ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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うちはシスイの万華鏡写輪眼 「別天神(ことあまつかみ)」の術について (いくつかの気になる「術の穴」描写雑考)

別天神の「術の穴」について (いくつかの、気になる描写)

 まずは簡単に「別天神」についてのまとめを追記。

別天神(ことあまつかみ)とは、うちはシスイの万華鏡写輪眼による「最強幻術」。 対象者は、己が幻術にハマっていることに気付くことなく、術者の思う通りに操られてしまう。ただし、この術にはリスクがあり、この術は「十数年に一度」しか発動できない。

別天神については、追加記事をアップしようと思っています(2016年6月24日あたり)


・シスイは、この術を使って「クーデターを企てているうちは一族を改心させようとした」が、その前にダンゾウに右眼を奪われてしまい使用できなかった。シスイは残りの左眼をイタチに託し自害(したと言われている)。

・イタチは、シスイから預かった左眼をナルトに預けた。 もし、サスケが木ノ葉を襲う事があれば、ナルトに預けた左眼の「別天神」が発動し、サスケを止める算段になっていた(ちなみにシスイの眼はカラスに仕込まれ、ナルトの体内に入れられていた)

・結局、ナルトに預けられたその左眼は・・穢土転生のイタチにむけて「別天神」し、それによってイタチは「カブトの支配」から脱却した(カブトの操りを別天神によって打ち消した) その後、イタチはシスイの眼を天照で燃やしてしまった。

・ダンゾウはシスイの「右眼」の別天神を使って侍のミフネを操り、五影会談を有利に進めようとした・・が、白眼を持つ霧隠れの青によって幻術を見破られてしまう。
なお、シスイの右眼は、ダンゾウが死の直前に潰した。

・よってシスイの両目はもうこの世に存在しなくなった。

・なお、ダンゾウは「柱間細胞」を持っていた事から、シスイの眼を短いインターバルで使用することが可能だったようだ(十数年に一度ではなく、数時間単位で)

・過去に、シスイ自身が「別天神」を発動したことがあるハズなのだが、その使用例は描かれていない。

・シスイの他にも「別天神」を使える眼を持っていた者がいたと推測される。
かつて、四代目水影やぐらの時代に、やぐらを操り、霧隠れの里を「血霧の里」と呼ばれる恐怖政治の時代にしたのは「別天神の術」によるものと考えられている。
しかし、やぐらを操っていたのは「マダラ」と言われておりシスイではない(「血霧の時代」は「九尾事件前」からであり、時代的にも「シスイの眼」ではない)。

・今のところ可能性としてあるのは、シスイの直系先祖である「うちはカガミ」の眼を「マダラ」を名乗る人物が使用していた可能性もある。

・ちなみに本編を読んでも、データブックを読んでも「やぐらを操って血霧時代にしていたのはオビト」とあるが、それには矛盾がある。 なぜなら、オビトが子供の頃から既に霧隠れは「血霧の里」になっていたからである。それに、ダンゾウがシスイの右眼を潰してしまった時、オビトはシスイの眼を手に入れられなくて悔しがっていた・・・つまりオビトは「別天神の眼」は持っていなかったと考えられる。

・その後、マダラ本人が「霧隠れを操作していた」と告白しており、どうやら「別天神の眼」を使ってやぐらを操っていたのは「マダラ本人」(別の身体を利用した本人)と思われます。

しかし、このあたりの詳細は、明かされていません。


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別天神の「穴」についての雑考

『どんな術にも弱点となる穴がある』・・・
 
これはイタチが繰り返していた言葉ですが・・・どんな強力な術でも、弱点やリスクはある。 そして欠点もある――。
 
強力な術といえば、シスイの最強幻術「別天神」。
穢土転生すら上書きする強力なこの幻術にも「穴」はあるはずですよね、弱点やリスク、そして欠点が。そのうち欠点ともいえるのは、やはり・・・《一度使うと再発動まで十数年もかかってしまう》という点でしょうか。 
 
その「再発動までに時間がかかる」ということが、どんな術の穴につながるのか・・・。
その点について、いくつか気になる描写があります。たとえば・・・・
 
まずは、最近の「シスイの左眼による別天神」から。
 
・《第550話。カラスに仕込まれた「シスイの万華鏡」が発動し、イタチは穢土転生術者の命令を解くことが出来たわけですが・・・》
 
そのあと カラスの眼が「万華鏡写輪眼から普通の写輪眼」に戻ります。
 
イメージ 1
 
《スッ・・・》
 
 
『その幻術で オレ(イタチ)は元にもどった』
『どうやらもう 万華鏡は切れたようだが・・・』
 
《どうやらもう万華鏡は切れた》というイタチの台詞と、なぜかそのセリフを強調するかのように描かれている、カラスの眼が「万華鏡から普通の写輪眼にスッともどる描写」。
 
この描写が示すもの・・・それは《別天神という術は、あまり長い時間継続できない》ということでしょうか。意外とすぐ、幻術効果がキレちゃうみたいですね。
ま、イタチの場合は・・・『穢土転生を解除するキッカケ』としての使用だったので、幻術の「継続時間」は関係なかったわけですが・・
 
別天神が長い時間継続できそうもない・・・という話は、他にも出てきます。
たとえば・・・
 
・《461話、五影会談で ダンゾウがシスイの右眼でミフネを操りましたが・・・それがバレちゃった後。》
 
ウラカク(侍) 『青殿・・・火影の瞳術がまだ継続中か確認していただきたい』
青 『イヤ・・今は経絡系の流れもおだやかだ 術は解いている』 
ダンゾウ 『安心しろ 日にそう何度も使える瞳術ではない』
 
