ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO ナルト536:ナルト戦場へ・・・!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ20/21号)

NARUTO536:ナルト戦場へ・・・!!

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出てきましたね、外道魔像~! ようやくトビも参戦、やはりボスが出てこないと話が盛り上がりませんw
と、とりあえず外道魔像とトビのことは後にして・・・
 
・まずは、ナルトを行かせてしまったイルカ先生ですが。
 
「ごめんなぁ・・・ナルト・・・  オレは弱い・・ 兄貴面してもいつもお前を守ってやれなかった・・」
 
イルカのこの言葉、この数年間のイルカの思いがギューっと凝縮されている気がするんですよね、
「オレは弱い」、 「兄貴面してても守ってやれない」・・・ 
イルカは「ナルトを守ってやれる強い兄貴」であろうとしたんだろうけれど、ナルトはイルカより強くなっていく。 ナルトを守れず、兄貴失格だと悩んでいたんだろうか・・。
 
でも、ナルトはイルカのことを「兄貴」じゃなくて「父ちゃん」と思って見ていたわけで、そこにちょっと「ズレ」があったのかな~とも思います。 ナルトはイルカに「戦って守ってくれる強い兄貴」じゃあなくて、「自分を受け入れ認めてくれる父ちゃん」を見ていた・・・。 (でも、イルカはその事には気づいていなかったんですね)
 
 
・守るということ
 
ビーに深々とお辞儀をして『ナルトを守ってやって下さい!』と嘆願したイルカに、例の如く「拳」でのあいさつを求めたビーは、イルカが「ナルトの心の中にいる大切な人物」だって見抜いた・・・(この能力凄いですね。心の中が映像化して見えるのかな)
 
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「ナルトの心ン中に常にアンタが見えた・・・ あいつの心理♪
ナルトに何をしたのか知らねーが どうやらアンタはナルトにとっちゃあ特別♪」
 
「ナルトはアンタからもらったもん全部自分の中にキチンと取ってある今日まで♪」
 
「アンタの言葉がナルトを守ってきた強力♪」
 
イルカは「木ノ葉隠れうずまきナルト」としてナルトの存在を認めてくれた最初の人だし、ナルトのために「涙を流してくれた」人でもあるんですよね。
「親の仇」九尾を抱えるナルトのことを思って泣いてくれたイルカ・・・あの日のイルカが無かったら、ナルトが我愛羅のために涙を流す事も無かったんじゃないかな。
 
大切な人を守ってくれるのは、 力じゃなくて愛情や言葉だってこと・・・ビーはブラザー雷影から熱すぎるほどの愛情や言葉を貰っているんだろうから;よく分かってるんじゃないかな・・・。(もっとも、雷影は「強い兄貴」としてビーを力で守ってきたつもりだとは思いますけど)
でも雷影の言葉って、ダルイにも力を与えてきましたよね。 《お前はワシの右腕》という言葉をダルイは大事そうにしてましたっけ。 
 
言葉の力。う~ん、これがサブちゃん先生が言っていた「情念」なのかなw
 
去っていくビーにイルカが深々と頭を下げたのは、こみ上げてくる涙を隠すためだったのか・・・・
ビーみたいなナルトの理解者が、ナルトの傍にいてくれることが 嬉しくて、有難かったのかな。。
 
・で・・・イルカ先生からの手紙をモグモグ食べたナルト。
 
ナルトのお腹の中には九尾もいるし、巻物蝦蟇のガマ寅だって飲み込んでるし、過去には芋虫ラーメンも食べてるし・・・・
っていうか、やはり自分の中に大切にとっておきたかったんでしょうね、ナルト。 最強のお守りとして。
やっぱりイルカ、出番は少ないけど ナルトに与える影響力は大きいなぁ。・・・
 
・イルカの「説得失敗」が伝わって、怒る雷影の横で《イルカの奴・・》と目を閉じてる綱手
 
28巻第251話・風影奪還任務にナルトが出発する時の話なんですが、イルカは心配そうな顔して黙ってて「頑張れよ!」というのが精いっぱいだったんですね。 その時のイルカの表情を綱手はじーっと見ていて、ナルトが出て行ったあとに「心配か・・・?」と尋ねているんです。 で、イルカは「あいつはもう・・・私が心配するような弱い忍ではありませんから」と吹っ切れたように答えているんですね。
 
