ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 653:ちゃんと見てる 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ49号)

NARUTO 653:ちゃんと見てる

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差し出された、“手”・・・
 

まず最初に・・私事ですが、どうしようもない事情がありまして、今週の感想は「思ったことを駆け足で」ザーッとそのまま書いているので、いつも以上に「雑考」ですみません。いずれ、しっかりと追加雑考で補っていけたらと思いますので・・いつも以上の読みにくい「ダラダラ文章」をどうかお許し下さい。
 
差し出された「手の温もり」…忘れられないもんですよね。
そういえば、今までの「手の温もり」について何度か考えてきました。いのの「優しい手」の温もりとか…トビ(オビト)がサスケの肩に置いた手の温もりのこととか… オビトが見つめる手、リンが差し出してくれた手の温もり。皆と自分を「つないでくれた」手の温もり…それはオビトを「孤独」から救ってくれた手だったんですね。
 
神無毘橋で岩に埋もれていく時…最後までつながれていた「オビトとリンの手」。
それを「行け、リン」と振りはらった時のオビトの気持ちはどんな悲しいモノだったか。それでもリンを、皆を助けたかったんだな…。
そのあとマダラのところに連れて行かれ、ひたすら「里に帰りたかった」オビトだけど、リハビリ中に転びそうになったオビトを助けた「手」は、グルグルのモノだった… オビトは「差し出された手」に弱いのかもしれない。人一倍孤独が怖くって、仲間とつながっていたくって… 
 
さて、遂に《ナルトに心の仮面を引っぺがされたオビト》ですが。
 
戦闘用仮面に分厚い心の仮面を引っぺがされた素のオビトは・・・
 
昔と全然変わってないじゃないか…!! 
 
強がってはみるものの、繊細でちょっと弱虫で、だけど想いだけは強い。そして感情を表にすぐ出してしまう、気の優しいオビト・・子供の時のまま。表情まで13歳の頃と同じだし…「あどけない」とさえ言えてしまいそう。
 
今週を「あらすじ」のように語ってしまうと、しっかりした17歳のナルトが、まるで「もう1人のダメな自分」みたいな31歳(なのかな)のオビトを説教し、反省させ、手を差し出すまでの話…といいましょうか。 
ナルトもオビトもお互いを「そっくり」というけれど、ナルトは「迷いが無く自信に溢れた」目をしていて、オビトは「迷って自信がない」目をしてる… 
とにかくナルトは「カッコよく」、オビトは「弱さ」が目立つ・・ざっと読むとそう感じちゃいます。
 
先週(652話「ナルトの轍」)の感想では、ナルトが「オビトと自分を繋ぐ、取っ掛かり〈共通点)」を見つけてオビトを「知ろうとした」こと・・・そしてオビトの過去を知り「涙を浮かべた事」が《ナルトらしい良さ》だと、それでこそナルトだ!と書いたばっかりなんですが…
今週を読んだら、ちょっと「あれっ」と疑問を感じてしまったんです。《敵の心を知ろうとする》ナルトらしさの、その良い面と悪い面の、両方が出てきてしまってるんじゃないだろうか、と。
 
今までのナルトと言えば・・・再不斬と白、我愛羅長門といった対戦相手の「心」に迫り、相手の本心を引きずり出した事で「理解し合ってきた」・・・これはナルトの十八番と言っていいでしょうか。
そして回数を重ねるごとに、そのやり方も「成長」してると思うんです。 最初はただ涙をボロボロ流して不器用に訴えるだけだったし、それが「お前の気持ちもわかる」といえるようになって、「信じてくれ」といえるようになり・・・だけど成長しすぎると、原点にあった「良さ」が失われてしまう事もある。「成長のリスク」とでも言いましょうか。
 
ナルトはオビトの過去を知った事で「全てを知った」と考え、もう1人のダメな自分に「説教」して「償え」、そして戻ってこいと のたまうに至った…ナルトの言ってる事は至極真っ当だし、ダメな自分(オビト)の根性を叩きなおして「受け入れてあげたい」というのも「ナルトならではの優しさ」だってのは、よーく分かるんです。今のオビトを「受け入れてくれる」なんてのは、ナルトならではの芸当ですから。放っておけないんですよね、ナルトも…「困ってる人」を。孤独な人を。孤独の恐ろしさを知っているからこそ…
 
