ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO -ナルト- 第534話:さらば猪鹿蝶!!  今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ18号)

NARUTO534:さらば猪鹿蝶!!

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「ボクがこの戦場を終わらせる!! だからシカマル いの 協力頼むよ!!」
 
チョウジ、かっこいいなぁ。 3年前の「次郎坊戦」もチョウジはカッコ良かったんですが、残念ながらあの時は一人で戦っていたので 誰も見ていなかったんですよね(読者以外は)。 でも今度は第十班の目の前で、そして他国の忍達の前で「16代目秋道家当主」としてカッコイイところを披露できましたね。 チョウジの可愛らしい頬の「ぐるぐる模様」が、やっと立派な蝶の触角に見えてきましたよ。
 
少々膠着気味だったNARUTOの展開も、ようやく(少し)動き始めた感じですね。
この戦争で一番の山となりそうな第一部隊(ダルイ隊)の戦いも出口が見えてきたし、久しぶりにナルトも出てきたし、意外な人?も登場したし。
 
・《さて、チョウジの羽化。》
 
チョウジの羽化、つまり『極限まで凝縮されたチャクラは脊髄を抜け 一部が肩甲骨との摩擦で可視化し蝶に見える』現象。 
これって、雷影が全身から雷遁チャクラを放電させ『雷遁の鎧』を纏うのと似ているような、あるいはナルトが九尾チャクラを帯びてチリチリっとするのとも似てるような気がします。 己のチャクラが衣(羽)となって可視化するほど体が活性化されると、無敵状態に近くなるんだろうか?(須佐能乎っぽいですが)  しかも「リスク無し」というのがいいですね~。
 
ハイリスクの「トンガラシ丸」を飲まずに痩せて羽化できたのは 秋道一族秘伝「カロリーコントロール」の能力らしい。・・・・・カロリーコントロールって;
要するに爆発的に脂肪燃焼させてエネルギーに転換し膨大なチャクラを発生させるって事なのでしょうけど、薬未使用なのでリスク無し!しかも一瞬にして痩せられる夢のようなワザですね~コレ。
 
綱手が大食いして額にチャクラを溜め込んでいるように、秋道一族は大食いしてお腹にチャクラを蓄積してるのでしょう; 秋道一族も「肉体エネルギー」を継承した一族と思えるので、うずまき一族や 千手一族とも血縁関係かもしれませんね。
 
それに「森」と共生してきた奈良一族も「森の千手一族」とは近い関係なのかもしれません。 木遁を扱った千手柱間や、「全テノ地はオレソノモノダ」と言っていた黒ゼツ・・・・命の根源である「自然界」と彼らを結ぶ線が気になります。話がそれちゃいましたが;
 
 
・《さらば、猪鹿蝶》
 
『蛹のカラが思ったより硬かったか?チョウジ さて・・・こっから翔(と)べるな?』
 
『もちろん!!』
 
(と)ぶ』という文字。 普通「とぶ」は「飛ぶ」であって、「翔」は当て字ですが・・・この翔の字は先週も使われていました。 『いざ 蛹から蝶へと翔(はばた)かん!』・・・これも本来の漢字は(羽撃く、あるいは羽搏く)です。
でも「翔」という文字の「羽を使って翔けまわる」イメージは 蛹を破って新しい世界に出発したチョウジにはピッタリ。  いつもながら、岸本先生の「漢字の使い分けの術」はNARUTOの面白さの1つだなと思います。
 
《チョウジ・・ その顔だ・・ それさえありゃ お前は誰よりも強い忍だ ・・・今は誰よりも・・・》
 
《自信満々の いい顔してやがる》
 
以前(20巻ですが)、アスマは猪鹿蝶の3人を《いやしい、口悪い、めんどくさがり・・・こいつら この先大丈夫かな》と かなり心配してたんですよね。
特に《チョウジ お前は食い気ばかりだな 少しは修行しろよ・・・ シカマルはもう中忍だってのに》と、チョウジの事は一番心配していただけに、《自信満々な、チョウジの顔》は アスマにとって最高に嬉しかったんじゃないだろうか。
 
