NARUTO546:新旧影対決!!
「オレはもう・・・ 父さまの作った 人柱力ではない」
やっと我愛羅と父さまに場面が戻りましたね~。
というか、あれからずーっと我愛羅部隊は戦わないまま 作戦通りに後退し続けていたんですね。
(まずは、戦場へ向かったビーとナルト。)
いきなり穢土転生を倒したナルト、今のところ多重影分身のリスクは出てないみたいですね。感知する時だけ九尾チャクラモードになればいいのに、調子に乗っていたらチャクラ切れになりかねないぞ~w
《さっきのがエドテンセイの術で操られてるゾンビってやつか…・ こうやって動きを封印するしかねーみてーだな》
《エドテンセイ》って難しい術はカタカナになっちゃう(つまり理解出来てないw)のはいかにもナルトらしいけれど、なにやら封印のことを真面目に考えているみたいですね~、九尾に対して使った“六道の封印(鳥居型)”を使う事を考えてるのかもしれませんが。
・さて・・・・我愛羅部隊VS旧影軍団。
犬猿の仲のハズの二代目土影・無と二代目水影。 あれ、なんだか前より打ち解けてますよねw
役職を離れて現世の縛りを解かれてみれば、同じ境遇・・・分かり合えるものなのかもしれませんね。
三代目雷影は今の忍を信じきっているみたいで器の大きさを感じますが(見た目の話じゃなくてw)その一方で不安顔の四代目風影・・・・・ん~彼は我愛羅が心配で現世には未練たらたらのハズですよね。 まさか我愛羅が風影になってるなんて思っていないだろうしなぁ。
口火を切った、我愛羅の『流砂瀑流』 〈自らが運ぶ砂で地中の岩石や鉱石を砕いて一面の砂の海を生み出す術(闘の書)〉
我愛羅の豪快な術を前に、喜んじゃってる二代目水影w・・・見た感じは怪しいけど茶目っ気のある人ですよね。 「同じ里の忍と戦うのは忍びない」なんて言ってるし、二代目水影時代の霧隠れは 「仲間殺しも厭わなかった」四代目水影やぐら時代の体質とは かなり違ったのかもしれません・・・。ん~次の三代目水影時代から霧隠れは変わってしまったのかなぁ・・・・やっぱり気になるなぁ「三代目水影」。
《これは守鶴・・・一尾の力・・・ すでに狸寝入りの術をやってきたか!?》 (我愛羅父さま)
我愛羅父さまは、《砂より比重が重い》砂金を流砂瀑流の砂に混ぜることで 砂の動きを止める・・・
大蛇丸にアッサリやられてたけど さすがは前風影・・・それなりに強い忍だったんですね;
・《血継限界というもの》
我愛羅父さまが使ったのは砂金を操る「磁遁」。
今週ナルトが倒した穢土転生「雲隠れのトロイ」も磁遁使いでしたが、磁力を使う忍といえば まず思い浮かぶのは・・・サソリが傀儡にして使っていた「三代目風影」。 砂金を操る我愛羅父さまの術が「磁遁」なら砂鉄を操る三代目風影の術も「磁遁」ですよね。
「最強」と謳われた三代目風影のその術について、30巻の268話でチヨがこんな説明をしていましたっけ、
《かつての守鶴の所有者が用いた術を応用して 三代目自ら開発した術での・・・》
磁遁は、本来守鶴の所有者(人柱力ですよね)が守鶴の力を用いて使った術だったんですね。 (尾獣の力を借りる術といえば他に四尾の老紫の「熔遁」がありますよね。)
本来守鶴の力である「流砂瀑流」、そして「守鶴の盾」(地中の高硬度の鉱物を集めて盾とする術)なども、人柱力が守鶴の力を利用した「磁遁」ということでしょうか。
