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NARUTO-ナルト- 第593話「復活の大蛇丸」 今週のジャンプ・ナルト感想  (WJ33号) その3

NARUTO 593:復活の大蛇丸 その3

(その2の続きです…)
 
《…イタチに操られ… 私やトビに利用されていた時とはもう違うようね…》
 
大蛇丸の「イタチに“操られ”」という表現、ちょっとキツイ表現かな・・と思ったんです。なんだかなぁ「利用した」よりも更に性質が悪い感じしちゃって。 だけど考えてみたら、的確な言葉かもしれないですね。 
 
イタチに復讐をしようとしてた頃のサスケは《嘘と瞳力で塗り変えた道標で一本道に誘い込まれた状態》。サスケは、サスケであってサスケじゃない・・みたいな;これじゃ事実上「別天神」の操りと大差ないです。 
たとえば、謎マダラさんの術で操られていた「四代目水影やぐら」。彼がかけられていた術は別天神に似た術だったようですが、巧みな話術や洗脳、刷り込みも利用した幻術だったりしないでしょうか(それと、おそらく今のトビもそういう状況かも・・)。 やぐらやサスケ…純粋な少年ほど、操られる確率は高いような気がしますし、「操られ方」にも色々あるってことなんですね。
 
(そして、カブトのほうに歩み寄ってそっと手を置き「己のチャクラ」を吸い取った大蛇丸。カブトから徐々に「仙人モード」と大蛇丸成分が消えていき、カブトはどんどんと毒消しされていく・・。)
 
大蛇丸がカブトからチャクラを抜き取ったのは《チャクラ補給》が目的ではなく、カブトを「救うため」だったような気がします。 水月は、大蛇丸がカブトをころすつもりだと思ったらしいですが、サスケはジッと大蛇丸を見つめたまま動じない。 その眼は大蛇丸を「信頼してる」感じに見えるんですよね・・・。

サスケの眼には、大蛇丸が何をしようとしているのか《本心まで》確実に見抜いてる感じがします(やっぱり、まるでイタチ・・)。
 
カブトから自分のチャクラを取り去りながら、大蛇丸が感じている《なぜか 不思議な感覚》。
 
うまく説明できないような、今まで感じた事の無いようなあったかさを 大蛇丸は感じているのかもしれません・・。「ひよっこ」だと思ってた子供が、すっかり逞しく成長していく姿…それは大蛇丸が初めて実感する《たしかな希望》だったのでしょうか。 

今まで他人を利用する事しか考えてなかった大蛇丸が、初めて誰かを《信じて何かしてあげよう》と・・・・そして今まで散々「操って、利用してきた」カブトを心から「救いたい」と思えたのでしょうか。カブトのツノはどんどん小ちゃくなり(なんか子羊みたいに可愛らしい)、脱オロしたカブトは幼い頃みたいな無邪気な素顔に戻っていく。
 
よかった・・ カブトはとんでもない事をしでかしたけれど、カブト自身も「忍世界に翻弄された者」。 そして、平凡で純粋な少年を「こんなにしてしまった」大蛇丸にだって、責任がある。 カブトを救ってやったように…こうなったら世界を少しでも救っていただいて、カブトの代わりに償いをしてやっていただきたいものです。 
 
そして…大蛇丸は「救ったり、信じたり、協力する」ということに、不思議な、何か「あったかい」感覚を覚えてるのかもしれません。 ずっと探し求めていた「懐かしい」ような感覚でしょうか。
 
「今のアナタ… 悪くないわね」
 
振り向いたオロちゃんが、どうしちゃったの・・・やたら表情が優しい。 何だか“母さん”みたい。 それを見つめるサスケの表情も これまた優しい。
大蛇丸の心が何かあったかいモノで満たされていくのを、サスケの眼も見抜いているのかもしれません。
 
そして、以前の大蛇丸はサスケの「才能」に魅かれていましたが、今はサスケの「心」に動かされているような気がします。
 
「いいわ 協力してあげる 付いてきなさい」
 
「…場所はどこだ」
 
「フフ… アナタもよく知ってる場所よ…」
 
サスケがよく知っている場所…それって、「うちはの秘密の集会所にある石碑」でしょうか? そろそろ、サスケに万華鏡で「石碑」を読んでもらいたいという願望もあったりで、写輪眼の秘密も明かされていくタイミングかな・・という気がしています。

