ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 第591話「リスク」 今週のジャンプ・ナルト感想  (WJ31号) その2

NARUTO 591:リスク (2)

(続きです・・)
 
さて、ダンですが…彼はチョウザに《四紫炎陣の結界にオレを閉じ込めろ》と指示したうえで《早く穢土転生の術者を見つけ出して術を解かせろ》云々アドバイスしてましたよね。 ダンは始めから「穢土転生・解」の瞬間に結界を解いてもらって、即「霊化の術」で綱手のところに飛んでいくことを考えてたのかな。
 
「思った通り もう意志通りに体を動かせる」
「思った通りだ 穢土転生解放後の昇天する魂も この霊化の術ならコントロールできそうだ」
 
“思った通り”の2連発 …ってことは、やっぱり秘かに待ってたんですね、この瞬間を。
 
「その印…霊化の術ですね」なんてチョウザが言ってるところを見ると、もしかしたらですが霊化の術は《印さえ知っていれば》ダン以外でも使える可能性はあるのかもしれません。 もっとも適性も必要で、難易度もSかもしれませんが、《印さえ知っていれば…》←しつこい。 
何だかな・・穢土転生の「印」のこともあったし、最近何かと「印」がキーワードのように出てくるのが気になってるんです。
 
チョウザ達が居残っている「ダルイ隊戦場」から五影達の戦場まで比較的近いとはいうものの、それでもかなりの距離のハズ。 でもダンの魂は「一瞬」で飛んだうえに、エーの瞬身ですら間に合わない高速・マダラの須佐能乎剣攻撃から綱手を救うとは、魂、速っ・・。しかも綱手の場所も感知も出来るんだろうか。

『しかし今のは危なかったよ!』
 
『…ダン』

『変わらないね・・・・綱手…』
 
いやいや、ついに会えましたね――・・・綱手とダン。もう会えないかなぁと、これも半分諦めてましたが、良かった良かった・・。
 
綱手姫「絶体絶命の危機」を救ったダン、彼もミナト・ナルトに似た『王子様タイプ』なんですね(お姫様抱っこやってるんだろうな・・)。 それに綱手も、手を軽く握って胸元にやる仕草なんぞは まるで乙女だし(年齢はこの際考えず)。18巻の「回想」でも思ったんですが、綱手ってダンでは女らしいんですよね・・。さっきまで「ウォラアアア!」とやってたのは誰?と言いたくなるような、好きな人の前でのこの変わり様…
 
いや・・ 女は誰でもこういうものだ!うん。
 
でも、いつか「この時」のために?永遠の20歳でいて良かった、《変わらないね》って言って貰えたのだから。 「少年だったはずのチョウザが中年になってる現状」から推測して、ダンはある程度覚悟?はしてたかもしれないですが。
とはいえ、ダンが「変わらないね」と言ったのは外見のことではなくって、《相変わらず無茶をしてるね~》という意味だったのだろうと思っています。「しかし今のは危なかったよ」なんてダンは笑ってましたけど、昔の綱手は結構荒々しい(粗々しい)戦いをしてたんじゃないでしょうか。ダンには、綱手のそういうところも可愛いと思えたのかもしれませんけどね;
 
「向こうで待ってる でも当分は来ないでくれよ」
 
「君はボクの夢そのものだから…」
 
綱手の額にキスしたダン… かつて綱手が弟縄樹とダンにプレゼントした、「夢が叶うおまじない」。
 
《火影はオレの夢だから》という彼らの夢の実現の為に、綱手は頑張りすぎるほど頑張ってきましたよね、木ノ葉崩し後の里を建て直し、若い世代を育て、ペイン襲撃から里を守り…火影として気丈に振る舞ってきたなぁ~・・と思います。自来也の訃報の際、一人で涙してた…あの姿が忘れられません。でもダンが彼女の努力にやっと報いてくれた・・。 
 