ここで気になるのは ウラカクの「術が今も継続中かどうか」という疑問に対して、ダンゾウが返した言葉です。
普通なら「安心しろ 術は継続していない とっくに解けているはずだ」とだけ言ってもよさそうなものなんですが、ダンゾウは「日に何度も使える瞳術ではない」という答え方をしているんですよね。 
つまり・・・「この術を継続させるためには、日に何度もこの瞳術を使わなくちゃいけない(でも、何度も出来ないので安心しろ)」言ってるようにも聞こえるんです。。 
 
やはりシスイの別天神は、「術の継続(効果)時間があまり長くない」。 
そして「もし継続して人を操る場合は、日に何度も発動し直さないとならない」ということなんだろうか。
別天神は強力で一度かかれば誰も抗えないのかもしれませんが・・・問題点(穴)としては「継続時間」が意外と短いのかも。 
戦闘中に一時的に敵を混乱させたり 敵の攻撃を回避したり、イタチのように己にかけられた術を解除する為には有効な術かもしれませんが・・・
 
「誰かを継続的に操る」事には本来は不向きな術、なのかもしれません。
 
 
そして3つめの例。かつてのうちはマダラについて ミナトが気になるような発言(心の中で)をしてるんですね・・
 
 
・《502話、九尾事件当日。 面の男と戦うミナトが心の中でつぶやいている言葉・・・》
 
《・…マダラがそうだったように 九尾を口寄せしておける時間は そう長くはないハズ・・・・》
 
《九尾の口寄せ時間を考えると奴も長時間の戦闘は望んでいない》。
 
どうやらミナトの言葉によると、終末の谷で柱間とマダラが戦った時・・・・なぜかマダラは あまり長い時間九尾を口寄せしていられなかったらしいんですね。 
これ・・・「口寄せしていられる時間」に制限があったわけじゃなくて、「九尾を操る幻術の継続時間に制限があった」のではないか・・とも思うんです。 
 
九尾は口寄せして連れてきただけじゃ思い通りに動かせない・・・写輪眼で脳内コントロール系の幻術にかけて操る必要があります(九尾事件時もトビは九尾に幻術をかけていたし)。 
でもマダラの幻術の継続時間はそれほど長くない・・・だから長い時間九尾を「口寄せしていられなかった」、ということじゃないだろうか。
 
マダラの幻術(万華鏡写輪眼の瞳術)は九尾を思いのまま操れるほど強力だが・・・ただし術の継続時間そのものは 長くはない・・・
 
これ、別天神と似たような欠点(術の穴)がありますよね。 つまり、かつてのマダラが使った幻術も 『別天神』だったんじゃないか・・という気もするんです。
 
もし長い時間「操り続けたかったら」・・・『何度も別天神を再発動しなおして』術をかけ続けないとならない。でも、別天神の再発動は 普通十数年かかる・・。
 
これらを解決する方法は、イタチの言葉によれば『シスイの万華鏡は再発動まで十数年かかる 千手柱間のチャクラでもないかぎりな・・・』 
つまり柱間チャクラさえあれば早く再発動が出来、幻術を継続して操りづけることも可能になる・・・ということですよね。 
 
別天神の術の「穴」を埋めるモノは、柱間チャクラ・・・。
 
54巻でのトビの話によれば、終末の谷の戦いは《マダラにとって初代火影・柱間の細胞を入手するための戦い》でもあったわけで、その結果マダラは「2人目の六道」になることが出来たんですよね。
そして、千手柱間チャクラの入手は 《別天神を再発動させる期間を大幅に短縮化できる》ことを意味する・・(ダンゾウのように)。
 
・・・さらに多くの柱間チャクラを入手すれば、別天神再発動を繰り返して『操り続ける』事も可能になるのかもしれない。・・・
 
「マダラさん」の究極の目的が、無限月読つまり《人々に幻術(別天神)を永久的にかけ続ける》ことならば・・・
手始めに実験として 四代目水影やぐらを操っていたのではないでしょうか、柱間チャクラを使って継続的に別天神をかけながら。(あのマダラさんがマダラ本人なのか、あるいは弟イズナなのかは分かりませんが)
マダラさんは《まずはこの国(霧隠れ)より始める・・・》とか言っていましたっけ。(結局は、青によって術を見抜かれ、解除されるわけですが。) 
 
個人的な想像としては、現在マダラは《見えない闇の中》に隠れながらトビを操り続けているんじゃないか(かつて やぐらを操っていたように)とも思っているのですが・・・・(おそらく、膨大な柱間チャクラを使いながら)。 
あくまでも個人的な想像ですけれどw
  
この術に「弱点としての」穴があるとしたら・・・そのチャクラ供給源さえ断ってしまえば 瞳術をかけ続ける事は不可能になるんじゃないか、なんて思ったりするんですけどね~・・・(そんな簡単なものじゃないだろうけどなぁ・・・) 
 
別天神の術の継続時間は限られており、操り続けるためには 何度もかけ直さないと継続できない」 
・・・・そして 「発動するには膨大なチャクラが要る」という術の穴・・・
何度か繰り返すように描写される この「穴」・・・・
 
これは今後、何か重要なカギになるような気がしちゃうのですけどね・・
 
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。感謝。
 
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