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ペインシステムと、人柱力システムのこと (NARUTO544話雑考つけ加え)

ペインシステムと、人柱力システムのこと (NARUTO544話雑考つけ加え)

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トビが出してきた、新しい「コマ」・・・
 
人柱力を使った、新たなペイン六道。
 
あのペイン達の「仕組み」や「作成方法」とか・・・色んなご意見も頂きましたし、頭の中は混乱しておりますがw 
ま、これについては近いうちに分かるでしょうから とりあえずはお楽しみとして・・・・
 
個人的に一番気になった点は、どーして新ペイン六道を『人柱力』で造ったのか?という点なんです。
 
トビは優秀な忍を見つけたらズズズッと吸い込むこともできるし(フーとかトルネみたいに)、優秀な忍の体はストックしてるかもしれないんですよね、目と同じように。
でも なぜペインを作るのに「人柱力達」を選んだのか・・?? ちょうど6人だったから都合がいい・・・とか、そんな理由じゃあないだろうしw 何か「理由」はあるはず(トビも無意味なことはしない奴ですから)。
 
で、思ったのですが・・トビは《お前らが使ってきた「人柱力システム」ってのは、「ペインシステム」と同じなのだよ!》と忍達に教えるために「人柱力ペイン」を登場させたのではないだろうか。・・・・と、そんな気がしてきました。
 
・ペインとは。
 
長門が使っていたペイン六道、 天道、畜生道修羅道、餓鬼道、人間道、地獄道
 
彼らは1個体につき1系統の能力しか持っていないんですよね、輪廻眼の能力のうち天道は「引力と斥力」、畜生道は「口寄せ」・・・などなど。 
しかし、「1個体1系統の能力」とはいっても 1つの術しか無いってわけじゃない。 1系統・・・その1系統の中には、プラスの能力とマイナスの能力・・・両方があるわけでして。
たとえば地獄道ペインの場合、マイナスの能力としてはウソをついた者の舌を引き抜いてしまう恐ろしい能力を持ちますが、プラスの能力としては再生復活能力・・・壊れたペインを直したり死者を復活させる能力も持っています。
 
そもそも輪廻眼ってのは、『すべてをゼロにする破壊神』と『天より遣わされた創造神』両方の力を持つ眼であって・・・・ペイン六道達も破壊(マイナス)と創造(プラス)両方の力を持っている(と思われる)んです。 
つまり、そのどちらの力を使うかは ペインを動かしている本体(長門)の意志によって決まるわけですね。 長門は両親を殺した木ノ葉に憎しみを持ってましたから、木ノ葉に対して憎しみを抑えることが出来ず ペイン六道達の『破壊』能力を利用して復讐をした・・・・憎しみに輪廻眼が利用され、ペインが利用されてしまった。 
 
そして『ペイン六道』とは、輪廻眼本来の崇高な力を6つに分けて持ちながら・・・・
その力は「憎しみだけ」に利用され、その存在は破壊のみを行う人形・・・・・『ただの戦う道具』でしかない。
 
 
・そして人柱力とは。
 
9人の人柱力というのは、尾獣の力を9つに分けて持ちながら・・・・その力は大国間の「憎しみだけ」に利用され、その存在は国の為の人形・・・・『ただの戦う道具』でしかなかった。
 
『尾獣』ってのも、本来は『憎しみの塊』じゃあなさそうですよね。八尾を見ていれば分かりますが・・・今のナルトが使っている九尾の力も『生命力』と『光』に溢れていますよね。
 
尾獣チャクラも、プラスマイナス両面を持っている・・というか、元々尾獣チャクラも純粋なモノであって、使う者の意志次第でプラスの力にもマイナスの力にもなる、って事だと思うんですよね。
九尾の力だって、ナルトが憎しみに囚われた時に使えば『破壊の力』となるし、ナルトの体すらも蝕んでしまう。だけど傷ついたナルトの体を驚異的なスピードで治癒させる『生命力、回復力』の源でもあるわけでして・・・・
 