でも綱手は涙を見せませんね・・。 ダンが「笑顔」でありがとうと言ってくれたことで、彼女もやっと過去に決着をつけられたのだと思います。 医療忍者でありながらダンを救えず、ダンを無念のまま逝かせてしまったことを悔いていた綱手にとって、ダンが未練なく笑顔で旅立ってくれたことは どれほど「救い」になったことだろう。 
これで最愛の人達と《一緒に過ごした時間》を共有する宝物と思えるようになるんじゃないかな・・。
 
ダンがキスしてくれた綱手の額に、「封印」の印が戻りましたね・・ (なんだか、皆オデコなんだな…)
 
「生気が戻ったな… チャクラをもらったか?」 
「ちょっと昔の知り合いに会ってな…」
 
綱手「昔」の知り合い・・と言ったこと。
 
ちょっと切ないようですが、これで綱手にとってダンはようやく『昔』になったのかな・・という気がします。でもそれは“忘れる”ということではなく、ダンは大切な思い出として綱手の心にずっと「在り続け」、そして綱手は「現在」にシッカリ足を据えられたのかもしれません。これで、やっとこれから先の未来を見据えられるんじゃないでしょうか。珍しく綱手がマダラを「見下ろす」立ち位置になっている・・。
 
一度消えかかったマダラが綱手に浴びせた「火遁・龍炎放歌の術」ですがちょっとサスケの「豪龍火の術」に似てますが「歌」が付く術名とは、また風流… 
マダラって、「踊る踊らない」発言をしてみたり、樹海降誕や花樹界降臨、須佐能乎完成体で「地図や風景を変える」事にこだわったり、意外と「美意識」が強い人なんじゃないだろうか。・・って破壊してるだけなのも事実ですが、本気で己の美意識による夢のような世界を作りたい・・と思っていそうなんですよね。彼なりの理想郷(ユートピア)の実現というか・・・。それは「破壊神」マダラに相応しくない無限の安寧世界なのだと思いますが、一体何が彼をそういう思いに駆り立てているのでしょう。
 
(マダラは抜け出しかかった魂を、ズっと体に戻す)
 

「なぜだ!?なぜ消えない!?」

「この術にはただ一つリスクが存在する」

それは印さえ知っていれば 穢土から寄んだ死人側から 穢土転生の口寄せ契約そのものを解除できるということだ」

いや――マダラさん、期待通りに「残って」くれましたね!!
 
…ってすみません、自分マダラ好きなもので、つい。マダラほどの「カリスマ性」を持ったキャラは他に居ませんので、ぜひ穢土にもう少しいてもらい、ナルトとサスケとも手合せしてやっていただきたい…などと考えております。
 
しかしやっぱり、そう来たかぁ――。
 
・・・穢土転生は「死者の魂を口寄せする、口寄せに部類される術」。 
つまりは口寄せ契約の解である「契約封印」を使えば、契約は解除できちゃうハズなんです。
これ…588話「影を背負う」雑考でも危惧してた点なんですが(期待してた、と言った方がいいカモ)、一般の忍には出来なくても「マダラレベル」の忍だったら「契約封印」して解除が出来るのではないか?とね。
 
・・・《印さえ知っていれば》・・・。
 
口寄せの術を「契約封印」で無効化するのは、四代目火影九尾事件の時に使っているんですよね。仮面男の胴体に片手でクナイを刺しながらもう一方で「契約封印!」して、仮面から九尾を引き離しています(503話)。・・・・つまり、その後の九喇嘛は野放し。アレは術者に対してやってますが、第三者でさえ口寄せ解除出来るので、口寄せされてる存在からも解除出来ていいはずなんですよね・・。
 
五影達ですら「契約解除」を警戒していなかったのが意外だったのですが、穢土転生だけでなく「口寄せの術」そのものが禁術であることを考えると、口寄せの契約解除は殆ど知られていなかったのかもしれません(禁術とはいえ、口寄せはポピュラーですけどねぇ;)。
四代目火影が咄嗟に契約封印をした機転には驚かされたんですが、今思えばそれを知っていた「仮面」もそれなりのレベルの忍だってことになりそうです。
 
