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トビのセリフに隠されたもの・その1  「三角関係の頂点」

トビのセリフに隠されたもの・その1  「三角関係の頂点」

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いつものこととはいえ、ちょっと大げさなタイトルなんですが・・・ 今回は うちは事件における三角関係のことをちょっと。
三角関係とは、トビ・ダンゾウ・イタチのことです(がっかり・・?)。 うちは事件に関わる3人が、あの時どのような関係で関わりあっていたのか?という話です。 最近わかった事実を、トビのあるセリフに照らし合わせてみようかと思っているんですが・・・。
 
セリフとは、これ↓

「イタチのことなら何でも知っている まぁイタチはそのことに気づかずに死んだがな」
 
これは43巻、トビがサスケに対して言った言葉です。 《手懐け中にw》
 
トビ、えら~く自信ありそうなんですよね。 オレは全てを知ってるけど、イタチはそこまでわかってない、みたいな。 なんだかなぁ、イタチを見くびった言い方ですねぇ・・。 しかも、コレ2度も繰り返して強調してます。
2度目は、
 
「オレもイタチの真実を知っている・・ さっきも言ったな イタチはそのことについては気づかずに死んだと」
 
・・・・ほぼ同じじゃん、という感じではあるんですが・・・・  
 
しかもご丁寧に3度目もあって、それはゼツと会話のなかで確認してます。
 
「イタチのヤツ 自分の真相を知られてるとは思ってなかったんだろ・・・」 (ゼツ)
 
かなり、くどいw
よほど 「イタチはそれに気付かずに死んだ」ということに、トビは自信があるみたいですね。
うちは事件に関わるダンゾウ、トビ、イタチ3人の中で 全員の秘密を知っているのはオレだけだ!と言いたいんですよね、 三角形の頂点にいるのは自分だと。
トビってちょっと「オレは全て知っている」と自信がありすぎなところがある・・・(ま、実際によく知ってますけどねw)。
 
この過剰な自信は、このセリフの直前にあったイタチの「転写封印天照」のせいでもあります。(イタチが死の間際に サスケに仕込んだ天照) 
それで余計にトビは、「イタチは何も知らない」と思い込んでしまった。。(この話は、次回の「その2」にて。)
 
話し戻しまして;
うちは事件に関わっていると思われる3人・・・・イタチ、トビ、ダンゾウ。彼らの三角関係、どの程度のものだったんでしょうか?
 
 
まず、ダンゾウ・イタチの関係
 
ダンゾウ・イタチの関係・・・・・言うまでもなく、木ノ葉の上層部と暗部、上司と部下の関係です。 ダンゾウがイタチに下した任務は、クーデターを企てていたうちは一族の抹殺。そして汚名を一人で背負い里を抜けること。これが里の任務であり、イタチの真実といわれるもの・・・。
 
イタチははじめから、「サスケだけは助けること」を条件として出していたんじゃないでしょうか?  
ダンゾウは、最後までイタチのことを「自己犠牲を貫いた忍」として褒めていましたが、あれは本音だと思うのです。ダンゾウ自身は若い頃 自己犠牲を貫く強さはなかった・・・・・ だから、イタチはダンゾウにとって「理想の忍像」であったかもしれない。 
 
でもイタチとダンゾウ、2人とも 『トビとの関係』は内緒にしているんですよね。。
イタチは、事前にトビと接触して交渉していたことをダンゾウには内緒にしていたようだし、ダンゾウのほうも事件当日トビに会ったことをイタチには内緒にしていたようですから。 
 
そして、うちは一族抹殺におけるダンゾウの本来の目的が「写輪眼の回収」だった可能性もありますが、それはイタチには秘密にされていたはず。。。(言えませんよね、そんなこと)
 
でも、イタチはそのダンゾウの「もう1つの目的」に気付いていたんじゃないか?とも思うんですよね・・・。シスイの死は、うちは事件より1~2年前だと思います。ダンゾウがシスイの眼を移植していれば、イタチは写輪眼でそれを見破ることが出来たはず《シスイのチャクラ色で》
ダンゾウが 写輪眼欲しさに行動していることも、イタチは承知だったはず・・・(と、思う)
 
 
イタチ・トビ(マダラ)の関係
 
イタチ・・・里にも うちは一族にも内緒でマダラ(トビ)と接触し 「一族抹殺の手助けをする代わりに 里には手を出すな」と交渉していたんですよね。  
既に里(ダンゾウ)が一族抹殺を考えていたことは トビには黙っていたことになる。 
そりゃそうですよね・・・・里から既に命令が出ているなんてバレたら、「一族抹殺に手を貸してあげるかわりに 里に手を出すな」なんていう条件は 成り立たなくなっちゃいますから。
 
(ちなみに、トビ自身がサスケに語った回想によれば、イタチがトビに接触してきたころ(今から10年くらい前)のトビは 今とは違う外見ですよね・・。いわゆる「かつてのうちはマダラ」が お面をかぶっただけのような、ロンゲで着物姿。腰には刀をさしている。 お面の模様も違う。 あれが真実なら、九尾事件当時もあのロンゲ着物姿なのだと思うのですが・・・・ はて、どうだったんでしょう??)
 
