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NARUTO-ナルト- 601:オビトとマダラ 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ42号) その2

NARUTO 601:オビトとマダラ その2

(雑考その1の続きです)、
 
・オビトとマダラの関係2
 
(グオオオ・・と叫ぶ外道魔像に気付くマダラ)
 
「オビト」
「八尾も九尾も入れ込む前に… …中途半端に計画を始めたのか…」
「焦ったな…オビト オレをこんな姿で復活させたのもそのせいか?」
 
「・・・・・・」 (オビト)
 
これを聞いてガイが「!?」 カカシが「!」と反応してますが・・ 
 
だいたい、複数の人物が同時に《リアクション》する場合、カカシだけが「!」という反応になってる事が多いんです。カカシはすぐに状況を「理解」する・・・さすが「大した理解力だなカカシ」。
 
(※余談ですが、たとえば52巻の486話54頁。 「ナルトとサスケが戦えば二人とも死ぬ」とナルトが言った時のサクラ、ゼツ、トビ、カカシの反応の違いが分かり易くて面白いんです。白ゼツの分かってない感じがいい・・)。
 
《計画を知ってる… こいつらの関係は…》とさっそく分析に入っているカカシ。ん!だいぶ冷静さ戻りましたね。
 
さすがにこの状況はキツイかと思ってましたが、大した精神力というか・・・カカシって落ち込んでいても「やるべきこと」はキチンと優先しちゃうんですよね。発散できないタイプだから、いつまでも引きずっていたりもする。
でも「マダラが登場したこと」で、オビトがこうなってしまった原因が少し見えてきたわけで・・カカシには少し「光」が見えてきたかもしれません。(・・・しかし、マダラさんいろいろ情報喋りすぎだってばよ)。
 
そしてマダラとオビトの会話から、二人の関係が少~しだけ見えてくる・・・
 
 
マダラは「焦ったな・・」と、さほど「急ぐ必要性」は感じて無さそうなんですよね。 これから八尾と九尾を狩ってもいいと思っている様子ですし。 マダラは時間をあまり気にしていない。 だけど・・・
 
オビトは焦っている。「約束の時間だ」といい、遅刻しちゃうことを気にしている・・・。
 
もしオビトが気にしている「約束」が、マダラとのものだったら・・こんなに遅刻を気にする必要は無いような気もするんです。なら・・・「約束」とは、マダラでは無い別の人物だったりするのだろうか。
 
でも、マダラはオビトを信頼している。

「…まぁ お前のことだ… 何か考えがあるんだろうが…」  (マダラ)
 
これ、560話でも同じようなこと言ってましたよね、《あいつのすることだ・・・何か考えがあってのことなんだろうが・・》って。 余程「作戦参謀」としてオビトを信頼してるんですね・・。
 
マダラがオビトを「下っ端扱い」して計画のお膳立て係をさせているのも確かですが、実際に計画を任され実権を握っているのは、ど~やら「オビト」なんじゃないかと思うんですよね。だから、ちょっとオビトの態度が無愛想で悪くても、マダラは文句を言わない。 オビトの考えなら信頼できるとマダラは考えている・・・。
 
たしかに、今までの「トビ」としてのオビトを見ていても 実に沈着冷静、知識は豊富、分析力もカカシ以上… 
それにオビトは 少年時代から人の心の奥を見抜く「洞察眼」は鋭かったから、マダラの心さえ見透かしてしまうのかもしれません(なんだかマダラとオビトの関係は、大蛇丸とカブトみたいな関係というか)。
それに・・マダラはオビトに「弟イズナ」を重ねて見ている可能性もあり、多少甘くなっちゃうんじゃないのかなぁ・・。イズナも「参謀タイプ」だったのかもしれないですね。
 
相変わらずマダラは「オレを穢土転生したのは、オビトの考え」だと思い込んでいる様子だけど、オビトは答えないで黙ってますねw そう思わせておいた方が都合がいい理由があるんだろうか?
だいたい当初のシナリオに「マダラ穢土転生」は無かったわけだし、それにマダラは「サスケ」の存在は おそらく知らないですよね・・・ 「サスケ」もおそらく「オビトオリジナル」のシナリオのハズです。
 
