ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 614:お前に 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ04・05合併号)  その2

NARUTO 614: お前に その2

(その1の続きです)。
 
・で・・・マダラ爺ちゃんとオビト
 
なんだか、最近は「この2人」のやりとりが楽しみになってます。本音を見せない『うちは一族』の爺ちゃんと孫(仮に孫)の腹の探り合い・・・軽い皮肉の応酬。
今週はマダラがちょいと腹黒い「本音」をチラチラと見せ始め、二人の間の駆け引きが本格化しましたな(面白い)。 そもそも「どっちが十尾の人柱力になるのか」という大問題が2人の間にあるわけで、いずれは表面化するハズだったんですがね。
 
「奴ら(日向)が口上をのたまう前に攻撃をしてやろうと思ったが・・」
「十尾を上手くコントロールできんな・・・」
 
「次の変化まではこれでいけるだろうが・・・・・」 「次こそは」
「人柱力にならねば十尾をコントロールできん様だ」 
 
「・・・・・・」  (オビトの顔をチラ見)
 
「オレが十尾の人柱力になるには・・・ オレ自身が穢土転生の死体ではなく 生命体になる必要があるのだがな・・・」  (以上マダラ)
 
爺ちゃん・・・ この人は相変わらず遠回しに分かりにくく、話しますな。
 
前も、ナルト達のことを「意外にやるな」なんて言いながら、ホントは十尾の破壊力を試すために「お楽しみは取っておいた」事をオビトに看破されてたけど、今回は「コントロール出来ん」とかいってるけど・・・またもやオビトに「本音」を見抜かれてた。
 
「道連れがモットーの穢土転生のアンタが この足下の連合に自爆覚悟で十尾の尾獣玉を撃ち込まないのは…そうすることでオレまで巻き込み死んでしまうからだ」
 
「そうなっては困る理由… 人柱力になるためにアンタが本当の意味で生き返るには オレがアンタに輪廻天生の術を命を捨ててするしかないからな」 (以上、オビト)
 
なるほど。つまり・・・尾獣玉をぶっ放して遊んでいたのは、マダラさんのほうだったんですね(今までオビトも十尾のコントロールをしているように見えたのですが)。 なら、マダラがぶっ放した玉をオビトが尻拭い(=神威)で後始末してた可能性はやはり、アリなのかも。
でも穢土転生の体では人柱力になれないのなら、輪廻天生じゃなく穢土転生で復活しちゃたマダラはかなり「やばい状況」だったわけですが、その割に余裕だったのは《いずれオレを輪廻天生させざるを得なくなる》確信があったからでしょうか。
 
オビトは「今のアンタはオレの言う事を聞かざるを得ない微妙な立場にある 忘れるなと脅してますが、それでもマダラは「フッ・・・それでいい なら…次にどうするかお前が決めろ」と余裕だし。 
「続きだ 絶望を教えてやるのさ・・・・・ 丁寧にな」と憎しみにとらわれたガキのようにオビトが言ってるのをマダラは「・・・・・」(ニヤ)と見てる。 ・・・分かり易いほど「怪しい」ニヤリ笑いなんですけど。
 
オビトがマダラを見抜く眼も確かですが、マダラもオビトが「ジャリ」の頃から知っている。 すっかり中年になって、いや、したたかになったように見えるオビトだけど、おそらく「ジャリの頃から本当は変わってない」って事をマダラは見抜いてるんじゃないだろうか?
 
オビトはマダラに向かって「道連れがモットーの穢土転生のアンタ」なんて言い方してたけど、コレ、今のマダラが“穢土転だから”ってわけでもないんですよね。 かつてマダラは《お前には色々とやってもらいたいことがある・・・ オレと一生ななんて言っていた。 つまり、マダラって人は元々「道連れ」がモットーなんです。淋しがり屋さんなのか? 一生、一緒に添い遂げてくれるような人が居なかったのかな。
 
そして、かつてのオビトは「困ってるお年寄りを助けるのがモットー」だった。 三つ子の魂百まで・・・その性格は、今も変わってないと思うんです。だから・・・オビトは結局、困ってるお年寄りを見捨てられない。マダラはそれも「分かってる」気がします。
 
で・・・「絶望を教えてやるのさ」なんて冷酷な事を言葉では言ってるけど、かつてオビトは「仲間(カカシ)を殺さなかった」し、今でもカカシを殺さない。 それに「昔から・・別にアンタを仲間だと思ったことはない」なんて、どっかで聞いたことがあるようなセリフも言ってますが(サスケがオビトに同じようなこと言ってましたよね)、わざわざそんな事言うなんて・・ホントはそう思ってないからなんじゃないかな。つまり、オビトは《したたかで冷酷になったような演技》をしてみせてるけど、実はジャリボーイの頃から変わってない、マダラさんはそこんとこは見抜いてるハズなんです。
で、今までおとなしく見てたのは、オビトの「本計画」が何なのか様子見してたんじゃないだろうか。 マダラの「ニヤ」は、その辺りからくる余裕のニヤリだろうか。
 
それに、かつてオビトの右半身に埋められていた黒棒(マダラの意志)がまだ体内に在るのだとしたら(プチ十尾化して暴れた時に体から突き出ていた)、オビトはマダラさんに逆らえないような気もするのですが・・あれはどうなったのだろう。
 
