ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 632:共闘 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ27号) その2

NARUTO 632:共闘 (2)

(その1の続きです・・)
 
・《さて、先週はギャグだった「柱間とマダラ」ですが…》
 
・・・今週はちょっと「真面目」。
 
柱間は5体の木遁分身を出して結界の四方に散らせ、隙間から十尾を一斉攻撃しようとしますが・・どう考えても柱間強すぎでしょ!これ。 
 
十尾を「仙法・明神門」で抑え込む、六道仙人をイメージさせる“強さ”ももちろんですが、何といっても「指揮の執り方」…圧倒的な統率力で全軍を見事に動かしてしまう見事な采配は圧巻です。 柱間が「その気」になれば、一人で十尾だってどうにか出来ちゃうんじゃないの?と思えるほど・・・。
それでも十尾は、「ナルト」に対して見せたような「精神的な焦り」は 柱間には見せないんですよね。
 
つまり…十尾を本当に「どうにかする」為には、物理的な攻撃力や拘束力では無くって、精神的に「動かす」必要があるんじゃないだろうか。 柱間は十尾を「倒す」と言っていましたが、十尾との事を本当に「解決」するためには「理解し合う」事が必要だと思うんですよね…
 
 
「さて…」  「相手をしよう…」

「マダラ… 待たせたなァ」 (柱間)

「イヤ・・・」

「!?」

「分身ではつまらぬ… 本体が出ばるまで待つ」 (マダラ)
 
律儀に「待ってた」マダラさんも微笑ましいですが、マダラがいい子で待ってるのを「気にしてた」柱間だって、誠実なお人柄。 そして「分身じゃイヤだ」と座り込んだマダラさん…
 
う~ん、マダラが柱間「本体」にこだわっているのは、どうやら目的が「闘うため」では無いような気がしてまいりました。 先週と言う事変わってすみません(マダラは難しい!と言い訳)。 
マダラは柱間本人に直接「何か伝えたい」事があるんじゃないかと思うのです。 マダラが「腑(本当の目的、本心)」を明かせるとしたら、やはり…「友」の柱間以外には居ないのでしょう(と思います)。 
 
そして…マダラが「目の前の柱間は木遁分身」であると見抜いたのは、「仙人モードになっていないから」という理由以前に、瞳力で一瞬で木遁分身を見抜けるからですよね。 だけど、柱間は「マダラが木遁分身を見抜ける」事は知らなかったハズでして、今になって「はじめて」気付いたでしょうか…終末の谷でもマダラは《木遁分身を実は見抜いていた》ってことを。 
 
あの時、マダラが「わざと倒された」のはなぜだったのか…柱間にはその「本当の理由」をぜひとも知って、友の「腑」を引き出してもらいたいのです。 
 
マダラとオビト、2人とも「無限月読」が本目的ではないと私には思えるのですが、マダラが何故里を抜け、こんな事をしてるのか…その理由はまだ語られていないし、オビトの回想も肝心な部分(グルグルとの関係、弥彦との関係、九尾事件の真首謀者について等)がまだ語られていないんです。 
なので、彼らと忍達を「つなぐ」役割が出来る柱間とカカシには、是非とも彼らの「本心」を知ってもらいたい・・。
 
柱間さん…アナタの本当のやるべき事は「十尾」よりも、友のマダラと本気で向き合うことなんじゃないだろうか。 マダラを理解してやれるのは、「本当のマダラ」を知る柱間だけ…「今の忍」とマダラを「つなぐ」事が出来るのは、柱間しかいない(マダラってかなり面倒な人だな・・可愛いとも言えますが) 
だから十尾の事は、思い切って子孫達に託し、本体柱間にはぜひとも「マダラ」と真剣に向き合ってもらいたい・・と願ってしまいます。
 
 
・《そして、本体じゃないのがこっちにも…》
 
十尾も「分裂体」を出してきましたが、なんだか強化版白ゼツみたいですね、コレ・・。獣型あり人型アリ、もはやモンスターですが、大中小太細色々あるのを見ると、十尾は全ての祖、生命の源に思えてきます(この造形、デイダラに見せてあげたかった気も・・)。 相変わらず「グオオオ~」しか叫ばない十尾だけど、本来は「人間よりボキャブラリーも頭のキレもありそうな神」だと思うのに、人柱力の力を借りないと喋れないのか、それともさらに「進化」しないと喋れないのか…。 
いずれにせよ、六道仙人が後世の忍に託した課題《十尾を正しく導く》ためには、十尾との「会話」は必要だと思うんですよね。 いったい、どうなるんだろ…。
 
