ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

トビという存在についての雑考 1、トビがシナリオに加えた「ちょっとした余計な事」

トビについての雑考 1、トビがシナリオに加えた「ちょっとした余計な事」

今週(№559)のヒナタが言っていた「目(心)をみれば分かる」・・・これって、すごく大事な言葉だと思うんです。
目で見える部分だけで判断せず、ヒナタは「私を助けてくれた」という行動で目の前の人物を判断した・・・・これって大切なことなんじゃないかな・・と。
 
さて、トビが「誰か」ということは とりあえず置いといて・・・トビが善人か悪人かと言われれば、一概にどっちともいえない気がします。 トビに限らず、人間って善悪どっちと簡単に区別できるもんじゃないですから。
 
だけど「敵だから悪党」なんじゃないかと言われれば・・・・トビは敵だけど、いわゆる悪いヤツには見えないんですよね。もちろん、やってる事が全て正しいわけでもないし、褒められたことばかりじゃないのかもしれない。
だけど・・・あまり悪意というのは感じられないんですよね。 
というか、彼は忍達のことを「かわいい後輩」のように見ているような・・・そんな温かささえ感じてしまうんです。
 
トビはゼツと一緒に月の眼計画という名の「シナリオ」を進めていますよね。現在は、「長門死亡の場合の、第2のシナリオ」を進行中。 そのシナリオとは、尾獣を集め、戦争を起こし・・・混乱して絶望した忍達を無限月読という強制的な平和でまとめ、統治する・・・おそらくそのような筋書きなのでしょう。
 
ですが、実はそのシナリオを忠実に進めながらも こっそりと《五大国の忍達を1つにして、彼等自身の手で平和を創り上げさせる》という「第3のシナリオ」をトビは進めているんじゃないか?と私は疑ってます。
トビがシナリオ通りに進めてきた結果、忍達にいったいどういう変化、どんな結果が出ているのだろうか・・という事を考えると、「隠されたシナリオ」が存在するんじゃないかと思えるんです。
 
たとえば・・・
 
・『暁』という共通の敵出現により、今まで対話する事すらなかった五大国は渋々ながら五影会談を開き 同じテーブルにつくことになった
 
・「うちはマダラ」という共通の敵の「宣戦布告」により、しかたなく連合を作ることになった
 
・一緒に闘うことにより、五大国の忍達は「仲間」としての意識が目覚め、つながりが強固になっていった。
 
何十年、あるいはそれ以上の長い長い間、争い合って憎しみ合ってきた忍達が はじめて互いを仲間と意識し 1つになろうとしている・・・暁出現によって、忍世界は激変したわけです。さて・・・この結果をどう考えたらいいのだろう?
 
これって・・・・ただの『偶然』の結果なのだろうか。
 
トビは大筋では、実に忠実にシナリオを進めているんです。ゼツという、極めて冷静な協力者(あるいは監視者、かな)のもとで。 
だけど何て言うのかなぁ・・・ちょっとシナリオに手を加えているんですよね。 トビは余計な事を「ちょっとだけ」してる。・・・で、その「ちょっと」具合は実に絶妙でして、ゼツには何も気づかれていない。
 
でも、その「ちょっと」が加えられたことによって現在の状況が大きく変わっているんです。
 
現在のように忍達が1つにまとまろうとしていること・・・これは「偶然の結果」ではなく、トビが加えた「ちょっとした行動」による「必然」だったのではないか?と私は考えているんです。
なぜ「必然」だったかと言うと・・・トビのそのちょっとした行動は意図的に、「効果」を狙って行われたものだったからなのです。 
 
・・・49巻で、鉄の国の宿屋にナルトを訪ねてきたトビ。
カカシに「お前の目的は何だ」と尋ねられたトビは、こんな答え方をしています。
 
『お前らに話してもあまり意味がない もっと効果的な場で話す・…』
 
・・・そしてその直後、トビは五影会談場に姿を現す。トビが言った「効果的な場」とは、「五影達の前」という意味だった。
 
五影会談場にまで赴いて「月の眼計画」を五影達の前で話し、「お前達に希望などない」と挑発し、宣戦布告する・・・これは、いったいどんな「効果」を狙ってのことだったのだろう? そして・・・
 
その「効果」は・・・忍世界初の「忍連合結成」という形で表れたのです。 
 
つまり・・・・トビが意図した「効果」とは、バラバラだった五大国を1つにまとめることだったのではないか・・・?と思えてしまうのです。
 
トビがゼツと共に「公式の第2シナリオ」を進めながらも、実は「忍達自身の力で平和を勝ち取るための第3のシナリオ」を秘かに進めているのではないか・・・?と私が疑う理由は、そんなところにあります。
 
つまり・・・トビは自分や暁を「忍達の敵」とすることで、今まで争い合っていた忍達を1つにしようと考えているのではないか・・・とも思えるのです。 無限月読という「脅し」をかけることで 忍達が自らの手で平和を勝ち取る最後のチャンスを与えようとしているのではないか、と・・・・。
 
忠実に、「月の眼計画」への準備を着々と進めながらも トビは「こっそりと」忍達にラストチャンスを与えようとしてるのかもしれない。・・・トビの「ちょっとした余計な行動」に、そんな事を感じています。
 
(可能性という話ではありますけどね。)
 
☆ちなみに、トビは さらに細かい部分にこだわりながら ゼツにも怪しまれないように・・・「ちょっとしたこと」をシナリオに加えています。
その巧妙なる手口と絶大な効果について、次回具体的に取り上げていくつもりです。。
 
☆トビが考える「第3のシナリオ」や、トビっていい人なのではないか…という雑考については、過去記事にて詳しくとりあげています。(古い記事には 今の情報を反映してないのもありますが;)
 
(現状ではロン毛のマダラさんや九尾事件時の面男と今のトビの関係性がハッキリしないので、「ぐるぐる仮面のトビ」以降のトビに限定して考えています)
 
 
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。感謝。
 
 
 
イメージ 1
☆ ←ナルト好きブログ!応援クリックよろしくお願いします(にほんブログ村