ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO ナルト530:チョウジの決意 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ14号)

NARUTO530:チョウジの決意

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「てめーにゃ借りがある 忘れてねーよな ひじきヤロー!」
 
「悪いが・・・ 金にならん相手は覚えてないな・・・」
 
「地獄の沙汰も金次第って言うが・・ 死んでみてそれが役に立ったか聞いていいか?」
 
知性派イズモの強烈な皮肉がイイ。
 
タイトルはチョウジの決意なんですが、今週カッコいいと思ったのはこの絵のイズモとコテツ・・・・
この2人いつでも息がピッタリ合ってますね、攻撃も口撃も。 前はイズモの水遁・水飴拿原とコテツの巨大棍攻撃のコンビ技を決めてましたが、今度はエックス斬り(?) 
 
 
・飛車なく金銀取られて「角成り」
 
第1部隊の戦いが将棋に喩えられるなら、やはりメインは「アスマとシカマル」の将棋なんでしょーね・・(将棋ではアスマはシカマルに勝ったことはないみたいですが)
 
さて角都ですが。 
 
今迄ひじき攻撃(地怨虞)だけだったのは、5つの他人の心臓までは復元されてなかったからだったんですね。 ん~戦いながら優秀そうな心臓(使えそうな性質変化)を探してたんでしょうか。
ったく、他人の心臓を得て「角成り」(将棋で角が敵陣に入ってより強い竜馬になること)とは・・・角都の力もメッキみたいなものですね。
 
シカマルが生きてるのを見て《飛段は止められたか》 《祈りの最中に首でもハネられたか》あるいは《まだ死んでないのか》と 飛段のことを考えてる角都(気になるんですねw)。 
ん?祈りの儀式の最中に首ハネられたら、飛段は死んでしまうってことなの? 
 
金の亡者としか描かれてこなかった角都ですが、今週は彼の「人間」としての側面がチラッと見えた気がします。
・・チラッとですが。
 
「者の書」によると、角都は滝隠れの精鋭として命がけで火影(柱間)暗殺任務に就くものの失敗。 里に帰った角都を待ち受けていたものは、あまりに酷い「汚名と重罰」。それで角都は絶望し人間不信になり、信じられるのはお金だけ、と考えるようになったのも わからないではない。
でも、彼の行動には2つほど解せないものがあります。
 
彼は今の忍世界に絶望していたはずなのに、なぜ他人の心臓を奪ってまで 生き続けたかったのか?
そして 角都にとっての飛段は〝死なない便利な存在〟というだけの存在だったのだろうか?本当に??
 
彼が不死にこだわり生き続けようとしたのは、〝暁〟こそ腐った忍世界を変えると本当に信じており、実現するのを見届けたかったんじゃないだろうか? 穢土転生されても角都が〝暁〟という組織に忠実なのは、そのせいなのかも。
 
そして、過去には相方を「イラッとすると」すぐ屠り、心臓を取り込んできた角都。 その角都が飛段を殺せなかったのは「あいつは殺せない(不死だから)」という理由だけじゃなさそうだ、と今週分かった気がします。
角都は飛段を殺せなかったのではなく、「殺さなかった」。
 
《祈りの最中にでも首をハネられたか》
 
と言った角都ですが、これが《飛段は祈りの最中に首をハネられたら死ぬ》という意味だとしたら 《角都は飛段を殺せる方法を知っていた》のに、殺さなかったってことですよね?
角都は、飛段だけは殺さなかった。・・・・殺したくなかった、ってことじゃないだろうか。
 
恨んでいるはずの忍世界に生き続けることを望み、 飛段を屠らなかった角都。 
本当は、彼も希望や仲間を信じる気持ちを 失っていないのでは・・?
 
