ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO ナルト511:帰ってこよう 今週号のWJナルト感想 (ジャンプ43 号)

NARUTO511: 帰ってこよう

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「オレ達は夢の実現のためにここより出発する! そして・・・オレ達の夢が叶ったら・・・
たとえ バラバラになっていたとしても・・・」
「いつかここへ帰ってこよう」
 
「そして三人で祝福すんだ!」
 
一枚の折り紙に乗って帰ってきた小南の魂。 やっと3人、いや自来也先生と4人で笑いあえる日が来たのだろうか?
 
今週号見る限り、小南は水面に仰向けに浮いていて・・・魂は長門や弥彦の元へ戻っていったような描写。 うーん、小南は絶望的なのだろうか? 彼女にはまだすべき仕事があるように思ったんですが・・ 
水面に浮いてはいるので、少しは希望が残っていることを祈らずにいられないなぁ・・。
 
 
絶望的な「小南の死」描写から いつのまにかかわいい、カエルの着ぐるみ4人組の絵に。
えぇっ突然この明るさは何だょ!的なノリ・・・?
今週は、『どっぷり闇へ進む重苦しい展開』と『幸せな思い出し笑い』・・・対照的な話が一緒に語られていて、その激しすぎるギャップに戸惑うんです・・・・これがまぁ~絶妙な「つなぎ」で紡がれているんですよね。
 
最近似たようなパターンとして489話「忍界大戦に向けて」でも「絶妙つなぎ」がありました(カツ丼からトントンwへ、アンコとカブトのセリフをかぶせての場面展開)。
 
あの時は「言葉」でつながれていましたけど、今週は「絵つなぎ」。
 
まずは弥彦・長門・小南『3人の顔のアップ』から『3枚のカエル板の絵のアップ』へとつながり・・・
さらに『屋根の穴から覗く虹の絵』から 『トビの面の穴から覗く闇の絵』へとつなげられていく・・・。 
 
闇と明るい笑い。対照的な2つが別の話として分断されず「つなぎ目の無い1つの話」としてつながっていく・・・・メビウスの輪のような展開です。
実は光と闇は表裏一体、一方での光は他方では闇・・・
世界では2つのシナリオが同時進行しているってことを体感させられたような・・・まるで月読世界を喰らったような不思議な錯覚、かなw
 
・トビの「スッ」
 
さて長門の元に辿り着いたトビ、吸い込む前に「見開いた長門の眼」を「スッ」と手で閉じさせる・・・
 
小南は長門の目をあえて閉じさせなかったんですね。 長門が嬉しそうな微笑を浮かべていたからなのか、一緒に未来を見るためだったのか。あるいは輪廻眼が雨隠れを守ってくれるようにという願いからだったのかな・・・。
 
隣に眠る弥彦は目を閉じて眠っている・・・これはナルトが天道(弥彦)を撃破した時、黒棒をひっこ抜く前に、まずは目を閉じさせてやったんじゃないか?と思ってます。ナルトが敵へ表した敬意でしょうか。
4巻で、ナルトは初めて「敵の死」を目の当たりにします。 この時、白のカッと見開いた目をカカシが優しく閉じさせてやるんです・・・それをナルトはシッカリと見ていた。「必死に生きた敵の死から目を背けるな」と一緒に、ナルトが最初に覚えたことなんですよね。
 
で、トビが長門の目を閉じさせたのはなぜなんだろう?
 
長門の目が、自分をあざ笑うかのように見えたんだろうか? 
それとも、カカシやナルトがしたのと同じように・・・長門へ(お疲れ)という気持ちを込めて閉じてやったのだろうか?
 
先週号感想でも触れましたが、お前は三人目の六道・・・とか、裏切ってなおオレを笑うか・・とか。 なんだか長門のことを弟のように見ていたように感じられる言葉があるんです。
何故オレの元を去ったんだ?と悲しむ兄のようで、それはなんだか切なくすらあった・・・。
 
そっと長門の目を閉じてやったのは、長門への想いに区切りをつけて「三人目の六道=弟分」としての長門に別れを告げたのかという気がします。(もちろん、トビはこんな「素」の自分を 暁の前で見せたりはしないけどw)
 
(一方で、小南。 彼女の胸のあたりから、1枚の血に染まった紙が飛んでいきます・・・彼女の意識(チャクラかな)を乗せて、行き先はあの懐かしい・・・・皆で過ごした家へ。)
 
