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NARUTO-ナルト- 第556話:我愛羅VS水影!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ42号)

NARUTO556:我愛羅VS水影!!

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《ヤッベ・・・!! バトルが楽しくなってきたぜ!!》
 
二代目水影、ホントにいいキャラしてますね~。 
 
彼は強敵と競うことで「生」を実感するタイプですよね。 鬼鮫も強敵に当たると「削りがいがある」なんて興奮してましたが、水影ほど純粋に戦闘を楽しめちゃうタイプは少ないような・・。 他に思いつくのは水月ぐらいなんですよね。
 
で・・・・やはりというべきか、水影様は水月と同じ「鬼灯(ほおずき)一族」だった・・。
 
実は第553話で水影の「オレ・・やっぱ・・強すぎちゃうのかな?」というお茶目な台詞が、水月の464話での台詞「ボク・・・雷遁に弱すぎるかな?」の喋り方にソックリだったんで、思わず親族関係を疑ったんです。でも、水影さまは水月みたいに「ギザギザのお魚歯」ではないから違うかと思ったんですけどね・・w
霧隠れのお魚歯といえば、干柿鬼鮫・桃地再不斬・長十郎・西瓜山河豚鬼・・・(なぜかフルーツ系名前を持つ)七人衆達がそうなのですが、水月は鬼灯一族と魚歯を持つ一族両方の血を引いているのかもしれないですね、かなり優秀な血筋のお坊ちゃま。
 
さて、その水影様の攻撃に「絶対防御」砂の盾を崩された我愛羅ですが。
 
・《絶対というモノ、見かけというモノ》
 
「これは水というより油に近いな・・・ 砂でガードしても染み込んで滑り崩れる(我愛羅の分析)」。 水影の「水」って、自来也の蝦蟇油弾の油のようなヌルヌルっとしたオイルなんですね。
 
『確かに・・・ 人は見かけによらないと分かった・・・ アンタは強い』
 
見かけによらず強いって・・・w 
 
どストレートに物を言えるところが我愛羅のいいところですが、あまりにも素直すぎるから 言われた方も思わず納得しちゃうんですね。
でも「アンタは強い」と言われた水影様、クールに「フッ・・・」とか言ってますが 心の中では《おぃ当たり前だろ!》とか喜んでいるのが表情に出ちゃってますね(そのあたり、彼の純粋な人柄が出ているというか。)
 
ところで「人は見かけによらない」といえば、25巻でイタチが「見た目や思い込みだけで人を判断しない方がいい」と言っていたのを思い出します(警務隊の人達に向かって)。 あの頃イタチは まだ11歳前後だったハズで、早くから世の中を見て悟りを開いてしまったというか・・・彼は幼い頃から鋭い言葉を連発してますよね。 
確かに、見た目や思い込みだけで判断することは 大事な本質を見落とすことになりかねない・・・
 
《その現実は、幻かもしれない 人は皆 思い込みの中で生きている》・・・・これもイタチの言葉ですが(42巻)、実際に 我愛羅の「絶対防御」が崩れたり、三代目雷影の最強の矛と盾が「矛盾」したり、どんな強い術にも「穴」があったり。 ・・・・この世界に「絶対」といえるものは存在せず、目で見えるものだけが現実でも事実でもない。 そして思い込みによる判断は本質を見抜く目を曇らせてしまう・・。これらのメッセージは戦争編の中で繰り返されているような気がします。
 
でも、自分たちが持ってる「絶対」という尺度を一度捨てる勇気って・・・なかなか難しいもんですね、余計な知識やプライドがそれを邪魔してしまう。 だから面倒くさい思い込みやプライドを持たない「自称大ばか」のビーやナルトは純粋に本質が見抜けるのかもしれないし、ビーが八尾と仲良くなれたのも八尾の本質を見る目があったからなのかな。。
 
「オレは口より先に行動に移す」・・・って、たしかに我愛羅っていつも言葉より砂のほうが先に動いてますね。 
見えない無サマも感知した我愛羅の砂で水影の蜃(おおはまぐり)を見つけ、ギックリ腰のオオノキを上手く砂分身の身代わりで守り、水影の隙を突いて封印まで運ぶ段取り。 我愛羅の段取りの良さは実にお見事としかいいようがない・・。
 
・《鬼灯一族の水鉄砲》
 
そしてオオノキの砂分身を貫いた、水影の『鬼灯一族の水鉄砲の術 。
 
 
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この「指をピストルのように突き付ける鬼灯一族の術」・・・・これってどんな術なのか、実はすごく気になっていたんです。 523話でも水月の兄・満月が この「指」をしてたんですよね
 
(以下523話感想からの抜粋↓) 

《穢土転生された満月(↓)は刀は持っていませんが、水化の術を使いながら「指」で急所を突く・・?
 
