ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 595:皹(ひび) 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ35号) その1 トビVSナルト、ガイ、カカシ

NARUTO 595:皹(ひび) その1 トビVSナルト、ガイ、カカシ

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いよいよ劇場版も公開になり『NARUTOの夏』が始まりましたね! 61巻表紙カバーの一言でも「熱血発言」されてる岸本先生。 ガイ班並みのノリですけど、正直こっちも息切れしないでついていけるか心配です(笑 
でも「これから先は盛り上がりばっかり」みたいなので、必死に食らいついていきますぞ~!

今週号は再び表紙&巻頭カラーに「忍界大戦編総力特集」という美味しいおまけつき。
で、気になっちゃったのが岸本先生の質問コーナーの内容なんです。

『マダラとトビの関係』について、先生がおっしゃるには・・・・
 
「注意深く読んでいると分かりますが2人は面識があります。 どんな関係なのかは今後の物語で徐々に明らかになっていきますよ」。
 
むむっ、これじゃあ《トビ=あいつ(マダラ協力者)》だって事ですよね?
 
時系列的に考えると、トビがオビトだと仮定した場合には長門を育てたアイツ」はトビとは別人(ロン毛仮面とか)じゃないと「合わない」んです(オビトは長門よりも年下だと思いますので)。
こうなると「トビとマダラの関係」というよりは「トビとロン毛の関係」がさらに気になって参ります。このあたりはまだ情報不足だし、あせらず今後の展開を楽しみに待つと致しますか・・(気になるんだけどな)。

そして気になるトビの正体については、 「この何週かの間に明らかになります」。
 

いよいよ来ますかぁああ!
 

「トビ」という人物を知りたい一心でNARUTOの雑考を始めた自分としては、ン年間この瞬間を待っていたので正直ドキドキでもあるし、なぜかやたら冷静だったりもします。 今週は仮面にヒビも入ったことだし、次週あたりに『決定的なヒント』でも出るんじゃないかと期待しています。仮面が外れる前に、トビが右眼の「万華鏡写輪眼の模様」を見せてくれることをぜひ!と期待してるんですけどね; 
ご存知のように、万華鏡写輪眼の「模様」というのは個人によって異なっており、指紋みたいなもんですから・・もし「既出の模様」であれば即、個人特定可能になりますからねぇ。

(これはカカシ(オビト)の万華鏡模様)
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「皆さんで色々と予想して待っていてください」と書いてあることだし、皆さんラストミニットで今のうちに妄想ですよ!

で、さて・・・今週のカラー扉絵、ナルトの表情がこれまた相変わらず頼もしい。ホントにおバカっぽさが完全に抜けたというか・・・火影岩になってもおかしくない顔になってきたと思います。そしてトビの表情にも「彼の信念の強さ」を感じるし、まさに「闘い」のいい顔どうしです。

そして、この扉絵の背景にも描かれている「岩」なんですが。

第592話でトビが《十尾復活作業》を始めてからというもの、大地が轟き始め岩が空へ向かって浮かび上がってますよね。 この「岩の描写」がずーっと気になってるんです。
 
「岩」というと、私の場合はど~しても27巻244話を思い出してしまうんですよ、「土遁・裂土転掌」で岩が「ガガガ・・・」と崩れ落ちていくあのシーンを。 カカシにとってもオビトにとってもあの「光景」は一生忘れられない切なく悲しい光景だと思うんです。今の「岩の景色」が、あの27巻の「岩の記憶」とリンクしていくような気がしてなりません・・。だからなのかなぁ、今のこの景色が たまらなく切なく見えてきちゃうんです。カカシが少~しずつ、この風景の中で「過去」を思い出していくのか・・と思うと、余計にね・・。

