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NARUTO-ナルト- 603:リハビリ 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ44号) その4 《トビはいい子だ・・・》

NARUTO 603:リハビリ その4 《トビはいい子だ・・・》

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「ありがとう お前ら!!」
 
 
ついに・・オビト、霧隠れへ・・ここから「誰でもない男」が始まっちゃうんですね。
マダラ爺さん・・・やりすぎだってばよ。

その3の続きです。ブログの不具合で今週号雑考その4の記事投稿が出来ませんでした。
暫定措置で、とりあえず古い記事を削除し、そこに乗せてアップしました。よって投稿日時が古いですがご了解ください;分かり辛くて申し訳ありません。
 
 
・《ロン毛のオビトと霧隠れ・・・・?》
 
 
神無毘橋から半年か1年近く経ったんでしょうか。オビトはすっかり柱間人造体になじみ、外道魔像の上をびょんぴょんと跳ねられるぐらいになってる(以前のオビトに較べてもずっと身軽な感じがするんですが)
 
《もう少し… もう少しで会えるぞ… リン…カカシ…!!》
 
嬉しそうな穏やかな表情をするオビト… って・・
 
ロ、ロン毛になってる―-!!
 
あちゃーこれ、ロン毛仮面そっくりですね。あのロン毛仮面はオビト本人だったってことでしょうか。
 
そりゃこんな所に閉じ込められてたら、髪の毛伸びますよね(1ヶ月、カカシと千鳥修行をしていたサスケだって、かなりロン毛になりかかっていましたから)。 
にしても・・さすがはマダラの子孫。髪が伸びるとマダラにそっくりになっちゃいますね、プチマダラ・・。サスケもマダラに似てると思いましたが、オビトはサスケ以上にマダラに似ている。これじゃ偽マダラにもなるってもんです・・。
 
まだ何とも言えませんが、もし仮に・・あのロン毛仮面がオビト本人だった場合。

鬼鮫「オビトの万華鏡写輪眼の模様」で霧隠れのロン毛さんとトビを同一人物と判定した可能性も高いですよね(鬼鮫さんに、カカシの万華鏡の模様も見せてあげたかったなぁ・・・なんて言っただろうな)。

もっとも神無毘橋の戦いから1年半後の「九尾事件」では短髪に戻し、さらに8年後ぐらいの「うちは事件」直前で「再びロン毛」という、いささか分かり辛い事もあるので…まだ結論は出せないとは思ってます。
 
でも、もし…霧隠れで四代目水影やぐらを操っていたのがオビトなら、オビトも別天神が使えるということになります。その場合、シスイはオビトの兄弟であるってのはほぼ確実になりますね。

そうなれば、シスイの「瞬身のシスイ」のいわれが「神威での時空間移動」であった可能性もまたグンと上がります。そして・・シスイの死に謎が多いのもそれなりの理由と、後日談が出てきそうです。
 
(今週の回想中、オビトの部屋はリンの写真だらけだけど、一枚家族写真があるんですよね。おそらくオビトの両親ですがあまりマダラに似てないような・・・)。
 
 
・《その子はいい子だ・・・》

「さっき外行ってきたんだけど!! 君の言ってたリンとバカカシってのがヤバイよ!!」
「二人きりで霧隠れの忍達に囲まれてる!!」 (白ゼツ)

・・・・霧隠れかぃ!!

