ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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「イタチの問い」・・・・さすが元暗部な? 2つの「問い」

「イタチの問い」・・・・さすが元暗部な?2つの「問い」

今週号第549話のタイトル『イタチの問い』。
 
タイトルは必ずしも重要じゃないことも多いですが、今週に限っては タイトルはなかなか大事なのかな・・という気がします。
 
穢土転生されてこの世に戻ったイタチ、長門と歩きながらずっと気にしていたことは当然、最愛の弟「サスケ」・・・ですよね。そして、サスケを虎視眈々と狙っているはずのトビ(イタチは「マダラ」と呼んでますがね;)が何を考えているか・・・トビがサスケをどうするつもりなのか、それがイタチには気がかりだったと思うんです。
 
『イタチの問い』・・・・・イタチは戦いながら ごく自然な流れでナルトと会話をしてますけど、実はシッカリと「知りたかったこと」をナルトから聞き出しているんですよね~・・・この手腕がなかなか見事だなと思うんです。
サスケの情報をナルトから聞き出しながら、イタチはトビの思惑についてあれこれ分析しているんですが、珍しく今回は『イタチが頭の中で考えている事』が描かれているんですよね。 内なるイタチってやつです。
今までのイタチって、ほとんど頭の中の言葉は『・・・・・・』で済まされちゃてて;読者は想像する事しかできなかったんですよね、イタチまた「・・・・」になってるぞ、ってw
 
今回はずいぶん描かれている分分かり易いですが、でもまだ「・・・・」だったり、描かれていない部分もあるんですね。 おそらくですが、イタチは「この先最も気がかりな事」・・・トビがサスケをどう仕向けようとしているのか、何をしようとしているのかについて ナルトから得た情報から分析しまくっていたのではないか、という気がします。
最小限の「問い」から最大限の「答え」を導き出す・・・・そのあたりは、さすがは「元暗部」、13歳で部隊長になった男だけはある・・・と思わせてくれるのであります。
 
・1つめの問い、『なぜサスケは里に戻らない…?』
 
なぜ里に戻らない?・・・って;いや、イタチはサスケが大人しく里に戻らないケースも十分想定済みだったわけですが、サスケが「里に戻らない理由」を知れば トビがサスケにどこまで話したのか・・・どこまでイタチの事を知っているのか等の情報が手に入るわけです。
 
で、イタチの「問い」に対するナルトの答えは
 「アンタの本当の極秘任務の事を聞かされて・・・そんで里を潰す事を選んだんだ」・・・・だった。
 
その答えを聞いたイタチの反応は『まさか・・・マダラが・・・』なんですよね。  
このまさか、トビがイタチの事を知っていたとか サスケに話したという事も驚いたのかもしれませんが、イタチの真実を「ナルトまでが知っていた」ってことが最大の「まさか」だったんじゃないか?とも思うんですよね。
ナルトが知っているということは、一体どこまでその情報が広がっているのか?って思いますから。
 
里全体に広がっているんだろうか・・・・とイタチは気になって、それで「まさか…マダラが・・・」という少々焦りの発言になったんじゃあないかとも思うんです。 
 
でも、そのあとナルトが言い直してるんです、『オレも アンタの本当の事を マダラから聞いた』と。
 
それに対してイタチは、『・・・・・・』 『・・・・そういう事か・・・』と言ってる。 んんん、・・・また「・・・・・」が出てる;
 
つまり、ナルトはトビから《直接》イタチの真実を聞いたらしい・・・誰か経由ではなく、トビからダイレクトで。 
ということは、トビは「サスケとナルトの2人にだけ」イタチの真実を聞かせた可能性が高い・・・そう思った時点で、イタチは「そういう事か」と納得してるんです。
 
ど~やらトビは、「イタチの真実」を里全体に広めて うちはの名誉を穢すことはしていないらしい。・・・それでちょっと安心すると同時に、イタチは「トビの目論み」を分析したんじゃないか、と思うんですよね。
 
ナルトとサスケに「だけ」、「イタチの真実」を話した・・・
つまり、それはサスケの憎しみを増大させ ナルトにはサスケの気持ちを理解させて 2人を「闘う」運命へと導く・・・。それがトビの目的であるとイタチは分析したんじゃないだろうか。  『そういう事か』と。
 
そして、イタチはその次の段階として、本当に「ナルトだけに」トビはイタチの真実を伝えたのか・・・それを確認するための「問い」を続けます。
 
・2つめの「問い」、『その事を里の皆はもう知っているのか?』。
 
勿論「一族の名誉のために」悪い噂が立ってほしくないという理由もあったと思うんですが、それは「表の理由」であって・・・イタチが本当に確認したかったのは『トビは、わざわざナルト「だけ」にイタチの真実を聞かせたのか』という点だと思うんですよね。。 

『カカシ先生とヤマト隊長は一緒に居たから・・・・・・・』
『でもマダラの言った事は確証もねーからカカシ先生に口止めされてる 他は誰も知らねーと思う・・・・・!!』
 
やっぱり他の誰も知らなかった・・・つまり、トビはナルトと二人で話せる機会をわざわざ作ってまでして(ってカカシとヤマトもいましたけどw)ナルトにだけ話していた・・。イタチはそのことを確認して、トビの目論みにも確信を持ったんじゃないだろうか・・・
 
《やはり、トビはサスケの「憎しみ」(六道兄家系・うちはの意志)と ナルトの「愛情」(六道弟家系・千手火の意志)をぶつけるつもり》だと。
 
ナルトとサスケ・・・・この運命に選ばれた2人は いずれ闘う宿命にある。
 
2つの問いの答えから『その時』が すぐ近くまで迫っていることを悟ったイタチは、「・・・・・やはりお前に託して正解だった・・・」と納得するように呟いていたのかな、と思うのです。  
の中では、《オレも失敗者では無かった》と呟いていたかもしれませんが;
 
たった2つの問いから、知りたかった答えを引き出してく・・・そのあたりが、さすがなのです。
 
 
☆さて、3つ目の問い、『さて、どうなる・・?』 ・・・・この答えは・・・・どうなるでしょうね。
 
☆イタチの真実、他に聞いたのが「カカシとヤマト」・・・この2人も暗部出身。
情報管理のプロですから、そのあたりイタチは安心したかもしれませんね・・・。
ちなみに、トビからあの話を聞いてもすぐには信じず、そのことは口外するなと指示したカカシもさすがなのですが(贔屓抜きにw) 
 
 
※トビが鉄の国の宿屋に一人でナルトを訪問し「イタチの真実」を話した理由と「効果」についての雑考は 過去に(比較的最近ですが)取り上げています:ご参考までに:
 「トビがもくろむ効果について」 「(トビ(マダラ?)について」書庫内)
 
 
☆駄文読んでくださって感謝です。