 
・「取った手ゴマ達」・・
 
角都が「手駒」と呼ぶ穢土転生の1人、「加藤ダン」。
 
ダンって、苗字はカトちゃんだったとはね。 ダンゾウが志村で、ダンが加藤ねぇ; 忍者『加藤段蔵(通称トビ加藤)』から名前を取ったのでしょうか、でもイケメンなだけに 加藤、って・・。
 
・・・しかし、ダンはやっぱり強いらしい(←実はこの点が今まで疑問だった;)
 
『チョウザ、四紫炎陣の準備はまだか!? 早くオレを結界の中に閉じ込めろ!オレが〝霊化の術〟を使う前に!』
 
《四紫炎陣》とは紫色の炎による結界で、木ノ葉崩しの時に音の四人衆が(大蛇丸と三代目を囲っていた)テントみたいなヤツです。 内側から破ることは可能らしいですが、音の四人衆は内側にも結界を張ってましたね。
金角を封印した「浄瓶」は一体しか封印できないみたいだし、紅葫蘆は幌金縄が無いため使えないし・・・その点何人でも封印できそうな「四紫炎陣」は便利かも。
 
しかし気になるダンの「霊化の術」。
 
霊化っていうと、トビの霊体化(すり抜け)と似てるの?と思ってしまうのですが・・・ ただ、トビの霊体化は「術」を使ってるのかどうか、疑わしい気もしてます。 というのは小南との戦いで、彼はこういう言い方をしてるんです、
『時空間で飛ぶのを止めて 爆発をすり抜ける方(霊体化)へシフトしなければ・・確かにヤバかったかもな』と。
 
術を使うことを「シフト」とは言わないんじゃないかと思うので、あれは体を『シフト(交代、変更)』してるんじゃないかと思ってるのですが・・・・はて。
 
 
・そして半蔵達。 カンクロウに追いついちゃいましたね。)
 
半蔵の口寄せ山椒魚。 名前が「イブセ」って;
 
・・・井伏鱒二かぃ!
 
イブセちゃん、毒霧使いだったんですね。 半蔵がしてるビッグシュノーケルは鼻が露出してるから 毒ガスマスクってわけじゃなく、やはり水対応シュノーケルかな。イブセは水も使うのだろうか(大瀑布的な)?
 
自来也の回想で出てきた半蔵は 一人で(イブセと共に)木ノ葉小隊をほぼ全滅させていたように見えました。 ん~、あの時も毒ガスで一網打尽にしたのかもしれないですね。 医療忍者の綱手と一緒にいた自来也大蛇丸だけが助かったという可能性はありそう。
 
で、思ったのは「毒ガスで一網打尽」という技を持ってるなら、なぜ半蔵は長門・弥彦達には毒ガスで一網打尽にしなかったのだろう、ってこと。
半蔵が毒ガスを使わなかったのは、実は長門達に少し「可能性」を残してやろうという情けだった可能性もあるのでは?とか、半蔵にヒトカケラの人間性も信じてみたくなりました。
 
半蔵は 弥彦達を騙し討ちにしてイメージ大暴落しちゃったのですが、それまでは敵である自来也大蛇丸綱手に『三忍』の名前を与えたりして「器の大きい人物」というイメージだったんですよね。 
ま、半蔵は口寄せをするにも「集中している 少し黙れ」というぐらいだから かなり神経質だし 極度の人間不信な奴ではありそうですが。 
井伏鱒二(いぶせ・ますじ)の『山椒魚』は、≪安全だと思って岩屋の中にいた山椒魚が、いつしか自分は外に出られない自由の無い身であることに気づいてしまう話≫ですが・・・  なんだか24時間護衛をつけ徹底した警備の中に身を置かないと安心できなかった半蔵は どこか似てるような気がします。。
 
 
・そして・・・アスマと第10班
 
シカクの命令で、イズモとコテツはダルイと共にひじきヤローを、(角都は土遁の性質変化なので雷遁のダルイと)、猪鹿蝶はアスマと戦うことになりますが・・・
 
シカクは結構冷静に指示してますね 『アスマの事なら誰よりも知ってるやつらだ 一番勝機がある』
『泣き言はいうなお前達 これは戦争だ!必ず勝たなきゃいけねェ!』 ・・・
 
これもシカク流励ましであって、先週同様 例の『逃げることを考える前に仲間のためにてめーがより優秀になることを考えやがれ』っていうシカクの考えだったわけですが・・・シカマル達、アスマの言葉を思い出して決意したようですね(先週の感想に書いたのと全く被ってしまったので、省略しますが←)
 