う~ん、ますます怪しくなってきましたね、オビトと「ロン毛仮面」。
もしこの後、何かがあってオビトが霧隠れに残って「四代目水影やぐら」を操り、血霧の政治を行っていたとしたら・・? でも、およそオビトの思想とは考え難いです。ただし、これから「霧隠れの里」で何かがあったのだとしたら…可能性はゼロでは無いですよね。 
ただし時代的に「いつ」が血霧の里だったかハッキリしないんです。 再不斬の経歴発言から考えちゃうと多少矛盾が出るのですが(アカデミー時代の話)、鬼鮫や再不斬が里を抜けたのがおよそ10年前。その頃に血霧の時代が終了したのではないかと考えてます(つまり、青が別天神を解除した)。
・・・10年前というと、木ノ葉ではシスイが自殺した頃です(うちは一族の事件は約8年前)。そして、その直後ぐらいに、イタチは「ロン毛仮面」に接触してますね。
 
だいたい血霧の時代とは、《十数年前から約十年前ぐらいまで》ではないかと推測していますが・・神無毘橋の戦いは17、8年前だから時代的には「合う」とは思うんですよね。
 
ゼツの言葉に、慌てて飛び出して岩に直撃するオビト・・(って、ずいぶん強くなってますよね)。
あの逃げ腰だったオビトが物凄く頼もしくなってる。やっぱり写輪眼を開眼し、一度は命懸けで仲間を守りきった自信と「仲間への愛情」が彼を強くしたんでしょうか。
 
でも、右腕が「ズリュ」っと落ちてしまう・・(だけど岩に「皹」は入っている)。
 
「リンとカカシを… …助けに行かなきゃ…!」
 
なんていい子なんだ、オビト…。
 
それだけに、この先「マダラさんの罠」が待ち構えているのだと思うと辛いですねぇ・・・。マダラくそ爺を恨みたくもなるけれど、マダラの「自分と直系子孫を犠牲にしてでも果たしたい夢」の真意を考えると、何とも言えない複雑な気分になります。
 
「ボクの体を着るといいよ」と言ってオビトの背後から近寄るグルグル(仮称)がなんだか不気味。
 
「…お前ら… マダラの部下だろ… いいのか?」
 
「その子は …いい子だ」 (白ゼツ)
 
「リンとカカシを助けたいんでしょ?」 (グルグルした子)
 
 
白ゼツの「その子は …いい子だ」。

31巻280話、トビ初登場時に白ゼツが言った、「いいじゃないか… 入れてあげれば…」 「トビはいい子だ…」コレがここで出てきましたね・・・。
 
ここからオビトはオビトではなくなって、あのグルグルと共に「その子」になり、自分は誰でもなくなり・・オビトとトオビを混ぜた名前「トビ」になってしまったのでしょうか。
考えたら、白ゼツもグルグルもそしてマダラも、オビトの事を一度も「オビト」と呼んでいないんですよね。
「お前」だったり「君」だったり。 もはや「オビト」ではなく、誰でもない男になるための洗脳はここから始まっていたのかもしれません(でも、今の戦場ではマダラさんが、やたらと「オビト」を連呼してるのも逆に気になります)。
 
グルグルに囲まれたオビト、「トビ」としての初登場時そっくりになっている・・。

顔はあのグルグル仮面そのものだし、首のあたりからタラ~んと垂らした管みたいなのは、最初トビとして着ていた服のマフラーに似ています。 トビの初期装備、アレは「グルグルの奴」を意識してのことだったんだろうか。
 
そして、最後のページ右下の絵。 
《真っ暗な暗闇に呑まれているオビト》・・グルグルの着ぐるみの中はこんな感じなんですね。まるで時空間に似た「何も無い虚ろな空間」。まるで闇に飲み込まれてしまったようで不気味です。
 
「・・・・・・」
 
「ありがとう お前ら!!」
 
遂に・・オビト、彼らに「ありがとう」と言っちゃいましたね~・・・。
オビトに「ありがとう」と言わせることがこのリハビリカリキュラムの「最終仕上げ」なら、白ゼツ達は内心ニンマリしてるんじゃないでしょうか。
 
オビトがサスケを落とした時「心の闇を利用するテクニック」と言ってましたが、マダラがオビトに使ったのは「心の光を利用するテクニック」だったのではないか・・という気がします。オビトの「年寄りを放っておけない優しさ」、「恩返ししたいと思う義理堅さ」、そして「仲間を守るために外に出たいと思う意志の強さ」、「自分の命よりも仲間の命を大切にする気持ち」、それを利用されてしまったのではないかと・・。
《心の優しさを利用するテクニック・・・》。
 
しかし、このグルグル・・・いったい何者なんだろう?
 
