ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO ナルト529:金色の絆 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ13号)

NARUTO529:金色の絆

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「銅貨も集まりゃ一枚の金貨と同等の価値になる」
「同じ金でもアンタのはニセモノだったようスね ・・・だからオレ達が勝った!」
 
「金メッキ・・・・剥がす事になっちまってすみませんね」
 
部隊長達、締めにカッコイイこと言ってくれますね~。やっぱり・・・ダルイ、めちゃくちゃカッコいい。
 
さて九尾化した金角
 
「尾獣玉」でもやるのか?なんて思ってたんですが、やってることは『真ん中の太い尻尾をブルンブルンと振り回してるだけ』。 真ん中だけが太くて長いあの尻尾・・・なんだか長門が外道魔像にリンクした時背中に刺さった黒棒を連想してしまうんですよね。あれに似ているなぁ・・・と。 
 
今まで見てきた隊長たちの闘いは、カンクロウもカカシも仲間との連係プレーをうまく使ってましたよね。 でもダルイは (途中サムイ・アツイが増援に来たものの) 結局は一人で戦っていた・・・・ 
第一部隊は《穢土転生と白ゼツ両方》という猛攻に遭ってましたから、ダルイは部隊長として最悪の敵・金銀兄弟を一人で対処しようとしたんですよね。
一読者としては ダルイ個人の能力や戦い方を堪能させてもらえて満足だったんですが・・・隊長としての采配ってのもちょっと見たかったような(贅沢を言えば)。
 
でも、九尾化した金角相手に「さすがにやべーな」と言いながら ダルイは一人で頑張っちゃいそうで心配しましたが・・・黄ツチがダルイを助けてくれた時は、思わず感謝してしまいました、、里を越えた仲間っていいですねぇ・・・。
 
で、九尾化金角対策として雷影が提案したのは、(案の定)5つ目の宝具琥珀の浄瓶(こはくのじょうへい)』に封印する方法。
5つめ「浄瓶」も西遊記のとおりでしたねぇ。 ちなみに、「西遊記」の金角銀角の話は こんな感じです。
 
『悟空は金角銀角の宝具を奪い 銀角を紅葫蘆の中に吸い込み、金角を琥珀の浄瓶の中に吸い込んだ。 』
 
・・・・・って、そのまんま同じじゃないかぁ!w  
 
ま、これはご愛嬌?
 
 
・≪マダラが九尾を手懐けた頃って・・・・?≫
 
かなりのご高齢・雲じい(雲の忍)によれば、
 
「まだうちはマダラが九尾を手懐けるずっと前に 天災である九尾を雲は捕えようとした」
 
う~む。 マダラが九尾を手懐ける『ずっと前に』雲隠れの里は存在してたなら、その頃木ノ葉の里も既にあったということになりそうですね (各隠れ里が出来始めたのは約80年前らしいので)。
何故そんなことにこだわるか?っていうと 『マダラが九尾を手懐けたタイミング』がいつだったのか?ってことが秘かに気になっていたんです (話が脱線しますが。)
 
サスケとイタチがこんな会話をしていました(42巻385話で)、
 
サスケ 『マダラ・・・一体何者だ?』
イタチ 『その眼で九尾を手懐けた最初の男
 
マダラは九尾を手懐けた「最初の男」なら二番目もいるのか?って思ってしまうのです(イタチの言葉って〝含み〟がありますので) 
で、もしマダラが九尾を手懐けたタイミングが「イズナが生きていた頃」なら、二番目の男はイズナって可能性もあるのかな?と思ったのですが、雲ジイの話によれば「マダラが九尾を手懐けたのは 木ノ葉が出来たあと(っぽい)」・・・・ 木ノ葉隠れが出来たのはイズナの死後(マダラが永遠の万華鏡を得てから)なので、イズナが九尾を手懐けた二番目の男って可能性は低いかな(他に2番目の人物がいるかもしれないわけですが)。 
 
 
・≪また六道仙人?≫
 
にしても、金角銀角は何故尾獣化できたのか?
・・・雷影曰く「九尾の腹の中で2週間九尾のチャクラ肉を食べていたから」。
とんでもないグルメハンターですねぇ; 彼らがチャクラ肉を食べても死ななかったのは『六道仙人の血縁だったから』らしい。
 
また六道仙人ですね・・・ 何だかなぁ~最近『全ての話は六道仙人に通ず』になってますね。
こりゃ、いつか最終的には六道仙人ご登場でしょうか・・?
 
