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合体忍術(複合忍術)について (サスケはなぜ左手で千鳥を発動するのか?という話 その2 )

合体忍術(複合忍術)について (サスケはなぜ左手で千鳥を発動するのか?という話、その2 )

538話で「サスケ左利き疑惑」が浮上したんですけど、でもやっぱり、サスケは草薙の刀も右手で扱うし、お箸も鉛筆も右だしなぁ・・・なんて考えてました。 まぁこの際どっちでもいいか・・。
左利きの忍って意外と少ないんですよね。 今のところ「左利き」とわかっているのは、雷影エーぐらいでしょうか。 あとは余談ですが六道仙人も左利きかな?なんて思ってます。 彼は刀を左手で抜けるように着用しているんですよね。・・・・まぁ仙人レベルにもなれば、利き手じゃなくても何でもありかもしれませんが。
 
さて、サスケが千鳥を左手で発動させる理由についてですが、まぁ和解の印のためだとか いろいろとありそうですが、最終的には「握手(和解の印)」だけじゃなくて「手をつなぐ」ためだと勝手に解釈しています。握手は右手どうし右手と左手でもできますが、手をつなぐのは「右手と左手」じゃないと出来ませんから・・・。
 
ただ、「手をつなぐ」のは仲良くなるという理由だけではなく・・・もう1つ別の理由があるように思えてきました。
それは、ナルトとサスケで「合体忍術」(コラボ忍術?)を作るためじゃないかと・・・w
つまり2人で同じ方向を向いて手をつなぐような状態で『螺旋丸と千鳥を合体させる』ことで 何かが起こるのではないかと・・・。(まぁいつもの妄想ですけど)
2人が手を合わせて合体忍術を発動するためには、『右手と左手』である必要があるんです、つまりこういう感じ↓
 
イメージ 1
 
これは「颶風水渦の術」、ヤマトの「左手」による水遁・破奔流と ナルトの「右手」による風遁・螺旋丸の合体忍術です。 
 
術を合体させるためには、やはり「左手と右手」でやるほうが上手くいきそうな気がするのです(同じ方向を向くためには)。 これと同じように、千鳥と螺旋丸を合体させようとすれば・・・やはり「サスケの左手」と「ナルトの右手」の方が都合がいい、ということになります。
 
千鳥と螺旋丸をぶつけると、終末の谷や鉄の国の時みたいにドーンと大きな衝撃が生まれますよね。あれは正面からぶつかったから、自分達がぶっ飛ばされたわけですが・・・・同じ方向を向いて合体させることで、かなり強力な術(あるいは何か特別な現象)が発生しそうな気がします。
 
以下、この2つの術が「合体させる」目的かもしれないという「前提」で話を進めてみます(強引)。
 
・合体忍術とは
 
合体忍術といえば、例えばヤマトとナルトの「颶風水渦の術」。 この術は『水遁による水流を螺旋丸の回転に巻き込むことで大量の水蒸気を発生させる複合忍術』で、かなり強力な術です。
 他には、フカサク(火遁)シマ(風遁)、自来也(油)による合体仙法「仙法・五右衛門」、そして角都が火遁の面と風遁の面を同時に使って火力を強力にした「火遁・頭刻苦」・・・。
 
いくつもの性質変化を合わせることで術が強力化するのは 「血継限界」の例からも明らかです(血継限界、つまり1人で2つの術を同時発生させ複合忍術を作る)。 
特に3つの性質変化を合わせた「血継淘汰」なんて、当然さらに強力になりますよね。(仙法・五右衛門も3つを合わせてますから血継淘汰と同レベルかな)。
 
合体させれば強力になるんだから、もっと2人、3人と仲間どうしで積極的に術を合体させて使えばいいのになぁ・・・・なんて思うんですが、これは相当高度な技術が要るのか実際に使っている人達はあまりいないですね。。(コンビネーション技というのはアリですが 数人で1つの術に合体させるのは少ない。)
 
また、合体忍術をつくるには術者2人(あるいは3人)の「術の形態」も一致させる必要がありそうです。
 
術の形態・・・・
 
例えばフカサク・シマ・自来也の「仙法・五右衛門」は、火遁・風遁・油の3つとも『口から放出した形態』の術で、一致しています。 合体させる為には、同じ形態で、その上スピードと威力も同程度でないと うまく合体出来ないんじゃないだろうか?なんて思うんです。これ、結構面倒です。 角都の「火遁・頭刻苦」も、火遁・風遁ともに同じような仮面の口から放出されるわけだから、これも「同形態」。
 
それで・・・螺旋丸の合体忍術を考える場合、問題なのが1点。 螺旋丸が形態上かなり「変わった術」という点なんです。
 
普通「術」っていうのは、敵から離れて攻撃するものですよね。 中距離・遠距離攻撃であって、直接攻撃・接近用じゃあない。 水遁・火遁・風遁は「口から放出」する形態の場合が多いし、雷遁は角都の「偽暗」やダルイの「黒斑差」・サスケの麒麟などのように敵に向けて雷を落とすのが普通です。 そういう普通の術どうしは、うまく威力・スピード・相性が合えば「合体」させることも可能かと思うのですが・・・でも螺旋丸は「普通」じゃない。
  
・螺旋丸の特異性
 
螺旋丸とは、チャクラを回転させ威力を留め「球体化」した術。そして、敵に放つのでも落とすのでもなく、『直接的にぶつける』。(元祖「螺旋丸」の場合) 
 
