ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO ナルト507:偽りの存在・・・!! 今週号のWJナルト感想 (ジャンプ39 号)

NARUTO507:偽りの存在・・・!!

 
イメージ 1
 
「やはりこの世は偽りばかりだ・・・」
 
鬼鮫の諦めは、感情を失くした心から生まれたものではなく・・・鬼鮫本来の優しい心から生まれたものだったとは。
あの獰猛そうな目と冷たい肌の色の下には・・・・本当は温かく優しい血が流れていたんだなぁ、鬼鮫
 
・《ガイVS鬼鮫決着》
 
ガイが纏っていた碧いオーラ、開放したチャクラではなかったんですね。蒸発した汗だったとは(しかも激臭)w
鬼鮫は朝孔雀を「(チャクラではなく)正拳による衝撃波と摩擦による炎」と分析していたのに、第七驚門の碧いオーラをチャクラだと思ったのが誤算だったんですね(確かにチャクラに見えたけどw)。 あくまでガイのは「体術」。『チャクラを喰らって攻撃する』大鮫弾を使ったことが負けにつながった・・
にしても、ガイ・・・七門開いて平気だなんて、やっぱり珍獣・・・?
 
 ・《「私の事など」と鬼鮫が言ったワケ》
 
鬼鮫って名前を覚えてもらっていると嬉しそうだし、忘れられていると悔しがるw 
これについては先週『彼のプライドの高さゆえか?』と書いちまったのですが・・・ちょいと違ったようです;  今週の鬼鮫の言葉に、答えがありました。
 
「アナタとはこれで三度目ですが・・・まだこんなものを隠し持っていたとはね・・」
「まぁ・・・アナタは私の事など おぼえていないようですが・・・」
 
この《私の事など》、今度は謙遜した言い方ですね。ガイが鬼鮫を覚えていなくても仕方ない、と認めた発言です。 
『敗北』という現実は、自分の存在の否定となる・・・だから相手に認めてもらえなくても当然・・・
 
鬼鮫は『自分の存在を認めてもらうために』戦ってきたのでしょうか。 勝って存在を示し、名を覚えてもらうことで自分の存在を実感する。 
つまり・・・鬼鮫は他者に自分を認めてもらえないと自分の存在に自信がないのかもしれない。
 
・《やっぱり感知系だったアオバ》
 
「情報を取ってやります」という先週の発言どおり、アオバさんは「情報を盗み取る」プロ。そんな能力を隠し持っていたとはね・・・w いのいち式方法で鬼鮫の脳内に入り、記憶をたどるアオバ・・。
 
・《なぜ、トビは再不斬ではなく 鬼鮫を選んだのか?》
 
アオバが覗き見した1つめの鬼鮫の記憶。
 
イメージ 3
 
鬼鮫、お肌も活きがよくて若いですねw  でも一緒に登場したイビキ(鬼鮫より年下)はどう見てもオッさ・・・大人っぽい。 ということはこれ、九尾事件のあとぐらいだろうか?(九尾事件時に鬼鮫16歳、イビキ15歳)。
「仲間を口封じの為に殺してしまう任務」・・・それが当時の鬼鮫に与えられた任務。
 
鬼鮫は再不斬と同じ暗殺部隊所属かと思うのですが、2人ともアカデミー時代には例の「仲間殺し」試練を受けているんですよね。
2人一組で殺し合いをする「卒業試験」、これで生き残った者の中から より適性(耐性)のある者がシビアな仕事を請け負う暗殺部隊に選抜されていったのではないでしょうか。
 
再不斬と鬼鮫・・・この2人生き様は似ているけれど、課せられた宿命の受け入れ方が少し違う気もします。 
再不斬は、子供時代に卒業生を皆殺しにして「楽しかった」と振り返るほどだった・・・『他者を抹殺することで自分の存在を肯定する』・・ かつての我愛羅と同じです。 再不斬が最初に仲間を殺した時に快感を感じた(と、当時は思っていた)のに対し、鬼鮫は最初に仲間を殺した時から、「この世は偽りでしかない」と思い込んでいた・・。 
 
「そんな事(この世は偽り)は 仲間を最初に殺った時から分かってますよ・・・」
 
“そんな事は”、ねぇ。・・・悟っているというよりは諦めている感じです。 本来、鬼鮫は仲間を大事にする優しい心を持った少年だったのでしょうね。でなければ、こんなに苦しんだりはしない。。。
 