だいたい、兄弟の「ツノ(角)」は飾り物なのか天然なのか、六道仙人にもサスケの須佐能乎にも「ツノ」があるのが気になって仕方ないですw ツノって普通の人間にはありませんから・・。
 
・≪琥珀の浄瓶≫
 
これって・・・
 
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モトイの回想で三代目雷影が八尾を封印していた例の「タコツボ」・・・これが「琥珀の浄瓶」です。 
 
琥珀の浄瓶』ってのは 何でもいいから呼びかけに答えると封印されてしまうらしい。 
(ってことは、八尾が三代目雷影の呼びかけに返事をしたっていう事なんだろうか??ヴオォオオ!でもOKなの?) 
金銀兄弟が膨大なチャクラを食らう宝具を扱えたのは、仙人の末裔だからってことなんでしょうね(しかし、それを使えたダルイもチャクラ絶倫なのかな)
 
・≪天送の術≫
 
雷影にいつも寄り添っている気になる美人秘書さん。名前が「マブイ」ってw 
 
彼女は天送の術《物を光の速さで送る物質瞬送》を使える。 
だからこそワシの秘書になった』なんて雷影は言ってるけど、だからこそって・・・・ 本当は美人だからなんじゃないの?なんて誰も疑ってはいませんよ、たぶん・・・w
 
天送の術とは雷遁系なのかな、雷と共に送る術みたいですね≪バチチ・…≫ですから。
自分自身を高速移動させる『瞬身の術』は比較的ポピュラーですが(もっともレベルの高い忍じゃないと無理だけど)、物をどこかへ送ってしまう術というのは あまり使える人がいないですね。っていうか『時空間忍術』以外で物質を送れる術ってのは珍しい。
そもそも雷という術はスピードと関わっていることが多いですね。 風遁が攻撃力なら、雷はスピード。マブイの術は雷の光速を利用した瞬送だし、雷影は体に雷遁を流して肉体活性しスピードを飛躍的にあげる・・・。
 
・≪猪鹿蝶≫
 
黄ツチ隊、我愛羅隊(の半分)、ミフネ隊の一部が第一部隊の戦場に増援として集まりましたね。
で、揃いましたね、シカマル・チョウジ・いの。 
 
具体的に金角を浄瓶に封印する方法ですが、シカクの作戦は『チョウジが肉弾戦車で攻撃、シカマルが影真似で拘束、いのが心転身で金角に入りダルイの問いかけに答えて浄瓶に入る(心転身解除)』というもの。
 
作戦に向かう3人に伝えたシカクの言葉が、またさりげなくカッコいい。
 
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≪あっちが九尾の力なら こっちは猪鹿蝶の絆の力だ!!
猪鹿蝶の連係は忍術の中でも一・二を争う伝説だ! 自信を持て!!≫
 
シカクってのは実に励ますのが上手い親父さんだなぁと思います。
 
26巻、サスケ奪還任務の隊長として「失敗」し、問題に向き合うのを〝めんどくせー〟と言ったシカマルに、
≪仲間を本当に大切に思うならな 逃げることを考える前に 仲間のために てめーがより優秀になることを考えやがれ!≫と、荒っぽくも愛情いっぱいに励ましたのが印象的です。 
 
あれ以来、シカマルにとっての「めんどくせ~」は『逃げるという めんどくせ~事はせずにやる』という言葉になった気がします。アスマの弔い合戦に出かけた時も ≪このまま逃げて筋を通さねェまま生きていくような・・・そういうめんどくせー生き方もしたくねーんすよ≫と言っていたっけ。
 
『めんどくせー事になったな』 ・・・これ「やってやる」いう決意語なんでしょーねw
 
『なんか怖くなっちゃったよ』・・・ってチョウジの場合は優しいんですよね。実際、戦場に到着すると『よくもこんなに…!!』と 優しさはめちゃくちゃ強い勇気に変わってしまう。
 アスマが最期に言った『お前は仲間想いの優しい男だ・・・だからこそ・・誰よりも強い忍になれる』 は的確だなぁ、と思いますホントに。 
 
でも、チョウジって実はナルト同期の中でも「強敵と戦った経験豊富」なほうなんですよね。 次郎坊との一騎討ち、角都(カカシがいたからあまり戦ってないけど)、そしてペイン天道(これもカカシがいたからあまり戦ってないけどw)と・・・場数は踏んでいるというか;
 
