ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

カカシの母性?(カカシのオネエ言葉について)

イメージ 1

 (ミナト、カカシ、ナルトが並んだとしたら?・・・個性派3人の会話はうまくかみ合うのだろうか。。。)
「イチャイチャばかり読んでちゃダメだカカシ。やっぱりキミはド根性忍伝を読みなさい」「先生の通り名と同じですよ。この本なら一瞬で・・」「ラーメン食べた後はさっさと修行だってばよ!」
    ?H2>カカシの母性? カカシの一見つかみ所のないほわ~んとした表情。
そしてしばしば使う「・・・・でしょ」「・・・のね」というオネエ口調。
カカシの謎のひとつ、なんでオネエ言葉を使うのだろう??

その一つの鍵、今まで謎に包まれていた「カカシの母さん。」
サクモの話で、カカシが小さいときに亡くなっていることが判明しました。
「大切な人はみんな殺されてる」といったカカシ。母さんが殺されたかどうかまではわからないけれど、サクモの「オレもお前も早死するとは・・母さんほどじゃなかったが」という言葉から、カカシ母さんはかなり若くで亡くなっているみたいです。カカシが生まれてすぐだったのかな?カカシは母さんの記憶も無いのかもしれない。

物心ついた頃から父と息子だけの家庭。尊敬される模範的な忍サクモと二人の暮らし・・。
サクモは几帳面で真面目そうなので、男二人の家でも、きれ~に片付けられ、規則正しい生活をしていたかんじがする。。
カカシの本来の几帳面さ、細やかさは、幼少時代に培われたものじゃないかなぁ。
カカシの部屋って(もう壊れちゃったけどね)、きちんと整理されているし床にごみも落ちてないし、食べかけのカップラーメンも置いてない。女が出入りしている気配も無し!
ナルトに「野菜を食べろ」とカゴごと野菜の差し入れをしたカカシ。カカシにとっては料理するのは当然なことなんだろう・・。
だから?その・・、カカシは独身で大丈夫なのだ。・・ということではなくて、一人で何でもする習慣が幼いころから身についているっていうことです。
母親がいなくってもカカシ、寂しい思いはあまりしなかったのでは?誇れる父さんがそばにいてくれたから。

でも、サクモがあんな形で死んでしまって・・。父さんが掟を破るなんてこと、カカシには許せなかっただろうし、現実として受け入れることができなかったんじゃないかな。今まで絶対だった「父さん」。でもその「父さん」というものを否定するようになったカカシは、ぽっかりと心の中が空いてしまった・・・

心の中にできた大きな空洞を、それまで存在していなかった「母さん」で埋めようとしたのでは・・・。
記憶にない「母さん」を、カカシは無意識に追い求めて、寂しさを紛らわすようになっていったかもしれない。
自分の中に「母」が同居するような感覚・・。カカシに具体的な母さん像がないから、次第にカカシと「母」が一体化しちゃった気がします。(実際にはパックンあたりが母さん役を代行してくれたかもしれないけれどなぁ)

カカシ外伝では「集合時間何時だと思ってんのよ」「ハイ、うそでしょ、それ」・・と、すでにオネエ口調っぽくオビトに注意するカカシがでてきます。
ルールにうるさいヤツ、っていうよりは、なんかお母さんが息子に注意しているみたいな会話です。
カカシの中に同居する「お母さん感覚」が、オネエ口調になっていった?
いや、オネエというよりはお母さん口調。

一人で何でもこなしてきたカカシから見たら、箱入り?で育ったオビトは何も出来ない甘えん坊にみえたでしょうね。本当はオビトのほうが少し年上だけれど、カカシから見たらすごく頼りなかったはず。

カカシの「母性」は口調だけではなく、「母性的な愛情」としてナルト達にも向けられます。
最初にナルトの担当を言い渡された時にナルトの部屋で「牛乳の賞味期限」をチェックしたり、「野菜を食べよう」という紙をナルトの部屋に貼らせたり・・
中忍試験のときはドアの外で様子を伺っていたり、こっそり神社にお参りにいって祈るなど?(扉絵) 優しさをあまり前面には出さずにこっそり心配しながら母のように部下を見守っていたカカシですが・・

