ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTOキャラ考察 犬塚キバ・・「キバの嗅覚」

 

「ナルトくん大丈夫!?」 (ヒナタ)
 
「オウ・・・!」
 
「ヒナタの前だからって強がんなくてもいいぜナルト!」 (キバ)
 
・・・611話で、いきなりキバに突っ込まれてたけど、今のナルトってヒナタをどう思ってるんだろう。
 
恋愛系の話は正直《どうでもいいんだよ》と思ってる派なんですが、今週のキバの発言はちょっち気になりました。キバってこういう勘はめっぽう鋭いですから。
 
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(ちょっとムスッとしてる時のキバですが;)
 
 
忍犬以上の鼻を持ち、カカシにも《成長したな》なんて思われてるキバだけど 熱くなりすぎる性格ゆえ、戦闘ではそそっかしい事も多かった(この戦争では活躍してたみたいだけど)。 ナルトと似て、やや煽りに乗り易い性格だけど、ナルトのほうは最近すっかり落ち着いて、逆に相手を効果的に煽ったりしてきた。 でもキバはどうなんだろうなぁ・・・ちょっと前までサイに「犬のほうが賢いようだね」なんて言われてたからなぁ・・。
 
(でも『本人より賢い動物といつも一緒に居る』という点に於いても、九喇嘛と一緒のナルトと同じかも)
 
ナルトとキバ、二人の共通点は『熱いおバかキャラ』というだけじゃなく、人の気持ちに敏感で、意外と周囲に気を遣って気疲れしてしまうところも似ていると思うんです。 
 
 
キバはニオイだけじゃなくって人の心を読み取る嗅覚も鋭い。
 
 ナルトの場合は育った環境の影響で、小さい頃から“周囲の自分に対する視線”を過剰に意識する傾向があったから、『他人の感情センサー』が敏感になったという事情がある。 一方で、キバの場合は“言葉を喋らない赤丸”と付き合ってきた影響が大きいと思うんです。
 赤丸の気持ちを察することで、相手の心を読み取る事に鋭くなったんじゃないかと・・・・犬塚家の人達は「犬語」を理解できるのかもしれないけど、それも赤丸の表情や声音から言いたいことを理解できてるんじゃないかと思うんですよね。
 
(犬を飼ってる人なら分かると思いますが、犬ってのは表情を観察してると「今、何を考えてるか、どんな気持ちなのか」意外とわかる・・ような気がする)
 
それに、おっかない母ちゃん率いる女系『犬塚一家』で育ったせいで、特に女性の気持ちを察するのは上手いのだ(そうじゃないと、あの家ではやっていけないかも。 にしても、「かあちゃんに恐れをなして逃げた」と言われるキバ父ちゃんはどうなったのか・・・これも未回収の謎←回収されるとは思わないけど)。
 
おまけに「紅班」といえば、メンバーは照れ屋さんのヒナタと、回りくどいシノ。
 
彼等とのコミュニケーションには《小さな表情の変化や言葉から、心を読み取るスキル》は欠かせない。・・・だから、キバはヒナタのナルトへの気持ちもよく分かってたし、シノが言いたいことも「理解」してやれる。
 
例えば、こんな感じ・・・ 27巻、サスケ奪還任務から帰ったキバは、参加しなかったシノから任務について質問され、シノの気持ちを言い当てる。
 
シノ 「いや・・・ちゃんと聞いておこう なぜならそれがチームワークというものだからだ」 
 
キバ 「・・・・・」 
    「お前・・・一人だけ はずれてたの スネてんのか?」
 
シノ 「・・・・・・」 
 
ナルトとキバの掛合いも無邪気でおバ○で可愛いんだけど、シノとキバの掛合いは絶妙に息があった漫才みたいで、キバのツッコミはいつも鋭い。もっとも、シノもヒナタも、他人の心を読むのはずば抜けて上手いんですけどね・・・。
 