そして、今週のタイトル「皹(ひび)」。
 
「ひび」という漢字には数種類あって、たとえば・・「罅」これは陶器などのの割れ目や裂け目を意味し、「皴」は細かい肌のシワ、山肌のシワを意味します。
そしてタイトルの「皹(ひび)」は、あかぎれとも読んでいわゆる「ひび・あかぎれ」お肌に使う漢字の「ヒビ」なんですよね。寒さや乾燥でできる割れ目のようなもの、肌が裂けて痛むもの・・という意味でもあります。
「ひび」というタイトルは、直接的には今週最後の「トビの仮面に入ったヒビ割れ」のこと、そしてトビの「謎や攻略法」を明かすためのヒビが入った・・ということなんだと思うんです。でも、その場合は「罅(陶器などの割れ目)」のほうが適当だと思うんですが、あえて先生が「皹(肌のヒビ)」の文字を選ばれたということは、仮面のヒビよりも《寒くて冷えてしまった心、乾いてしまった心にできたひびと・・・トビの顔に深く刻まれてしまったひび》のことを指しているんじゃないのかな・・なんて思えてきます。

トビの分厚い戦闘用の(ダサい)仮面。 彼がここまで仮面を分厚くした理由…それは、本当は「戦争」という状況をトビ自身が望んでいないからじゃないかと思うんですよね。といいますか、トビは『戦争』というモノを一番嫌悪しているようにも思えるんです。 だから、分厚い仮面を被って「戦争嫌いな本心」を隠しているんじゃないだろうか・・・とね。

43巻で、イタチの真実を語っていたトビ。 彼は「戦争の機会をうかがっているうちはマダラ」を演じていたハズなのに、思わず本心を呟いてしまった部分があるんです。

「戦争を見ていないお前には理解出来ないかもしれないな・・」 
「第三次忍界大戦…イタチはわずか4歳で多くの人の死を目にしてしまった」 
「戦争を経験するには幼すぎた」 

「戦争は地獄だ」
(第400話)

この部分は「うちはマダラの発言」としては当初から矛盾があり、トビ本人の本音じゃないかと思えてならないんです。 特に《第三次忍界大戦・・》と言いながらうつむいたトビは本当に辛そうで、トビ自身何かのトラウマがありそうなんですよね。・・・ 
彼が無限月読を強行しようとしている理由も《戦争の無い世界》を作りたいという願いからなのだろうし、今回「戦争を起こす役回り」を引き受けるにあたって、彼はさらに分厚い仮面で顔も心も隠し自分を無くす必要があったんじゃないか・・と思っています。彼には何か「譲れない」ものがあり、その本心は未だ明かしてはいない。
そこまで彼が「計画」や「約束」にこだわる本当の理由は分かりませんが、やっぱり「リン」が関係してるような気はするんです、何だか本心は今も純粋そうですから・・。 第3次忍界大戦中に、リンの身に何があったんだろうなぁ・・・。

さて・・・今週は遂にトビの仮面に「皹」が入ったわけですが、とにかく激しい戦闘シーンの連続でしたね。
 
で、今週の「連続する激しい闘い」の中で、《ある一点》がクローズアップされてきた感じがあります。
・・・それは『トビの時空間(異空間)』。
 
トビの能力といえば《ズズズ・・の実体化して使う時空間忍術》と、《霊体化して使うすり抜ける能力》ですが、この2つの謎のヒントがリンクし、1つの「答え」が導き出されていく・・・いよいよ「その時」が近づいているのを実感します。
 
・まずはナルト、ガイ、カカシ三人の共闘。
 
彼らの息があったチームワークも見事ですが、トビの動き・・・こりゃ本当にただ者じゃないといいますか、とにかく速いし、動きにキレがあるし「出来るな、コイツ!」です。 フー&トルネ戦でもトビは類まれな忍センスを見せてくれましたが、今週も団扇を華麗に使いこなし、「クナイの投げ方」なんか見てても、この人はイタチかシスイ並みの忍だと思えてきます。ん~やっぱりトビはシスイの兄弟かなぁ?w
 