木ノ葉崩しがあり、彼らのお守りよりも里の上忍としての仕事を優先してしまった結果・・・
カカシ不在の隙に起きたサスケとイタチの遭遇、サスケの里抜け。

サスケの里抜けの時、本当は彼らが心配だったのに 任務を優先してしまって結局失敗した・・
あのとき綱手からの命令を無視してでもサスケやナルトについているべきだった・・・
またもや掟や命令やらに拘って仲間を守れなかったことを後悔しているカカシは、これからは仲間を守り、仲間を想うことを最優先にしようと決意したのでかな。。
(三途の川で サクモに「今なら理解できる・・皆のために掟を破った父さんを・・」といったカカシの言葉、あれは今本当に実感していることなんでしょうね!)
その2年半後、ナルトに再会したカカシは、もう2度とナルトに辛い思いをさせまいという強い決意でナルトを迎えたようでした。

何よりもナルトを守り育てることを「第一」とする・・それが自分の使命だと自分にいいきかせているのか、以前よりさらに「母性全開モード」になっていきます。ナルトへの愛情表現をカカシなりに素直にあらわすようになったというか・・・

サスケに追いつかなきゃとあせるナルトの気持ちを察して献身的に修行に付き添ったり・・
風遁螺旋手裏剣の使用を止められたナルトの心を思いやったり・・
自来也の訃報のあと、シカマルを使ってナルトの様子を見に行かせたり・・
カカシは常にナルトに気を配っています。それも任務だからという理由ではなく、カカシの自然な愛情表現です。

影分身修行で疲れて倒れそうになるナルトを、倒れる前にすばやく受け止めに入る! ・・・少々過保護に近いかんじすらありますが。。
自来也だったら、そのままバタン!ってナルトが倒れても見ているだけだと思う。自来也の教え方は荒っぽく、蝦蟇を口寄せするのを教えた時なんて、最後は崖から突き落としていた。。カカシじゃ考えられないような荒っぽさ。
カカシが母っぽいのに対して自来也は父らしいというか(おじいちゃん?)

影分身修行中、ナルトは九尾化を繰り返し「こんなこと続けていたらナルトは」と心配するヤマトに対して「イヤこれしか方法は無いんだ」と毅然と言うカカシの言葉は、誰よりもナルトの気持ちを誰よりも理解しているからこその言葉でした。
そして頑張りを見せてくれるナルトにたいして「お前のことが好きになってきたぞ」とニッコニコの笑顔で寄っていく。
ナルトは「ぞーーーっ」として「近づくなーー!」「そういう意味じゃなくてね・・」
カカシは素直に思ったことを口にしただけでしょうが、ナルトは思わずカカシの「母性」を直感で感じてしまったのかも・・。

思わず自然に出てしまった母性が、これまでも周囲に勘違いされたことがあったかもしれない・・ 絶対もてないはずはないカカシが一人なのも、いざってときにこういう面が出てきて失敗したことがあるのかも・・言葉がおねえになったりして・・・いや、一人でいてくれていいんだけれど・・。

あ、カカシがオネエ趣味という意味ではありません、念のため。
ちゃんとイチャイチャ読んでいますし、しっかり男ですけどね。

今頃カツユから、今回のナルトの活躍を聞いているはず・・
カカシはどんな気持ちになっただろう。ナルトの成長を心から喜ぶだろうな。
そして今度は「まだ自分にしか出来ないこともあるはずだ」と前向きに進んでくれる・・そんな生まれ変わったカカシにも期待したいです!

カカシ死の間際にみた「最後の情景」は、オビト、リン、そして少し前のナルト達でした。

カカシ、復活後「最初の情景」 目を開けたカカシが最初に目にしたものは・・
  
イメージ 2

           「カカシ先生!」
再び戻った現在の木ノ葉の 丸い二つの顔・・・・!

カカシ、これからも木ノ葉を頼むぞーー!

[