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「オレ達は植物じゃない、人間だ」・・・・ 今週(603話) グルグル、白ゼツの「便意」ネタの雑考

「オレ達は植物じゃない、人間だ」・・・・ 今週(603話) グルグルと白ゼツの便意ネタの雑考

 
今週連発された「う○こネタ」。 あんまり連発してるんで、最初はただ笑いながら読み飛ばしてたんです(笑) 白ゼツ達は上手くオビトのツボを押さえてるな~と思いながら。だけど、読み直してみて思ったんですよ・・・なかなかアレで深いぞ、「うん○ネタ」は、とね。
 
※以下、う○○を あえて「○無し」で記事中連発しますので、苦手な方、お食事中の方は予めご了承ください(笑
 
今週軽く衝撃だったんですよね、オビトが白ゼツ同様に食事が要らないってのは。
いっぽうで白ゼツは食事が要らない、トイレが要らないってのは「まぁ当然」のような気もするんです。だって白ゼツは普通の人間とは違うのだから。 
 
でも・・・そもそも白ゼツって何なんだろ? あのグルグルは白ゼツとは違うのか?
 
 
サクラの分析によれば、白ゼツとは《柱間の細胞を培養し 植物を媒体に造られたクローンつまり「動く植物」。 だけど、で、白ゼツ達に言わせれば《ボクらは人造人間》。
 
う~ん「動く植物」と「人造人間」では、似てるようで全然違うような気がする・・・。 たとえ「人造」であっても白ゼツは一応《自分は人間》と言ってるわけだし、忍達は白ゼツを《植物》扱い・・人間とは考えてないのだから。 
 
白ゼツとは人間なのか、人間じゃないのか。 それも今のところは不明。
 
(極端に言えばだけど)、白ゼツはうんこしないから、『白ゼツ達は人間じゃない、植物だ』と 忍達は考えてる。 でも白ゼツ達は… うんこしないけど『オレ達は植物じゃない』と考えてる。
 
ここんとこに、大きな認識のズレがある・・・。
 
《柱間の細胞を培養し 植物を媒体に造られたクローン》つまり「動く植物」というサクラの分析は、“生物学的”には確かにあってるとは思うんです。 うんこしないのだから・・・ でもそれでも「生きてる」事に変わりはない。
 
では「知力」的にはどうなのか?
 
白ゼツには命令を聞いて忠実にそれを実行できるだけの知能と知識もある。 たとえばマダラの月の眼計画の事も理解しててオビトの説明できるぐらい分かる能力はありますもんね。 
それに月の眼計画のことを「夢の中に逃げちゃおうって話!」だとか、「行こうっていうよりは無理矢理連れてく感じなんだけど…」とか、他人の言動にツッコミいれたり「反応」することもできる。 
 
ただし・・それに反論して代案を作成したり、反発して命令を聞かないなんてことはしない。 要するに相手の言葉に反応はするけど、そこまで。 それ以上の余計な分析だとか作戦構築なんかはしないで、ただ忠実に従う。自分達で判断して行動せず、いちいち必ずオビトに伺いを立てますもんね・・・『じゃあ、どうすんの?』と、いちいち指示を仰いでますから。
 
そして命令を多少疑問に思って「でも・・」とか「せっかく~なのに」みたいに反応はするけど、それ以上は突っこまない。単純で深く考えたりしないから、たまに「あれ?」と思う事を 考えなしに「素直に」言っちゃったりもする。
 
例えば今週(603話)でも、オビトによけいな事までしゃべってますよね。。
 
「リハビリを手伝ってるのは マダラが起きるまでに君を回復させて使えるようにって命令されてるからだしィ…」なんて言っちゃったり、
「マダラの命令で君をここへ運んだあとマダラがでっかい岩でもうフタしちゃったから…」とか、マダラくそ爺の命令をベラベラ喋っちゃう。 言わなくてもいいのに。
 
それに、サスケに対しても、余計な事を言っていた・・。
 
オビトは、サスケの前ではずーっと「マダラ」を自称してマダラ本人になりきっていたわけだけど、白ゼツってば・・オビトが居ないところで、サスケにこんなこと言ってたんですよね、
「もう随分と前からお前についてる …ホントはお前に気付かれない様にって“トビ”に言われてたんだけどね」
・・“トビ”って言っちゃってるし。 
 
