ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 662:本当の終わり 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ9号) その2

NARUTO 662:本当の終わり その2

(その1の続きです)
 
5つの頭から5つの性質変化を同時攻撃してくるグルグル操る「観音」に、影分身で同時に5つの性質変化の術で「相殺」する三代目火影 …ってぇ、
 
ヒルゼン、全部の性質変化使えるんですかいぃ!! 
 
畏れ入りました…5つの性質変化全部使えるって言ったら、それこそ六道仙人や輪廻眼を持っていた長門ぐらいだと思うし、ヒルゼンがこの強さってことは、ヒルゼンの父・伝説の忍「猿飛サスケ」の強さはどれほどのモノだったのか…推して知るべし。 そして「猿飛一族」の強さがここで強調されたという事は、そろそろ「猿飛サスケのエピソード」もどこかで登場するんじゃないかと期待もしたりで、フガクとミコトが息子にサスケの名を与えた理由、「本当の想い」が明かされる時も近いのではないか…と思ってしまうのであります。サスケの名前の由来、“暁”の名前の由来、トビの名前の由来、それに十尾の「本当の名前」…それらはいつ明かされるのでしょう。
 
 
(あまりにも大技での戦闘が長すぎる!) (土影)
 
なぜグルグルは「大技を出して」いるのか、なぜ「ここから先へは行かせない」と足止めしてるのか。
 
今のところ、グルグルが足止めしてるのは「マダラ様の為」とも考えられますが、はたしてグルグルがマダラにどこまで忠実なのかは少々疑問に感じております。
白ゼツが慇懃に「マダラ様」と様付けで呼ぶのもどこかワザとらしく、水月が心から尊敬と愛情をこめて「大蛇丸様」と呼ぶのとはちょっと違うような気がする…。
ならなぜ、グルグルは忍達を「足止め」してるのか…それはグルグル自身の目的と関係あるんじゃないかとも思います。
 
グルグルの目的は40巻、49巻、50巻で「トビ」が言っていたように《完全体になる事》《形骸化した自分から本来の自分に戻る事》じゃないかと思うのですが(あれは「オビト」じゃなくて「グルグル」の言葉だろうと私は判断をしておるのですが)、その為に必要なのが《外道魔像に尾獣チャクラを戻す事》、そして《サスケの眼を完成させる事》なんじゃないだろうか。
 
それに以前にもグルグル(トビ)はサスケの眼の為に「足止め」してましたっけ。
41~43巻、サスケとイタチが戦っている間、トビは木ノ葉小隊を足止めして「何して遊びましょうか木ノ葉の皆さん」なんて邪魔してましたもんね…あれもサスケに《万華鏡写輪眼》を開眼させる為の足止めでした。
 
《次の脱皮で蛇のままかそれとも鷹に変わるか 見モノだ…サスケ》なんて終末の谷のマダラ像上で呟いていたのは、あれはオビトだったのか、それともグルグルだったのか…
 
そして「大技連発」は、忍共のチャクラを枯渇させる目的もありそうです。
でも、こんな状況下でもキバは「へへ…三代目様なめんなってんだ!」なんて言ってるけど、これはヤバい状況にもポジティブ(楽観とも言う)発言で周囲を励ますことができる「キバの良さ」でもあると私は思います(ややキバ贔屓)。シカマルは(とは言っても皆さすがにチャクラが枯渇してやがる 穢土転生の三代目しか対応できなくなってるって事だ…)とさすがの冷静な分析。どちらも将来『ナルトとサスケ』を支えるいい側近になれるってばよ…(いい人材揃ってる)。
 
うーむ、もはや忍達はチャクラ不足で忍術や体術を使えなくなってきている。
「チャクラ無しでも忍は戦うことができるのか」そして「生きることができるのか」。神樹の実を奪った人間が、神樹に対してどう答えを出せるのか…今まで身を潜めていた「本当の闘い」が動き出した感じがあります。
 
(そして、ナルトを連れた我愛羅綱手とサクラの元に立ち寄るのですが)
 