そして事件当日の協力者はマダラだったとイタチは語っていますが、力の無いはずの現在のトビが どのような形で協力したのか? 戦うといっても体術しか見せたことがないトビが一体何をしたのか?非常に疑問なのです。
 
イタチが 『自分の真実=里からの任務だったこと』 がトビにはバレていないと思っていた、ということは一族抹殺任務の実行中には ダンゾウや根は姿を現していなかった・・・ということになりそうです。
あの抹殺は、やはりイタチ自身が行ったということでしょうか。。。
トビの前では任務であることを隠して「トビのうちは一族抹殺計画に協力した」だけになっていたはずですから。
 
イタチは二重スパイという任務、つまり うちはから「里の内部」を偵察する任務と 里からうちは一族を監視する任務の2つを抱えていたわけだけど・・・もう1つ、トビを牽制する役割もしており、実際は「三重」の任務を背負っていたことになります。 『里、うちは、マダラ(トビ)』の3つに挟まれて。。。
 
 
ダンゾウ・トビの関係
 
第474話で トビはダンゾウに 「久しぶりだな・・ダンゾウ  うちはの事件以来だな」 と話しかけているので、事件当日 この2人は顔を合わせていたことが判明しました。しかし、あの2人が事件に協力しあったというわけでもなさそうです。
 
ダンゾウは
「イタチめ・・死に際に全て喋りおったか」
「・・・あいつはそんな男ではないと思っていたが」「サスケがイタチの真実を知っているなら 暁も・・・  情報を隠すのはもはや無理だな」
なんて言っていましたから、トビとは敵対関係にあったようですねぇ。
どうやら事件前から接触はしていなかったかんじがします。事件後、写輪眼の回収に来たダンゾウとトビが出会ってしまった・・・そんな感じだったのでしょうか?
 
つまり・・・トビはあの日、イタチと共に事件に関わり、そのあとイタチが里を抜けて・・・
ダンゾウが写輪眼の回収に来た時まで 事件現場にいた可能性が高い。(ゼツが監視していたのかもしれないけど)
っていうことは、トビはイタチとサスケ兄弟のやりとりも どこからか見ていた可能性も(あるいはゼツが録画。)?
 
イタチやサスケのことは、ゼツがず~っと監視していてトビに報告していたのかもしれませんね~(隠し撮りして)プライバシー無し・・・・。 だから、トビはイタチに彼女がいたなんてことまで知っていたのかな・・・(いろんなところから殺気を感じるな・・・)
 
 
さて、最初に戻りますが  (戻るのかい!)、
 
 「イタチのことなら何でも知っている まぁイタチはそのことに気づかずに死んだがな」
・・・この言葉から受ける印象は、三角関係の頂点にトビが君臨して全てを把握しているが ダンゾウとイタチは トビのことはわかってない・・・というイメージです。三者は お互い「秘密の目的」を抱えながら 互いの腹のうちを探りあって事件に関わっていた、ということになるだろうか・・・?
 
たしかに、ダンゾウは「イタチの真実」がトビにバレていることを、 サスケと戦うまで知らなかったようでした。
でも、イタチは?・・・?
イタチは本当に「トビに自分の真実がバレれている」ことに 気付いていなかったのだろうか?
 
イタチがわざわざ トビのところに出向いて交渉したこと・・・・・そして 写輪眼を持つイタチなら ダンゾウがシスイの写輪眼を移植していたことは分かっていただろうと思われること・・・ 
それらを考えると、イタチはトビの目的も、ダンゾウの目的も全てお見通しだったのではないか?と思うんですよね。
 
そして、「自分は、トビのことは何も知りません」といった演技をして トビを油断させている気がします(油断というか、安心させているというか)。 トビはイタチの名演出に騙されている??(演技ならトビも得意ですがw)
つまり、
「イタチは自分の真実をトビに知られていることはわかっている。 でも、トビはそれを知らない」ということになる・・・・・?
 
本当は、この三者の三角関係・・・三角形の頂点にいるのは、イタチなのではないか?という気がします。
 
全てを緻密なシナリオどおりに動かしているトビ。 
ナルトという「意外性忍者」の登場で計画が狂ったとはいえ、臨機応変にそれにも対応してシナリオを変えたりしている。 そこまでは見事なんですけどね・・・
ただ、1つだけ誤算があるとしたら、やっぱりイタチのことを誤解していることでしょうか。
 
ご丁寧に3回も 「イタチは自分の真実を トビに知られているとは思っていない」なんてことが強調されているってことは、今後この誤解が「トビの大誤算」としてシナリオに大きく響いてくるのではないか??と思います。
 
やはり、イタチは凄い人だ。
 
(その2は 次回・・・)
 
 
イメージ 2←かたつむりの甲羅もグルグル・・・トビの面と似てますねw
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いつもながら・・・駄文読んでくださってありがとうございます。次のNARUTO待ち遠しいですね~~。