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NARUTO-ナルト- 612 :忍連合軍の術!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ02号) その2

NARUTO 612 :忍連合軍の術!! その2

(その1の続きです、)
 
五里の連携、様々な術で畳みかける攻撃、久しぶりにテンポがいい迫力のある戦闘を見た感じがします。
最近では、トビとナルト達の戦い(595話「皹」)の、地上に浮かび上がる岩の間を潜りながらの『一瞬も気が抜けないスピード感あふれる戦い』が個人的には好きでして・・・ 岩の《ゴゴゴ・・・音》が基調にある中に、「ガッ、ブン、スッ、ヒュッ、ギン、フオオン・・ギュイィィン・・ドン!」なんて音が響きながら絡んで、それが緊迫感を醸し出しててイイなぁ・・・なんて思ったんです。
 
で、今回は各里の「多彩な術」が一斉に使われてるだけに、その効果音も今までとは比べものにならない(カッ、ギュバ、ドドズズ、ゴゴ、ザザ、ゴウッ、グダン、ズオオ、ボフフア、ドロドロ、ボゴッ、ジュウう・・・パキキ、グググ、キィーン)。 最後のキィーンはナルトの風遁螺旋手裏剣・・・音を追っていくのが一番流れが「分かり易い」ぐらい、岸本先生は効果音作りがスゴイというか・・まるで映画を見てるみたいな迫力です(グダン、とかボフフアとか面白い)。 
以前、穢土転されたてのマダラが豪快な戦い方を披露した時(560話)も、これまた彼らしい派手な「音」で演出されていたのが興味深かったのですが(「効果音」で見る うちはマダラの戦いについて)、その時を上回る今回の迫力ある攻撃。 あの十尾を(一時的とはいえ)落として固めちゃったのですから(しかも、おそらくあっという間に)。
 
 
 
「信じられんな・・・」  (マダラ)
 
「ん!?」 (オビト)
 
「あの五里の忍共がここまでの連携をやってみせるとはな・・・」
 
「・・・・・」
 
 
ん!?マダラさん・・・・・ちょっと喜んでます!?
 
表情が嬉しそうな・・・(上を向いているせいかもしれないけど)
 
やっぱりマダラは、後世の者達に自分達(柱間と自分)を超えていってほしかった・・それが一番の望みだったんじゃないかと思うんです。 柱間も自分も死んで遺したモノは、自分を劣化した者ばかり。柱間とマダラでさえ実現できなかった平和を、劣化版の彼らに為せるわけがない・・・マダラがこれほどの執念で「お節介な平和」を成そうとしてるのも、ダメな子孫がこのまま壊れていくのを放っておけないからだと思うんです。
彼の心に在るのは父親的な愛情のような気がしてなりません。
 
なんだかなぁ・・・・昭和のお父さんのような、お前の嫁ぎ先は決めてやる、就職先はワシが決めてやる、みたいな迷惑なお節介ではあるけど、無器用で優しい人であることに、変わりは無い(と思うんです)。
オレを超えていけ!と思ってたんだろうけど、誰も超えていかなかったんだろうな・・・それって、寂しい事だろうなぁ。カカシが「ナルトがオレを超えていく」事を寂しそうにしてたこともあったけど、イヤイヤ、超えていってくれる「託せる存在」が居るってことは幸せなんだと、マダラさんを見てると思っちゃうのです。
マダラさんを幸せに昇天させてあげるには、現実世界でもマダラと柱間を超えていく存在がいるって事を分からせてあげればOKな気がするんですがね・・。
 
オビトの「ん!?」っていう反応に、笑っちゃったんですが;
連合の総攻撃では、オビトは「くっ・・・」なんて振り落とされないように踏ん張ってたし、「十尾の攻撃で薙ぎ払えばいい」と言ってたのに、薙ぎ払うどころか十尾は固められる結果に(オビトがどこまで本気で薙ぎ払うつもりだったか不明ですが)。 だから、爺ちゃんは「焦ったな・・オビト」とか、また皮肉でも言うとオビトは思ってたかもしれませんが、何のことはない・・・爺ちゃん嬉しそうに喜んじゃってるのが、オビトには意外だったんだろうか(あるいは「想像以上の反応」だったか)。
 
