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NARUTO-ナルト- 第559話:増援到着・・・!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ45号) その1 「目を見れば分かる・・・」

NARUTO559:増援到着・・・!! その1 「目を見れば分かる・・・」

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『やっとか…・・』
   
ついに、ついにきましたか――! 口寄せされたのは、
 
なんと・・・・・・あの、うちはマダラだったとは。
 
カブトがトビを脅した、例の「穢土転生の棺桶」・・・・・中身は、やはりうちはマダラだったんですね。
つまり、トビはマダラでは無いことが確定って事です。
 
にしても長髪を靡かせ、腕を組み、高いところから見下ろす姿はもう「ラスボス(かどうか分かんないけど)」の貫録十分。
正直、痺れるほどカッコいい。 たまらなくカッコいい。
 
すみません、今週はあのマダラ登場ってことでかなりテンションあがって沸騰気味です。
それこそマダラの「数コマ」だけで1記事埋まってしまう勢いなんで、記事を前半後半2つに分けさせていただきます。

(その1:ナルトと忍連合についてを中心とした今週全体の雑考、 その2:うちはマダラ登場の数コマに限定した雑考)
 
さてさて、うちはマダラについては後ほどガッツリと雑考するとしまして、まずは忍連合のほうもガッツリいきますぞ・・・
 
《目をみれば分かる・・・その1》
 
この戦争編でずっと貫かれている例のテーマ、《目に見えないモノの大切さ》と《本物はどこだ》。
今週はずっしりと、そのテーマの重たさとキッシーの描く内面描写の深さを思い知らされることになりました。
 
先週558話、ヒナタのところに来たナルト。 アレはゼツなんじゃないかと私は疑ってしまったんですが、それってのもナルトが「ゼツそっくりなニヤリ笑」をしたからなんですよね。
ニヤリ笑はゼツという「思い込み」。今までのゼツのニヤリ笑描写が、そういう思い込みを読者の脳裏に刷り込む「罠」だったとしたら・・・私はまたしても作者の術中にまんまと嵌められたらしい(苦笑 
 
で、ネジとキバも同じように考えちゃったんですね・・・・『お前本当にナルトか?』 『どう証明する?』って。
いかに人間は「見た目による思い込み」で人を判断してしまうものなのか・・・。愚読者の目をハッと覚ませてくれたのは、純粋なヒナタの一言でした。
 
『ナルトくんだよ・・・ 目をみれば分かる』
『それに何より私を助けてくれたし・・・・』
 
ヒナタが見ていたのは、見た目やチャクラなんかじゃない・・・・ナルトの目に映る「心」、そしてヒナタを助けてくれたという「行動そのもの」なんです。それは、一切の思い込みを排除した「本質の洞察」。
 
感知系の忍はチャクラ性質や見た目、ニオイだけで他人を判断する。そして感知系でない者達は見た目の怪しさとか敵だから悪いという基準で判断する。・・・そんな愚かな思い込みによって、どれだけ沢山の真実を見落としてきたのだろう。そしてどれだけの誤解を生み、どれだけの間違った認識を生んできたのだろう。
見た目が違ったら怪しい、敵だったら悪党・・・・そういった「思い込み」が、人間の「本質を見抜く目」を曇らせてしまうのだろうか。

ヒナタの純粋な一言は、第524話のナルトの言葉、
《あいつら(再不斬&白)敵だったけど・・・ なんかさなんかさ》
《オレ あいつら好きだった》
・・・・・あの言葉と同じぐらいの衝撃です。
 
それこそイタチが言っていた、

《・・・・・人は誰もが 己の知識や認識に頼り 縛られ生きている それを現実という名で呼んでな》
《しかし知識や認識とは曖昧なモノだ その現実は幻かもしれない》
《人は皆 思い込みの中で生きている そうは考えられないか?》
・・・・(42巻、兄弟戦が始まる前の言葉)
そして25巻の
「見た目や思い込みだけで・・・人を判断しない方がいい」。
 
