ナルトの笑顔、かわいいですよね~。あの屈託の無い元気な笑顔に、老若男女み~んなやられちゃうのですね。
「ナルトには不思議な力があるんですよ」(カカシ、29巻)
「ナルトには不思議な力があるんですよ」(カカシ、29巻)
あの人懐っこい笑顔を見たら闘争心も凍てついた心も・・・全部は溶かされちゃうのです(ある意味で溶遁w)
NARUTOを最初っから読んでいくと、たーっくさんの笑顔に出会えるのですが・・果たしてどれだけの笑顔が「本当の笑顔」なのか??
・・実は、非常に少ないことに驚かされるのです。
ナルトというのは、ご存知のように明るいけれどとっても繊細で傷つきやすく、人を気遣う性格でもあります。
小さい時から皆の気をひきたくて、嫌われたくない一心で大声で笑ったり意識的に明るく振舞ったりとサービス精神旺盛なのです。
周囲からの「ナルトは元気でへこまず、いつも前向き」っていう期待に応えなくちゃいけない!と頑張りすぎちゃうんですよね。
小さい時から皆の気をひきたくて、嫌われたくない一心で大声で笑ったり意識的に明るく振舞ったりとサービス精神旺盛なのです。
周囲からの「ナルトは元気でへこまず、いつも前向き」っていう期待に応えなくちゃいけない!と頑張りすぎちゃうんですよね。
だから、ナルトの笑顔・・期待に応えてのサービス笑顔だったり、誰かを励ますために作っている笑顔が とってもとっても多いのです。
たくさん描かれているナルトの笑顔のうち、どれが本物の笑顔なのか?探してみました。
たくさん描かれているナルトの笑顔のうち、どれが本物の笑顔なのか?探してみました。
笑顔にもいくつかパターンがあって、だいたいどれかに分類出来るんですが、どれにもちょっと無理があるんですよね。 たとえば、
1)つっぱり笑い
初期のナルトによく見られるパターン。イタズラして気をひくのが常套手段だった頃の笑い方ですね~。「えへへ~ん」というかんじだけど、実は自分でもバカをやっているってわかっているから、ちょっと無理した笑い方。
カカシと最初に出会ったときも、アピールはイタズラでした(黒板消し落とし)。
カカシと最初に出会ったときも、アピールはイタズラでした(黒板消し落とし)。
2)普通の笑顔(+過剰演出サービス)
まぁ普通の笑顔なんですけど・・ただちょっと演出気味です。
まわりから明るいキャラを期待されているので笑い方も大げさにアピールしています。
中でも一番嬉しそうなのは中忍試験でネジに勝った時。
本当に嬉しかったはずなんだけど、日向の過去を知って実はちょい複雑な気分でもあったんですよね。でも観客の声援に応えるために、笑顔ちょっとサービス気味です。
まぁ普通の笑顔なんですけど・・ただちょっと演出気味です。
まわりから明るいキャラを期待されているので笑い方も大げさにアピールしています。
中でも一番嬉しそうなのは中忍試験でネジに勝った時。
本当に嬉しかったはずなんだけど、日向の過去を知って実はちょい複雑な気分でもあったんですよね。でも観客の声援に応えるために、笑顔ちょっとサービス気味です。
3)そして完全な作り笑い。
これは、ナルトの優しい心遣いなんですが誰かを応援したり励ますための笑顔。ナルトのサービス精神あふれる作り笑い。
たとえば、3巻、イナリを励ます時の笑顔。
「嬉しい時には 泣いてもいーんだぜえ!」
これは、ナルトの優しい心遣いなんですが誰かを応援したり励ますための笑顔。ナルトのサービス精神あふれる作り笑い。
たとえば、3巻、イナリを励ます時の笑顔。
「嬉しい時には 泣いてもいーんだぜえ!」
そしてサクラに対しての作り笑い3連発。これは、完全に無理してますw
「サスケはぜってーオレが連れて帰る!一生の約束だってばよ!」(21巻)
無理して笑顔作ってますねw 本来優しいっていうのと、あとカッコつけて自分をよく見せたいのかな。
小さい時から「嫌われたくない」とか「認めてほしくて」つい笑顔を作って頑張る癖がついちゃっているんでしょうねぇ・・
小さい時から「嫌われたくない」とか「認めてほしくて」つい笑顔を作って頑張る癖がついちゃっているんでしょうねぇ・・
では、ナルトって本当に嬉しい時はあったのか?