実はあの時自来也もすごく心配していたし 綱手も《暁相手の任務にナルトを行かせちゃった》己の判断に不安もあったと思うんです。 でも、イルカのナルトを信じる言葉に 綱手自来也も少し安堵したような表情を見せる・・。
 
今回の戦争についても、綱手は『最終的な判断』はイルカに託してたんじゃないかと思います。 綱手は《イルカの奴・・・》なんて心の中で言ってますけど、でもイルカが「ナルトを行かせてしまう」可能性も十分にあると わかっていたと思うんです。 でも、ナルトのことを一番最初に信じ 誰よりもナルトのことを想っているイルカの判断なら正しいはず、と綱手もイルカを信じたのではないだろうか。
 
・さて黒ゼツですが。
 
再び大名を捕えようとする黒ゼツを、水影様が思いっきりキ~ック!(水影様って体術も相当強そう;)
黒ゼツvs水影一行(長十郎、ライドウ、ゲンマ達)に突入しますが 黒ゼツって、これだけの敵を相手にできるんだから白ゼツに較べたら強いってことなのかな。
 
八尾九尾のチャクラを感知した黒ゼツは、白ゼツ素材製の左足からズズズ・・・と根を伸ばし、地中の植物(根)経由で白ゼツに伝達したみたいですね《ビリビリ、っと》。 
ど~もこのシステム分かり辛いんですが、ゼツ特有の術「蜉蝣(かげろう)」の一種でしょうか(蜉蝣=己の肉体を大地や草木と一体化させ移動する術)。 黒白ゼツはこうやってビリビリっとお互いに連絡し合っていたんですね~。
 
黒ゼツからの報告を受けた白ゼツは『八尾と九尾が出てきたみたいだよと単純に伝言しているようなので、感知能力があるのは『黒ゼツ』だけみたいですね。 
 
黒ゼツ・・・・特殊な結界内以外は遠くてもすべて感知可能、地中を自在に出入りできる能力を持つゆえに《全テノ地ハオレソノモノダ》なんて言ってるんだろうか。 
いったい何者なんだ、黒ゼツ。・・全てを知る者なんだろうか。 その存在は、トビよりもはるかに暗い 闇の深淵に在りそうな気がします・・・
 
・トビと外道魔像
 
トビは今まで何してたんだろうと思ってましたが、外道魔像の前にいたんですね~。 逐一報告は白ゼツから聞いていたんだろうけど、魔像の前に腰を下ろして魔像と向き合ってて・・・ 
ん?会話でもしてたの?と思いたくなるような雰囲気。
 
トビにとって「外道魔像」とは何なんでしょうね。 ただの容れ物では無い、とても重要なモノ(あるいは「人」)のような気がします。 ゼツにすら本心を見せていないトビも、魔像にだけは「本心」を明かしているのでしょうか。
 
 
・トビの目論見は・・・?
 
まずは、大名。
 
トビは大名を人質にして、八尾九尾を出すように「交渉」しようと思っていた様子ですね(既にビーとナルトが出てきちゃったので意味が無くなったらしいけど)。 しかし「あの雷影の事だから大名に交渉価値などないとわかっているだろう」とも言っている。・・・・
 
雷影エー。 「あの雷影」って言われ方しちゃってますけど、まぁ~確かにあの強硬な雷影なら不利な交渉など一蹴しそうです。 よく分析してますね~トビは。 でも、交渉するためのコマとして大名に価値が無いとわかっているのに・・・なぜトビは「大名」に手を出そうとしたんだろうか?
 