だけど「全てを見通すかのような」態度は、まるでかつての六道仙人というか…その「導き方」は、かつて六道仙人が十尾に対して(あるいは当時の忍達に対して)取ったような導き方なんじゃないだろうか…と、ちょっとそこが気になってしまうんです。ナルトはこのままじゃ立派な火影様というよりも、知らず知らずのうちにカリスマ的な教祖様になっちゃいそう。
 
ナルトはオビトの「全て」を知ったかのように語っているのが少し気になるんですが、ではナルトはオビトの「どこまで」を知ったのだろうか?という点なのですが… 思うに《読者が知っている情報と同じ程度に》ナルトは知ったんじゃないだろうか。つまり、カカシ外伝、599話の「サイレントで語られたオビトの過去」、601話~607話で語られたオビトの「過去回想」、そして十尾の人柱力になる時に読者に示された「オビトの心の中」…それらのオビトの記憶がバーッとナルトの中に入ってきたのではないだろうか(オビトが両親を知らなかったというのも、603話の回想にある両親の写真から推測できるし)。
 
今まで読者にも提示されてきた、これらの《うちはオビトという人物の情報》。
それは作者からの「問い」でもあったんじゃないだろうか…? 
これらの情報の中から、読者のアナタは『うちはオビト』とはどんな人物だと考えるのか…?これらの情報から『うちはオビト』をどれだけ理解できるのか…?という問い。そして、もし今回ナルトが『チャクラ経由で得た情報』も、今まで読者に与えられた情報と「ほぼ同じ」なのだとしたら…「ナルトの場合」は、どういう答えを出したのか。 ナルトはそれらの情報から「うちはオビト」をどういう人物だと「理解」したのか…?というのが今回の話でもあるんじゃなかろうか。
作者は、読者にも一緒に考えてほしかったんじゃないだろうか…《これらの情報から、アナタだったらオビトをどう理解するのか》と…。
 
と言いますのも、私はこの戦争の最大テーマは《理解》(本当の意味での理解)だと考えるんです。まずは連合の中での相互理解、そして「過去(穢土転生達)」の理解、尾獣との理解、さらには敵との理解へと話が進むのではないか・・と。自来也がナルトに託した、戦争や憎しみを止める為の答え《本当の意味での理解》ってやつです。戦争を終わらせるための答えでもあり、「これから先」戦争を止める為の答えでもあり…
 
で・・・今回、ナルトはその「本当の意味での理解」を問われているのではないだろうか…?と。
 
そして、ナルトは、オビトを「理解」しようとしてる。
 
情報を知って(知った手段はチャクラ経由で相手の心に土足で踏み込むという、ちょっと問題アリなやり方ではあったけど)、自分との共通点を見つけ(これはナルトの得意技)…そして「そっくり」だと悟った。
同じ夢、同じ孤独だった境遇、認めてもらいたくて必死だった過去…お互いに「似てる」と自覚してしまう程の「共通点」。つながりの取っ掛かり…それを探し出すのはナルトは得意なんですよね。
 
以前の記事で出した例なのですが、ナルトとオビトはソックリでかつ「真逆」であることは、子供時代の服装が「真逆」である事とか(↓)
 
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(2人ともブルー×オレンジなんですが、色が逆になってる)
 
今の服装も「真逆」であったりとか(↓)
 
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(ナルトは上が黒っぽく、オビトは下が黒っぽい・・そして上着(?)は、今はナルトの服も下の方がギザギザに切れているので、ちょっと似た感じになっている)
 
あるいは、二人のセリフが「そっくり」だったりすることでも示されてる…
 
セリフがそっくりだという点なんですが、過去記事などで何度か取り上げた「4巻でナルトが再不斬に言ったセリフ27巻でオビトがカカシに言ったセリフがそっくり」だったり・・・今回のナルトとオビトの台詞と表情が「27巻のオビトとカカシの台詞と表情」そっくり《同じ》だったりします。
 
で、今回のカカシ外伝と「そっくり」な部分なんですが… (雑な模写ですみません、とりあえず説明目的なので)
 
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「・・・・・」
 
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「お前…本気で言ってんのか…ソレ…?」
 
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「・・・・・」
 
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「…本当の本当にそう思ってんのか?」
 
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「・・・・・」
 
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「・・・・」
 
 
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「・・・・」
 
(リンの事を思い出すオビト)
 
