ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 571:尾獣モード!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ09号) ・・・その1

NARUTO 571 尾獣モード!! (その1)

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『行くぜ・・・・九喇嘛』
 
冒頭のナルトと九喇嘛、やったるで~的なニンマリとした笑顔ですね。
 
九喇嘛はこの時をずーっと(数百年?)待っていたんだろうし、やっと出陣できる喜び、そして2人で共闘できる喜び…武者震いしているんじゃないかな。
 
しかし、いいですねぇ~コンビってのは。

ナルトを助けに来たガイとカカシの背中も頼もしく見えたんですが、九喇嘛とナルトの並んだ笑顔も実に心強い。 (…いつか、ナルトとサスケも同じ立場に並んで立ったら どんなに頼もしいことだろう…。)
 
・さて、《九尾チャクラモードの進化形・尾獣モード》から
 
まずは尾獣化というよりは、今までの九尾チャクラモードを「強化した」バージョン。
今までとは「音」からしてスケールも違いますね、「ブフォォ…」と燃えて「ズズズ…」と服装まで変化していくんですから。 
渦巻の封印が拡大されて完全な●に広がり、配線(?)みたいな線からズズズと九尾チャクラが伝わっていく…須佐能乎がレベルに応じて姿を変えていくのと似ているかな。
 
・尾獣五体による「尾獣玉攻撃」というピンチに、カカシとガイは・・・
 
(先週からちょいと気になっているのですが、カカシ…クナイを構えてますが尾獣相手に何をしようとしていたんだろう…)
 
『ガイ ヘタに動くな!!』
『左眼の神威でとばす!!!』
 
ってぇ…ついにここで神威を使う決断をしましたか、カカシ。
 
神威を使うタイミングってのも難しいと思うんです。今までカカシが神威を使わなかったのは チャクラ温存の為もあるだろうし、「使い道にこだわりがあるから」でもあると思うんですよね。
 
カカシの「左眼」はカカシの眼であってカカシの眼じゃない…あくまでも「オビトから預かっている眼」なわけです。
 
なんといっても「神威」は一瞬にして対象を消去してしまえるほどの「神の威力」ですから、カカシは使い道には気を遣っているんです。神威を攻撃(矛)としてではなく、守り(盾)にのみ使うことにこだわっているんですよね…そこには「オビトの仲間を大切にする意志」を穢したくないというカカシの強い意志を感じられるんです。《仲間を守るための力》として…ね。
 
それに、ここは単純に「万華鏡でとばす!」と言えば十分なのに あえて《左眼の神威》という言い方をしている・・・・
 
つまり《自分の力では無くてオビトの力なんだ》と再確認するような言い方なんですよね。「オビトと共にこの戦場に居る」事を確認しているかのような言葉でもあります。
でも「左眼の神威」というわざわざ強調するような表現…なんだかなぁ、ちょっと不自然な気もしちゃいます。これはこの先、「左眼(オビトの眼)」と「神威」が重要ワードになるという前兆にも思えるのですけどね…。
 
で、一方ガイの方も

『これだけの数!!瞳力だけじゃ無理だ!!』
『こうなったら…オレが八門を……』
 
ガイにしては珍しく言葉が『・・・・』と途切れがちになってますが、そりゃ八門全て開けたら(八門遁甲の陣)、超人的な力を手にする代償として待ち受けるのが「死」ですから・・・・!そりゃ途切れがちにもなるかな;
だけどガイは死を恐れているわけじゃなくて、タイミングを迷っているだけのような気もするんですよね。リーに「裏蓮華」を教える時、その力を使うのは《自分の忍道を貫き通す時》と言い聞かせていたガイですから、八門を開く時(死に様)は「大切なものを守る時」と決めているはずなんです。
 
つまりカカシもガイも命懸けで「大切なもんを守る力」で仲間を守ろうとしてる・・・「盾」として戦おうとしているんです。この「盾」となる戦い方は、今後のナルト…そして今後の忍達に見本となる戦い方だと思うんですよね。
確かにどう見ても完全体尾獣5体相手に普通の人間じゃ無謀だと思うんです(特にクナイを構えてなんてのは・・・)、だけど…
カカシとガイ、二人とも「守る事」を諦めてない。
 
そしてカカシが「ばか!それじゃお前が死ぬでしょ!」と珍しく強い口調で止めてますけど;そりゃカカシは止めますよね、彼はもう二度と大切な仲間を失いたくはないでしょうから。
 
・新たなる「姿」
 
(ガイとカカシのピンチを救い5つの尾獣玉を弾いたのは、ブフォオオ・・・と九尾チャクラを纏ったナルト。)
 
