ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

サスケの「衣装変化」の考察 その1

?H2>  サスケ「繋がりを断ち切るための」衣装変化(と、千鳥のこと)

 

木ノ葉に復讐のために向かっているサスケ。彼は今どんな気持ちでいるのだろう?

 

サスケって衣装チェンジがけっこう多いほうです。しかもサスケの衣装チェンジは、女の子が何かあった時に髪を切る?みたいな?ところがあって・・
服が変わると「さては何かあったな!」ってすぐバレますw
サスケの気持ちの変化を知るには服装から??

 

◇サスケ子供の時

 

彼は何度も服を変えているので、まずは里抜けまでのサスケ。。。
小さい時は、イタチ兄さんとおそろいの服です。
黒っぽい色の上下そろった タートルネック?のシャツとパンツ。
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兄弟おそろいっていうところが仲良し兄弟ってかんじで微笑ましい。。。
ミコトママの趣味かな? 
この頃サスケにとって大好きなイタチ兄さんは憧れの的。でも出来すぎの兄に嫉妬みたいなのもあった頃。。。
なんでも兄さんのまねをして、兄さんを追いかけていた・・
「兄さん なんて遠いんだ・・」
このときから、近くにいる兄を遠くに感じていた・・・
なんでも自分を真似して意識している弟を、イタチ兄はずっと観察していた・・「将来自分を超える器だ」と・・

 

◇うちは一族事件後、第7班に入った頃(中忍試験本選前まで)

 

一族虐殺事件のあとに服装を変えたサスケ。
事件の記憶もあるだろうし、イタチとお揃いだった服を着ているのもイヤだったんだろうな。
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上は青、下はライトグレーのパンツ。
少年らしいこの服、クールなサスケに似合っていて、私は好きです。
ど~もうちは一族ってのは、イメージでは黒なんですけど(髪の色もあるけど)サスケのこの服装、ちょっとうちは一族のイメージとは離れた「普通の服」という印象。

 

この頃のサスケへの周囲の目。いろいろ冷たいものがあったと思います。
その多くは同情だったかもしれないけれど、兄が事件を起こしたということで「厄介者一族の生き残り」という差別的な目でも見られてきたと思う。

 

サスケがそれを跳ね返すためにしたことは、今まで以上に優秀であること、いつも一番であること・・
それは兄に追いつくためもあっただろうけど、たった一人で周囲に対抗して生きていくため、自分をアピールするためでもあったのかなぁ。(カカシの子供時代も同じようだったと思うけど)

 

そんな気持ちから、一族服っぽくはない、ごく普通のお店で売っていそうな服・・『特別な目で見ないでほしい』・・っていうサスケの叫びが聞こえるような・・。
もちろん、背中には「うちは」のプライドを背負ってはいるけれど。
「兄との繋がり」を断ち切るための新しい服だったのでは・・。

 

あと、ひとつ考えられるのは、それまで一族が暮らしていた「うちは居住区」にあっただろう「うちは洋品店?」・・・そこで調達していた服も事件後買えなくなったわけで、普通の(うちは一族用ではない)店で買わざるを得なくなった・・?木ノ葉百貨店とか・・。普通の服に特別に「うちはマーク」だけ注文でつけてもらった?? 
ま、それでも襟元がゆったりしている服というのはサスケにとって重要なことのようで、それだけは変わっていません。

 

◇中忍試験本選から里抜け前
中忍試験本選前の約1ヶ月間、サスケはカカシと2人っきりで千鳥修行をしていました。サスケにとってかなりハードな修行だったはず。

 

スピードを上げ体術訓練をし・・性質変化、形態変化の修行・・(ナルトはコレ理解するのに苦労したっけ)・・・

 

カカシは、サスケが雷の性質変化をもっていることをなぜ見抜いたのか?が不思議です。チャクラ感知紙を使ったようすもないのに、あの修行でははじめから千鳥を教えるつもりだったみたいだしなぁ。
大蛇丸に施された呪印を封印したとき(封邪法印)に体で感じたのかなぁ・・(ビリビリっ!)??・・・