こういうところは抜けてるというか、そこまでの知力は無いというか、考えてないというか。 そういう意味で「頭脳レベルは低い」ってことになるかもしれません。 
だから忠実な召使扱い、ロボット並みの扱いになってしまうのだと思います。 白ゼツは人間じゃなくって「道具扱い、人形扱い」になってしまう。
 
オビトにとっても、白ゼツ達は「訳分かんない口先だけのデク人形」だったんですよね。 
そりゃあ、そんな「レベル下」な奴らに見張られてたら、「お前らがオレよりレベル上だって証明してみろよ!」と言いたくもなるってもんです。
くだらない事ばっか喋ってて、魔像にブル下がってて、同じようなのがいっぱいいて・・おまけに食事もしなくて うんこもしない。 だからあいつらが人造人間を自称しようと、所詮「レベルの低いデク人形」でしかない・・オビトだって最初はそう思ってたはずです。
 
でも、彼らと同じように食事なしで生きながら・・普通の「人間達」とは隔離された生活をし、自由に動かせない体を必死に動かしながら、オビトは何を感じ取っていたんだろう。
 
食事もしない、うんこもしない(しつこいってばよ)、人間どころか動物とも言えないデク人形が してくれたことと言えば・・・
 
オビトが倒れそうになったら助けてくれる、支えてくれる。
リハビリが上手くいけば自分の事のように喜んでくれる。
そして栄養分となって命を支えてくれてる。
 
そして困った時には自分の「カラダ」を提供し、マダラの命令を無視してでも協力してくれようとする。
(これ、マダラの命令に背いたわけじゃないとも思うけど・・・少なくとも今、オビトはそう受け取ってる)
 
『…お前ら… マダラの部下だろ… いいのか?』
 
『リンとカカシを助けたいんでしょ?』
 
《掟やルール(命令)よりも、仲間を助ける事を優先する》…これって、オビトが何よりも大事にする忍道。「口先だけにしない、意志を行動で証明する」ってことですよね。 
 
マダラの命令を無視してでもオビトを助けようとしてくれたこと・・オビトは何よりも感動しただろうなぁ・・(これは罠かもしれないけど、オビトにはそう思えたとおもう)。
 
そしてオビトは彼らを「デク人形」なんかじゃない、口先だけじゃない尊敬できる「立派な仲間」だと認めたんじゃないだろうか。 だからこそやっと、素直に言えた「ありがとう」だったのでは・・・。
 
白ゼツ達が言ったことば・・・
 
『こっちこそ一緒にされたくないね 君のは感情の無い人造体!』
『ボクらは人造人間… ちゃんと感情がある!! うんこはしないけど』
『…それもちゃんと笑いの分かる君よりいいのがね!』
 
彼らの基準で言えば、人間とは「ちゃんと感情があること」。 うんこするしないという生体機能的な事は関係ない。
 
そして、相手に合わせず難しい事を一方的に喋るマダラさんのことを「人間出来てないから」なんて言っちゃう…。
 
白ゼツ基準では“心”はあとまわしのマダラよりも、「ちゃんと感情があって、相手に合せることができる」彼らのほうが“レベル上の人間”なのかもしれない。 
そして「ありがとうって感謝して欲しいぐらい」とも言う・・感謝を知ってる。 生かしてもらってる事への感謝を。 ありがとうの気持ち(心)を持ってて、ちゃんと「感情」もある・・・よっぽど彼らのほうが人間らしい。 よっぽど「生きてる」と言えるかもしれない。
 
オビトがこの先、「ちゃんとした人間であるハズの忍ども」のどんな一面を見ていくのか分かりませんが・・・
一緒に喜び、助け合い、守ろうとしてくれるちゃんと感情があるデク人形たちの方が、「忍」なんかよりも「心」があって、ずーっと人間らしいじゃないかと思うような出来事に出くわしていくのかもしれません。
 
 
心がある、うんこしない白ゼツと・・・
心を無くした、うんこする忍達と・・・
 
いったい、どっちが本当の人間らしい人間なんだろう?とね。
 
 
 
 
☆連発 まことにすみません
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。