あのマダラでさえ、驚かせる「連携」。 相変わらずオビトは「・・・・・」ばっかりだけど、そういう時は「周囲および読者に聞かせられないような本音を考えている」と解釈しております。表情が分かり易い左顔を見る限り、表情は穏やかだし、内心(なかなかやるな・・)とでも思ってるんじゃないだろうか。
 
でも・・・オビトから見たら、これでも意味が無いのかもしれない。
今は共通の敵という「同じ目的」があるからいいのであって・・・
 
 
・そして、モヤモヤ再燃
 
先週611話雑考で、ナルトがずーっと「忍連合の術」発動の為に印を組んで待ってたのは、610話で《ビクン!》と忍連合が来るのを感知していたからだ・・・と書いたのですが、612話でナルトはシカクから「時間稼ぎをしてくれ」と頼まれていた事が判明。 あの《ビクン!》は、シカクから連絡を受けての「ビクン」だったのかもしれません(いずれにせよ、ナルトの仙人モードなら連合を感知したとは思ってますが)。
 
《カカシから面の男がうちはオビトだったと聞いても驚くヒマもないよ! この戦い・・・先手を取り続け 反撃のスキを与えん!!》
 
何っ・・・。
 
今週も、実はモヤモヤが再燃しております。こういう状況だから仕方ないとはいえ・・・カカシが連合側の一員としてスッと立って、毅然とオビトを「敵」として見つめてる・・・そしてシカクに冷静に「面の男はうちはオビトでした」と情報を伝えていた。
ん~、カカシのこういう冷静さ、「隊長」としてはご立派なんだけど・・・納得いかないんですよ。 
 
友達でしょ?? これで・・・いいの?!
 
このまま、敵としてオビトを倒して(リンのことも話さないまま)、それで・・・いいんかい!?
違うだろ・・・って、ど~してもモヤモヤっと。
 
「カカシとオビト」の関係は、いずれナルトとサスケの関係に関わってくると思うんです。カカシにはこの戦場で「ナルトはサスケにどう向かうべきなのか」お手本になってもらいたいんですよ。 たとえ、もし万が一サスケが全世界の敵になったとしても、ナルトだけはサスケを「敵」として見てもらいたくないんです(ナルトは大丈夫だろうとは思ってますが)。 
 
だから、たとえ全世界がオビトを倒すべき「敵」と認識しても、カカシだけは信じてやって欲しい。 前にサスケを「自ら処分する」と判断したような事・・・もうしないでほしいんです。 いずれは「理解力」を発揮し、オビトと共闘する時が来るとは確信しているものの、「敵」として立っている今のカカシにモヤモヤ(笑)
 

・そして・・・小南は生きている?
 
「マダラは物理攻撃以外効かない 体術スキルのある忍はマダラにかかれ!」
 
「オビトは全ての技と術がすり抜けるが 情報では5分間だけだそうだ」
「医療部隊と連携しつつ5分以上攻撃の手を緩めるな!」 (シカク)
 
さて「その雑考1」で申し上げた「小南は生きている」可能性についてですが。
 
510話のトビとの戦いで、小南は「アナタの隣りに今までただ居た訳ではない アナタは己を吸い込む時 必ず体が実体化する そして・・・それは自分以外のものを吸い込む時より遅い ・・・そしてアナタが物質をすり抜けていられる時間は約5分!」 と言ってるんですが、この情報はオビトをずっと観察していた小南だからこその情報。
 
そして忍連合にオビトの5分情報を渡したのは誰なのか、そして「いつ」その情報が入ってきたかが気になるんですが・・・
 
・・で、この「5分間」情報、最近まで入ってきてないと思われるんです。もし、小南本人が「トビと戦う前=つまり開戦前」に連合に情報を伝えていたなら、とっくに忍達に「5分間情報」は行き届いていたハズです。だから、《開戦前に》小南が連合に情報を渡したとは思えないし、それに小南が誰かに事前に情報を託していたのなら、やはり開戦前に連合に情報が届けられたと思うんです。
 