体は人造人間だとして、中身は「無い」。 だけど白ゼツよりも知識があり、賢く、おちゃらけて無邪気な一面を見せる。つまり・・肉体は無いが、意識だけはある。 この子も「形骸化した存在」でもある・・・一方で底知れない「空虚の塊」でもあるように見え、まさに「誰でもない男」。
 
そこに宿っている意識は「十尾の意識」の可能性もあるのではないか・・・と「オビトオビトオビト」から考えてしまったりもするのです(あくまで、可能性の1つという話ですが)。十尾の肉体(器)はかつて六道仙人が月を作って封印し、チャクラは分散して尾獣達を創った。でも・・「意識」はどこに在るんだろう?
行き場を失った意識が、このグルグルした人造人間の「中」に在るのではないか・・とも思ったりします。
 
十尾の意識、つまり天目一箇神(あめのひとつのかみ)の意識。 
 
でもこのグルグル、この子に名前は無いみたいですよね・・・まさに誰でもない。
ナルトが尾獣達に「長い名前」を教えて貰った時、トビは「十尾」の本当の長い名前を知らなくて(思い出せなくて焦っていたような気がします。

破壊神のように恐れられた十尾、本来は純粋で子供のような無邪気な存在なのではないかと思うんです。
ただし、扱う者次第で邪悪にも染まり、純粋な子どもにも戻る…(ラスボスは十尾なんじゃないかとも思っているのですが)。もし十尾が本来純粋で無邪気なら、オビトの事を気に入ってしまうかもしれません。だけど、もし人間への憎しみが強い場合…オビトを利用して逆に染めてしまう可能性もあるのではないかと。 
 
トビが十尾復活を始める前までは、オビトらしさもあったけど「オビトとは思えない人格」も共存してたんです。
そして一番しっくりきたのが「十尾の意識」だったんですよね(たとえばナルトが尾獣達の名前を知ってると言った時に焦ったりとか・・・九尾事件時には「人柱力システムへの怒り」を持っていたりとか)。
九尾事件の時の仮面男の「クシナ」や「九尾の人柱力」への憎しみは相当なもので、あれがオビトの考えとは思い難いってのもあるんです。
 
そしてトビが十尾復活を始めた途端、人格が「オビト一色」になったような気がしたんですよね。
もしかしたら、オビトが言っていた「約束」とか「組む」という言葉は…十尾に対しての言葉だったのだろうか、とか・・・・

最後の、グルグル着ぐるみを着た「オビト」。

何だかその姿は「外道魔像」にも似ています。まるで、小さな動く外道魔像・・・。

魔像が十尾の器そのものだとしたら、今、十尾の意識はオビト共に「この着ぐるみの中」にあるのかもしれません。
・・・・(「かも」という話ですが)。
 
 

・来週は巻頭カラー。この先いきなりドーンと落とされそうで怖い。
 
・霧隠れの謎も、これで少し見えてきそうですね(サスケ方面から解析されると思ってたんですがね)。
 
・にしても、オビトは「カカシに眼を返してもらう」発想が無いのが不思議。当時からカカシとの共闘を考えてる・・・
やはりこれは神威共闘フラグに思えてなりません。
 
・マダラさんが「寝てる」ってのも、気になるんですよね。寝てるって言っても、ただ寝てるとは思えない・・。
外の世界に「行っている」のでしょうか。
 
・次号は、6日(土曜日)発売、雑考は土曜日昼ごろにアップいたします。
 
・コミックス62巻は4日木曜日発売。

・ご意見、ご感想、ご叱咤などコメント頂ければ有難いです。

・長駄文読んでくださって、感謝。