ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 第558話:カブトの切り札・・・!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ44号)

NARUTO558:カブトの切り札・・・!!

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・・・・『口寄せの術!!』
 
先週号の予告通り、ついに無がカブトの“切り札”口寄せにかかりましたね。
 
無サマを模写して思ったのですが、手に施された包帯・・・指の付け根に丁寧にひっかけて巻かれていて、ボクシングのバンテージに似てるな・・・・と(ちょっとだけボクシングをしてたので)。 あの拳のテーピングは、『闘志溢れる戦闘モード』のイメージなんです。 無サマ、ただの「死にかけのミイラ男」じゃないな・・・と。 さすがはキッシー、包帯の巻き方1つにも手抜きが無い。
 
今週の巻頭カラーのナルトとサスケ。
 
サスケが完全に烏天狗(カラス天狗)」姿になってますね。
553話で登場したサスケの「新・須佐能乎」、烏天狗姿に変わっていることは既に述べましたが、サスケはついに烏天狗・・・つまり飯縄権現(イズナ権現=戦闘の神)になったということですかいの。
いずれは飯縄権現らしく「狐に乗った姿」、つまりサスケの須佐能乎とナルトの九尾がタッグを組むことになるのかな・・なんて思いながら眺めてました。いいですよね、こういう筆調のダイナミックな絵も。
 
さて、第553話で『用心しろ・・・オレは』と 読者をドキっとさせる言葉を残していた無サマ。
 
復活するのかと思いきや、復活でもなく分身でもなく、『分裂していた』とは;
確かに、553話を見ると惑星螺旋丸を喰らった無サマは、ブレるような線で「意味ありげな」描写になってますね・・・またもやキッシーの意外性の3つ目の答え、三択法にやられましたな。
 
【※ちなみに、このブログでよく使っている言葉「三択法」とは:
→ファンブック「皆の書」で岸本先生とHUNTER×HUNTERの冨樫先生の対談があるんですが、そこで岸本先生の考案された演出法「三択法」の話がでてきます。三択法とは「AかB」という選択肢を読者に提示しておいて、それとは別の選択・結末を与えることで読者に驚きを与えること(第479話「イザナギ」感想からコピー)】
 
「分裂」というのは分身とは違って印も要らないが、本体が半分に分かれるので力も半分。
だから分裂体無サマは口寄せの術を使うのにも時間がかかるという訳らしいです。
 
しかし分裂とはねぇ・・・
 
同一人物の分裂っていうと、蛞蝓の「蛞蝓大分裂」ぐらいしか思いつかないんです。 蛞蝓は「軟体動物だから分裂可能」らしいけど無サマは人間だしなぁ・・・。
《チャクラも姿も消せる》無サマの特殊体質の為せる技なのか、このうち姿を消す透遁はあまり珍しくはないですが、チャクラを消すというのは香燐と同じ「特別な」能力ですよね。 
にしても、弟子のオオノキが「分裂」を警戒していないのはちょっと意外過ぎる・・・・オオノキらしくない。
 
しかし戦争2日目、『姿が見えない敵』 『本物はどれだ』というテーマはまだ続いてますね。
今週も《本物はどれだ》のテーマが貫かれてた内容になってます。
 
・さて封印されゆく水影様。
 
読者を楽しませてくれたチョビ影様、我愛羅の前に現れたナルトに「なんだ友達いるじゃねーか」って、我愛羅父さまの「お前に友ができたというのか」発言が余程強烈に印象に残っていたらしいですねw
久々に楽しかったぜ…と心の中で呟いてましたが、“久々”とは無と闘って以来という事なのかな、もしかしたら。
 
しかし初対面の水影にまで「ハハ・・・風影 お前と違ってバカっぽいな・・そいつ」と言われてしまったナルト。初対面の人にも「コイツは最高の忍」と即座に思わせるミナト父ちゃんとはえらい違いですな。
 
・「お前 分身だな」
 
えっ、影戦を戦ったナルトはやっぱり「影分身」だったんですね(苦笑 
 
二転三転してしまいましたが、結局は当初考えたとおりの「影分身だった」が正解だったようです。 
ビーの「用足し事件」のおかげで、すっかり振り回されてしまった(と、ビーのせいにしておくw)。
 