 
 
・《そして、「口先だけではない」忍がもう1人ここにも…》
 
 
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「もう少しで溜まりきる」と言っていたサクラ、溜めていたのは「チャクラ」…そして表れたのは
「白豪(びゃくごう)の印」、やはり綱手やミトが額にチャクラを溜めていたあの「印」でした。 ん、これは「百豪」ではなく「白豪」なのか。
 
これって、うずまき一族や千手一族など「チャクラ旺盛」な者にしか出来ないのかと思ってましたが、サクラは「質より量」…3年間という長い時間をかけて、ずっと一定のチャクラを細々延々と溜め続けていたらしいです(さすがに綱手みたいに大食いですぐ溜まったりはしないらしい)。 
 
ただそれは相当難しい「チャクラコントロール能力」が要るらしく、シズネでも出来なかったのだとか; シズネと言えば、かつて緻密なチャクラコントロールでネジの命を救いましたが、それより「上」とは(恐れ入った)。
 
「大きな事」を成し遂げるためには、小さな1つ1つが大切だって事は、この前の「質より量作戦」(小さな壁を皆が作り続けて十尾玉を食い止める作戦)でも実証済みですが、サクラはそれをずっと続けてきたって事なのか・・いや「根性も筋金入り」ってのは納得です。
 
正直言って、サクラがうずまき一族だとか特殊な能力者という設定が「突然出なくて」よかった!と安堵しております。。
 
なにせナルトとサスケという「特別過ぎるほどの血」を持つ者達に混じって、いくら優等生とはいえ「フツーの血統」である彼女が、ついていけないのは「当たり前」。 それなのに…諦めず、努力をずっと続けて実らせたところなんて、本当に「偉い!」と褒めてやりたいです。 女版リーというべき努力の天才だったか…サクラは。 
 
《アナタは私の弟子… 三忍の力を受け継ぐくノ一 そして…》
春野サクラ アナタは五代目火影の弟子でもあるのだから!》 (サクラの回想する綱手の言葉》
 
「今…溜まりきった… やっと解放できる」
 
 「!!」 (ナルト)
 
考えたら、3人の中でも「火影の弟子」はサクラだけなんですよね・・
サクラが怪力を「解放」する直前、ナルトは《ゾクッ》とチャクラを感じてるんですよね、ゾクッと(笑) 普段のサクラのチャクラとは異質な、相当破壊的なチャクラだったんでしょうか…やはりナルトは普通状態でも、父ちゃんと同じタイプの「チャクラ型感知」はもう出来ると考えていいんだろう・・と思います。
 
「しゃーんなろー!!」と解放したサクラ、トンでもない(尾獣並み?)破壊力で岩や分裂体十尾達を吹き飛ばしてますが(グギャギャアアという分裂体十尾達が気の毒になるほど)…
 
(2度ともう2度と…!!2度とサクラちゃんに歯向かうのはよそう… 塵にされる…!)
 
「2回目」の鈴取り合戦の時も、ナルト…同じようなこと言ってませんでしたっけ。
その時にカカシが言ってた、「こりゃ五代目以上のくノ一になるかもね」は遂に実現しそうで、これでカカシの「予言」もだいぶ高確率で「当たる」ことになりホッとしてます(よく突っ込まれてたから・・)。
 
、「フッ…」って、サスケ…ついに笑いましたな!! (大笑いとかじゃないけど)。
 
サクラの「思いがけない大成長」に、ナルトもサスケも思わず「喜びを共有して」、昔に戻った気分になったんじゃないだろうか…? 
 
