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NARUTO-ナルト- 604:再会、そして 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ45号) その3

NARUTO 604:再会、そして その3

(その2の続きです)
 
・《いったい、何が起きている?》
 
戦場に近づくにつれ、『ポッポッ・・』 と落ちてくる水滴。
聞こえてくる『ギャウオオ』という、タダモノではない叫び。
さらに近づくと、湖か海と思われる場所から「ドッ」という衝撃と、続いてザアー――という巨大な水飛沫。
 
『雨だと思ったらアレか・・・・・』
 
さらに大きな水飛沫(おそらく攻撃)がドッドッとあがり、グオオオ・・・・と言う雄叫び。
う~~~ん、「ビリビリ」というおそらく感電するような攻撃に対しての「ギャオオオ」。
「ドッドッ」という爆破系、水遁系の攻撃に対しての「グオオオ」。
そしてグオ~とかギャオ~なんてのは、どう考えても獣系の叫び声。
(ビリビリは、千鳥での感電の可能性もあるけれど・・)ドッドッという音は霧隠れの忍の攻撃音の可能性が高いし、そのあと尾獣が叫んでいるという事は、霧が尾獣暴走を止めているのだろうか。そしてその攻撃の中にリンとカカシがいるという意味は・・・。
 
《仲間から連絡有り ・・・どうやら・・・・・》
《あそこみたいだね》
 
グルグルが「仲間から連絡有り」と言ってきたときに、オビトに最小限の情報「あそこ」とだけ伝え、「・・・・・どうやら・・・・」と言い渋ってた感があるのは、何らかの『言い難い事情』があったんじゃないだろうか。
グルグルは情報を必要最小限しか伝えてない感じがするんですよね。
 
そもそも、霧隠れの「実験体」って言葉が気になります。
実験体って言葉は、たとえばヤマトに使われていた・・・《私のかわいい実験体さん》 (33巻大蛇丸の言葉)。
そしてカブトの医療忍術で貴重な実験体を使いまわすことができたと言っていた・・・とも。
《新術を一つ開発するのに必要な人体実験の数は百体以上… 使い終わった実験体も この子の医療忍術のお陰で何度も使い回すことが出来たわ… 実験体もなかなか不足しててね…》 (同じく33巻)。 
完全に人間(実験体)を、道具扱いの酷い表現なんです。
 
それから我愛羅も実験体と言われてたことがあります。 《砂の守鶴を取り憑かせて生まれた我愛羅様は…実験体として今まで見守られていたのです》 (15巻夜叉丸の言葉)。 いずれにせよ強大な力を人間に組み込んだり取り込む実験等をさせられた人間ってこと・・・まさに国の為の「道具」です。
 
カカシとリンを囲んでいるのは《霧隠れの凄腕上忍と、暗部》…忍刀七人衆とか「青」をイメージするんですが普通、選りすぐりの上忍や暗部…つまり「エリート」だけ数十人も狩りだされるなんてのは、里の重要機密に関わる危険な任務ってことだと思うんです。たとえば・・前述したように「弥彦と長門」の時とか、雲隠れで八尾が暴走した時の描写に似たようなのが出てきます・・・《先代の三代目 雷影達エリートは その都度八尾の暴走を止めていた》 (52巻モトイの回想)。 つまりエリートだけがこれだけ出動する状況は、尾獣を抑え込むようなときです。
 
考えられるのはリンが「霧隠れの実験体だった」ってこと、あるいは霧の実験の巻き添えを喰らったという事など・・水面に大飛沫が上がってることから、グオオ~とか言ってたのは三尾のような気がします、景色的にもデイダラとトビが三尾を捕獲した場所に似ているような・・・。
この時代、まだ「三代目水影」の時代なのでしょうか、やぐらが人柱力になる直前あたりでしょうか。霧隠れの歴史は今一つハッキリしないんですよね。
 
以前(まだ二代目水影が登場する前)は、三代目水影がマダラじゃないかと言ってたのですが、ん~やっぱりちょっと怪しいかもしれない。 マダラが「眠ったフリ~」をしている間、三代目水影をコントロールしてたなんてことは あるまいな。 だとしたら、カカシとリンをおびき寄せてオビトを引き合わせるなんて事も・・可能かもしれない。
 
でもリンが霧隠れの重要な存在(人柱力など)だったとしたら、霧隠れが他里に長期間置きっぱなしにするとは考え難いんですよね。木ノ葉が霧から誘拐してきた可能性はあるのかもしれませんが(根が彼女を管理していた可能性もありかと)。 あるいはオビトにとって大切な存在が「リン」だと分かって、マダラさんが手を回したのではあるまいな・・・(疑ってすみませんマダラさん)。 あるいは、カカシが任務として何かの条件で引き受けさせられた可能性も無くは無い。あるいは逆に霧に誘拐されたリンをカカシが助けにいったのか。 
オビトのダンゾウと木ノ葉上層部への憎しみを見ていると、ダンゾウも関わっていそうだし・・ここは素直に次週の説明を待とうと思います。
 
 
「・・・・行くぞ!!」  《ハア ハア ハア・・》 (急ぐオビト)
 
「!!」 「ぐッ!!」 (左眼に激痛)
 
(オビトの無い筈の左眼に、心臓を貫かれているリンの顔の映像が・・・)
 
「くっ!」
 (何だコレ!!?) (変なイメージしてんじゃねエ!!)
 