インテリ自慢のカブト、これ・・・考えなかったのかなぁ。
 
大蛇丸なら分かってたんじゃないかとも思うんです、だから穢土転生をしたのも「危険な人物では無い」歴代火影にとどめたのかもしれません。 マダラを「意識を自由にしたまま」で穢土転しちゃうあたり、カブトの「経験値の無さ」が露呈したのかもしれません。やっぱりトビが険しい顔をして「図に乗るな!」と警告してただけのことはあるんだってばよ・・。先輩の言う事は、きくものだ・・。
 
「そうなってしまえば これほど厄介なことはない」
死なぬ体…無限のチャクラ…それが制御不能で動き出す」
 
しかし、穢土転生の「チャクラ」は一体どうなっているんだろうか?というのが今まで疑問だったのですが、「無限」というお答えをマダラから頂きました。
 
・・・って無限かい!w
 
こうなったらもう五影では対処不能な気がしますし、サスケかナルト相手でないと無理な気がします。あとはいっそ柱間(!)か「偽マダラ」…とかね。 よほど強力な封印か、神威でとばすか(マダラに効くかどうか疑問ですが)、自らの意志で昇天してもらうか・・でしょうか。
「解」をしたマダラさん、もはや顔の「穢土転ひび割れ」すらないように見えます(描いてないだけ?)。
もしかしたらマダラは、術者が倒されて穢土転生が「解」されるこの時を「遊びながら」待っていたのかもしれませんね… 彼の目的は「無限月読」のはずなので、既に夜も更け時は満ちているわけで、あとは「九尾」・・でしょうか。
 

「術者に言っておけ」

「禁術を不用意に使うべきではないとな」
 
 
より強い術を求めれば、より大きなリスクがある・・これは第2部に入ってからずーっと語られてきたテーマでもあったので、いつかは《大きなリスク》に立ち向かう時が来ると思いましたが…いよいよ忍術に頼りすぎた忍達がその代償を払う時が来ているのかもしれません。時を弄んだ結果として時空に歪みでも出来るかと思ってたんですが;野放しマダラという形だけで終わるのかなぁ・・。 
 
禁術とは、開発者や先人による「警告」でもありますよね。開発者の扉間は、自身の穢土転生の術を「禁術」と呼んでいましたから、危険性は十分承知して自ら「禁術指定」したような気がします。過去から学ばずに驕り高ぶれば必ず失敗する・・ということでしょうか。 
一連の「穢土転生」は、未来を創っていく忍達が 過去と向き合い学んでいく・・という話だと思っていたのですが、最後に過去・・時を弄んだ「ツケ」がドーンとまわってきましたね;しかしカブト、夢見てる場合じゃないってばよ・・。
 
マダラさん、ご自分で「これほど厄介なことはない」だとか「禁術を使うべきでない」など言ってますが、何だかなぁ・・・これも愚かな後輩共への大先輩からの叱責にも聞こえるんですよね・・。やってる事はえげつなく冷酷に見えようとも、マダラの言動は根本に《忍達への愛情》があるような気もするんです。だから彼なりの方法で、救いたいんじゃないだろうか・・・愚かな忍達を。
 
マダラなぜ、ここまで『現世』にこだわり関わり続けようとしているのだろう?
どんな痛みを抱えて戦っているのだろう・・・。
 
たま~に見せる、マダラの憂いに満ちた横顔が気になって仕方ないんですよね・・・
 
 
 
 
…ますます「ラスボス」が分からなくなってまいりました(笑
 
 
 
 
 
☆そういえば綱手自来也の前でも、一度だけ「ちょっと女らしい弱さ」を見せた事ありましたよね。最後に2人で会って「お前にまで死なれたら私は…」と言った時・・。
 
☆長駄文読んでくださって感謝。
 
 
 
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☆今夜~明日にかけて、コメントお返事が遅くなりますがお許しください・・すみません。