でも、ちょっと気になったのが 磁遁という血継限界を三代目風影が『開発した』とチヨが言ったことなんです。
開発ねぇ・・・やはり血継限界ってのも「開発」できるもんなんですね。
オオノキが師匠の無サマから血継淘汰(性質変化三種混ぜ)を《教わって》習得したという事実や、水影メイが「私は性質変化を3つ持ってるから 2つ血継限界を持ってる」という言い方をしていたこと・・・・これらは必ずしも血継限界が「ある特定の一族だけが遺伝として受け継ぐもの」じゃなくて、習得したり開発することも可能だってことをほのめかしてましたよね。
だから・・・砂隠れの守鶴の術・磁遁を 雲隠れの忍トロイが使えたりだとか、四尾の術・熔遁(あるいは溶遁)を霧隠れのメイが使えたり・・・てこともアリなわけですね。
つまり・・・28巻で、カカシが万華鏡写輪眼の神威を『開発した』という表現を使った謎・・・これとようやくリンクした気がします(無理やりカカシに話を持っていこうとしてる・・わけじゃないですよw)。
つまり、体内で特殊なチャクラを練成することで 「本来特殊なDNAを持たないと使えないハズの血継限界も 使用可能になる」んじゃないかな~と思ってるんですけどね;
そろそろカカシの開眼理由も明かされていい頃なんですけどね~・・(苦笑
・《「影」の条件》
『砂の守鶴が暴走した時・・ こうやって砂を止めていたからな』 (我愛羅父さま)
《影》とは、里最大の武器『尾獣』を管理し 暴走した時には責任を持って止める・・・・その能力と「覚悟」を求められるもんなんでしょうね・・・。三代目風影が「磁遁」を開発したのも、そして四代目風影である父さまが「磁遁」を習得したのも・・・それは『影』として一尾を止めるための「決意」でもあったんじゃないだろうか。
他の里でもそうですよね、雲隠れで八尾の暴走の度にタコ牛を封印していたあの「浄瓶」・・・あれは「呼びかけ」に返事をさせれば吸い込んでしまう壺だけど、八尾が返事をしたとは思えないんですよね。 モトイの回想を見ると、三代目は「封印術」で八尾を閉じ込めていたような描写でした。
巨大なチャクラである尾獣を封印するには、一時的にその尾獣と釣り合うぐらいの力が必要らしいし(これもチヨ情報)、今の雷影エーが四代目雷影と認められたのも 八尾を封印するために必要な「尾獣並みのチャクラ」を持っていることが「決め手」になったんじゃないだろうか・・なんて思ったりします。
ってことは、二代目火影扉間が「穢土転生」を開発した理由も やはり九尾が暴走した時に「柱間を蘇らせて木遁で止めてもらうためだった」と考えるのが自然な気がしますし(もっとも扉間は 戦争でも穢土転生を使ったらしいですけどね~…これもチヨバアの話w) ミナトが「屍鬼封尽」を開発したのも、火影として責任を取るための「覚悟の表明」だと思えるんですよね。
ミナトもエーも そして我愛羅父さまも・・・ 影として、そして人柱力の家族としての『覚悟』をしていたんじゃないでしょうか。
その重荷を背負っていたのは 人柱力だけではないのかもしれない・・ですね。
・《父さまの隈取・・》
ちょっと驚いたのが、父さまに我愛羅と同じ「隈」がうかびあがったこと!
父さまが磁遁を使う時にチャクラを練って「ドン!」と手をつくと「スゥ・・・」っと目の周りに・・
なんで、クマが浮かぶの??