グルグルはナルトに気づいているのに殆ど無視…サスケには強い関心を示す一方で、どーもナルトには無関心に見えるんですよね。 60巻のトビの心の中のセリフ《ナルトはただのサスケへの当て馬…オレにとっては余興でしかないガキだったハズだ》『グルグルのセリフ』じゃないかと考えてるんですが(オビトは「ガキ」という言葉は使わないし)、なぜだかグルグルは「うちは」にだけ関心を示し、千手側・ナルトには原則無関心…そして「人柱力」というモノに対していい感情を持っていない。
 
(白ゼツ) うずまきナルト…うずまき一族だから粘りはするだろうけど…もうその子に何をしても無理だよ 人柱力が尾獣を抜かれたら死ぬ…」
 
(グルグル、白ゼツ) 『それは絶対のルールだからね』
 
声揃えてんじゃねェームカツク!! (←これ昔のオビトのセリフね)
 
ここんとこ、しつこいぐらい繰り返される《人柱力は尾獣を抜かれたら死ぬ》といういわゆる「ルール」…いや最近だけじゃなくて第二部に入って「我愛羅が尾獣を抜かれて一度死んで」以降、ずーっと示されてきた「事実」でもあります。
誰もが抗えない、変えられなかった「運命」…
 
だけど、ナルトは今まで何度も《常識という名のヘリクツをぶち壊してきた》ヤツだし、ネジを相手に「運命なんて変えてやる!」と叫んだヤツです。この世界に「完璧」なんてモノが存在しないように、「絶対」なんて決めつけられない。
それにグルグルが言った「ルール」という言葉(ついに出ましたな「ルール」)…この言葉に繋がっていくんじゃないかと密かに期待してます。
 
《確かに忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる…けどな…》
《仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ》。
 
もはや「オビトの言葉」というよりも、カカシが「本当の英雄の言葉としてナルト達に教えた言葉」と言った方がいいでしょうか。 ナルト達の「原点」とも言える言葉です。
くだらないルールなんてのは、ぜひともブチ破ってほしい… そしてそろそろカカシとオビトがこの言葉の通りの行動をし、本当の「写輪眼の英雄」に戻る時も迫っているんじゃないか(と大いに期待してます)。
 
昔イタチが言っていた《本当の変化とは規制や制約…予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない》の言葉はサスケにとってこれから重要なキーワードになっていくと思うし、そしてオビトが言っていた《(忍の祖の力は)今までのお前らの常識では計れはせんぞ》も、オビトから忍達への「今後のアドバイス」だったんじゃないかと私は考えていたのですが…(どうなのかな)。
 
(次第に弱くなっていくナルトの心臓の鼓動…)
 
我愛羅はサクラも砂に乗せて“何処かへ”急いでいますが、向かう先はどこなのか…九喇嘛の陰チャクラを持つミナトの元かとも思うし(ってミナトとカカシはどこに行ったんだ?)、一方で“月”なんじゃないかとトンでもない妄想も飛ぶのですが(笑)…
ナルトの危機を知って走り寄ろうとするヒナタも遂にチャクラ不足で倒れ込んでしまいますが、キバの「お前白眼があんだろが!」のセリフがちょいと引っかかります。この先チャクラが消え失せていったら、白眼だって使えなくなっていくんじゃなかろうか…。
 
(兄さん… ナルトくんを守ってください!!)
 
ヒナタの切ない願い…きっとネジ兄さんが「守ってくれる」と私は思います(もしナルトがホントにあの世との狭間=時空間に行くことになって、ネジ達と再会するのなら)。ネジ再登場は…あるでしょう(と確信)。
 
しかしナルトがこんな状況だってのに、オオノキにしてもシノにしても「ナルトにマダラを頼む」「ナルトはマダラを倒したのか?」なんて考えてるんですねぇ… なんだかんだ言って皆ナルトに頼ってるのが現状。 本来この戦争は「ナルトとビーを守る為の闘い」だったんだけど、ナルトとビーが戦闘不能になるという事態は「まさか」でもあるんですね(ってビーはどこ?)。 そして少しずつナルトに「危機」を知り、心配する人達が増えていく中で…サスケの危機に気付いたのは“鷹”の仲間だけなんですね…。
 
