ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 第561話:その名の力 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ47号) ・・・その2

NARUTO №561:その名の力 (雑考その2)

(雑考その1の続きです。)
 
「少し試しておきたいことがある・・・」
 
マダラは九尾の口寄せを試みますが、・・・・しかし九尾は口寄せされない(ナルトの中の封印は固いですから。)
「九尾はまだ捕えてないようだな」とマダラは険しい顔をする・・・・
 
心に生じた「あいつ」への不安、それをを確かめるための九尾口寄せ。
 
おそらく彼らの計画では「尾獣を集め(九尾を捕えて)それからマダラ輪廻天生」の手順だったと思うんですよね、でもマダラが穢土転生されたというのに、まだ「あいつ」は重要な九尾を捕えてない。
 
つまり「あいつ」は計画を無視している・・・・・この時点でマダラの「あいつ」に対する不信は確定しちゃったハズなのです。
 
そして「九尾だけは捕獲する様子を見せないトビ」は、以前 ダンゾウの柱間細胞と写輪眼を見てこうつぶやいていました・・・・
 
《こいつもナルトを狙っている・・・》 (51巻の478話、ダンゾウVSサスケの時)
 
この時の「こいつも」。
 
当初、これは《トビだけじゃなくてダンゾウもナルトを狙ってる》という意味で言っていると思っていましたが おそらくそうじゃあない。 あれは《マダラだけじゃなくてダンゾウもナルトを狙っている》・・・という意味だったと思うんです。(なぜなら、トビ自身はナルトを捕獲する気はないのだから。)
つまり、あの時「マダラが九尾(ナルト)を狙っている事を トビは警戒してる」ような言い方をしていた、ってことだと思うんです。
 
どうやらトビには、マダラに九尾を渡す気は「無い」のではないか・・。 
そしてトビが動かしてる「シナリオ」は、マダラが言ってる「オレ達の計画」とは別、と思えてきます。
偽マダラというカブトの言葉に対して マダラは特に「表面上反応」はしなかったので、アイツとは「仮面男」であるのは間違いないとは思います。
 
だけど、 「あいつ」である仮面男=トビとは、まだ限らない。 (仮面男にも数種類あるので)
 
「そのための戦争ですよこれ・・」
「ホラ・・・ ちょうどあそこ・・・
 あの少年が九尾の人柱力 うずまきナルトくんですよ」
 
「うずまき・・・?ミトの一族か・・・ さっきオレを攻撃したガキじゃないか」
 
あぁん?・・・・・マダラはナルトを知らないんですね。
それに・・・・どうやらうずまきクシナ」も知らないらしい。。。
 
もし九尾事件の時の仮面が本マダラなら、うずまきクシナを知っていましたよね。 「うずまき」の名前を聞いて、すぐにクシナと四代目火影の(あの時の)ガキだと分かりそうなもんです。
・・・でもマダラは「うずまき」と聞いて「ミト」しか思いついていない。
 
ど~やらこりゃ、九尾事件当時の仮面は本マダラではない可能性が高そうですね。・・・う~むwまたこれで難しくなってきた・・。
つまり本マダラは、16年前の九尾事件より前に死んでいた。
第2次忍界大戦の頃(約30年ぐらい前)、マダラは開眼したばかりの輪廻眼を幼い長門に移植し、その直後に死んだということになるでしょうか(それならマダラはクシナの事も知らない)。
 
九尾事件の満月の夜・・・あの日、面男は九尾を捕えマダラを輪廻天生する予定だったかもしれない。
・・・それが「本来の計画」だった可能性もある。
 
しかし当時は短毛仮面男とロン毛仮面の二人が存在しており、それはうちは事件の頃まで続きます。
あのロン毛も時代的にマダラ本人ではない可能性が高くなりましたが、そうするとロン毛が「あいつ」で、もう一人の短毛は「トビ(あいつが操る存在か)」なのか(混乱w)
 
ここでまたカブトが「さっさと本体(ナルト)を取りに行きますか?」と先を急がせるようなことを言ってますが、おそらくカブトは、トビが先に本体ナルトを捕獲するのを警戒して焦っているんじゃないのかな。
でも・・・あれ?ここに居るナルトが「分身」だってことに、いつカブトは気付いたんだろう・・・w 
少し前までは本体ナルトと勘違いしていたハズなんだけど。
 
