇りに・・」を言う前に時間がかかりましたが・・
やっぱり父さんに長い長い話(苦労話?)を聞いてほしかったんでしょうね。これは素直に父さんに甘えたいっていう気持ちだろうなぁ。
他に誰にも話せる人がいなかったんじゃないのかな、カカシ・・。

でも、こんなふうに「甘えられる」のも、父さんの生き方を理解し、父さんを「認めることができた」からなんですよね。

あとはまだ、後悔の大部分を占めている「オビトとリン」のことが残っているんですけどねぇ。これ、どうやって解決するんだろう??
死んでもオビトとリンには会えず、解決できなかったのだから・・現世で解決するのか?あるいは過去に戻って(時空間忍術か?)解決するのか・・・
なんだか怖い気もするなぁ。

23年間の焚き火。
あれはサクモが燃やしていた焚き火ではなくて、
もしかしたら父にずーーっと会いたかったカカシが燃やし続けていた焚き火だったのかなぁ。