 
「やっぱり早めにやった方がよさそうね…」 大蛇丸
 
なんと、頼もしいお言葉(惚)…って「何をするの?」。
 
この少し前、水月「今がチャンスですよ」と言われて「まだよ…」と答えていた大蛇丸。何だか知らないけど、今のオロちゃんは白ゼツ(柱間細胞)を手に入れてパワーアップしているし期待大(何やろうとしてるのかは私には分からないけどお楽しみ)。
 
しかし、誰もが「訳分かんない敵」の正体を全く掴めない中、オロちゃんだけは(この敵…)と見当をつけているんですよね(頼もしい)。この戦争、連合はひたすら敵の掌の上で転がされまくってる感じが強くって、戦争の『本当の意味』を把握しているのはマダラとオビト、連合では(サスケ)と大蛇丸ぐらいじゃないかと思っているのですが、ここは圧倒的な知識量を誇る「大蛇丸様」に頼りたい(今までこれほど大蛇丸が美しく眩しく見えたことはない)。
 
NARUTOという物語…今までを振り返って考えても、最終的には敵も味方も無く「互いに歩み寄り補い合って」の大団円だろうと思いますが、それには「敵」だった人達が周囲に受け入れられ理解してもらえるだけの「イメージ挽回の活躍」は絶対あると思うんです(先生も皆に納得してもらえるように描くと仰っていたし)。で、そろそろ大蛇丸活躍の番でしょうか…
 
サスケを今まで利用してきた大蛇丸ではありますが、彼はサスケの「本当の力」の最大の理解者でもあり、生き様を示してくれた「師」でもあります。きっとサスケを助けてくれる(と思っています)。
 
(外道魔像は口寄せ時間が切れたのか、あるいは「返された」のか、ボフッと姿を消す)… どこかへ移動させられたのか、それとも「帰った」のか。もし帰ったのだとしたら「月」に帰ったという事になるのかな…ますます「月」が気になります。
 
(そして魔像から落ちてきたマダラとサスケ…)
 
「その眼を持っているという事は 今まで多くを失いながらも何かを求めてきた証拠だ」
 
「だがそれもここで終わる」
「己自身を失う… 本当の終わりというやつだ」 (マダラ)
 
マダラの「今まで多くを失いながらも何かを求めてきた」のセリフ…マダラはサスケの棘の人生を思い遣ってますよね。その苦労を「分かってやれる」人でもある。
だけどあえて「突き放す」…それはサスケ自身のためでもあり、一族の為、そしてこれから「先」のためでもあるんじゃないだろうか。
 
《直巴》に関してはアレコレと妄想迷走してまいりましたが、素直に永遠の万華鏡という意味かもしれませんね; そしてその眼を持つからには「大切なものを犠牲にしてきた」証拠でもあります。マダラはイズナを…サスケはイタチを。その「一族の呪われた運命」から己を解き放つのは、うちはの「本当の高み」の眼…それがサスケにかかっているんじゃないだろうか。
 
マダラは「己自身を失う、本当の終わり」と言ったけど、それは人生の終わりという事ではなく「本当の変化を手にする」という事でもあるんじゃないだろうか…イタチが前に言っていた《うちはの本当の高み》、そして《一族の宿命から解放され本当の変化を手にする》《制約を抜け己の器から己を解き放つ》という事なんじゃないだろうか。それが《人柱力でもうちはでもなくなって…》という例のナルトのセリフと繋がるのかもしれませんが、そろそろ本当に来そうですね…サスケが「鷹」に変わる時が。
 
倒れ込むサスケを見放し、刀をグサッと地面に突き刺して立ち去るマダラの背中は非情にも見えますが、何度も倒れ込んでは立ち上がろうとするサスケを「……」と見つめていたり、「出来るもんならここまで来てオレを超えてみろ」という挑発にも感じられるんですよね。 「オレが為す」と言っていたマダラだけど、心の内に「イズナそっくりなサスケ」がしっかりと入り込み始めてるんじゃないだろうか。
 
(お前が父と母を…うちはを変えることができたかもしれないと…)
 