実は数少ない ナルトが本当の本当に嬉しかった時の顔を見てみると・・意外にあんまり笑っていないのです。
本当に嬉しい時には どう表現していいか戸惑っちゃうみたいですねw
それだけナルトは「本当に嬉しかったこと」が少なかったのかもしれません。
とっても少ない本当に嬉しかった時の顔を見ると・・
本当に嬉しい時には どう表現していいか戸惑っちゃうみたいですねw
それだけナルトは「本当に嬉しかったこと」が少なかったのかもしれません。
とっても少ない本当に嬉しかった時の顔を見ると・・
たとえば、中忍試験の時サスケに「オレはお前とも戦いたい」と言われた時。
「オレは お前とも戦いたい・・」
ナルトは「ドキン!」とビックリして固まってますwでもこれ凄く嬉しかったんですよね。
そしてカカシに「四代目火影を超える忍はお前しかいないと オレはそう信じてるからだ」と言われた時。
・・・・一瞬固まってますw このあと嬉しくて、元気100倍でやる気になるんですが。
そして・・四代目に「オレはお前を信じてる」と言われた時.
嬉しすぎてこれまた一瞬固まる・・・
ナルトが本当に嬉しかった時っていうのは、サスケ、カカシ、父四代目・・つまり一番認めてほしかった人達に自分を認めてもらった時なんですよね。
この3人に自分の存在を認めてもらえたとき、ナルトはやっと自分に自信が持て自分を肯定できる。
観客とか里の人達にほめられる時より、この3人に認められるのが本当に嬉しいみたいです。だから嬉しすぎてどう表現していいかわかんない感じで固まってる。 笑顔にはなっていないです。
この3人に自分の存在を認めてもらえたとき、ナルトはやっと自分に自信が持て自分を肯定できる。
観客とか里の人達にほめられる時より、この3人に認められるのが本当に嬉しいみたいです。だから嬉しすぎてどう表現していいかわかんない感じで固まってる。 笑顔にはなっていないです。
あーんなにたくさん笑顔が描かれているのに・・
楽しくても嬉しくても、ナルトの心にはずーっと小さい時のトラウマや、サスケのことがあって本当の笑顔にはなりきっていない。悲しいほど無いのです。
楽しくても嬉しくても、ナルトの心にはずーっと小さい時のトラウマや、サスケのことがあって本当の笑顔にはなりきっていない。悲しいほど無いのです。
でも、10年を超える連載の中でやっと本当の笑顔をはじめて見せました。
それが・・これ
「オレを信じてるって ・・・言ってくれた!!」
(455話:繋がり・!!)
(455話:繋がり・!!)
ナルトの頭の中で、四代目に信じていると言ってもらったこと・四代目が父だと分かったこと・九尾が誇りに思える力だと分かったこと・カカシが四代目はナルトの父だと知っていたこと・四代目の話が出来る人が側にいてくれたこと・・これらがうわ~~っと混ざって一気に噴出したw笑顔です。
この時ばかりは、サスケのことや過去のことが一瞬消えて本当の嬉しい笑顔になりました。最高に嬉しかったんですね。
この時ばかりは、サスケのことや過去のことが一瞬消えて本当の嬉しい笑顔になりました。最高に嬉しかったんですね。
天然100%ストレートの笑顔はたったこれだけ、です。でもこの笑顔を見たとき「やっとナルトの本物の笑顔がみられた!」って本当に嬉しかったですね・・。
この次ナルトの本物の笑顔が見られるのは、サスケを取り戻してからでしょうか・・。サスケを救うことが、ナルト自身を救うことにもなりますよね。
最後にはぜひ第7班全員そろっての笑顔を見たい・・・うん。
最後にはぜひ第7班全員そろっての笑顔を見たい・・・うん。
☆次回のナルト、ジャンプは10月10日ナルトの誕生日に発売、巻頭カラーです。
楽しみ!
楽しみ!