 

1ヶ月の修行でサスケは髪の毛がボーボボに伸びてるし、かなりボロボロになっちゃったようでした。ギリギリまで修行をしていたから、髪を切る暇も無かったらしい
(カカシは髪があまり伸びていない・・「おまえ、ちょっと修行してろ」ってサスケを残して、カカシだけは髪を切りに行っていたのかな・・ま、カカシのヘアスタイルは ごまかしがきくかも)・・
あの2人。かなり辺鄙な渓谷みたいな所で極秘修行していました。カカシは誰にも知らせていなかったみたいで、暗部が必死にサスケを捜索して見つけられなかった・・(なのに何故か我愛羅にはあっさり見つかっている。。。暗部、だいじょうぶかな)
呪印を施されてまだ体調が完璧でなかったうえに大蛇丸に狙われている・・そんな状態のサスケを連れ出して千鳥を教えるなんてのは、無謀なことだったのかも。まわりに内緒にしてまでサスケに千鳥を教えようとしたカカシ。カカシのサスケへの愛情を感じます。。

 

修行を終え、木ノ葉瞬身でかっこよく?本選に遅刻して現れた彼ら。
サスケ・・遅刻してるし髪伸びっぱなしなんだけど、どういうわけだか、衣装だけは新調していた。
今度は黒っぽい、ぴたっとした上下。腕カバー?も新調。千鳥で手を酷使したためか手にはテーピングしてるし。
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                   (サスケの千鳥)
今までの衣装は修理にでも出したのか クリーニングにでも出した?
・・っていうか、とんでもない渓谷で修行していたけれど、あの2人お風呂とか入っていたのかな??どこで?んーあまり想像しないでおこ・・

 

でも、あの新しい服、しかたなく新調したというよりは、あれ・・カカシが「ご褒美」としてサスケに与えたんじゃないかな?と想像しています。
(データブックでは「動きやすからだよ」とか理由を書いてありますが)
(余談① カカシの千鳥への想い)
カカシには千鳥(つまり雷切)には深~い想いがあります。
(これは前に何度も言っているので しつこく繰り返しになるのですが・・・)
親友オビトが完成させてくれた術だから、特別に大切な力。
オビトが「仲間のために」戦う忍だったから、カカシがこの術を使うのも「仲間を守るため」。復讐とかそんなもんに使っていい力じゃない。

サスケにこの力を与えたのも「お前に大切なものが出来たからこそ与えた」(20巻)
カカシがサスケに千鳥を与えたのは、特別な思いからだし、それをマスターしたサスケにたいして「よくやったな」という想いがあったんじゃないかな?
オビトから与えられた力を、うちは一族の生き残りであるサスケに伝えたことで「これで1つ自分の責任を果たした」気持ちになっていたかな・・。
新しい服は「千鳥にむいた服」・・つまりスピードをだせるような体を動かしやすい密着型の服に替えた? 
以前の服よりは大人っぽいし、黒っぽい上下は うちは一族らしい服・・
かつてイタチとおそろいで着ていた服に似ている。

 

新しい必殺技を覚えて、兄に対抗できる力を手にして・・
過去から「脱却」するための服だったのかもしれない。
ただしその服を「買ってあげた?」カカシと、サスケの間には考えにズレがあったような・・。

 

カカシにしてみれば、千鳥を教えたのはサスケが呪印に頼らず、自分自身の力に自信をもってほしかった。新しい力を得て、一族として誇りを持ち前向きに生きてほしい。そんな気持ちで「一族らしい」服を選んだのでは。

 

しかしサスケにとってみれば「復讐をするために得た新しい力」
サスケにとって千鳥は「イタチを倒すための術」・・・
(これでイタチに対抗できる!)まだ幼かったサスケはそう確信していたに違いない・・・
あえて昔と同じような服を選んだのは 「もうイタチには負けない」という自負があったからでは・・。