今まで猪鹿蝶トリオが力を発揮できなかった原因は、「要」となるべきチョウジのエンジンが始動しなかったところにあったのかもしれません。 でもチョウジが蛹を破ってくれたおかげで、3人の連係がスムーズに動くようになったんじゃないだろうか。 
いのの「心転分身の術」(一度に白ゼツ2体に心転身)と、シカマルの影縫い、最後は倍化したチョウジによる『蝶弾爆撃』で飛ばされたアスマの口元は、微笑んでいるように見えます。 
 
「オレの形見で片をつけてくれるとはな・・・感動で動けねーよ」というアスマに、「影真似手裏剣の術ってんだ・・・ 動けねーのはそのせいだ」と誇らしそうに答えたシカマル。
「影真似手裏剣」は、アスマのチャクラ刀にシカマルの術をコラボさせて考えた術なんですよね。 これを使ってシカマルが飛段の動きを拘束したこともありました(この使い方は角都が感心するほどだった)。
 
先週も シカマルがアスマめがけてチャクラ刀を投げていますが、この時はアスマが投げた「普通のクナイ」に弾き飛ばされてしまっています。 つまり、これじゃあ師には通用しなかったわけです。
でも今度は、いのの陽動+シカマルの影縫い・影真似+チョウジの拳という《猪鹿蝶連係》を見事に使って投じられたアスマのチャクラ刀。 猪鹿蝶3人の力を合わせた時、彼らはやっと師を超えられたのかもしれません。 
弟子達がアスマが遺したものを大切に継承し そしてアスマを超えていく・・・師として、これ以上嬉しいことは無いんじゃないだろうか。
 
ニコと笑って巻物に封印されていくアスマの、本当に「最期」の一言。
 
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「お前らには もう何も言う事がない まさに完璧な猪鹿蝶だった!」
 
アスマ、いい笑顔ですよね。
飛段にやられてこの世を去った時は、アスマは笑顔では無かったんです。 まだまだ、弟子達のことも子供のことも、心配だったのだろうから・・・・
 
《忍は死に様》・・・・・そう言っていた自来也やイタチは「笑顔」で去っていったし、木ノ葉の忍達に火の意志を託して逝った三代目も「笑顔で」去っていきましたよね。 今度こそ、アスマも父・三代目と同じように「笑顔」で さらば、と言えたのかもしれません・・
 
・・・新しい旅立ちと、そして別れ。
 
今週のタイトル、「さらば、猪鹿蝶」。「さらば」っていう言葉は〝永遠の別れ〟を指すようで悲しい響きもあるけれど、〝心残りなく新しい世界へ発つ〟という「潔い」響きもあるような気がします。
 
この闘い、第十班にとっての卒業試験・・・・アスマと猪鹿蝶の「鈴取り合戦」だったのかなと思います。
 
《忍にとって、大切なのはチームワーク》・・・これはカカシが鈴取り合戦で言った言葉ですが; 
猪鹿蝶も「チームワーク」を完成させたことで アスマの試験をやっと「合格」できたんじゃないだろうか。
 
 
・《ありがとう》
 
「先生」 「・・・アスマ」 「・・・アスマ先生・・」
 
『ありがとう』
・・・・
やっぱり、「ありがとう」はいい言葉ですよね。 これで何度目でしょうか、心にグッとくる「ありがとう」は。
ナルトが四代目に、クシナがナルトに、サクモがカカシに、小南が長門に、シンがサイに、白が再不斬に言った それぞれの心からの「ありがとう」・・・
弔い合戦では「復讐」という形でアスマへの想いを表した第10班ですが、今度は「ありがとう」と感謝を表す闘いになりましたね。 
 
にしても。
アスマって 紅と子供に対しては ちょっとアッサリ過ぎると思っちゃうんですよね。 子供まで作ったのに あとは放置?みたいな(いい方悪くてごめんなさい);
 