我愛羅のクマは、《守鶴に取り憑かれ不眠症になったから》とガマブン太が説明していましたが(15巻で)、本当は寝不足のせいだけじゃないかもしれないですね、これ。 「守鶴が使う術と同じチャクラ」を練成することで現れる「症状」みたいなもの「かも」しれません。。どちらかというと、ナルトが「仙術チャクラ」を練ると目の周りに「仙人の隈取」が出現するのと似た現象なのかも・・・・だとすれば、一尾を抜かれた我愛羅に今も「クマ」があるのもわかる気がします。
我愛羅父さまの「隈取」、これも磁遁のためのチャクラ練成によって発現するのかもしれません。
が・・・
気になるのは、268話での「三代目風影は練り込んだチャクラを磁力に変えることが出来る特別な体質だった」というチヨ発言(またチヨバアかい!w)。 いや、もし三代目「だけ」が特別な体質だったとしたら、我愛羅父さまも磁遁を使えたのはなぜだろう?と思ったんです。
で、可能性という話ですが、もしかしたら我愛羅に一尾を憑依させる時 四代目風影は一尾のチャクラの一部を自らにも封印させた可能性もあったりしないだろうか?と・・・・・(憑依術を使ったのはチヨバアですが;)
父さまが「特殊体質」ではなかった場合、《影として父として、尾獣の暴走を止める手段である磁遁を得るために》自らにも守鶴のチャクラを極秘で封印させた可能性もあるのでは・・・とも思うんです(可能性、ということですよ。) まさか金銀兄弟みたいに「一尾のタヌキ肉」を食べた・・ってわけじゃないだろうしw
いずれにせよ、あの隈取は息子に尾獣を押し付けるだけではなく影として父として、自分も「責任を取る」覚悟の表れでもあるんじゃないだろうか・・・。
我愛羅が「流砂瀑流」を狸寝入り状態(つまり尾獣化)ではなく使った事が 父さまには驚きだったみたいですが・・・でも既に我愛羅は 木ノ葉崩し直後の君麻呂戦でも この術を(狸寝入り状態ではなく)使ってるんですよね(24巻215話)。
あの時点で我愛羅は「磁遁」を自分のものとしていた可能性もありますが、守鶴を抜かれた今でも磁遁を使えるのは 一度守鶴を宿したために「一尾チャクラを帯びてる状態」になっているのか、あるいは我愛羅も特別な血を持っている可能性もありかな・・という気はします。
・《父と子》
『父さま・・・ 久しぶりです』
『そいつ(守鶴)はもういない オレはもう・・・ 父さまの作った人柱力ではない』
我愛羅って父親にだけは言葉遣いが丁寧なんですよね、「父さま」だし。
「父さま」。
我愛羅にとって、父とは尊敬する対象であるけれど・・・・同時にすごく「遠い」よそよそしい存在。
今では里の皆から慕われる風影になった我愛羅だけど 父には存在を否定されたままなんですよね。 五影会談でサスケと話した時、我愛羅が流した涙・・・あれは今も闇を彷徨っているサスケの姿が、本当はまだ暗闇を心に抱えている自分と重なってしまったからじゃないだろうか。
・・・けして笑わない父さま。
いつも腕組みをして見下ろす父さま。
いつもぬいぐるみを抱く自分・・・・笑っていない自分。
腕組みとは、相手との距離を置き 一定の拒絶を表すスタイルと私は勝手に考えているんですが、本来子供を抱きしめるはずの父さまのその腕は、我愛羅の前では腕組みをしたまま・・・
そしてぬいぐるみを抱くことで、孤独を癒す我愛羅・・・
かつて父さまがしたように「腕組みをして見下ろす」我愛羅の《オレはもう父さまの作った人柱力ではない》という宣言は、「過去と父親への」決別宣言にも受け取れます。
父によって作られた「道具」であり 且つ「父に殺されかけた」我愛羅・・・・・「心の穴」となってきた父の呪縛から自ら解き放つことで 人間としての自分の存在を確認し 「人柱力」としての自分とも完全に決別しようとしているのではないでしょうか。
それは心の穴を「無いものと考える」宣言。 でも・・・それは
・・・・心の穴を埋めることには ならないんですよね。
☆カブトは「ナルトが動き出した」ことは全く気付いていなかったみたいですね、これで作戦を変えてくるかな・・。
☆影VS影の術のぶつかり合いは豪快ですね・・・塵遁VS塵遁も。
☆次号は16日土曜日発売!です。 感想は朝8時ごろ目安に更新するつもりでいます;
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。感謝。
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