 
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「・・・・」
 
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「・・・・・」
「…そうだ…そう思ってる」
 
これが外伝のこの部分とそっくりでして、
 
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「・・・・」
 
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「…本気で言ってるのか…!?」
 
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「・・・・・」
 
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「お前は本気でそう思ってんのか!?」
 
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「・・・・・」
 
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「・・・・・」
 
 
(サクモを思い出すカカシ)
 
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「・・・・・」
 
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「・・・・」
 
「…ああ…そうだ…」
 
 
・・・全く《同じ流れ》。
 
これ、オビトの記憶を見たナルトが計算してやってたとしたら「凄腕刑事」並みですが、これは一応「自然」に一致したモノだと考えておきます。でも、オビトは『かつての自分とカカシ』を思い浮かべ重ねてるんじゃないかな・・。
 
そしてセリフが同じってのも興味深いのですが、ツッコまれて心が動いていく「今のオビトの目」と「外伝のカカシの目」の描写も興味深いんです。目は口ほどにモノを言い・・ってね。
 
先週652話では、ナルトの「心の奥にスーッと入ってくる鏡のような目」にオビトは動揺したんじゃないか?という話をいたしましたが、今回も、ナルトのオビトを見つめる目は「まっすぐ」で、オビトの目を見つめて「離さない」。
だけどオビトのほうは、とにかく目を逸らしてるんですよね…そしてスタスタと歩き回ったり(つまり目を合さない)、後ろを見たり、下を見たり、ナルトの目を見ていない。ようするに本当の事を言ってないんですよね、本心はまだ「隠してる」。そして見透かされたくない…。
 
今回はリンの回想の続き(599話と603話の続き)がセリフ付きで出てきますが、オビトはリンの「目」にやられてたんですねぇ。それも、オビトの心の奥にスーッと入ってくるような、リンの目。オビトの心の奥まで見抜いてしまうような、リンの目に。
 
かつてリンが言っていた《ちゃんと見てんだから》…あのセリフに思わず(当時)リンは霧のスパイだったのか?なんてトンでも妄想仮説まで披露してしまいましたが(すみません汗)、それこそトンデモナイ話で、リンはオビトを「ちゃんと見ていた」…オビトの言い訳や屁理屈も見抜いていたし、オビトが本当に世界を救う火影になれる器であることも見抜いていた。リンは《本気で》オビトを信じてたんですね、信じてくれていた。
 
「がんばれオビト!火影になってかっこよく世界を救うとこ見せてね!それも約束だよ!」なんて泣かせます。いや、いい子すぎるから…リン!!
 
でも「ちゃんと見てる」といえば、カカシもオビトを『見ていた』し、白ゼツとグルグルもオビトを「見張ってる」と言っていた…でも白ゼツが「見張ってる」ってのは、ちょっと気になるところ。グルグルはオビトという子を「分かってた」のだろうけど(だから共鳴したのかな)、でも文字通り「見張ってた」という事でもあるだろうし…このあたりは今後の話に関わってきそうな気もしております。
 
そして「目」の話が出たので、今度は「手」の話を…
 
戦争の話になってから、とにかく「手」もよく登場しますよね。
組手の「対立の印」から「和解の印」…拳での挨拶、「手を繋ぐ」こと… 「相子」の話に出てきた、マダラが柱間の手を取った描写、千手とうちはの「握手」・・手は両者を「つなぐ」役割として登場します。
 
今回のオビトの回想に登場したリンは、オビトの手を取りミナトとカカシの元へ引っ張っていく… 
 
孤独が怖くて誰かと「仲良くなりたくて」、だけど上手く心を開けないオビトにとって「リン」はミナト班の皆とオビトを「つないでくれた」人。
外伝でも、カカシとオビトがケンカする度に、リンは必ず「やめなよォ…」と止めに入ってくれていたっけ。今も、リンはオビトとカカシを「つなぐ」役割をしてくれているのかな・・・
 
サクラも、鉄の国で《私に出来る事は二人を信じること》だと決意していましたよね…だから、サクラがナルトとサスケを「つなぐ」役割をしてくれるだろうと思ってます。いのの優しい手がチョウジとシカマルを繋いでいるって話も、前にしましたっけ…。
 