上司に仲間殺しを命令された時、若鬼鮫はニヤ・・・と笑って引き受けていますが、あの微笑み・・・冷酷な任務に喜びを感じての笑いでは無く、迷っている自分の心を上司に見透かされないための作り笑いだったのか?そして自分に「出来る」と言い聞かせるための演技の笑いだったのか。
 
暗号部の女性に「干柿さん」と優しく声をかけられた時、鬼鮫ぶっきら棒に言い放つ・・・
 
「私に親しくしないでください・・・」
 
仲間として心を通い合わせてしまえば、心に迷いが生じることを怖れていたのか? 鬼鮫が仲間殺しに喜びを感じるような男なら、こんなことは言わない・・・。 
 
 鬼鮫に刺された時の「何で・・・?」という彼女の声。
彼女が鬼鮫を受け入れようとしてくれた数少ない存在だったのに・・・しかし、この手で殺めなければならなかった不条理。  5人のうち「一番最後」に彼女を刺したのは、鬼鮫がこの現実を受け入れ難かったからなのでしょうか。 
 
(仲間殺し・・・それが私の専属任務ですから)
 
「この世は偽りなのだから」と言い聞かせ続けることが、鬼鮫にとっては念仏のような唯一の自己救済手段だったのかもしれないなぁ、と。
 
当時の再不斬なら、こういう状況にもゾクゾクするような「生の喜び」を感じていたのかもしれないが、鬼鮫はずっと『偽りの世界にしか存在できない自分』に苦しみ疑問を持ち続けていた・・・・。これが当時の再不斬と鬼鮫の「違い」。 (最後の最後には、再不斬も無意識に悩んできたことに気づくわけですが)。
 
鬼鮫の心に存在するこの世界への諦め。
トビがスカウトしたのが 再不斬ではなく鬼鮫だった理由は 鬼鮫は「諦め」という闇を持っていたことにあるのかと思います(戦闘能力等以前の問題として)。 
 
 
・《そして、「マダラさん」との出会い》
 
その「仲間殺し」から数年後の2番目の記憶。この時鬼鮫は上司を殺して鮫肌を手にし、マダラさんに出会っている・・・。
 
この記憶、今から10年位前と判断しています(鬼鮫22歳の頃)。 この記憶に出てくる「マダラさん」はロン毛で、霧隠れの暗部の服装に草履姿・・・・つまり約10年前の、イタチが初めて接触した時の「マダラ」と容貌が同じです(43巻トビの回想による)。 
10年前というと、鬼鮫が霧隠れの里を抜ける直前にあたり 木ノ葉ではシスイ事件が起きている。・・・・「マダラさん」の周辺でもいろいろとあった年ですね。
マダラは九尾事件前から九尾事件の6年後くらいまでは霧隠れの暗部に身を潜め、水影を操りながら計画を進めていたのではないか?と思われます。
あのスカウト後まもなく、青が水影やぐらの幻術を解き マダラさんは霧を出て・・・鬼鮫も里を出たのだろうか。 
 
そしてこの頃を境に、ロン毛マダラは姿を消している・・・シスイ事件の時に彼の身に何かあったのだろうか。 その後登場するのは現在の短毛トビだけです。 
マダラとも別れた鬼鮫は、ほどなくペインに勧誘されたのではないでしょうか(うちは事件ごろ、イタチと組むために)。。。。
 
・《鬼鮫の偽りの人生》
 
イメージ 4
 
四代目水影やぐら、登場しましたね。 まだあどけない少年・・彼、いくつで水影になったのだろう? 幼くして三尾の人柱力になって傀儡的に水影として祀られてきたのかもですね。
鬼鮫は「やぐらの命令」により元上司・元鮫肌の持ち主を抹殺し、「忍刀七人衆の一人」となり・・・・自分に言い聞かせるように呟く・・・
 
「霧の忍でありながら霧の忍を殺す・・・自分とは一体何なのか?」
「敵なのか味方なのか?」
「私の目的は?立ち位置は?」
「私はどこへ行こうとし どこに行けば落ち着けるのか?」
 
「霧の忍でありながら」。 先週も触れましたが、鬼鮫は故郷霧隠れに対する思い(忠誠心)は強い。 なのに故郷でも見つけられなかった彼の「安心して居ていい場所。」・・・
 彼もまた、自分を認められず居場所を見つけられなかった一人なんですね。 ナルトが真実の滝で向き合った問題と全く同じ。 今のナルトなら、鬼鮫を理解することが出来るはずなのだが・・・・。
 