だいたいオビトは「サスケを完全放置」しすぎなんですよね。
ここに連れてくる様子も無かったし、もしかしてサスケを「育てる」ことだけに意味があったんだろうか。
しかも前から「ナルトとサスケをぶつける」と公言していたし、これじゃあ最初っから九尾を狩るつもりなんてないんじゃないの?とも思えちゃうんです。「無限月読」だって本当にするつもりがあるの?とさえ思える幾つもの矛盾がある・・・・。“マダラの意志を託された者”として忠実に動きながらも、実際にはオビトは《全然違う事》を考えていそうな気さえします。
 
やはり「オビトの真実」を考える上で、彼が今まで「マダラの代理として語ってきた事」よりも「実際にしてきた事の結果」が重要じゃないかと思うんです。実際にオビトがやってきた事といえば・・・
 
五大国を1つにする事であり、ナルトとサスケを「育てる」ことであり、ナルトにサスケを理解させる事であり・・・
 
これらはマダラ復活を忍達に「警告」し、対抗できる力を作らせていたとも考えられるんです。また怒られちゃうかもしれないですが、未だにその考えも変えられないでいます「トビ」に関する過去記事は、その根拠の説明の記事が多いかもしれません)
 
(スゥー・・・とオビトの右腕が回復していく)
 
これも白ゼツ素材(柱間細胞)の自動回復能力オートリジェネですよね、これなら過去2回「トビ」が螺旋丸を喰らっても大丈夫だったのも分かります(ミナトとナルトの螺旋丸)。 イタチがサスケに仕込んだ「転写封印天照」も、神威で炎を飛ばし、火傷を負っても自動回復で治ったのでしょうか。
この回復能力さえあれば神威を連発したって大丈夫だろうし、千手系の体があれば万華鏡が闇に向かう事もないのかもしれない、と思っています。 カカシの左眼に今のところ視力低下は見られないのも、カカシの体が千手系(獣系とも言えるかな)に近いという理由があるのではないか・・とも考えています(この前左眼から血を流していたけど、あれは単純に「眼への負担」ってことだったのかなぁ・・・今週は左眼を閉じているけど)。
 
しかし万能に見える「柱間細胞」にもある唯一の欠点は「毒」。 
 
カブトがヤマトを拘束する際にも「毒」を使って木遁を使えなくさせており、「白ゼツには使わないから大丈夫」とか言ってましたよね。 それに「トルネの毒蟲」を喰らって右腕が毒に感染した時、オビトは急いで「ゴキャ!」っと腕をちぎってましたっけ。
柱間細胞を抱えるオビトやマダラにとって「毒」が弱点なわけですが、その情報は…まだ連合には伝わっていないかもしれないですね(カブトなら知ってるんだけどな・・・マダラは穢土天体だから直接関係は無いけど・・)。
 
長門は裏切った・・》というオビトの答えにマダラが言った、
 
『・・・・・・・』
『どいつもこいつも…』
 
どいつにもこいつにも・・・裏切られたんですか?マダラさん。
彼もかなり「裏切られトラウマ」を抱えていそうですね。
 
43巻で、オビトがマダラになりきってサスケに語った《部下たちは・・ 裏切ったのだ》 《オレは里を出た 全てに裏切られてな》。 マダラはオビトという協力者を得るまでずーっと孤独だったのか、あるいはうちはの協力者を抱えながらも裏切られ続けてきたのでしょうか。
トビが《暁を裏切ればちゃんと死んでもらう》と裏切り者制裁ルールをサスケに語っていたことがありましたが、オビトは「マダラが裏切られる」のを見てきて、それで敏感になっていたのかもしれません・・
 