キバって“人の心を読み取る嗅覚が鋭いな”と改めて思ったのは、例のサクラの『告白演技』の時(50巻の)。
 
あの告白そのものは、私はサクラを責める気にならないのですが(彼女も真剣に悩んだ結果だし、誰でも失敗はあるんだから)、どっちかというと印象に残ったのは、ナルトが驚くほど冷静に大人っぽい対応をした事でした。
 
そして、サクラの爆弾発言に対する周囲の“それぞれの反応”が面白くって・・・(↓469話雑考から)
 
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リーはまぁともかく・・・ヤマトの眼までが○○になってるのが「いかにもヤマトらしくって」好きなんですが;
 
あの時、キバだけはちょっと顔をしかめて冷静に見てるんですよね。で、サクラが少し前に話していたことを冷静に振り返って彼女の心を「分析」している。
 あの「煽りに乗り易くって単純おバ○なキバ」とは違う、冷静に人の心を読む別の一面を見せてくれてるんです。
 
で、サクラがナルトを抱き寄せたりした時には、苛々する気持ちをグッと抑え込んだような顔で見つめてるんですが、そのあとで そっとサクラに《ホントの事を言っちまった方がいいんじゃね》とアドバイスする。 しかし、ヒールで足を踏ン付けられるという、実にご愁傷様な結果に。。。
 それでもサクラの気持ちを考えて、文句言わずに我慢してるんですよ・・偉いな、キバ。
 
 
そしてナルトのところを去ってから、サクラに言ったキバの「ひとこと」は、強烈に鋭かった。
 
「サクラ・・・おめーはナルトをなめすぎだ」。
 
あれはサクラのこともナルトのことも よ~く見抜いていると思わせる一言で、あの時はサクラの言動に対して、あ~だこ~だと意見を交わさせて頂きましたが、結局キバの一言が一番納得できるかな、と。
 
だいたい12~3歳の頃ってのは、女の子のほうがオトナっぽくて、女子は同年齢の男子のことが幼く見えて仕方ない(第一部の頃のサクラ、ナルト達を見れば、たしかにそんな感じ)。 だけど15~6歳の頃になると、逆転してくる事が多いと思うんです、男子が急成長して大人っぽくなる。 で、まだ「男子はまだまだ子供」と思いこんでいた女子たちは、戸惑ったりするものです。
 
 いつの間にかナルトはサクラの精神年齢を超えていたと思うし、それにキバはよく知っている・・・《ナルトは人の心を見抜くから、中途半端な嘘なんか通じない》とね。
 
59巻では、増援として戦場に来たナルトの影分身が、ヒナタを守るために敵前に飛び込んで「オレだってお前に2度も守られてばかりじゃカッコわりーしな!」なんて言ってるのをキバは観察していた。 《あいつ、あれ・・・なんだかカッコつけてんな・・》と「察した」のかもしれない(たしかに、他戦場に行った影分身に較べたら、ヒナタの前でのナルトは明らかにカッコつけてたような気がする)。
それに、その時の「ナルトとヒナタ」の会話は、お互いの事を分かってるような阿吽の呼吸での会話があり、二人の間に「独特な雰囲気」が流れていたんですよね(それに対してキバは何かを想って気にしている様子だった)。
 
 キバは気付いていたんじゃないのかな・・・ナルトがカッコつけてる、その「理由」にも(ナルト自身は、その理由にハッキリとは気付いて無いのかもしれないけど)。 
 
 エンディングを迎えるまでに、ナルト達の「将来」まで描かれるかどうか・・・コレは分からないと思ってますが・・・でも611話のキバの一言は、なんとなく「今後」を予言し、示してるような気がしてならない。 
 
なんといっても、こういう事には“嗅覚が鋭い”キバが言うことだからなぁ・・とも思ったりで。
 
 
 
 
☆駄文読んでくださって感謝。
 
 
(ナルト好きブログ! 2012/12/07)