・小南の「想い」
 
長門・弥彦・小南の眠る顔のアップから、3枚の「カエル板」の絵へ。小南の「幸せな思い出」がフラッシュバックされる・・)
 
カエル板、表が赤で「在宅中の印」、裏が白(カエル絵)で「外出中=もうすぐカエル」;で、板は「ひっくりカエル」。。
自来也の「かえるギャグ」、この頃からなんですね(はぁ~w) 雨隠れの忍に拷問する時も「蛙に変える」と必死に繰り返していたけど・・・w
 
「オレはもっともっと強くなって! そんでもってこの国を変える!」って雨の中に飛び出していく弥彦。(かえる板はひっくり返さず、ギャグ返しだけw) 
 
肝心な事はわかってないけど元気で前向きな弥彦を見て、ぽっと頬を赤くする小南・・・・
 
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そんな小南を見て、きょとん?とする長門・・ 
 
長門はまだ恋愛のことはわかってなかったんじゃないかなぁ、奥手っぽいw 小南が赤くなってるのを見て(どうしてだろ?)なんて思っていたのかも。。 
でも長門も弥彦の明るさに惹かれていた一人だから、小南の気持ちが《わかるような気がする》なんて思ったんじゃないかな? それ以来、長門は二人がうまくいくように気遣いしていたのでは・・・。
 
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(そっと見つめ合う、二人・・・・このあとどうしたんだろ←)
 
長門は外で待ってるんですね、2人の時間を作ってあげるなんて・・・ったく長門、「いい人」に自分を持っていってしまうタイプですねぇ~・・; この年頃の男女3人は難しそうだなぁ (カカシ外伝でもあったけど)。  長門は小南の気持ちを知っていただけに、弥彦が死んでからはペイン天道をいつも小南に添わせていたんじゃないかな・・・・。
 
暁を組織した前後、彼らは雨隠れの額当てをしていますね、一応形的には「あの半蔵の傘下」に入ったということになりますね。。このあたりからイヤな予感; 
 
(3人がアジトを「出発」する日。小南だけがかえる板を「外出中」に変えたところで岩隠れの忍に急襲され、そのせいで長門と弥彦は「在宅中」表示のまま家を出る事に・・・・。 )
 
第3次忍界大戦の岩隠れというと、大勢力で草隠れを南下し一気に火の国国境近くまで迫ってきた「怒涛の強行軍」が思い出されます(カカシ外伝)。 土影って、かなり強引で強気な戦い方するんですよね、実にパワフル。
 
(で、今も残る4人の家・・・小南だけが「外出中」だったかえる板に、小南の血に染まった赤い紙がひらりと覆い「在宅中」に変える) ・・・弥彦、長門、小南がなつかしい家に帰ってきた瞬間だった・・・
 
・希望の花と 希望の懸け橋
 
小南が髪につけていた「希望の花」神の紙者の術は解けてしまったけど かつての『家』の中には本物の薔薇が咲いていた・・・。小南の紙で出来た希望の花は、「現実に咲く花」と姿を変えたんですね。 泣いていた国の雨もあがり、希望の懸け橋はかけられ、小南の希望の花は現実の花となった。
 
自来也の「お出かけ中」だったカエル板も、枝に押されて「在宅中」に変わっていた・・・)
 
自来也が自分のカエル板を 3人とは反対側に向かい合わせに置いていたのは、遠くから見ているぞ・・という自来也の思いなのかな。 
今は・・・全てのわだかまりを越えて、自来也と3人の弟子は一緒に未来を語らっているのではないだろうか?(小南は追い返されることを祈りたい;)
 
屋根に開いた穴から見える明るく晴れた空には虹の懸け橋。
 
(・・・そして仮面に開いた穴から見える 暗い闇へと場面はつなげられていく・・・)
 
・「九尾を取りに行く」
 
 
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「九尾を取りに行く」
 
さて、マダラさん。
輪廻眼は自分に移植したのかそのままなんでしょうかねぇ・・今度のお面、2つ穴開いてますが、穴の中は暗闇で眼は見えません。(マダラに似てない髪の毛は隠してますね。)
 
面に描かれた絵は輪廻眼+一重の写輪眼模様。
 
前のお面は右目の瞳術を図柄化したものでした。輪廻眼を自分の両目に移植したのか 左眼だけに入れたのか、移植はしてないのか何ともいえない状態ですが・・・移植したなら眼があのような紋様になっている可能性もありそうですが、はて。
 
トビのお面は輪廻眼+一重の写輪眼ですが、先週描かれていた六道仙人のうしろの絵は「二重の写輪眼」・・・あの状態にするためにはもう一人分の万華鏡が必要なのだろうか・・?
 