そしてつい最近、595話で 仮面の男の「最新情報」として カカシはこんな「まとめ」を言ってる・・・・ 
《ナルト、奴の能力は分かってるね!奴が吸い込もうとする瞬間がチャンスだ・・・ その時奴自身実体化する ただ単に攻撃をしても全てすり抜けるよ》と。・・・まだこの時点でも重要な《5分間限定情報》は入ってないんです。 
カカシは本部から重要な情報は逐次入手してるので カカシも今まで知らなかったという事は、この5分間情報は《ついさっき本部に入ってきた》事を意味してると思うんです。 つまり、気を失っていた小南が意識を回復し、「今頃になって」情報を本部に伝えてきたんじゃないかと・・・。
 
595話で、カカシに“あのタイミングで”面の男情報のおさらいをさせたのは、なんだか「不自然」な感じだったんですが、それも《まだ「5分間情報」は入ってなかった》事を示すためだったとしたら・・・やはりキッシーは無意味な描写はなさらない。改めて感動モンです。もちろんまだ推測でしかないけれど、当ブログとしては今回の「今頃の5分間情報到着」は、小南生存フラグとして、しかと受け取りました(勝手に)。そして・・・オビトの本心を示すヒント、としても。オビトは、小南を幻術で眠らせただけで・・・殺してなんかいなかった(可能性が高い)。
 
そうすれば、あの後・・長門の眼を「そっと閉じてやった」彼の行動とも共通する「本心」が見えてくるんじゃないだろうか・・・?
 
 
「哀れだな・・・」
 
「ああ・・・」
「奴らのすがっている希望など・・・ 存在しない」
「今となっては奴らの存在とてそれと同じ・・・」
 
「十尾も頃合いのようだ・・・」
 
マダラには、これだけの連携を見せた忍達の姿も、もはやハエというより蜻蛉のように儚く無駄な抵抗をする「哀れな存在」に見えたんだろうか。う~ん、喜ばせてあげられたと思ったのになぁ。
 
《奴らの存在とて同じ(存在しない)》・・・
 
ナルトと自分がそっくりだと自覚しているオビトは、いずれナルトだって《この忍世界に生き永らえている以上》いつのまにか「己」を無くしていく、と考えてるんじゃないだろうか。
 
オビトは、リンを失ってプチ十尾化して暴れたあの日・・・万華鏡を開眼して、自分の体がすり抜ける事に愕然としてるんです。 《己の存在が形骸化し、もはや亡霊のようになってる》事に気づいてしまったんです、「死んだはず」のリンのほうが実体としてここに在るのに、生きているハズの己のほうが「無」になっていることに(※606話『夢の世界』その1) 。
 
《奴らの存在とて、それと同じ・・・》この忍世界で「生き永らえた」ナルト達も、もはや「無」になってると言いたいんじゃないだろうか(ホントはナルトにはそうあって欲しくない、と願っていると思うんですが)。
 
 
《ナルト・・そう今こそお前の言う―- 》
 
『忍連合の術だってばよ!』
 
 
ナルト達(ナルト、ガイ、カカシ、リー達)は十尾を止めている間に マダラとオビトに総攻撃かと思われますが(カカシの印なんだろ、雷切に見えないのだが・・まさかの秘伝体術奥義)、このタイミングで十尾は不完全に完全復活しそうな勢いですよね。今までは赤ちゃんみたいな感じでしたが、次の段階にメリメリって・・花が咲きそうな勢いで進化しそうだし、今度は破壊的な大地を動かすような力を見せてしまうんじゃないだろうか。
 
シカクは、「十尾は奴らにとって術を発動させるための道具」と言う表現をしてますが、確かにマダラはエネルギー源と考えていそうだけど、オビトはどうなんだろう? (もしグルグルが十尾の意志ならば・・・)。
オビトは「十尾との約束」があって、それは十尾が「意識」も取り戻す時でもあるんじゃないか?などと思ってるのですが・・・
 
・・・それまでにナルト達が『十尾を納得させられる答え』を出せるんだろうか。
 
 
 
 
 
 
☆シカク世代も、うちはオビトは知ってたんですね;カカシの万華鏡写輪眼のオリジナル持ち主として名前を認識していたのかな。
 
☆時間とスペースが足りず、闘いの部分については書ききれませんでした。後日、つけ加えということで・・
 
 
☆長駄文読んでくださって、感謝。
 
 
 
 
 
 
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