「影分身」か「本体」かは、普通は「バホッ!」と消えない限り区別がつかないようですが 我愛羅が「これは本体じゃない」とわかったのはなぜだろう? やはり、ビーが一緒ではないからなのかな。
賢いな・・我愛羅
 
で、「賢い我愛羅」と「ちょっと抜けたナルト」の違いは こんなやり取りにも表れていて面白い。
 
「なら・・・お前のオリジナルはどこにいる?」と尋ねられて、一瞬キョトン?とした顔をしてるナルト・・・。
 
我愛羅は、《分身なら、本体ナルトに戦況の報告をしておけ》とでも言いたかったんじゃないか?と思うんです(たぶん)。本体に報告することで情報が統一されていくわけですから。
そのあたり我愛羅は頭の回転が実に速いし、言われるまで気づかなかった(らしい)ナルトは やはり「天然」と言うべきか・・・。
 
水影が「いいコンビだ」と言ったのも《賢いのとバカっぽいの》だからなのかな、そう言われてニコッと微笑む我愛羅・・・いい表情見せましたね。 次はぜひ、爆笑する我愛羅が見たいもんです。
 
・「しつこいしっこ♪」のビー;やっと合流しましたね。
 
ビーは「分身から報告があったぞ、他の分身はどうなってる」と言っていましたが、我愛羅のアドバイスを受けた影分身が報告に来たんだろうか。状況を冷静にナルトに問うところなんぞは、ビーも(ごく普通の)頼りがいのある忍に見えるんですよね。でも普通の人間には理解できぬ「超天然発想」も同居してるので、ホントよくわからん・・・(不思議世界の人です)。
 
・さて各戦場に到着した影分身たち。
 
まずはダルイ隊、縄樹(綱手の弟)そっくりなナルトに驚くダン・・・ 
 
ダンはまだ四紫炎陣の中で普通に会話できる状態ですね・・・読者としては、ぜひともダンから「霊化の術」の説明を聞いておきたいところです。 トビの霊体化を明かすヒントに絶対なりそうですから。
 
ナルトと縄樹がそっくりに見えるのは、同じような夢を持っているから目の輝きが同じなのか・・・あるいは本当に血のつながりもあるのか。
千手扉間と波風ミナトは同じ「時空間忍術」や「地面に手をついて感知する能力」を持っているし(おそらく電磁系)、ミナトが千手の血をひいている可能性もアリかとは思いますが(つまりナルトと縄樹も遠い親戚)、はて、真相はどうなんでしょうね。
 
しかし、ダンはイケメン・・イや、いい笑顔してますね。
 
自分と同じような夢を持った少年が今もいるということ、自分達の意志が受け継がれていること、その夢を綱手が今も大事にしてくれていること・・・・ダンには嬉しかったんだろうなと思います。
オオノキが我愛羅にかつての自分を重ねたように、ダンもナルトにかつての自分や縄樹を見ているのだろうか。
 
(トビも「かつての自分」をサスケに重ねているのか、あるいは「兄弟の面影」をサスケに重ねているのだろうか・・・)
 
19巻で、綱手がダンと縄樹を想って言った
『形あるものはいずれ朽ちる、だけど・・・やっぱりこの想いだけは 朽ちてくれないんだよ』
・・・・これは間違いなくNARUTO名言中の名言だと思ってます。
 
そして、ナルトについてダンに尋ねられたシカマルの返事、
 
・『九尾を封印されてる・・・ 大人は人柱力って呼ぶらしいな』
 
この言葉、実にさりげなくて そして実にいい!
 
かつてナルトは大人達から「バケ狐」とか「九尾の子」と呼ばれていたし、ダンゾウに至っては「九尾」と呼んでましたよね。でもシカマルの言い方は、あくまでもナルトはナルト。ただ「九尾を封印されているというだけ」のこと。
「大人は」「・・・呼ぶらしいな」という極めて客観的な言い方は、シカマルらしい《めんどくさそ~な、他人事的な言い方》でもあるのですが、しかしその中に「オレ達の時代はもう、違うんだぜ」という強い意思表示が感じられるのです。
 
その大人達でも、自来也とカカシはやはりこんな言い方してるんですよね、
『お前はただのガキではない・・・“九尾”を持っとる (27巻、自来也
『ナルト お前は九尾を持ってる (48巻、カカシ) (・・・この話題、前も書いたことある気もしますが;)
「人柱力」と呼ぶ大人達の中にあって ナルトを九尾の人柱力とは決して言わない自来也とカカシの「意思」もこの表現に見ることが出来るんです。 
 
で、ナルト当人は「オレが来たからには(白ゼツを)全部見つけてやる!」なんて言ってるから また「オレオレ」が出たのかと冷や冷やしましたが、 皆で変化の白い奴をぶっ倒すぞ!!」の一言に安心しました。
イタチの忠告が役立ったかとも思いましたが、はて本体が経験したことは影分身にも伝わるのだろうか・・・?
 