どうやらカブトは「穢土転生越しに」感知をしているようです(カブトが、というより白蛇がだけど)。
各地に散った影分身ナルトが各戦場に到着して、穢土転生達に出会ったことで(ダン、チヨ、七人衆達に)・・・どうやら《ここに居るナルトも分身らしい》とやっと気付いたのだろうか。
 
カブトの「穢土転生越し」の感知、会話。これも「トビ」という存在のヒントじゃないかと思っております。
トビの後ろには、トビを操る誰かが「居る」のではないか・・・とも思うんですけどね~(また考えが変わるかもだけどw)。
 
 
《・マダラの木遁》
 
カブトは自分の目的「九尾を捕えて、トビの先手を打つ」事を明らかに急いでますが、マダラはまずは自分の計画の手順確認にぬかりはない・・・
 
「イヤ・・・試したいことがある」 
 
カブトは《このままマダラをうまく利用すれば戦局をコントロールできる》なんて天狗になってますが、マダラが既にカブトを利用しながら自分の計画を進めようとしてるのは明白。マダラにとって、カブトが利用価値があるうちはいいですが 必要なくなったらマダラはどういう行動に出るのか・…獅子はハイエナを食べてしまわないだろうかw
 
マダラの試したいこととは・・・
 
 
イメージ 1
 
『木遁・樹界降誕!!』
 
えぇえ、これは正直驚きました。まさかマダラ、ここまでとは・・・・。
しかも、「完璧な木遁」・・・
 
これ、柱間が穢土転生された時(木ノ葉崩しで)に使っていた術ですよね、そして「終末の谷」でも使って九尾の足を拘束していた術(43巻180頁の絵)。樹々が一斉に伸びて攻撃、敵を拘束する・・・。
(ちなみに54巻でヤマトが使っていたのは「樹海降誕」(カイの字が違う)、これは森を造る術で攻撃術じゃない)。
 
柱間はこの術で九尾を拘束、捕獲したと思われ マダラが試したのも九尾捕獲に向けてのテストと言ったところなんだろうと思います。しかし、
 
「何もないところでやるよりは人が居た方が絵になるだろう」
 
・・・・そのテストのために人を殺める事を「絵になる」とさらって言うんですね…マダラ。
 
しかしここまで完璧な木遁。マダラが得た「柱間の力」はマダラの体に於いて完璧に作用しているってことだろうか。そこはやはり「六道」の血を引く者だということなんですね・・・たとえ「長男・次男系」の違いはあっても適応性はあるってことでしょうか。
 
穢土転生マダラは写輪眼の力・精神エネルギー「陰遁」と共に完璧な肉体エネルギー「陽遁」も持ち合わせている。つまりはかつて六道仙人が尾獣を作ったと言われる「陰陽遁」も使用可能になってくるわけで、マダラの目的はそのあたりにあったりするんじゃないのか・・なんて思ったりもします。
 
・《九尾とマダラ》
 
『ナルト・・今回は力を貸してやる
 
チャクラだけをお前にやる・・・
マダラは好かん・・・
あいつに操られるぐらいならお前の方がマシだ! 』
 
ナルト、びっくりしているけど嬉しかっただろうなぁ・・・!
 
・・・イヤ、私も嬉しくなってしまいました。 「あの」九尾がお前の方がマシってw 
この表現は、プライドの高い九尾にしては「頑張った」言葉のハズ。 事実上《ワシはお前は好きだ》と言ってるようなもんですなw
 
にしても九尾、マダラは本当に嫌いなんですね。九尾事件、終末の谷以外に何かあったのだろうか。
 
マダラに口寄せされた時、九尾は《ワシを呼ぶこのチャクラ・・・マダラか!!》と言っているんですが、しかし九尾が「マダラ個人」のチャクラを識別できているかと言えば、少々疑問を感じてます。
 
以前サスケに精神世界で会った時も「この禍々しいチャクラ・・・かつてのマダラと同じだな」と言っていて、あの時九尾が感じ取っていたのは「サスケの内部に潜む冷たいチャクラ(須佐能乎の素みたいなものか)」だったと思うんですよね。 それをマダラと同じチャクラ、と判断していた。 
つまり九尾は「禍々しい須佐能乎チャクラ=マダラ」と判断している可能性がある。
なので九尾は「終末の谷も九尾事件も、今も全部同じマダラ」と思いこんでいる可能性がある。・・・・・実は、その中には「別人」もあり得るのだ。 同じように禍々しい須佐能乎チャクラを持っている別人が・・。
 
《やれ・・・ナルト!》
 
なんだかな・・・九尾の表情が実にいい! 
 