『ちょっと・・・男のアンタ達が弱腰にならないでよ』・・・いのも、アスマが言った≪チョウジも シカマルも こいつら不器用だからな・・頼む≫という最後の言葉をしっかり守ってる気がします。 
 
しかし心転身の術は決まれば便利な術過ぎですねw  敵に出入りするタイミングさえうまくいけば、どんな強敵でも倒せてしまいそう(本物の尾獣には通用しないのかもしれませんが;) サポートする仲間との絶対的な信頼関係が無いと使えない術ですが、それを可能にしているのが猪鹿蝶の『金色の絆』ってことなんですねぇ。
 
心転身にやられた金角、あっけなく浄瓶に入って、ちょっと情けない結末・・・。
 
実際にこの3人の「猪鹿蝶連係」が決まったのは、初めて見るような気がするんですが(中忍試験のカンニング以外wありましたっけ?)
いわゆる「話には聞いてるけど実際見たことが無い」パターンだったので、噂にきく「猪鹿蝶」・・・なるほどと納得です!
 
「話には聞いてるけど」シリーズってことで、今度は是非「千の術をコピーしたカカシ」も見たいなぁ~(そうじゃないと、あれも都市伝説で終わってしまう!)
 
 
・≪メッキと三下銅≫
 
「銅貨も集まりゃ一枚の金貨と同等の価値になる」
「同じ金でもアンタのはニセモノだったようスね ・・・だからオレ達が勝った!」
 
金銀兄弟の戦い方は珍しく「道具」を使った戦いでしたよね、忍者らしくない戦いと思った方も多いのでは? 
彼らの力は『道具の力』や盗ってきた九尾の力であって、彼等自身の力じゃない。 そして「嘘」を武器にしている兄弟は、ダルイにいわせりゃ『ニセモノ』であり『メッキ』だってことなんですね。。 
 
「ニセモノ」金メッキは「本物」の銅に劣る・・たとえ〝三下銅ヤロー〟であっても、ね。
 
そして最近、普通の人間じゃ通用しないようなバケモノレベルの戦いが続いていたので、絆の力で「銅が金も倒す」って展開は、久しぶりに気持ちがいい。
 
 
「お二人の金と銀のメッキを剥がす事になっちまう事になるかもしれません」
「だるいっスけど!」 で始まったダルイの闘いは、
 
「金メッキ・・・・剥がす事になっちまって」
「すみませんね」 で終わった。
 
 
・・・「だるい」を超えて 「すみませんね」で終わったダルイの闘い・・・
 
 
「だるい」と「すみません」を生涯ほとんど同じ数言ってたのに、ダルイは最初(おそらく オレのNGワードは だるいだ)って思ったんですよね。
まぁ・・・彼は、五影会談から帰ってきて早速会議だと聞いて「え~~!休みなしかよ」って文句を言ったり、金銀兄弟を前にしても はじめはだるそ~な顔をしていましたからねぇ。 
 
でも、NGワード「すみません」に変わった時、ダルイは
《オレは意外と謙虚な奴だったって事か 悪くねェ!》と思ってる。
 
謙虚・・・つまり控えめで驕らず正直なダルイと、金銀メッキ塗装で虚飾(嘘)の金銀兄弟は真逆だってことですよね。
 
自分のことを『だるがってばかりいる奴』という自覚から、意外と『謙虚』な奴・・・つまり正直で『誠』の奴なんだと 自信を持てたんじゃないだろうか、オレって奴も『悪くねェ!』って。
でも、『意外と』謙虚な奴だった、と意外をくっつけるあたり、ダルイが驕らない人柄だってことがわかって それが またいいんだなぁ・・・。
 
なんだかなぁ・・・ ダルイが最後に 金角に向かって言った「すみませんね」。
自信に溢れてて、そして「だるそ~な」目じゃなくてキリっとした目力がありました。
 
雷影がダルイに部隊長を託したのは、きっと雷影は信じていたんだろうなぁ・・・ダルイが『だるい(自分自身)を超えて』さらに成長していく男だと。
 
 
☆アスマ、シカマル達に気づきましたね。 来週は再会?
 
☆最近、術が「整いました!」って多いw
 
☆これで殆どが第一部隊の場所に。 あとは我愛羅と、カカシ(&奇襲部隊)ですねぇ・・。
 
☆金角九尾チャクラの『邪悪さ』をナルトは感知しましたね。 島亀は、第一部隊の戦場からもそれほど遠いわけじゃないんですよねぇ。。
 

☆長駄文、読んでくださって感謝です。
 
 
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