・しかし、女性の前に登場する時は・・・やはり「ヒーロー型」。
 
「大丈夫か サクラちゃん」とカッコよくサクラを助けるいいタイミングで飛び込んだり、「遅くなってすまねェ・・」とヒナタを助けるナイスなタイミングで飛びこんできたり。 ちょっとヒーローすぎでしょ~よ。
 
にしても、サクラを助けたのはペイン戦後もう3回目になります(カルイ・オモイから守ったのと、サスケから守ったのと今回で3回目。サクラが甘いとも言えますが)。
「カッコよくきめる」あたり、クシナをお姫様抱っこして助けちゃったミナトのDNAがしっかり継承されてる気がします。(この親子、普通なら赤面もののヒーローが自然に出来ちゃうんですね)
 
でもこういう登場スタイルってのは、自信がないと出来ないものなんだろうと思います。サスケが里抜けした後しばらくは、ナルトは「約束も守れねー男」として自信を失っていましたから こんな事出来なかったわけですが自来也の死以降かな、(というかシカマルに「オレたちだっていつまでもガキのままじゃいられねェ」と言われてからかな)、ナルトが変わったのは。
 
やっとダルイ隊・医療部隊の白ゼツ駆除も進み「本物はどれだ」も片付きそうですが、ネジ・キバの小隊はどうなるんだろう(あの小隊、誰が感知系がやたら集まってますが誰が指揮しているのかな)。
 
いや、ヒナタを助けたナルト、あれホンモノなのかなぁ・・・と思ってしまいました。キバが「今までとニオイが違う」と言ってるのがど~も気になって。九尾チャクラモードってニオイ(キツネ臭?)も変わるもんなんだろうか。
最後の「にやっ」とした表情も、白ゼツお得意の「にやっ」笑いに似てたし・・・・・・
なんて、いつもの考えすぎでしょう。 どうか読み流してくださいw
 
・感知あれこれ・・・
 
感知にもいろいろなタイプがありますが、従来のスタンダード型「チャクラ感知」や「眼による感知」には限界があるなという気がしてます。 無サマのようにチャクラを消されたり、白ゼツのようにチャクラをコピーして見た目ソックリにされたらお手上げという「穴」がありますから。ネジの白眼(チャクラの色で判別するのかな)も「偽ヒナタ」を見抜けませんでしたし。
 
でもキバは匂いで偽ヒナタとと本物ヒナタを区別できてるんですよね。
 
どうやら白ゼツも匂いまではコピー出来ないようだし、今後の戦いには「個性的な感知方法」での「本物の見分け」が活躍しそうな気がします(我愛羅の「触覚」による感知」も)。
 
 
・そして・・・「口寄せの術!!」
 
無サマは我愛羅父さま、三代目雷影、二代目水影も口寄せで呼び寄せてましたので、すっかり『口寄せ係』になってますね。それって無サマがチャクラが多いからなのか、あるいは口寄せの術レベルが高いからなのか・・・
口寄せの術で片手を大地に突くポーズって個人的に好きなのですが、無サマの口寄せ姿もなかなかカッコイイ。
 
「アイツ」・・・次にはやっと、姿を拝むことが出来るでしょうか。
 
とっておきの大物をカブトごときに扱えるのか・・・・相変わらず強気ですが、以前「図に乗るなと言っている!」とトビが《親切に》忠告してやったことが ついに現実になりそうな気もしますがね。
 
場面転換して話が大きく「動き出す」ことも、ぜひ期待したいところです。
 
 
綱手とダン、会わせたいけど 綱手はもうバアちゃんだしなぁ・・・微妙なところ。
 
 
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。感謝。
 
 
 
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