 
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で、これ(↓)は水月大蛇丸のアジトから解放された時、サスケに指を突き付けてましたね・・兄弟で同じようなことをやっていますが・・・

 
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・・鬼灯一族の必殺技?》
 
523話感想から )
 
「水鉄砲の術」なんて名前は子供だましですが、指先から高圧の水を高速で発射する威力は相当なものですね。水月がサスケの頭に指を突きつけて『この状況ボクが有利だ』って言っていましたが(38巻水月初登場時)、やっとその「脅しの意味」がわかりましたw 確かに有利でしたね。
(意外と「木ノ葉秘伝体術奥義・千年殺し」も使い方次第で強力になるのかも・・・・実際に守鶴には有効でしたっけ。)
 
・《我愛羅の「砂漠層大葬」》
 
砂漠層大葬って「砂瀑」の間違いじゃないのかな・・・というのはさておき;水影を砂縛柩で縛り、オイル水で砂が溶かされる前にピラミッド型の砂で覆いをかぶせる「砂漠層大葬」。壮大なスケールの術ですね、これ・・・。
砂漠という舞台に、里長にふさわしい「王家の墓」とでもいうべきか。 
これは「意外に」強かった水影への我愛羅らしい敬意の表現だったのかとも思えるし、それに封印術を鎖状につないで格子状したピラミッドは、まるでパリのルーブル美術館にある有名な「ガラスのピラミッド」みたいで美しくさえあったのですが・・・これらの我愛羅の完璧なまでの段取りは「ヤッベ・・・バトルが面白くなってきたぜ」と水影様のバトル魂を目覚めさせてしまったようですね。
 
水影がピラミッドを吹き飛ばした術は、無限爆破忍術『蒸危暴威(じょうきボーイ)』・・・・・これ、名前から判断して水蒸気爆発みたいな術でしょうか。
 
蒸危ボーイってのは「スチームボーイ」のパロディでしょうけど(詳しくないから詳細略w)、水蒸気爆発ってのは水が超高温の物質との接触で気化爆発するものらしいので水影の水に何らかの熱が加えられて起こされる術みたいですね。
しかも頭に「無限」がくっついてるのが無限月読みたいで気になりますが、無限というからには水影のチャクラだけではなく自然界にある水に反応して連鎖的に無限に爆発が続くという意味かとも想像しますが(これは来週のお楽しみですね)、しかし、そもそも無限なんてあるのか?という疑問もあるんですよね。
なんだかなぁ・・発想の大転換が必要な気がします。
 
《絶対》や《無限》は存在するのか。
《目に見えるもの》だけが真実なのか。
思い込んでいる正義は本当に正義なのか、思い込んでいる悪は本当に悪なのか・・・・・
 
・《二代目水影の「穴」》
 
「どんな強力な術にも穴がある」のだとすれば、蒸気暴威にも穴はあるだろうし、水影自身にも弱点(穴)があるはずですよね。 
で、水影の「穴」ですが、彼が鬼灯一族なら水月と同じ弱点のはず・・・だとしたら「雷遁」ですよね。
水月が「雷遁に弱い」ってことは、なぜか今まで何度も登場しているんです。
 
「コイツ、ボクの苦手な雷遁を」 (44巻ビーとの戦闘で)
「ボク・・・雷遁に弱すぎるかな?」 (49巻、雷遁を流したダルイの鉈(なた)で身動きが取れなくなって)
 