やっぱりサスケは…あの言葉を胸に抱いていましたか…。マダラを止める役は「お前(柱間)がやれ」なんて言ってたサスケが、柱間に「お前なら力でなくマダラを止める事が出来るかもしれない」と言われて「考えを変えた」のは、イタチのあの言葉を思い出したからだと思っています。 マダラを力ではなく止める事…それはイタチの願いでもあるはずです。
今のサスケは、イタチの想いを「形」にして示したい…その気持ちでいっぱいなんじゃないだろうか。
 
イタチは精一杯の愛情を示してくれた。でも全力で愛を示してくれた兄さんに比べ、サスケは自分の愛情をちゃんとイタチに伝えられなかったと思っているんじゃないだろうか…? だから、サスケはイタチ兄さんへの愛情をちゃんと「行動で」伝えたいんじゃないかと思うんです…サスケは必死なんだと思います。
伝えたい…その為にもサスケは「死ねない」と思ってる
 
「死ねるか… オレは…死ね…ない…」
 
かつては「憎しみの為なら」自分の体や命を差し出してもいいと思っていたサスケが、今は「愛情の為に」死ねないと思ってる。
「生きたい」と思ってる。今のサスケには、強い“生”への渇望がある。
 
「イタチの…生きた…意味を… こんな…ところで…」
 
(本当の里を…創る… 本当の影を示すまで…)
 
「オレは…」
 
《死んでたまるか!!》
 
サスケが考える「本当の里」「本当の影」とは何だろう。「創る」は「刀で傷をつけたところから始め、新しくつくること」…「影」とは月の光でもあり、光のあるところに光と共に在るものでもあります。そして…
 
「イタチの生きた意味」…サスケが証明したいのは、イタチの“生”の意味…“死に様”ではなく“生き様”なんですね。
 
「忍は死に際」というのがかつてのイタチの考えでもあったし、過去の忍達共通の考えでもありました。でも、サスケは「イタチには無かったもの」をようやく見つけつつあるんじゃないだろうか…それは「生きる意味」。生前のイタチには無かった「忍は生き様」という考え方です。
 
殺し合い傷付け合うことでしか実感できなかった“生”。
“死”でしか実感できなかった忍達の価値、存在意義。
そんな過去の忍世界は、まさに「地獄」だったのかもしれない。
 
でも今、ナルトとサスケは必死で《生きよう》としている。
《死んでたまるか!!》って思ってる。
 
「生きる意味」って何なのか…「生きている」ってどういう事なのか。
 
ナルトとサスケの生への渇望が、「生きる意味」の答え、つまり便意ってどんな感じか」の答えを探し始めている。それは本来「殺し合い傷付け合う事で感じるモノ」じゃないはずで…「愛情」で感じられるモノだと思うんです。
 
ナルトもサスケも、それを今はもう十分感じているはず・・・彼らならグルグルの問いにも真面目に答えられるんじゃないだろうか。
 
 
 
 
(香燐) 「サスケが本当に…本当に…」
(サクラ) 「このままじゃ…このままじゃナルトが…」
 
「死―…」
 
 
 
☆なねーよ、生きろ!と叫びつつ、このままいったん二人が「あの世との狭間」時空間=神威の空間=サクモさんが焚火してたところ=外道・十尾神の空間と勝手に想定中)に突入して(遂に)時空間の秘密を知り、十尾に近づく機会になることもかなり期待しています。人柱力でもうちはでもなくなって分かり合えら》もありなんじゃないかとね…。
 
☆「神」空間マスターであるミナトとカカシはどこ行ったんだ…
 
☆「グルグル」と「オビト」の関係、「九尾事件」と「うちは事件」の真相がますます気になるんですが…(「九尾事件はいわば天災」の真相)、 
そしてグルグルは十尾の意志かと思う一方で、「うちは」側に居ることもすごく気になっております。「うちはの人間」である霧隠れのマダラさん、イタチが接触したマダラさんの事も気になるし…「時空間に消えたのかもしれない」シスイと、サスケ似のイズナも気になる。
 
 
来週はNARUTOは休載です…というわけで、何だか書き忘れた事、書き足りない事も多そうなんで、その間に思い付いた補足をしていきます。それと「ナルトとサスケ」の雑考を。
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
(ナルト好きブログ!2014/01/27)