ようするに、尾獣の力も輪廻眼の力と似たようなモノであって 使う者の意志次第でプラスマイナスどちらにもなれる、とっても純粋(ピュア)な力なんじゃないでしょうか。 
使い方によって、何色にも染まる・・・とでもいいましょうか。
 
でも忍達は、尾獣の圧倒的な力を「人柱力システム」として利用して、その破壊力を戦争に使ってきたわけですよね。 憎しみに利用された、マイナスの破壊力だけを使う『戦う人形』・・・・・
『人柱力』とは、尾獣チャクラを使ったペインシステムってことになる・・・・。
 
違うのは死んだ忍じゃなくて生きた忍を使ってるという事だけど、人柱力達は己を無くして国の道具とされる・・・今までの人柱力達はペイン人形とあまり変わらない気がします。
 
大昔の十尾の『本来の姿』。 それが本当に純粋なモノだったのかは分かりませんが、いつしか十尾が人々を苦しめる存在になったのは 人間が十尾の力を『憎しみ』に利用したからだったの「かも」しれません。。
その後、六道仙人によって「人柱力システム」が開発され 十尾は分割され・・・やがて柱間によって尾獣は分配され、それぞれの里で「人柱力」の中に封印された・・・・要するに大国の憎しみに利用される「ペイン九道」にされてしまったんですね。
 
 
・トビの「人柱力システム」への憎しみ
 
トビって、たま~にですが、今の忍達のことを弟か子供のように見ていることがあります。 素直に誉めたり、認めたりとか。 ですが、トビは『人柱力』に対してだけは冷酷な態度を示すんですよね。
 
外道魔像に尾獣チャクラを注入することで人柱力が犠牲になることも全く厭わないし、それに『九尾事件』。 あの時の「面の男」は、クシナに対して驚くほど冷酷です。
 
53巻の501話で、面の男は九尾にクシナを攻撃させるんですよね、「九尾の人柱力だったお前だ・・・こいつで殺してやる」と。 なぜ、あんなにクシナに冷酷なのか・・・とても疑問だったのですが、トビが「人柱力システム」そのものに憎しみを抱いていたとしたら あの言動も分かるような気はします。クシナが憎いというよりは、人柱力システムと人柱力が憎いということなのか、と。
 
本来はピュアなモノであったはずの尾獣を、憎しみの塊にしてしまった忍達と 尾獣の力を憎しみに利用した「人柱力システム」への怒り・・
 
トビが長門を唆してペインシステムを作らせたのも、人柱力システムへの「怒りの表明」だったのではないだろうか・・・? 「人柱力」というのは、ペインとなんら変わらないということを 忍達にわからせるための・・・
 
49巻で カカシに目的について問われたトビは、
《そうだな・・・しいていうなら 完全体になる事か・・・》 と言い、
そして50巻、シーの「本来の自分に戻るための計画ってやつか・・?」の問いには
《うむ・・・そうとも言えるが・・・ただそれだけではない》 とも答えている・・・。
 
第4次忍界大戦。 『ペイン』にされた人柱力達の姿を見ると・・・トビにとってのこの闘いは、
《人間によって『憎しみのペイン』にされた尾獣を 『本来のピュアな姿』に戻すための闘いでもあるんじゃないか?とも思ってしまいます。
 
40巻の、トビの言葉・・・
 
《いよいよだ・・・我らが目的を達成するのも あとわずか・・・》
 
《そうなれば 全てが本来の形に戻るのだ・・・》
 
本来の形・・・トビが「本来の姿に戻って完全体になる」だけではなく、「全て」が本来の形に戻る・・・。
尾獣が本来の、真っ白な汚れの無い状態に戻る・・・という意味だったりはしないだろうか・・?
 
 
 
長駄文、読んでくださって有難うございます、感謝。
 
 
 
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