(手を見つめるオビト… それを見つめるナルト。ナルトはオビトが「今も繋がりを捨てられない」事を分かってる)。
 
ナルトはオビトが自分そっくりだから、「分かる」・・・オビトの心を推測して「違うかよ?」と問いかける。だけど自分そっくりだからこそ「許せない」・・・
 
「こっちの道に来てうちはオビトとして木ノ葉の忍としてキッチリ罪は償ってもらう」「皆を巻き込んでお前の道をこのまま突き進むのは許される事じゃねェ!」。
ナルトが言う「償い」とは、罰という意味ではなく「皆の為に闘う」ってことじゃないかとは思うのですが、う~ん、正直これにはちょっとモヤモヤを感じます。ってのも、ナルトの言い分は「勝者の言い分」だから・・・敗者は勝者にただ従い償いをする…ってのは従来の忍世界の発想そのままだからです。敗者側だけが悪いって発想が。
 
このやり方が、次の戦争を生み出す「種」にもなってきたわけでして、どちらか一方の正義がもう一方を制し排除するのでは「補い合う」事にはならないわけでして…今までの忍世界の肯定になりかねない危険を感じてしまうのです。オビトが行動を起こした「理由」はあるわけでして、それを考えずに「ただ引き込む」だけでは、忍世界は変われないんじゃないだろうか。
で・・・オビトもオビトで、これだけの行動を「起こさなければならなかった」理由があるハズなのに、《差し出された手》とナルトの言葉に思わず心が揺れてしまったら、せっかくの問題提起はどうなるんだろうか? オビトには是非、仲間に戻ってほしいと思うんですが、だけどオビトがこの忍世界に感じた「放っておけない問題」は、そのままにしてはいけない・・と思う。
 
そしてナルトが言っている《火影になるのに近道はねェ!そんで火影になった奴に逃げ道はねーんだ!!》。これ、かつて木ノ葉丸にも言ってましたけど「安易な道に逃げているだけ」のオビトをナルトは責めていくのですが・・・本当にオビトは「安易な道に逃げているだけ」だったんだろうかという疑問があるんです。 オビトは火影の夢を断腸の想いで断ち切り、しかも今まで長い時間をかけて「寄り道」をしてきたわけで(マダラに今まで何をやっていた…と言われるぐらいに)、オビトはナルトが言う程「安易な道に逃げていた」訳じゃないと思うんです。
そしてリンの言葉だって忘れてなかったと思うんです・・・それは「心の拠りどころ」でもあり、「弱点」でもあるんじゃないか。だからそれで決意を固くしたり、心が揺れたり。
 
ナルトは確かにオビトの心を知り、ずいぶんと「理解した」(と思う)。
だけどあくまで『一部』を推測したに過ぎず、オビトの「全てを理解した」わけじゃないと思うんですよね。《情報》のおかげでオビトの全てを理解したと思い込んでるだけじゃないだろうか・・・?
 
ナルトがオビトを理解したのは、あくまで《情報の分析》によるもの。そこから「自分に似ている」と判断し、「オレと同じなら」と分析して得た理解…どちらかというと「第一の意味の理解」、情報から分析して得る理解のほうに近いんじゃないだろうか。 「記憶」から引きだした情報だから「心」を知ったようにも思えるけど、記憶映像だけで「本心」までわかるかどうかは疑問に思えるんです。
過去の記憶映像から分かるもの、例えばオビトは《人の見てないところで努力したり人助けしてるタイプ》だってことを、ナルトはどこまで考えているだろう・・・? そしてオビトは人の心を繊細に感じ取り、自分を抑えて考え込んでしまうところもあるって事を、考慮しているだろうか。
 
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(外伝で、サクモの話を知って、カカシの心を想い、考え込んでいるオビト…)
 
今回のオビトも、これと似たような眼をしてるんです。ナルトに言われたことを考え込んで、リンの事を想い、心の奥で「何か」を考えている・・・そんな眼になってる。だから「償え」と言われれば、本気で「償わければ・・」と素直に考えていそうな気がする。何と言うのか・・・ナルトによって本心を「開かされた」点と、さらに「閉じられた」点があるんじゃないだろうか。まだ一人で何かを抱えていそうな気もする。子供時代の描写が重要なヒントだとしたら、オビトが《安易な道に逃げ込む》とか《皆を巻き込んで自分の道を突き進む身勝手》とは考え難いのです。まだ何かを「言えないけど隠してる」ような気はするのですが、それはナルト(や皆)には言えず、そしてナルト達は気付いていないだけなんじゃないだろうか・・・。
 