だけど、マダラさんとオビトじゃあ「裏切り」のトラウマの抱え方がちょっち違うような気がするんです。
 
マダラは「まあいい・・ 」とすぐに話題を変えているし、「もう諦めている」ような気がするんです。
人間とはそういうモノだ、それも「生きていくという事だ」と完全諦めの境地入りというか。でもオビトのほうは、いちいち傷つくんですよね・・・長門の裏切りはかなりのショックだったみたいだし、これだけ裏切られてもカブトの事を信頼しかけていたり。
 
オビトが55巻で教訓のように言っていた「今日の友は明日の敵・・・かもしれん」。 
 
「今日の友は明日の敵」というのは もしかしたらマダラの言葉で、「・・・かもしれんをくっつけたのがオビトバージョンじゃないか?とも思っちゃいます。マダラとオビトの意識の違いの「ズレ」は、こういうところにあるんじゃないだろうか、と。
 
マダラは完全に諦めている。だけど・・・オビトはまだ完全には諦めているとも思えない。
だからオビトは裏切られても信じようとし、そして懲りずにまた傷ついてしまう。
マダラの計画とオビトの計画のズレも、そこに違いがあるような気がします。
 
「死んでた奴がひかっき回すな!!」
 
長門を《輪廻転生のコマ》として利用するつもりだったと知って、ナルトが怒りでぶつけた「尾獣玉」。これ・・・手加減してませんよね。
今までオビトに対しては「仮面を外させる」事だけが目的だったから、ぶつけたのは螺旋丸(尾獣モードではあったけど)。今度は死人相手だから容赦なく尾獣玉…。オビトが生者でマダラは亡者だからという理由だけでの使い分けじゃなく、ナルトは本能的に「トビとマダラは違う」事にも気付いているんじゃないか・・とも思うんですけどね・・。
 
 
・うちは返しとは・・?
 
ナルトの尾獣玉を「団扇」で受け止めたマダラ。
 
《ガッ(衝突)→カッ(光る)→フッ(消える)》
 
「うちは返し」
 
《・・・ナルトに爆発が跳ね返る(リフレク?w)》
 
団扇を使った「うちは返し」。
これ、単純に「団扇」の能力で術を吸い込んで跳ね返す能力を持っているのだろうか。
あるいは、輪廻眼の能力で団扇に吸収させそれを跳ね返すのだろうか。 
 
それとも…いつもの考えすぎパターンでいっちゃうと、「団扇」の位置に瞳術で時空間の結界を作り、そこへ術を吸い込み、吐き出しているんじゃないか・・・?とも考えたんです。
 
九尾事件の時、ミナトが火影岩の上で「手で作った時空間結界」内に九尾の尾獣玉を吸い込み、その尾獣玉を違う結界(クナイ)から出して爆発させてましたよね。ようするに、ミナトは手で作った結界やクナイの結界を通して尾獣玉を出し入れさせましたが、それと同じように「団扇」を時空間忍術の結界に使っているのではないか・・と。
例えばオビトが己の時空間結界(眼)に神威で武器を吸い込んだり、逆に結界(眼)から武器(杭)を神威で投げ飛ばしたりもしますよね、それと似たような原理なのかと思ったんです。 
 
オビトの場合は「己の眼」だけが結界になってますが、マダラはカカシのように「視点」に時空間結界を作ることができるのではないか・・・もしかしたらマダラも時空間忍術(神威)が使えたのではないか・・・?という推測に基づく考えです。もしオビトも左眼で神威が使えたら・・こんな事も出来たんじゃないか?と。 
ま・・今のところマダラが時空間忍術を使えたかどうか確証はないので、聞き流してください(時空間にこだわっててすみません)。 
 
でも・・・これからNARUTOの舞台は「時空間」にも入っていく、それはアリなんだろうと思い込んでおります。
 
五影会談でトビが時空間忍術を何度も披露してましたが、それを見ていたオオノキがトビをマダラ本人だと確信していた・・・ということも気になっておるのです。
 
 
そして、話は神無毘橋のあの日の「つづき」へ・・・
 
 
(その3へ続けます、続けてアップします・・長文すみません)。