波の国で「木登り修業」をした時、ナルトとサスケが苦戦したのに サクラだけ「いきなり」成功しちゃった事がありましたが、あの時以来の「サクラに負けた」気分なんじゃないだろうか。 思えばあの時から「チャクラコントロール」は抜群だったんですよね、サクラ。 
 
でも、あの時「サクラには負けた」彼らは そのあと発奮して、必死に競うように修業して「仲良く」なったんですよね…あの頃のナルトとサスケは一番仲良かったかな。 あの時みたいに、サクラの「本気」が、再びナルトとサスケの心を熱くし、昔のように「純粋に競い合う」気持ちに火をつけたのかもしれません、サクラも・・・ナルトとサスケを上手く「つないだ」ね。
 
そして、十尾に攻撃されそうになったサクラを「助けた」のは《風遁・螺旋手裏剣》と《炎遁・加具土命》…ナルトとサスケの「風と火」の共闘(ついに出ましたね、ナルトが言っていた「風と火」)。 
「ザッ」とサクラを庇うようにサクラの前に入ったサスケに、サクラは「サスケくん!」と本当に本当に嬉しそう…
 
鉄の国で「本気の殺意」を向けられた過去をサクラは「忘れた」わけじゃあないだろうし、過去は事実として受け入れたうえで・・それよりも立場も変わって「今ではこうして守ってくれてる」からこそ、サクラは余計に「嬉しい」んじゃないかな。 もちろん、それはサクラがずっと「サスケは本当は仲間を大切にする優しい人」だと信じていたからこそ、あの鉄の国の事は「事情があった」と受け止める事も出来たのだと思います。 
 
サスケが「最悪状態」で、誰もがサスケは「闇落ちした」と思ったあの頃でさえ、ナルトとサクラは「ありのままのサスケを見捨てずに受け入れ、信じ続けた」…それらを乗り越えたうえでの「今」は、今までよりもずっとずっと、「強い信頼と絆」になっていると思うんです。 
 
これも「頭」で理解できるような感情じゃない…「心」で感じるものなんだと思うんです。

「足を引っ張るなよ ナルト」
 
「そうよ!細かい事言ってると私が火影の座をぶん獲るわよ!」
 
「え~~~~!サクラちゃんまでその気ィ!?」
 
「今度は背中合わせで行くわよ!!」
 
ぶん「獲る」ってのが凄まじいですけど(笑)、サクラも本来の(いい意味での)強気が戻ってきましたね、やっと。 今までの彼女はど~もその「強さ」が口先だけになってる感じがして、その「ズレ」に彼女自身あとで「悩む」ようなところを感じていたんです。 (でも、ここにきて突然、この絶妙なタイミングで「チャクラが溜まりきった」のは、サスケ効果もあったのではないかと思ってしまいます)。
それにサスケ…久しぶりに「足を引っ張るなよナルト」なんて、ほとんど昔のサスケが「戻ってきた」んじゃないだろうか。 長い間「独り」だったサスケの心の穴も、少しずつ確実に、仲間達が埋めていってくれる…(でも、サスケはサクラにも同期達にも「ありがとう」は言うべきぞ)。
 
それでもまだ「サスケは許せん」と思う人達も当然いるでしょう。 だけど、少しずつ「守り守られ」、仲間との絆を取り戻していけば…きっと「分かってもらえる」時は来ると思います。 だってサスケも忍世界に翻弄された一人なのですから。 
それに敵を「倒す」なんて時代は、もう「終わり」だと思うのです。 「倒す」のでは何も解決しないし、憎しみも終わらない。これからは相手を「知り」、そして理解し、互いに寄り添い補い合う…それが争いを無くすことにつながると思うし、十尾を正しく導くことにもなるんじゃないかと思うんです。
 
ナルトは以前「拳で分かり合うのがお前とのやり方なのは間違いねーよな!」と言ってたけど、やっぱり不器用な忍の男たちは、分かり合うのは「拳」…共闘が手っ取り早いのかもしれません。 「互いに背を預ける」背中合わせの「共闘」で。 
もうここから先は忍同士の「戦い」は無いだろうと思うので(思うだけですが)、ナルトとサスケに続いて、柱間とマダラ、カカシとオビトの2組も「共闘」の時も近いのではないかと…そして人間達と「尾獣達」の共闘も。
 
まだまだナルトとサスケ、互いに「知って理解し合わないと」ならない事も多いと思うんですが、共に闘い、共に笑い、共に泣くことで・・気持ちを共有しつつ、少しずつ分かり合っていけるんじゃないかと思ってます。少しずつ…
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
(ナルト好きブログ!2013/06/03)