ナルトは、オビトに手を差し出してくれた。それはナルトならではの「優しさ」…理解しようとしてくれた。それもナルトならではの「温かさ」…
だけどあとひとつ、相手の本当の心の奥底を知る・・さらなる「本当の理解力」をナルトには知ってほしいのです(それが自来也の言っていた「平和への鍵」でもありますから…!)。六道仙人にも出来なかった「理解」ってやつを。
 
そして、再び《外伝のカカシ》と《今のオビト》が似ているという話にちょっと戻しますが、どちらも《本当にそう思ってるのか?》と突っ込まれ、《大切な人(サクモ、リン)》を思い出し、本心では思っても無いのに「ああそうだ・・」と答えてしまう。
 
外伝では、カカシは《サクモ父さんの選んだ道》と違う道を歩んでいたんですよね・・掟とルールを守る道を。だけど本当はサクモの意志を大切にしていたわけで、それがオビトの《白い牙(サクモ)を英雄だと思ってる》という言葉で、サクモの意志を取り戻す… 
そして今回は、オビトは《リンがオビトに望んだ道》とは違う道を歩んでいたわけですが、ナルトの《リンが生きてたらきっとこう言うだろうな、強がって自分を隠すな、ちゃんと見てんだから》って言葉で、かつての自分を(取り戻しそう)。
 
「カカシ外伝」は伏線の宝庫、そして予言の書のようなモノだと考えておりますが(ただラストだけは「間に合った」のグッドエンディングに変わるのだろうと)・・・とにかく今までの流れは外伝にそっくりでして、このままだとど~も「かつての意志を取り戻したオビトが仲間を助けに飛び込んでいって」、「共闘で和解」の流れになりそうな気もするんですが、はて…そこまで同じになりますかどうか。 オビトが(おそらくしようとする)「罪の償い方とやら」も気になるし…輪廻天生なのかそれとも…
 
そして、ここまで外伝通りに話が進むと、やっぱりオビトが(人柱力になる前に)腰につけてたサクモのチャクラ刀っぽい代物の行方が気になってまいります。
  
私としては「今のところ、あまり活躍していないカカシ」が今度こそ、本当の意味での活躍をしてくれることに期待したいのです。《本当の理解とは何なのか》…誰よりもオビトの「心」を知るはずのカカシが、「第一の意味の理解=情報からの分析による理解」ではなく「第二の意味の理解=心で感じ、分かる理解」をしてくれるんじゃないか、オビトのド本心、まだ隠しているものを引きずり出してくれるんじゃないか…(“暁”立ち上げの理由、十尾との関係など)。(しつこいけど)567話の伏線《さすがカカシ先生の理解力(分析力)》とやらを《さすがカカシ先生の理解力(心を分かる力)》に変えて欲しい、と思わずにいられません。その理解力こそが、この戦争を本当の意味で終わらせるカギ…最終的には十尾とも「理解」し合うための鍵(と思う)。そしてオビトの本当の腑を引きずり出すのは・・・やっぱり、それはオビトの親友である《カカシ》でしょ!と。
 
しかし・・・やはり、人の心を知るのは難しい・・・
 
「手を差しだし、理解しようとして」心に踏み込むのは大切だけど、土足で踏み込んではいけない部分だってある。全てを知ったつもりで決めつけるのは「危険」な気もする。私も長い間トビ(あるいはオビト)について、あれこれ考えてきたのですが・・・まだ分からない部分もいっぱいある。相変わらず分かってないのかもしれない・・・。
ただ思うのは、オビトはすごく繊細で愛情が深い人じゃないかって事… そして本当にナルトに似てるのなら、けして「逃げた道」を選んだわけではないだろうという事… ナルトが、そして皆が、読者が本当のオビトを理解していくのは「これから」少しずつ…なの「かも」しれません。
 
 
 
 
とりあえず、今の段階で感じたことをササッと…(まとまらなくってすみません)。
 
 
 
 
長駄文、読んでくださった方・・ありがとうございます。
 
 
(今週は、私もリンの「目」と「約束」にやられちゃったかな・・)。
 
☆皆様の意見も聞かせて頂きたくコメント欄を開けさせていただきますが、諸事情により今週はおそらくお返事が書けません・・・いずれ何らかの形で書かせて頂きます。
申し訳ありません。
 
(ナルト好きブログ!2013/11/02)