さらに十尾の眼として描かれていた眼(三重の写輪眼、50巻)には、あと2人分の万華鏡写輪眼が必要なのか、それとも・・・? 「お前が開眼すれば万華鏡を扱う者は3人になる・・・」と言ったイタチの言葉が今更気になってきます。 イタチの言動に無意味な事は無いんでのぉ・・・。
 
服装は「かつてのマダラの服装」で、 背中には誇らしく描かれた「うちはの家紋」。
手に持つのは「火を操りし者」の証である芭蕉扇。 (かつてのマダラのですね)
 
うちはのプライドをてんこ盛りにした「マダラ」のいでたちは、『うちは』に対する相当なこだわりを感じさせます。
(でも、ここまでマダラを強調してるのに顔を隠してるんだから、顔はマダラではないのは確実でしょう)
 
ちょい気になってしまったのが、帯留めのように使われているベルト。 これ、オビトのしていたベルトと同じじゃあないかw(このベルトをしていた人は記憶にある限りでは仔カカシとオビトぐらいです・・)
 
カブトに「いい眼を手に入れたね」なんてタメ口で言われて「あれは元々オレのものだ」って答えるマダラ。 
 
この所有権の主張っぷりは、長門に「移植した」のか、あるいはよほど苦労して開眼可能者を探して育て上げた・・・ということでしょうかねぇ・・。 
「奪ったわけじゃない」とやたらと主張するあたり、『汚い悪いヤツ』というイメージを否定したいようにも見えます(今更なのだが)。 
 
この前小南に「アナタは闇」と言われたのが、かなり気になっているのでは・・
 
「九尾を取りに行く」という言い方は自信タップリだし、自分で九尾狩りにいくのは初めてですね。それだけの瞳力を手にしたということかな・・(サスケとナルトをぶつけたいはずなので、まずは捕獲する気?)  
 
彼は黒幕として振舞う時はナルトと呼ばずに「九尾」です。人柱力なんてモノ扱いとでも言いたげなんですが・・ でも、一人でナルトに会いに行った時は「ナルト」と呼んでいるし、対等に話もする。 
他の忍達のことも一人の忍として認めるような話し方をするし、かと思えば裏切りには感情を尖らせたり、長門や小南の前では孤独オーラ全開でした。 
 
トビって「黒幕」的な顔のほうが作り物のように思えるんですよね、デイダラとコンビを組んでいた時の(お調子者)トビが「素」なんじゃないだろうか。
この際トビの「精神体」が誰であろうと今はどうでもよくて(四代目じゃないけど)、それよりも「トビ」の孤独には何があったのか、あるいは彼が隠す「本当の性格」のほうが気になってしかたないです、私としてはですが。。
 
・同じ穴でも見えるものは・・・・
 
小南達が屋根の穴から眺める世界は晴れて虹が懸かり・・・希望の花が咲き、4人が集った場所にはあの日のような笑い声があるんだろうな。
 
でも、トビが面の穴から見る世界は、濃い霧がかかっているのでは・・・・? 
穴の中は光の射さない闇・・・・「月読」「イザナギ」でしか実現できない虚の世界、仲間が裏切り去っていく、孤独しかない世界しかないような。
 
マダラは八尾のことを考えていないみたいなので、「鬼鮫は生きている(八尾狩りは鬼鮫)」と思っているんですね、きっと。 でも鬼鮫はマダラの事を信じて、命を懸けて情報を託した事実を知ったら・・・?
 
今まで『裏切りの連続』という失望にいたマダラにも、光が見えてくるのではないだろうか・・・。
  
 
☆これで一区切り?次回あたり場面展開ありそう(やっと木ノ葉?)
 
☆小南、暁マントの下は、設定画どおりのセクシードレスだった・・ 
 
来週NARUTOは休載です。 次は9日(土)かな。
(45号は岸本先生読みきり野球漫画も)
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
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