武器のように術を球体に実体化させて、「自分の手で持っていって」ぶつける。・・・かなり珍しい形態です。
だから合体させるための、似たようなお相手が見つけにくいんじゃないだろうか;
 
螺旋丸を他人の術と合体させられた例は「颶風水渦の術」がありますが、これはヤマトが水遁を掌の上に「水玉」のような形態に出来たから可能だったと思うんです(それも左手で)。 これ、ヤマトだったからこそ出来たのであって、なかなかそう簡単には出来ないんじゃないでしょうか。・・・水遁を掌の上で「形態変化させたうえで留めておける」なんてのは、なかなか出来るわけじゃないような気がします。 
 
で、なぜ螺旋丸と同じような形態の術が少ないかというと・…「使うのには不便」だからですよね。
 
前述のとおり、普通は「術」ってのは「敵から離れた場所から攻撃できる」のが 最大のメリット。
なのに螺旋丸は直接ぶつけなければならないわけで、めちゃくちゃリスク高いですよね(元祖螺旋丸の場合ですが)。 いくら威力のある術だとは言っても、敵の懐に飛び込んでいかなくちゃいけないのですから・・・・当然カウンターにも遭いやすい。 
もっとも四代目は螺旋丸に「性質変化を加えて遠距離から攻撃できるようにする」のを最終目的にしていたわけで、未完成な術だったわけですから、それも仕方ないわけでして・・・。
 
でも、その「未完成」な術を四代目が使えた理由・・・・それは、やはり「飛雷神の術」があったからだと思います。
 
四代目が螺旋丸を使ってるシーンは少ないんですが、1つは九尾事件(53巻502話)。トビに対して「飛雷神二の段」で螺旋丸を決めてます。 これも飛雷神の術と併用して使ってるんですよね。
もう1つは55巻519話、ビーが思い起こしている「四代目火影」の絵。・・・・これは螺旋丸を持つ四代目の周囲に、無数の「飛雷神の術式クナイ」が散乱してます。 ってことは、飛雷神の術と螺旋丸を「併用して」いたのかな・・?と思えるんですよね。 
 螺旋丸は飛雷神の術と併用しないと たとえあの四代目でもカウンターを喰らいやすい弱点を持っていたという事じゃないかと思うのです。 (もちろん、レベルがそう高くない相手なら 問題なく使えたのでしょうけど・・・・ナルトだって使っているわけなので。)
 
つまり、螺旋丸のように「手の上で形態変化させ敵に直接ぶつけに行く術」というのは、フツーの人には危険が高すぎて開発されない(使用されない)ということでしょうか。 だから螺旋丸には合体できる「相手」が あまりいないということになる・・。
 
・その点、千鳥は・・・
 
千鳥は『手に雷を放電させるよう形態変化させて、敵に直接ぶつける』術。 雷遁にしては珍しい、螺旋丸と同じような形態の術なんですよね。 (もうこれは螺旋丸と「合体」するための相手として誕生したと言いたくなってしまうのですが・・・。)
 
勿論、カカシは千鳥を「螺旋丸と合体させるために」開発したワケじゃあないですが。 
でも、カカシはなぜ、わざわざ 敵に飛び込んでいくような「リスクの高い術」を開発しちゃったんだろう?
 
それは、「四代目の螺旋丸」を意識して(真似して)開発したから、という理由が1つ。
そして『サクモのチャクラ刀』の代わりになる術が欲しくて、「チャクラ刀の術バージョン」を開発したという理由が1つ。 ・・・そんなところかな、なんて思ってますが・・・。 
つまり、カカシは四代目の術とサクモ父さんの戦い方を混ぜて、それを超えるような術を作りたかったんだろうと推測してます。
その結果、スピードと破壊力はあるけど「カウンターを喰らいやすい」危ない術を作っちゃった、というわけでしょうか。・・・カカシには「飛雷神の術」は無いから、四代目に「使用禁止」と言われちゃったんですね・・・。
 
でもカカシが≪偶然≫螺旋丸と似たような術・・・・〝手の上で形態変化させて発動し、直接ぶつける型〟 の千鳥を開発したおかげで、 螺旋丸と合体させるのに丁度いい術が出来たとも言える。
そして、もう1つ≪偶然≫・・・その術をサスケが「利き手では無い左手で」発動してくれたおかげで、これで螺旋丸と「合体可能」になった・・・・とも言える。
 
こういう幾つかの偶然が重なって、螺旋丸と千鳥は「合体」するにはいい条件が揃った、とも言えそうです。
勿論、これが実現するためには『ナルトとサスケが和解して、協力する』ことが大前提だし、その頃には二人とも螺旋丸と千鳥をレベルアップした状態にさせているでしょうから・・・もし実現したら どんな事が起きるでしょうか・・。
 
螺旋丸と四代目の話を聞いた時、ビーは「なんて偶然だ・・・運命か!驚異♪」とか言ってましたが、千鳥の開発にも いろいろな人の影響や秘話があります。 この2つの術が「手をつないで合体させる」ために生まれた術だとしたら・・・
 
それこそ偶然じゃなくて、これも「神の見えざる手」による必然なのかもしれません。
 
(かも、ですが。
 
 
☆いつも長文ダラダラですみません。