ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

「写輪眼のカカシ」誕生・・、歴史が動いた時

写輪眼のカカシ」誕生・・歴史が動いた時

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「写輪眼の英雄」・・・

その誕生は、新しい一歩を踏み出す 歴史的瞬間でもありましたが、
皮肉にも多くの争いを生む原因ともなってしまいました・・

最近、「写輪眼のカカシ」という表現が続けて出てきてます。
まぁ前から言われている通り名だし、気にしすぎかもしれませんが・・
なんだか「写輪眼」が強調されているように感じるんですよね。

「さすが写輪眼の はたけカカシ」(トビ)
写輪眼の はたけカカシだ」(我愛羅

カカシ父ちゃんサクモは「木ノ葉の白い牙」というカッコイ~い通り名がありますが、息子のほうは「写輪眼のカカシ」・・・
「うちは一族じゃないのに写輪眼を持っているヤツ」という意味で有名。
カカシ自身の能力からついた名前じゃないのでなんか微妙な気分ですw

さて本題。
今でこそ、写輪眼そのものが希少価値ですが・・・
カカシが「写輪眼のカカシ」と呼ばれるようになった頃は、うちは一族も大勢いた時代。写輪眼そのものは、けして珍しい代物じゃあなかったわけです。

それなのにカカシが「写輪眼の英雄」とも呼ばれたのは、うちは一族以上にその眼を使いこなして敵を恐れさせたからなんだろうな、と思います。
千以上の術をコピーしたっていいますしね。
カカシは写輪眼の使い方を独学で覚えていったんだろうから、相当努力したはずなんです。
カカシは師・ミナトの助けも借りずに一人で千鳥を開発したくらいですから相当努力家でもあります。天才だからできたのかもしれませんがw

カカシはオビトの代わりになろうと必死だったんですよね。その努力が「1000以上の術のコピー」「写輪眼のカカシとして勇名を轟かせる」結果につながっていったのかな?
しかし、カカシがオビトのためにと努力して使いこなした「写輪眼」そして得た「写輪眼のカカシという称号」。
これが、新たな問題を引き起こす原因にもなってしまったのは皮肉な話です。


里側にとっての「写輪眼のカカシ

写輪眼を使って武勇をうちたてたカカシは木ノ葉(千手の里側)にとって誇りだったと思います。それはカカシが著しい戦果を挙げただけではなく、「うちは以外の一族もうちはの写輪眼を使うことができる」ことを証明してみせたからではないでしょうか・・?
うちは一族をこころよく思わない人達にとっては(ざまあみろ、うちは一族!)みたいな気持ちがあったかもしれません。

でも、うちは一族は カカシの写輪眼をどう受け取ったでしょうか・・


うちは一族にとっての「写輪眼のカカシ


うちはの瞳術の歴史・・それは夥しい犠牲の上に築かれたもの。
眼を奪い合い、移植したり、競い合ったり。
そしてイタチが言ったように「瞳のやり取りは同族間でしか行えない」と伝えられてきたはずでした。
(永遠の万華鏡写輪眼に関してだけではなく、他の一族への移植はタブーだったと思われます。イタチがカカシに その眼はアナタの体に合わない・・等述べていることからも)

それを、よりによって仇敵・里側のはたけカカシに移植してしまった・・!
これはとんでもない出来事だったと思います。
(オビトの家族は一族から責められたりしなかっただろうか・・心配)
しかもカカシは写輪眼を使いこなし「英雄」扱いまでされている。

これは 当時すでに険悪であったうちはと千手の間に、さらに亀裂を生む原因になってしまったのではないだろうか・・?

それに問題となるのは、移植の場所に居合わせたのがオビト・リン・カカシ・・子供3人だけだったということ。
「本当にオビトの意志で移植したのか?」とか「奪われたのではないか?」などと疑がわれてしまったのではないだろうか?
しまいには「里の陰謀ではなかったのか?」とか・・。

少年達の純粋な友情話(ボーイズラ・・イフ)も、オトナのドロドロ世界に巻き込まれると途端に面倒な話になってしまいます。



他里にとっての「写輪眼のカカシ

諸外国における「写輪眼のカカシ」は、また違った意味をおびてきます。

うちは一族の血継限界である写輪眼を 一族外の者が移植して使っている・・・これは他里にとっても「衝撃の新事実」だったのではないでしょうか?

他里にとっての写輪眼のカカシとは「一族じゃなくても写輪眼は移植できる実証例」。

写輪眼、白眼と2つの瞳術を抱える木ノ葉隠れの里。過去の大戦ではどの里も木ノ葉の瞳術には手を焼いてきたはずです。
しかしカカシの例をきっかけに、どの里も「木ノ葉の眼」を盗もうと暗殺部隊を送り込み始めたのではないでしょうか。

霧隠れの青が日向一族から白眼を奪った件や、雲隠れによる「白眼事件」(雲隠れが白眼を狙って日向家当主の遺体を要求した事件)も、カカシの写輪眼に影響されてのことではないでしょうか。

青が白眼を入手した時期も 雲隠れによる白眼事件も・・
カカシが写輪眼を入手して数年後、カカシが写輪眼のカカシとして有名になった頃と思われます。
(カカシが写輪眼を移植したのは第3次忍界大戦末期、今から18~17年前。 雲隠れによる白眼事件は13年ほど前、青が白眼を入手したのは15~10年前頃・青の白眼と対戦しているシスイの推定年齢とシスイの死の時期から)
白眼だけではなく、うちはの写輪眼も他里の刺客に狙われていたかもしれません。カカシの成功例が他里を刺激したのは確かだと思います・・。

「写輪眼の英雄・写輪眼のはたけカカシ」という輝かしい通り名は、争いのきっかけとなる通り名にもなってしまった・・

・・・

オビトは一族ではないカカシに 自分の将来も、忍の世界の未来も託した。
これは本当に画期的な、すごいことだったんですよね。純粋な少年だからこそ出来たのでしょうが・・
ン十年ン百年?と続いてきた六道仙人兄系(うちは)と弟系(千手)争いの歴史を一瞬で覆しちゃうような出来事です。

オトナ達がず~っと争ってきた中で、オビトは最大タブーとも思われる「他の一族へうちは一族の写輪眼をあげる」ことで互いの手を取り合おうとした。
そのとき歴史が動いた的な瞬間だったはずです。
(勿論、本人はそんな難しい問題は考えていなかったはずですがw)

カカシが背負う「オビトの眼」・・・カカシの写輪眼には、オビトの熱い想いが託されています。ただしその眼が多くの問題や争いを引き起こすもとになってしまったのも、また事実です。

写輪眼のカカシ誕生から、約18年。

うちは一族のオビトから 里側のカカシに差し伸べられた握手の手を・・
今度は里側のナルトから うちは一族のサスケへ・・握り返して欲しい。

オビトとナルトの想いが、時を越えて繋がって欲しい・・。
カカシがナルトのために一生懸命なのも、そんな願いからなんだと思います。




☆11月2日、ナルトの続きがやっと読めますね。長かった・・w 
久々?考察できるも楽しみです。