チョウジは親父さんが周りを見ろと言ってもダメでしたが、アスマの最期の言葉『お前は仲間想いの優しい男だ・・・だからこそ・・誰よりも強い忍になれる』を思い出し、覚悟を決めたようですね。 
そして、いのも・・・。
 
 
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「行くよ 二人共」 
「オウ!」 「う・・・・うん」
 
・・・男二人は決意を口にしてるけど、彼らの背中見ると 込み上げてくる不安に必死で堪えているのがわかっちゃう。 でも対照的に いのの背中は堂々としてて落ち着いてる。 いやぁ~「背中」って語りますね。
言葉でも、いのは「行くよ二人共」って 「!」や「・・・」も無い《実に冷静そのもの》。 いざって時は女の方が肝が据わるのだ!
 
いいですね、第10班って・・。 第10班って打ち上げに焼肉に行ったり、アスマはシカマルと将棋を指したり、任務以外でも人間としての繋がりを持とうとしてた気がします。 アスマって、父ヒルゼンは「偉大な火影」であって自分だけの父親じゃないような思いがあった人だから、シカマル達とのつながりには 本当の家族のような温かさを見つけてたんじゃないだろうか。 
だからかな、第10班って絆の強さでは一番のような気がします。
 
新猪鹿蝶に下された第1の作戦「金角奪取」が終わった後、いのいちやチョウザが〝さらにうまくコントロールできるようになったな いの〟 〝よくやったぞチョウジ!〟と自分の子をストレートに褒めてたんですね。
 
・・なのにシカクだけは 『作戦通りだ!』とだけ言ってるんです。これ、すごく気になりました。
 
シカクは忍連合の作戦参謀として、とにかくこの戦争に勝たなきゃいけない、作戦を成功させなきゃいけないと思ってる。 だからシカマル達が『作戦通り』に動いてくれたという結果に安堵して、まずは「作戦通りだ」という感想が出ちゃったんだろうか。 シカクらしい褒め方とも言えるけど・・・。
 
そしてシカクの次の言葉、
 
《一番勝機がある》 《これは戦争だ!必ず勝たなきゃいけねェ
 
これも作戦参謀としての言葉であり、親というより「経験者から新人への教訓」のようでもあり・・ 言っちゃなんだが、実際に戦場でこの戦いを目にしてる者とは違う、机上での発言かなという気はしました。 
今までの戦争とは違う、『忍』という存在を懸けた闘いが 目の前で繰り広げられている現実・・・天才といえど、この状況は地図を見ていただけではわからないんじゃないだろうか?
シカクの言ってることは尤もなんですけどね。
 
でもシカクが正しく見抜いている点も勿論あります。・・・それは彼らがアスマの弟子だって事。
ただし、だからこそ「勝機がある」んではなく、「こんな戦いは終わりにできる」ってことなんだろうと思います。
 
今もアスマの愛情で結ばれた第10班だからこそ・・・
『作戦通り』ではなく、作戦『以上』の事をして「証明」してくれると思います。 
 
・・・・闘いとは 必ずしも勝たなきゃいけねェものではない、ってことを。
 
 

☆来週は、侍ミフネVS 忍半蔵!
 
☆半蔵口寄せするのに血を使ってない?穢土転生だからだろうか
 
☆君麻呂の『大蛇丸様のチャクラが頭蓋を通して骨身にしみる・・・』 ・・・う~ん、エクスタシーを感じてそう。
 
☆君麻呂は自分を認めてくれた大蛇丸を絶対的に崇拝してた。  でも彼の事を「人間として」必要としていた人は別にいる・・・それが重吾。 重吾と君麻呂、会わせてあげたい。
 
☆チヨ、『ガチで死んだフリ~をかましてもーたがな!』とか、半蔵の事を『ビッグシュノーケルじじい』って; お茶目で・・とにかくカワイイ。
 
カンクロウ、毒にやられてましたが 前にもサソリの毒で死にかけたんだから毒対策はしておけと言いたいですが・・・  『転んでもただでは起きない』ハズの砂の忍なのだから。
 
☆テンテンが「芭蕉扇」を見つけましたね。 彼女使うのかな・・?
 
☆来週はNARUTO表紙&巻頭カラー。いよいよ人気投票結果発表!
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
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