 

あの服、まさか「一族御用達」空区の猫バアの店で買ってきたのでは・・?
一族にむいたの服もあそこなら手に入ったかも・・それで遅刻したんじゃないだろうな。

 

◇里抜けの時
ただし、サスケのその自信はもろくも崩れることになる。
我愛羅に苦戦し、その我愛羅にたいしてナルトが善戦するのを目の当たりに。。。

 

そして直後イタチと出会い、いきなり千鳥で臨みますが、あえなくイタチに押さえ込まれてしまった。(17巻)
イタチが「千鳥・・?」と驚いています。。。
(余談②・・イタチと千鳥)
イタチはカカシと同じ暗部にいたので 当然カカシを(名前だけは)よく知っていたはずだし、千鳥のことも知っていたんでしょうね。
イタチが「あれはカカシさんの雷切?」とも言わずに「千鳥」と正確に言っているのは・・
イタチがカカシをよく知っていて「カカシが使えば雷切と呼ばれるが、本来は千鳥という術である」と知っていたからなのか?
あるいはイタチが里抜けした時(つまり一族の事件の時)にはまだ「雷切」の別名が無く、カカシの術も「千鳥」と呼ばれていたのかもしれない・・。
イタチが里抜けしたあとにカカシが千鳥で雷を切って、「雷切」と呼ばれるようになったのかも
(いずれにしても、カカシが千鳥で雷を切ったという話は「暗部の伝説」になっているようなので、暗部時代の出来事らしい)
サスケが千鳥を使うのを見て、イタチは「サスケがカカシの弟子になっている」ことを知ったのだろうか?
亡き三代目がちゃ~んとサスケのことを考えてくれていたこと、そして今もサスケを守ってくれる人がいることを知ってイタチは少しは安心したんじゃないかな?
イタチとの圧倒的な力の差を思い知ったサスケ・・・その後ナルトと病院の屋上で千鳥VS螺旋丸で戦おうとした時もナルトの成長を見て落ち込んだ・・

 

一回はカカシの説教で、復讐より第7班をの絆を選ぼうとするのに、音の四人衆に挑発されてカカシ不在の間に里抜けしてしまう。

 

あのとき、サスケも絆を断ち切るのは断腸の思いだったはず。

 

里抜けの夜、サスケが最後にしたことは、第7班の写真を見てそれを裏返しに伏せたこと・・。
サスケにとって第7班への想いを断ち切ることが一番辛かったのでは。

 

そして里抜けの時サスケが着た服は・・・
カカシと選んだ新しい服ではなかった。
かつて着ていた青とライトグレーの服・・・。

 

それはうちは一族として兄と対抗できる日までとっておく「黒い一族らしい服」ではなくて、「まだまだな未熟な自分」の服に戻してやり直す気持ちもあったのか・・
カカシの説教をきいてカカシの気持ちをわかっていたサスケ、カカシの言葉を振り切るためでもあっただろう・・
「第7班を抜けて大蛇丸のもとにいく」そんな時にカカシが与えた服は着られなかった・・「絆を断ち切る」ために選んだ服。

 

最後まで真剣にサスケのことを想ってくれた師カカシへ申し訳ない気持ちと感謝の気持ちがあったと思う。
それが気になっていていたから、2年半後に大蛇丸のアジトで新カカシ班にあった時・・サスケが言った言葉が「ならカカシもいるのか」だったのでは・・。

 

今、サスケは何を思っているのだろう。
なると大橋を見上げた時に微笑んだのも・・
八尾に天照を使う時に一瞬第7班を思い浮かべたのも・・・
サスケにとって一番大事なものが仲間であり、それをまだ完全に断ち切れてはいないから・・のはずなんだけどな!!




2009/6/18(木) 午前 0:09