・・・これら「難解」だったイタチの言葉の意味が、今やっと分かったような気がします。
 
白ゼツ戦を通して忍達も理解してきたのではないでしょうか・・・《見た目や思い込みで判断していたら、大切な本質を見失う》という事を。 
 
思えばヒナタはずーっと「本質」だけを見てきたんですよね。ナルトの事だけじゃない・・・中忍試験では、ネジの苦しみさえ見抜いて動揺させていましたっけ。 
日向一族としてはヒアシに「出来損ない」とまで言われたヒナタが、実は誰よりも鋭く、本質を見抜く本当の意味での洞察眼を持っていた・・・・ 皮肉なことに、優秀な「白眼」が無かったことがヒナタに「心」で本質を見抜く能力を与えたのでしょうか。
大切なものは、眼とか鼻とかいう道具ではなく・・・「心」なのだ。
 
でも、「またナルトに守ってもらってしまった」ことに落ち込むヒナタに ナルトが掛けた言葉が・・・・
これが抜群に良かった!
 
『目をみりゃ分かる いちいち落ち込むな!お前は強えーんだから!!』
『気にすんな・・ヒナタ・・・ オレだってお前に2度も守られてばかりじゃカッコわり―しな!』
 
この「2度」なんですが、1つは例のペイン戦ですがもう1つって何?・・・・と考えた時、最初は中忍試験のカンニングの時のことかと思っちゃったんですよw(ヒナタが答案を見せてくれた事)。 いや、そうじゃないですねw
もう1つとは、中忍試験本選前に第3演習場で会った時のこと・・・・ですよね(11巻、98話)。
 
あの時、自分は失敗ばかりで弱いと落ち込んでいたナルトに ヒナタはこう言ったんです、

《ナルトくんは誇り高き失敗者で、本当の強さを持ってる》と。そして・・・・
ナルトくんはすごく強い人だと思うって。
 
・・・今回ナルトがヒナタに言った「お前は強えーんだから!」は、あの時のヒナタの言葉を使ってペイン戦での「告白」に答えたものですよね。 ナルトが「2度も」守られたと強調したのは、「2人しか知らないあの日」の事を覚えているよ・・・と伝えたかったんだろうか。 
 
ヒナタ、うっすら赤くなって《ありがとう》と心で呟いているけど、嬉しかっただろうなぁ・・・・。そりゃ嬉しいもんですよ、「2人だけの大切な思い出」を覚えていてくれたなんて。
 
でもこのテクニック、実はサスケが得意とするものなんですよね。
サクラに「お前うざいよ」と言って別れたり、香燐に「じゃあな」と言って別れたり。
「よう・・・ウスラトンカチ」と言って終末の谷に立ったり(ウスラトンカチは、そもそもナルトが最初にサスケに言った言葉です)。
 
ナルトも、なかなか成長したもんですなぁ・・・。
 
《そして・・・「白い牙」カカシ?》
 
はぁ~ぁ・・・・ どうなってるかと思っていた放置されていた第3部隊(カカシ隊)ですが(苦笑
 
カカシの「沸騰大暴れ」とは、首斬り包丁でぶった斬り、サイが根の封印術・虎視眈弾で封印というものだったんですね。
「根の封印術・虎視眈弾」とは虎の絵に対象者を封印する・・・・絵はサイ独自の手法でしょうが、巻物に人間をそのまま封じるのが「根の封印」という意味なんだろうか、暗殺してその体を持ち帰る時に使われたとか;しかしサイの術は実に多彩ですw
 
サイは当初「あの封印術はボクには無理」とか言ってましたが、息を切らしながらも頑張ってますよね。
かなりカカシに無理させられた感もありますけど、カカシは他人の能力を見抜く目は確かです。 
カカシって第七班には甘すぎるほど激甘ですが、暗部の人間(ヤマトやサイ)には容赦なく厳しいんですよね~・・・それもサイを高く評価してる証拠なんですけどね(そうやって、おそらくサイもヤマト同様 カカシ崇拝者になっていくのだw)
第三部隊長としてのカカシは、第七班の先生時のような緩さは無くって完全に厳しい「上官モード」ですが、これが厳しい戦争や暗部での任務を経験してきたカカシの本来の姿なのかもしれません。
 