 
・・・・来たかぁ――・・・「カカシの左眼との視野共有」。 
 
いつまでもオビトの左眼に「カカシの写輪眼が見た光景」が映ってこないので、「オビトはカカシの左眼でちゃんと見てた」って仮説は諦めかかっていたんです; 
でもオビトが外伝で言ってた「お前の目になって・・これから先を見てやるからよ」・・・これはど~しても伏線にしか思えなくって(あと眼軸の移植ってのも)。やはりオビトは「ちゃんと見てた」・・・。ただし、今見えたのは一瞬、リンの姿だけですよね。 
 
だからいつでもオビトの眼軸とリンクするわけではなく、カカシの眼が涙を流した時など『条件』が限られたりするのかも・・しれません。 
オビトの左眼でカカシの左眼が見た光景が見えるのは、カカシに移植した左眼の眼軸に残る《オビトのチャクラ=分離した意識》のせいだと考えてます。大蛇丸、ミナトがアンコ・ナルトの中から「見ていた」のと似た例だと思ってますが、眼の場合またちょっと特殊かもしれません。詳細は※過去記事にて)。
 
しかし・・・リンの表情・・
 
納得して、あるいはカカシに頼んで死なせてもらったという表情じゃ無さそうですよね。ちょっと驚いているような、まさかという顔に見えてしまうのです・・・・(カカシィ・・・) 一体、何があったんだ??
 
 
《・・・もう少し…あと少しだ!!》
 
オビトが森を「ハァハァ」と全力で飛ばしていくところからの、一連のオビトの動きと絵。
 
《オビトが「ハァハァ」と息を切らしながら森の中を全力で飛ばしていき・・・
そして「もう少し・・」と言って枝を蹴り・・
ザザザ・・・という音と、開ける森。
ザッとオビトが到着して・・・間に合ったか?とばかりに見上げる。》 
 
これは、カカシ外伝の最初とリンクしています。
 
(遅刻したオビトが、森の中をハァハァと息を切らしながら飛ばしていき・・・
《やばい!!》 《このままだと・・・殺される!》と大慌てで飛ばし、
《間に合うか!?》と ガッ!と枝を蹴り・・・
ザザザ・・・と言う音と、開ける森。
ズザッと転びながらオビトが到着して・・・間に合ったか?とばかりに見上げる。》
(で、遅刻した・・・239話、外伝のオープニング)。
 
今回も、あの時と同じ・・・ カカシとリンが待つ場所に、焦ったオビトが森の中を全力で飛ばし息を切らしながら到着するんです。
だけど・・・・
 
今度も「遅かった」。
 
オビトは・・いつも遅すぎる。
 
 
外伝のオープニングは、一体、どこにつながる伏線なんだろう・・?と思ってたんです(とにかく伏線じゃない部分がないぐらいの物語なので)。 オビトが遅刻魔だってのは分かったんですが、何故《このままだと殺される》なんて言って焦ってたんだろう?って。 いくらカカシが怖くても・・・ちょっと大袈裟でしょーよ、と。
 
でも、もしかしたら…オビトはあの時無意識に「未来の出来事」にうなされて焦っていたんだろうか。
 
そしてオビトは自分の遅刻癖をこれほど後悔したことは無いんじゃないだろうか・・・だからマダラの「お前は焦りすぎる(計画性が無く遅刻するから焦る)」という指摘が、さらにオビトに重くのしかかるのでは・・(それがオビトを「緻密な計画」に進ませるきっかけにもなるという・・)
 
そして・・・
 
 
《オビトが見た光景、カカシがリンの心臓を千鳥で貫き、リンが「・・・カカシ・・・」と言って立ち尽くす姿、カカシがその左眼で泣いている姿》。
 
・カカシ、泣いてますね。左眼のオビトの眼で。
 
カカシとリンは水面のすぐ近くに立ち(すぐ後ろに水がある)、周囲には爆撃された後のような煙、うちつける雨のような水滴、リンを包むのは泡のようなもの・・そしてほぼ無傷のカカシに較べると、リンは服がところどころ破けている。突かれたリンは・・・何が起きたか分からないような表情ですよね。でも、カカシは「分かってて突いている」。悔しくて悲しくてたまらない表情で「左眼で」泣いている。 そして今度も右眼は・・・やはり泣いてない。
 
リンを「死んでも守る」と言ったカカシ。 
既にリンは生きることは出来ない状況だったから一瞬で楽にさせるための千鳥だったのか。
あるいは彼女の尊厳を守るための千鳥だったんだろうと思います。何があったにせよ、彼女が生きる可能性があったらカカシは 助けたと思うんです。だって…千鳥は「仲間を守るための、オビトとのコンビ技」なのだから。
オビトの眼と オビトが与えてくれた術でリンを・・楽にしてやる、彼女の魂を「救う」ためだったのか??
 
すみません、一度書いた文を削除して書きなおしてみたりしましたが、やはりうまくまとめられません。
その真相を知らない内に、あれこれ憶測で語れない、いや・・・まだ語るべきじゃ無いような気もしてます。
ただ、分かることは・・・この時のオビトはもちろんけれど、悔しさとやりきれない悲しさの眼・・・リンの痛み以上の痛みをカカシは受けているはずです。
 
 
 
いったい、なにがあった???
 
 
 
 
 
・長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
※すみません、最後の分かなり削除しました。 自分なりにまだスッキリしてないからです・・・
 
 
 
 ※中からずっと見ていた(オビトとカカシの視野共有の話)
 
 
 
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