考えたら、サスケはナルトと違ってトビから(たぶん)六道兄弟の歴史を詳しく聞かされてないですよね。六道仙人のことも、十尾の事も。やっぱり「そもそもの始まり」を知る必要はある。

大蛇丸が持っていると思われる「力」が、「奴ら」との再会に必要なのだとしたら…その“力”とは、時空間系の忍術なんじゃないかとも思ったりします。すみません、時空間忍術大好きなので、すぐにそれと結び付けたがります(笑
 
仙蝦蟇にしてもマンダ(仙蛇ですよね)にしても、口寄せ動物たちが「時空間」を行き来できることが、ひじょ~に気になっております。カブトが中に入って移動した「マンダ改」も自分の意志で移動してましたし・・・ 時空間忍術を扱えるのも「仙人」の能力の1つなのではないかとも考えてます。 

それに「穢土転生」という死者の魂を口寄せできる能力も、生死の境界(かもしれない)時空間マスターでないと契約できないのではないか・・とも想像しています(開発者の扉間も、時空間忍術を扱った人ですので)。 

大蛇丸は穢土転生の他にも「三重羅生門」なる地獄の門を口寄せしたりしますし、時空間系の術にも通じてるような気はしてるんですよね。 なので・・・もしかしたら大蛇丸は時空間系の忍術を使って「奴ら」と接触できる可能性もないだろうか?
もし、サスケが過去の忍達に会うのなら・・大蛇丸の「時空を超える術」が必要なのだろか・・なんて想像してましたた(ただの妄想ですね)。 
 
でも、ナルトもそろそろ「飛雷神の術」を覚えていい時期だと思ってるので、サスケも何か時空間系の忍術を手に入れていいんじゃないか・・とも思えて。
ただし、今のオロちゃんは腕があまり使えないようなので、まずは術を扱えるように「腕を取り戻す」ことから始めにゃならんのかな・・という気もしています屍鬼解尽・(屍鬼封尽の解術)で》。ま、想像の話はそこまでとして・・・
 
今週最後の絵・・・なんだか神々しい美しさがありますね。
 
大蛇丸とサスケが、光(天)を見上げるようにして立ってますね・・
《揃って注連縄スタイルの後ろ姿》が、二人の「師弟の絆の象徴」に見えてきちゃいます。 やっぱり・・・サスケが下半身はオロスタイルのまま「衣装チェンジしなかった」ことにも意味があったんですね。そして、ダンゾウ戦で一度落としてしまった大蛇丸にもらった草薙の刀」も回収して大切にしてる事…これにも意味がちゃーんとあったんですねぇ。なんで「脱オロ」したのに服装と刀は変えてないんだ・・というのが実はずっと不思議だったんです。なんだかんだ、彼らは「師弟」でもあるんだな・・
 
今まで闇に居た二人が、光に向かっていく。 

そして他戦場では・・・ナルト達「光」が、闇を受け入れていく。
 
光は闇を受け入れ、闇は光に向かう・・・
 
 
サスケは新たに「本質を見る眼」を手にした事で、彼の眼も光に向かっていくのかもしれません、《うちはの本当の高みである眼》に。 
そして、大蛇丸もサスケの本質を見る眼によって 今まで秘めていた彼の「本質」が引き出されていってる気がします。それが《不思議な感覚》となっているのでしょうか。
 
 
アンコも救われ、カブトも救われ・・ そして、かつてサスケに倒された大蛇丸も、今度はサスケによって(心が)救われるのかもしれません。 サスケという新たな「希望」によって。


 
まさかのフォーマンセル(サスケ、大蛇丸、重吾、水月)。 
「第三勢力」・・もし彼らは木ノ葉に向かうのであれば、香燐も合流するかもしれないですね。 どこの組織や国にも属さない彼ら「鷹」が、忍システムの在り方に新風を吹き込んでくれそうな気がします。





 
 
 
 
 
・長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
・さて・・写輪眼関係、うちはの歴史関係の話も謎が解けてきそうですね。霧隠れの歴史、別天神、トビの謎…いろいろと見えてきそうです。
 
・次の「NARUTOづくし」ジャンプも楽しみです!
 
 
・なんだか、書き落としてるところがいっぱいありそうだなぁ・・・w
思い出したところから別記事で足していこうと思います、すみません。(って全然違うこと書くかもしれませんが)
 
・このブログを見つけてくださって、そして訪問してくださってありがとうございます。