相変わらず火遁などの術は使いませんが(仮面を被っているせいからなのか、他に理由があるのか現時点では分かりませんが)、使うのは右眼の吸い込み瞳術(時空間瞳術)と「すり抜けの術」だけで、攻撃らしい事はしてこないのも「相変わらず」です。ただし、『お得意の蹴り』なんか見てると、この人は「体術」の修行も極めたんじゃないかと思える動きと武具の捌き方なんです。スピードも極めて速い。
 
『ナルト 奴の能力は分かってるね! 奴が吸い込もうとする瞬間がチャンスだ… その時奴自身が実体化する ただ単に攻撃をしても全てすり抜けるよ』 
 
・・・ナルトに対するカカシの口調はやたらと穏やかですねぇ(サイにはあんなに厳しい口調だったのに)。
ナルトを熱くしないように気遣いしてるのがよ~く伝わってくるんですけど、先週も述べましたように・・トビを煽っているのは「ナルトの言葉」ではなく、どっちかというとカカシの言葉なんですよね。
 
ナルトの『まっすぐ曲げねえ言葉』を聞いた時、トビは一瞬「仮面の下で嬉しそうな眼をしてる」んです(よ~く見ると眼の表情で分かります)。 だけどカカシの言動には「イラッ」とする・・・それは先週の内容からも明らかです。

カカシの「不確かな願望を口にしちゃう癖」といえば、20巻病院の屋上でサクラに「だいじょーぶ、また昔みたいになれるさ」なんて無責任に言ったことが「嘘」になっちゃって、51巻の483話でサクラに謝罪した事がありましたっけ。 だから、先週トビの「カカシ、お前はそうやって簡単に口を開く」は実に鋭い一言でもあったのです。
 
カカシはいつも他人(仲間や部下)のことは冷静に分析しアドバイスできる人なんですが、意外と自分自身のことは冷静に見つめる事が出来ない。 オビ・・いやトビの鋭い言葉は、そこんとこストライクで攻めてきてます。 

とはいえ、カカシ、ガイ、ナルトの3人は自然と《自分の為すべき事と任せるべき事》の分担が出来てますね。いちいち言葉で説明しなくても完璧なチームワークで自然と「互いに守ったり協力して攻めたりできる」。・・・こういうのこそ本当の「一流の忍」って言うんじゃないのかな?なんて思うんですが、この前のサスケとイタチの共闘もそうでしたし、五影の戦いを見ててもそうだったし・・これが本当の強さなんじゃないかとつくづく思うんです。
そして、今週の闘いがやたらとテンポ速く感じた理由も「いちいち言葉で説明する事なしで連係していった」からだとも思ってます。
ナルトは九尾チャクラモードで影分身して超ミニ尾獣玉で陽動&攻撃、ガイは双襲牙で休む間もなく攻撃を仕掛け続けますが、トビは悉く攻撃を「すり抜ける」。 九尾チャクラナルトとガイという『超スピード』の人達の攻撃を全てすり抜け(連続5回)、さらに合間を縫ってトビは団扇を振り回して反撃、クナイを飛ばして応戦。
トビってホントに何なんだ・・と思えるぐらい強い。
 
『カウンターを狙う感じだな!陽動攻撃が基本 接近戦の手数でスキを作る!あまり大技は使うな!』
(直接触れる攻撃は避けた方がいいな・・・!)とダブルヌンチャクを取り出したガイ。
 
なんだかなぁ・・・島亀任務や尾獣戦の時は天然言動をしてたガイですが、外道魔像&トビ直接対決になってからは、ガイが頼もしく見えてしょうがない。 ちゃんと分析も出来てるし(って上忍だから!w)
こっから先、カカシはさらに動揺していくと思われるので、対照的にガイが肝っ玉据えて冷静でいてくれてるのが
 
・・・本当に心強い!!
 
 
 
(その2、「トビの瞳術と神威」に続けます・・すみません)。