アスマと紅の関係は、男と女である以上に〝同志〟であるのかもしれません。 長いつきあいみたいだし、お互いのことは何でも分かるのだろうけれど。 それに猪鹿蝶をはじめ次の時代が立派に成長しているから「玉」を安心して託せると思ったのかもしれません。
 
・・・・とはいえせめて一言、紅にありがとうと言って欲しかったなぁ。 女ってのは、いくら強くてもシッカリしてるように見えても、優しい一言を待ってるものなんですよ、うん。・・・・・
 
 
・《さて・・・・金銀兄弟の「九尾チャクラ」を感じ取って、飛び出しちゃったナルト。》
 
ビーがナルトを「うっかり」逃がしちゃったのは、ビーが作戦会議をちゃんと聞いていなかったせいだと雷影サイドは思ったみたいですね(確かにビーは作戦会議中、気が散ってライム帖に詩を書いていた)、
でもどうなんだろ? ビーってメモ書きしながらも冷静に戦える人だから、今回も作戦のことも承知しているような気はするんですよね;
 
ナルトに修行をつけたのも、ナルトを外に出しちゃったのも 単純に「ビーがそうしたかったから」なのかもしれません。 もし面倒なことになっても《何とかなるだろう》的な発想でいるのかもしれませんが。
そういうビーの徹底したポジティブさは、八尾に「時代が変わるかもな」と言わせるほど魅力的でもあるんですよね・・・(でもお騒がせ、かな) ビーって、永遠の子供みたいな人。
 
しかし八尾って、九尾チャクラと聞いてすぐに「金銀兄弟が大蛇丸の術で生き返ったんだろう」と分析したり、ビーに細かい注意をして世話を焼いたり、ビーには最高の相棒ですよね。 九尾もいずれはナルトの冷静なアドバイザーになってくれたら面白いハズなんですけどね~・・。
 
外に出ようとしたナルトを止めた「見張り」、秋道一族(一人はペイン戦でも登場)に奈良一族っぽい濃ゆいオジ様、そして日向系の忍、シノ父・・・
そういえばシノ父さん、「闘の書」には「油女シビ」という名前で出てますが 今回「ゲン」と呼ばれてますね。・・・・名前を覚えてもらえないほど影が薄いのかなぁ・・・;
 
そこへ「私がナルトに話をします」と言って出てきたのは―――なんと、
 
イルカ先生。(お久です)
 
イルカといえば、殆ど登場しないのに人気がある珍キャラ(失礼)でもあります。 三代目在任中は登場する機会も多かったのですが 綱手体制になってからはあまり顔を見なくなりましたね~。
 
・《イルカとナルト》
 
しかし。イルカ先生と言えば、節目ごとにナルトに元気を与え「次のステップへ」舵取りしてくれる人生の指南役でもあります。
 
ミズキに唆されてナルトの心に闇が生まれそうになった時、正しく導いたのはイルカだったし・・・
三代目火影が亡くなった時に 人はなぜ「つながり」を大切にするのかを教え、その後ナルトはサスケとの「つながり」をずーっと求めていくことになります。
自来也の訃報にナルトが落ち込んでいた時には 『今迄どおりのお前でいればいい』と励まし、それが真実の滝や九尾との闘いでの「答え」にもつながっていく・・・・。
 
イルカって さほど重要ではない「癒し」キャラにみえるんだけど、実はシナリオの大切な分岐点でナルトを正解に導いていってる・・・何気に隠れ重要キャラのポジションでもあるような気がします。
 
さて今度も、イルカの言葉が戦争の行方(そして忍世界)を大きく変える・・・??
 
 
 
☆チョウジ、目の下にチョウザと同じような新しい隈取?が出来ましたね。 蛹を破った印なのかなぁ・・
 
☆アスマ。 昇天は出来なかったのは カブトが大蛇丸チャクラで縛りを強化したせいでしょうか・・でも忍連合も 穢土転生に対処出来てきてますね。
 
☆カカシは、まだ・・・?(こればっかり)
 
 
☆長駄文、読んでくださってありがとうございます。
 
☆被災された方々が一日も早く笑顔を取り戻せるよう、私たちもポジティブにいきましょう。
 
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