鬼鮫の「諦め」という心の闇がピークを迎えたタイミングで「マダラさん」が姿を現し、やぐらを操っていた事実を明かす・・・
「人をコントロールするには心の闇を利用するテクニックが必要だ(49巻) 」と言っていたトビらしいやり方で、サスケを手懐けた時同様実に計画的。 これもトビのシナリオの一環だったのでしょうね。
 
「オレが偽りの苦しみからお前を解放してやろう」
「お前の居場所を造ってやる」
 
なんかどっかで聞いたようなセリフだと思ったら、ド根性忍伝のあの言葉に少し似ているようなw
 (・・・オレがその呪いを解いてやる) (平和ってのがあるならオレがそれを掴み取ってやる) (ド根性忍伝)。長門やナルトにはこれが救いの言葉になったのだとしたら、鬼鮫にはトビの言葉は救いに聞こえたのか。。
 
トビは鬼鮫の求めに応じて(おそらく)仮面を取り、月の眼計画について語ったはずなのですが・・・鬼鮫が情報を取られまいと自分の舌を噛んでしまって、トビの素顔が見えずじまい!w 
 
鬼鮫にとっての月の眼計画。 無限月読とは偽りの世界なわけですが、鬼鮫にはその世界こそ理想的現実に思えたのではないだろうか? なぜなら鬼鮫にとって現実の世界のほうが偽りの世界なのだから。
 
・《忍の「存在理由」》
 
鬼鮫が『自分の立ち位置』を推し測る時、偽りの世界において基準とできるものは「強さ」のみだった。
『自分は誰より強く、誰より弱いのか?』・・・・鬼鮫が戦闘を好んだようにみえたのは、戦闘だけが自分の存在を確かめる手段だったからではないだろうか。
これは白・再不斬も同じでしたが・・
 
「忍ってのは、自分の存在理由を求めちゃあいけない・・・ただ国の道具として存在することが大切 それは木ノ葉でも同じだよ」
「忍者って奴は皆 知らず知らずその事に悩んで生きてんのさ」
 
4巻のカカシの言葉。(最近この言葉をやたら書いている気がする;) この問題の「答え」をナルトが出してくれそうな気がします。 この時のナルトは、「オレってばそんなのやだ!オレの忍道をいってやる」と言っていた。。。
 
最後の力で舌を噛み切り、自決か・・・に見える鬼鮫ですが、超個人的には鬼鮫は死ねないと思います。なぜなら鬼鮫が最後の力を振り絞ったのは、まだ彼は諦めていないから・・・
 
  「私もそこへ行きたかった」・・・
 
自分がここに居ていいと思えるようになったナルトなら、鬼鮫を闇から救うことも出来そうです。
これからのナルトの戦いは、倒すのではなく「理解しあう」ことであって欲しい。それが自来也長門からナルトへ託された「憎しみの連鎖を断ち切る希望」なのだから。
 
これで鬼鮫は救われる!と思ったのは・・・・私だけ??w 
 
 
☆鮫肌は、鬼鮫を見捨てていないんじゃないだろうか?
 
☆50巻の表紙(鬼鮫がナルト達と仲良く並んでいる)のは「予言」にしか見えなくて・・。
 
☆ガイが持っている巻物は、本物?
 
☆またしても疑問に思う「なぜトビはスパイとして鬼鮫を潜入させたのか」。スパイならゼツの方が安心確実。 八尾狩りは、ビーがサブちゃんと居る時が絶好のチャンスのだったのに。
 
☆トビは鬼鮫を「放流(解放)」したとしか思えない・・ ここから先トビは自分(とゼツ)だけで動こうとしているのではないか。
 
☆トビが密かにしたためる「第3シナリオ」の微々たる可能性にかけ?鬼鮫だけは新しい時代を生きさせようとしているのでは、とも・・。 
 
☆マダラ、霧の暗部では「○○真鱈」という霧ではありふれた魚系の名前使ってたとか(妄想)w
 
☆ヤマト、昼虎知ってましたね。ガイとSランク任務こなしたことあるのかな。
 
☆ところで雲隠れの忍、少ないんじゃないの?w
 
☆昼虎の手の組み方、虎ですねw 大鮫弾は、サメはめ波??
 
☆(一部訂正)10年前?鬼鮫に見せたロン毛のマダラさんの素顔と、44巻で鬼鮫に見せたトビの素顔(眼?)は同じだったということですよね。むむむw
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
イメージ 2☆←にほんブログ村、応援投票してくださると励みになります・・・ありがとうございます