やっぱり「尾獣」ってのは人間の憎しみによって汚されてしまっただけで、本来は人と共存する大いなる存在のような気がします。六道仙人の「陰陽遁」によって動物の形に作られてはいますが、元である「十尾」とは愛情とか生命を生み出すようなチャクラが具現化した存在だったのではないか・・と。
トビが言っている「元の形に戻る」というのは、十尾が純粋で清らかな状態に戻るという意味もあるんじゃないだろうか・・・。
 
九尾からチャクラを貰ったナルト、多重影分身から大玉螺旋丸の量産、それを連ねての
 
『大玉螺旋』 (・・・「丸」が無いw)
 
九尾から貰ったチャクラを使い果たして、それでやっと止めたマダラの「樹界降誕」・・・この力、凄すぎですよね。
穢土転生マダラのチャクラ貯蔵量、そして柱間細胞の生み出す生命力エネルギー。九尾のチャクラでも対応がギリギリとは・・・。
マダラと戦うには、相当なチャクラが要る・・・やはり九尾との完全和解・共闘、そして自然エネルギーも活用しないと間に合わないんじゃないだろうか、コレ・・。ミナト父ちゃんが九尾チャクラをナルトに遺そうとしたのは納得です(って、ナルトが闘うのはマダラか仮面か分からないけど・・)
 
しかしマダラ、これだけのチャクラが在れば・・・ もし自分の「体」を見つけたら輪廻天生を自分に使うなんてことは出来ないんだろうかw
 
『ナルト・・・もういい・・・ 後はワシらがやる・・・ 』
『フン・・・ やっと己を拾う時が来た・・・ そのための相手には十分じゃぜ』
 
オオノキ、今まではサポートに回ったり助けてもらったりで、まだまだ「己を拾う」まではいってないんですね。
彼がン十年も長い間土影の座にあったのは、里で最強だからという理由もあるだろうけど まだ「己を捨ててしまった後悔」があったからなんじゃないだろうか。
 
オオノキが何をしようとするのかは不明ですが、《「両天秤のオオノキ」、ここより通り名通り暴れる》であってほしいものです(あれ・・?)。両天秤の由来も、今一つはっきりしないですから。
 
しかし我愛羅やナルトのおかげで若い世代をやっと信じることが出来るようになったオオノキ。
今なら、素直にデイダラを認めてやれるんじゃないだろうか。・・・認めてやってほしいな、デイダラを。
 
しかし「マダラという名の力」を利用していた仮面男・トビ。
・・・彼はなぜ「マダラを名乗る必要があったのか」。なぜトビはマダラを「世界の敵」に仕立てる必要があったんだろうか?
 
九尾事件、四代目水影による血霧政策・・・それらが「マダラ」の名を《世界の敵》にさせるための布石だったとしたら・・・トビがマダラの計画通りに動かない目的、そして理由はなんだろう。
マダラに対する個人的な恨みなのか、忍達にマダラの計画を阻止させるための布石だったのか、それともマダラの目を醒ますための計画なのか・・・
 
でも、トビが背中に大切そうに背負うマダラの「団扇」・・・・あれを見ると、けして「恨み」で動いているとは思えないんですよね。
 
そして・・・・マダラが見えない「あいつ」に向けた、あの遠い瞳。
・・・鉄に覆われたマダラの「心」は、いま、何を想っているのだろう・・・。
 
 
☆オオノキ、両天秤の由来を見せてほしいもんです。
 
☆九尾、ふっくらと毛並みもよく、以前より随分と可愛らしくなってるw 
こりゃあ九尾とナルトが完全和解するのも時間の問題ですね。
 
☆気が付いた点があったら追加記事を出すことにします;
 
11/4(金)、58巻発売です!
 
長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
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