いやぁ圧倒的なスピードですね~。チャクラの力でというよりはスピードで弾き飛ばしたようなイメージです。なにせ「分かってる・・」と 「・・ってばよォ!!!!」のあいだの一瞬で飛びこんだ速さですから(0.00ン秒の世界ですね)。
しかし尾獣玉の威力、1つで山を破壊するだけの力。そりゃ各里は競って尾獣を戦力化しようとするわけですねぇ。
 
そして、目の前に飛び込んだマント姿のナルトを見て、カカシが思わず言っちゃった、
 
『!!・・・せ・・・』
『先生…!?』
 
ナルトの後ろ姿がミナトに見えちゃったんですね、確かに新しい尾獣(チャクラ)モードのナルトはミナトの火影マント姿にそっくり…。いや、どっちかと言えば「ミナトの火影マントは尾獣モードの姿にソックリ」と言った方がいいのでしょうか。
 
火影マント風の姿と言えば、そういえばナルトはペイン戦の時にも着てましたよね~赤い火影風マントを。
あれはフカサクが渡したものだろうと思うんですが、あのマントは「自来也の羽織と同じ赤」で、形はミナトと同じ…「自来也四代目火影の遺志を背負う」意味もあって「仙術修了証」みたいなものだったのかな?と思っていたんです。
でも今回出現したマントは「誰かが作ってくれたもの」じゃないし、尾獣モードで自然に出現したもの…つまり、あのマントは、勾玉同様に六道仙人由来の姿の1つなのだろうか。
そして、妙木山の仙蝦蟇は『六道仙人』にあやかってあの「火影マント」を作って「予言の子」ミナトに渡したんじゃないだろうか・・・なんて考えてしまいました。 妙木山の仙蝦蟇達は「仙」の文字を持つだけあって、六道仙人ゆかりなんじゃないかなぁ・・・。
 
・そして、カカシの「先生発言」ですが。
 
いやぁ~カカシにとって、ミナトは「四代目火影」であるよりも「先生」なんですね。普段はミナトの事を「四代目」と言っているカカシですが、イザという時には「先生」が出ちゃうんだなぁ…。
 
ペイン戦で一度死んだ時も「先生・・・」って心の中で言ってましたっけ。あの時、カカシが叫んだ言葉は「オビト」そして「リン、先生・・・」でだったんですよね…
カカシにとっての「ミナト班」が今でもどれだけ大きなものか思い知らされたんですが、いやはや…ミナト先生の背中ってのは、カカシにとっては「いつまでも超えられない壁」。追いかけて追いかけて追いつけなかった…遠い背中でもあるんです。 それは技術的な面で超えられなかったというよりも「忍としての在り方」で超える事ができなかったという後悔が強いと思うのですけどね。。

だからカカシが「先生」っていうと、なんだかカカシの切ない後悔ばっかりの心がチラっと見えちゃた気がするんです。そして、あの「左眼の神威」っていう言い方に加えて またしても強調される「ミナト班」…これらがカカシの過去話につながっていくのだろうか(未だ謎なリンの「最期」が 大きな問題になっていくような気がするのですが…)。
 
・『行くぜ・・・九喇嘛』
 
ナルトの目、狐眼になってますね~(今回は顔の狐線も濃くなってるし)。
 
今までの九尾チャクラモードの眼は普通の眼でしたけど、今回は「狐眼」。
で、今回狐眼になった理由ですが 今までと今回の決定的な違いは《九尾の意志があるかどうか》ってことだと思うんです。

前のチャクラの綱引きでは、九尾の意志は完全に切り離した「純正チャクラだけ」を入手して使っていたわけですよね…だからナルトの目が「狐眼」になる事はありませんでした。が、今度は九尾の『意志』も一緒なわけですから、過去にナルトが九尾に意志も乗っ取られて九尾化した時と同じ「狐眼」になってる…ってことなんじゃないだろうか。

今まで「眼の模様はチャクラを物語る」と思っていたんですが それだけじゃなくて「意志」も物語るっていうことなのかもしれません。チャクラに意志を伴ってこそ「目の模様」に変化が起きるのかも…。だとしたら、これは万華鏡写輪眼、永遠の万華鏡写輪眼にも言えている事じゃないのかな…。
 
サスケの今の眼にはイタチの意志もあるだろうし、カカシの眼にはオビトの意志が眼軸に宿り それが眼の模様に変化を起こしている可能性もあるかもしれない。
 
『ビーのグラサン下の眼』も気になるし、勿論トビの仮面の下の『万華鏡写輪眼』の模様も気になるし・・・
う~ん、あの二人の隠された「眼」。
その眼を見れば、まだ語られていない秘密が分かるような気がするんですけどね。
 
(すみません、感想「その2」へ続きます・・・)
 
・コメント欄は「その2」に設けさせていただきます。