で、そのカカシですが・・・・やはり首斬り包丁使って闘ってましたね。 
 
穢土転生で死に様を穢された再不斬と白の怒り、血の涙を背負ってカカシは闘っているんですね。
・・・ったく写輪眼といい首斬り包丁といい、この人はど~してこうも死んでいった者達の思いをやたらと背負ってこんでしまうんだろう・・・。
一番大切だった『ミナト班』の仲間達を守れなかったという後悔が カカシの心に影を落としているんだなぁ・・・今もずっと。
 
で、よく見たら、カカシは首斬り包丁に雷遁を流して使ってますね。 
雷遁は痺れて動きを止める効果があるので穢土転生を止めるには効果的だとは思いますが、つまりカカシは首斬り包丁を巨大な「白いチャクラ刀」にして使ってるわけです。
元々カカシの父・サクモは白いチャクラ刀を武器にして「木ノ葉の白い牙」と恐れられた人ですから、雷遁を流した刀を武器にして戦うのは《本来のカカシらしい戦い方》とも言えるんです。

これって、いずれカカシが本来の「はたけカカシ」に戻っていき「写輪眼のカカシ」じゃなくなる日が来る・・・・っていう伏線なんだろうか・・・?と気になってしまうのですが。
 
《さて、他の全部隊にナルト到着。》
 
「今回は量より質で勝負だってばよ!!」
「って訳だから・・・ 前とは違うぜ・・ 君麻呂!」
 
・・・前回、サスケ奪還任務で君麻呂と戦ったナルトは「質より量」多重影分身を使ったものの、撃沈しましたからね; にしてもナルトの口から「量より質」の言葉が出る日が来るようになるとは・・・・。
ちよバアは敵である侍を傀儡化して孫のサソリと同じような事やっちゃってますね;ちょっと汚い手ですけど、かつてのチヨは、こんな手法で敵と戦ったりしてたんでしょうなぁ・・・。
 
そして水影メイ・長十郎・ゲンマ・ライドウのところにもナルトが到着しましたが・・・ここって敵は黒ゼツだけですよね。なのに未だに苦戦してるってことは・・・・
 
黒ゼツって、そんなに強いんだろうか。
 
 
《目をみれば分かる・・・その2》
 
・・・・・そして・・・・・
 
我愛羅第四部隊のところに口寄せされた「マダラ」。
 
とにかく登場がド派手過ぎですよ、蓋を激しくブッ飛ばし、無サマも吹っ飛ばして。
どんだけ凄まじいチャクラなんでしょうね、マダラってのは。感知系の忍も、「!!!」「な・・・何だ・・コレ」と驚き、青も「しかし・・・・なんだこのチャクラは・・・・!?」と驚くほどのチャクラ。
 
よほど尋常じゃないチャクラって事なんですね。
 
ここでもまた我愛羅がいち早く気付きましたね。『よく見ろ…奴の目・・・ アレは穢土転生だ!』
・・・これも《目を見れば分かる》。
ナルトやオオノキが穢土転生と気づかなかったのは、マダラ=面の男という「思いこみ」があったから。
どうやらあの「マダラ」と名乗る面男(トビ)はマダラ本人じゃないと ようやく気付いた忍連合ですが・・・やはり思い込みとは、目を曇らせるものなんですな・・。
 
しかし、岩の上に堂々と現れたマダラの存在感と言ったら・・・・・とにかく圧倒されました。
「格の違い」を見せつける圧倒的なカリスマ的なオーラ、凄すぎます。
 
※本マダラの登場については「続きの記事,雑考その2」にて・・・ 

☆「この術者は戦争をよく理解している」と言った無。利用できるものは利用する・・無らしい言葉かな。 
☆オオノキ、無サマの分裂見抜いていなかったとは・・・・やはり年齢を感じてしまう。
☆西瓜山河豚鬼を封印して「あと3人」って言ってましたが、その中には鬼灯満月もいるんだろうな・・。

コメント欄は、雑考その2(続きの記事)に設けさせていただきます