表向きの答えとしては、「八尾九尾を出させるために多少は圧力になる」とか、「黒ゼツと大名の護衛たちを戦わせておけば敵を分散できる」っていうところでしょうが・・・本当の答えは、トビが呟いた《大名共を無視できないのが雇われ忍共だ・・・》という部分にあるような気がします。
 
忍システムの《一国一里・請負制》の問題点をクローズアップすることが トビのシナリオの《隠された目的》なんじゃないか?とも思うんです。 (個人の感想ですw)
忍達は大名の命令は無視できない・・・つまり、この制度がある限り『憎しみに忍が利用される』システムは無くならないわけです。 尾獣の分配による大国のパワーバランス、一国一里制度・・・柱間が作り上げた忍システムの「問題点」をトビは次々に指摘しているようにも受け取れるんですよね、なんだかなぁ・・。
 
トビが度々言っていることに『オレにも計画ってもんがある』といった言葉があります。
 
トビはシナリオを運ぶにあたって「順番(ステップ)」を非常に大事にしてるんですよね。 でも、そのステップとは計画を『無駄なく進行させる為』とは考え辛いんです。 時には非効率的なこともしている・・・例えばナルトを捕まえるチャンスはいくらでもあったのに 捕まえようとはしなかったりとか。
 
トビがシナリオの「順番」にこだわっているのは「忍システムの問題点」を1つ1つ順を追って忍達に突き付け、そして自分たちで解決させようとしているためじゃないか? ・・・そんなふうに思えて仕方ないんですよね。
今までにも、忌み嫌われてきた人柱力の問題、バラバラだった五大国の問題をトビは忍達に「解決」させてきたような気がします。(結果論かもしれませんが;)
 
「トビはどうすんの?」と、いつものように気が抜けたような白ゼツの質問に、
『やっとオレも参戦だ まずは代用品を奪う!』と立ったトビ。 (ゼツにとってトビはトビ、マダラじゃない。) 
 
・代用品とは・・・・?
 
その次のコマでアップになったのは、『紅葫蘆と浄瓶』・・・・つまり金角銀角ですね。
 
まずは九尾の類似品・・じゃない代用品として「九尾チャクラを持つ金銀兄弟」を奪おうとしているんじゃないでしょうか(あるいはナルトが持っていない九尾の「陰」チャクラの代用としてなのかもしれないけど)。
 ただし金銀兄弟から九尾チャクラを奪えたとしても、八尾チャクラの代用品は無いハズだし・・・ビーがちょっと心配なのですが・・・
 
・ところで・・・・
 
いつの間にか、チョウザはダンを「四紫炎陣」で包囲してるし
テンテンは芭蕉扇で角都の仮面(心臓)2つ仕留めたもののチャクラの使い過ぎでダウン。
黄ツチは白ゼツを殲滅しているし、チョウジはヒザシを捕まえているようだし(ヒアシもいる)、
 
ダンの霊化の術とか、ヒアシとヒザシのやり取り、見たかったんだけどなぁ・・・。
しかし角都が潰されながら『まだまだ・・・これからだ・・』と言ったのは、本当のことを言っていたんだなと思います。
 
・背後に突然現れたトビが 「口寄せの術」を使ってグオオオオオ!と呼び出した外道魔像。
 
長門が口寄せした時は半身で 長門と黒棒でリンクして動いてましたが・・・外道魔像、手枷・猿轡を自力で破って立ち上がってますね(着物風の服を着ているんですね・・・だいぶ人間っぽくなってきましたが元は誰なんだろ)。 
 
九尾は右目の瞳力で操ってましたが 魔像をどうやってトビはコントロールしているのでしょう。 
九尾といい外道魔像といい、尾獣チャクラで動くモノを思うままに操る『二人目の六道』トビって、やはりただ者じゃあない。
今までのトビは「精神面で弱い部分」が目立っていたり カブトに押され気味だったりで、存在感がど~も今一つだったのですが・・・やっと「黒幕っぽい存在感」を示してくれたとでもいいましょうか。 
 
トビ好きな自分としては、ついに来たー!っとばかりに期待しております。
 
 
☆ナルトを(一応)止めるために綱手が出ていくことはあるかな・・・?
 
☆サスケと魔像をリンクさせようとしているのは何のためだろう。
 
☆前は人間道のような能力を使った外道魔像。 今度は・・・?
 
☆今週は合併号につき、次のジャンプ発売日は5月9日(月)です。
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 

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