これら水月の弱点は「二代目水影や満月の弱点のヒント」を示唆する為に描かれてきたのだとしたら・・・・キッシーの伏線張りはさすがとしかいいようがありませんな・・。
 
ただし、オオノキも我愛羅も雷遁使いじゃないんですよね。オオノキは塵遁つまり「土・風・火」だし、我愛羅は砂。でも・・・我愛羅の砂って一体何だろう。
 
・《我愛羅の「雷遁」の可能性について》
 
我愛羅の砂の術は本来は守鶴の術で、三代目風影が守鶴の術を人間が使えるようにと開発したのが「磁遁」です。で、我愛羅は守鶴を抜かれた今でも砂の術を使えているので おそらく「磁遁」を使っているのだと思っています。
 
で、磁遁とは「地中にある硬度の高い鉱物を集める」能力で(我愛羅による守鶴の術についての説明:217話)、三代目は砂鉄を、四代目は砂金を磁力で集めてましたよね。磁力には何らかの電気系の力が必要と思うので、私としては『磁遁=風+雷』と想像しています。 
 
もし磁遁が風+雷と仮定したら、我愛羅は雷も扱えていいような気がしますが でも性質変化を持っていても術として使えるかどうかは、また別問題ですよね・・・(我愛羅が雷遁を使うのは実際のところ、想像しづらい)。
 
ただ、今回は雷遁や磁遁の話が出てこなかったとしても、第546話でトロイを例に出した『実に丁寧な磁遁の説明』があったこともあり 今後磁遁は重要な役割を果たすんじゃないかと考えています。
 
私としてはトロイ式磁遁の理論・・・つまり「磁力を与えた金属に、磁力を帯びた人間が引っ張られて自動的に移動する」ことは、ミナトの飛雷神の術の仕組みと非常に似てると思うので、ミナトも磁系の能力(風+雷)を持っていたのではないかと想像してます。
今後、ナルトが時空間忍術を使ってマダラに対抗できるかどうかは、やはり「あの術(と思われる)飛雷神の術の完成にかかっている・・・・・と、しつこく思っていますw (磁遁については過去記事(※)にて)
 
・《二代目水影という人》
 
オオノキが「今は小僧とバカにされてた昔と違うんじゃぜ」と言い返してたところをみると、水影様は昔、無サマにくっついていた若いオオノキのことを散々からかっていたんでしょうね;
 
でもそっと『お前が土影の名を受け継ぐのは分かってたがな・・・・』と言葉を添えたりするところに、二代目水影のハートのあったかさを感じるんですよね。 口は悪いけど、里という垣根を超えて次の世代を暖かく見守ることが出来る人なんじゃないのかな、水影という人は。 だから他里の我愛羅のことを『大物になるぜ・・・こいつは・・・ マユ無しだしな!』なんて言えたり、「いいかげんオレをやっつけやがれ!」なんて《他里の後輩達》に対して先輩のように言葉をかけられるんじゃないだろうか。
 
水影はバトル好きである以上に“人間好き”のような気がします。彼にとってバトルとは、人間同士の本音のぶつかり合い『拳を交わす会話』なのかもしれません。
水影と無サマの関係も、本当はお互いに最高のライバルとして尊敬し合ってるような気がするんですよね(生前は立場上、素直に打ち解ける事は無かったのかもしれませんが。)
 
そう考えると、第553話で無サマが最期に言いかけた言葉、『用心しろ オレは・・』。 
あれは『用心しろ オレは・・・あのマユ無しほどは強くないぞ』と言いたかったのではないかとも思えてきます。 (そんなこと、水影本人の前じゃ絶対言えなかったでしょうけど)w
 
犬猿の仲に見えた水影と無。
・・・・実はお互いに最高のライバルであり、あの世に行けば最高の友として分かり合える「拳を交わした仲」だったのかな・・なんて思えてきました。
 
 
☆蒸気暴威、再不斬の鬼のオーラを彷彿とさせますが、どれほどの威力なのか・・・楽しみ。
 
☆本格的ギックリ腰のオオノキ、塵遁もチャクラ切れだったし飛ぶのも出来ないみたいだし・・・そろそろエーと後退した方がいいのでは・・;
 
☆オオノキが蜃を破壊して幻術を解いた「土遁・超加重岩の術」、水月の「豪水腕の術」に似てますね。 
 
長門自来也の油対策に口寄せ動物の泡を使って流してましたっけ。 
蒸危暴威の「素」を断って爆発の連鎖反応を止める方法もあるでしょうけど、やはり水影本人を止めないとダメですよね。 

 
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。感謝。
 
 
 
 
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