一方でマダラさんのほうも(遠まわしにだけど)「オレのために死んでくれるよね?」みたいに、いかにも道連れモットーな冷酷な事を言ってますが、これでも・・・ホントはオビトが可愛いのだと思います。だけど愛情を自分でも気づけないのだろうし、その表現も出来ない・・・・ 我愛羅父さまと似たタイプで、排他的な《腕組み》をする人は、素直に愛情を表現できない不器用な人たちなんじゃないかと思っております。
 
ホントは互いに嫌いじゃないんだろうけど、互いに「譲れない計画」があるために、腹の探り合いをして冷たい「言葉」で本心を隠す・・・
でもマダラがオビトの弱みを突いてくるとしたら、本気でナルトを攻撃してくる可能性もあると思うんです。だって、オビトがナルトに興味津々なことはバレバレだし、結局オビトはナルトを「育ててる」ってことぐらい、マダラさんならお見通しのハズですから。
 
 
・十尾とマダラとオビトの△関係
 
十尾の人柱力になるのは結局「どちらか」。
 
十尾は今のところ2人とも受け入れているので、どちらも条件(六道の力)は満たしており「十尾と契約済み」なのかとも思うんです。 で、今のところ(今のところ、といい訳しておく)グルグルは十尾(意識)だと私は思いこんでおるわけですが、マダラが月から十尾の抜け殻を口寄せした時に、グルグルとマダラの間で何らかの「取引」があったのではないかと想像しています。十尾の力を借りて無限月読をするかわりに、十尾にチャクラを取り戻させて完全体にしてやる取引とか。
 
マダラはオビトの見張り役にグルグルを任命して、マダラの死後も当初はグルグルが「マダラのシナリオ」通りにオビトを導いていたように見えます(長門を手懐ける頃までは)。マダラの「余裕」は、十尾と自分の関係が「濃い」事も一因なのかもしれないと思うんです。 だけど、グルグルはオビトと行動を共にするうちに次第に気持ちが変わっていったのではないでしょうか。マダラから、オビトへと・・・。
 
その最初のキッカケになったのが、605話「地獄」と606話「夢の世界」の頃・・つまりリンの死で、オビトがプチ十尾化して暴れて、その後月の涙(十尾の涙)が血の湖になった・・・あれじゃないかと思ってます。あの時、十尾とオビトの悲しみは共鳴していたような気がするんです。グルグルとオビト・・性格的にも似てるんじゃないだろうか。
 
そしてオビトがグルグル仮面をかぶっていたのは、グルグルの意志を託された証だと思ってますが・・・その頃にオビトは十尾と何らかの「約束」をし、マダラとは違う計画を立てたのではないかという気がしています。
 
612話の絵で、九尾の線を顔に持つナルトと、十尾を彷彿とさせる線を顔に持つオビトが並んだ絵は「九尾の人柱力と十尾の人柱力」にも見えたと述べましたが・・・それに603話「リハビリ」でも述べたように、「リンリンリン」と「バカバカバカ(カカシ)」は、じゃあ「オビト」の名前も3回続けて言ってみろと言ってるようなもんで、そこに浮かび上がる「答え」こそが、あの回に初登場した「グルグル」の正体ソノモノなのではないかと思ってます。つまりオビトとグルグル(十尾)は元々深い因縁があったのではないかと思えるんですが、十尾が選ぶのは、マダラとオビト・・・どちらなのか(あるいはどちらでもないのか)。
オビトはマダラをうまく懐柔しようと思ってるのかもしれませんが、マダラは・・強硬策に出る可能性もあるような気がします・・・
 
 
「木遁・挿し木の術」

オビトがスッと手をあげると十尾の尾(というか触手)から挿し木が飛び出す・・・十尾経由でオビトが「木遁・挿し木の術」が使えるのは、オビトがそれだけ十尾と《リンク》してるからってのもあるでしょうが、十尾そのものが木遁も使えるからだとも思うんです。 
十尾とは「眼と獣」の祖なわけですから・・・六道の瞳力と肉体(尾獣の力)を併せ持つ存在、つまり、うちはと千手両方の能力の元祖なのだろうし、それなら十尾そのものも木遁の力も使えるんじゃないかと思うわけで(フシギダネ背負ってるし;外道魔像も「木製」に見えましたから・・・いずれは十尾の「国造りの力」で荒れた大地も再生されていくのでしょうし)・・・そして瞳術、眼の力も使えると思うんです(それこそ神威とか、輪廻眼の力も)。
 
先日、既に無限月読発動しているのではというコメントを頂戴しましたが、無限月読ではないとしても この場に居る忍達はもしかしたら、既に『幻術の中に居る』可能性もあるのかもしれません。あの大きな眼、「眼と獣の祖」が睨んでいるわけですから・・・
 
(そして・・・・・ナルトを挿し木から守ろうとかばったヒナタの前にさらに飛び出てきた「ネジ」・・・挿し木はネジの体を貫通してしまう)
 
 
(その3、「ネジの事、ナルトの事、言葉の呪印についての続き」へ続けます)
 
・・・・が、申し訳ありません「その3」は日曜日か月曜日にアップさせてください。
 
 
 
※これから、ジャンプフェスタに行ってこようと思います。できれば報告記事を出したいと考えてます。
もしNARUTOのステージが観れたら、その報告もしたいと思います(夕方)。出来なかったらごめんなさいってことで・・・。
 
※コメント欄は記事3にも設けますが、明日以降になりますので、先日の「コメント欄」にもご記入いただければ有難いです。お返事は翌日以降になるかもしれませんが、どうかお許しください(読ませては頂いております)
よろしくお願いいたします。
 
※ここまで読んでくださって有り難うございます(って続きますが)
 
 
 
 
 
 
 
ナルト好きブログ!